JP3022209U - 軽失禁用ショーツ - Google Patents

軽失禁用ショーツ

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Publication number
JP3022209U
JP3022209U JP1995010016U JP1001695U JP3022209U JP 3022209 U JP3022209 U JP 3022209U JP 1995010016 U JP1995010016 U JP 1995010016U JP 1001695 U JP1001695 U JP 1001695U JP 3022209 U JP3022209 U JP 3022209U
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JP
Japan
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shorts
water absorbent
cloth
absorbent body
waterproof cloth
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Application number
JP1995010016U
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English (en)
Inventor
喜雄 渡辺
Original Assignee
株式会社カインドウエア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸水体に吸収された尿が、ショーツ本体の身
生地に漏出浸透しないようにした。 【構成】 防水布4、ナイロン製抗菌防臭布5、吸収体
6及びポリエステル繊維により織成した織布7を順次積
層し、これらを縫着した吸水体3を略フンドウ形状に裁
断するとともに、この吸水体の両側縁に防水布によりパ
イピング処理8を施し、かつショーツ本体1の股間部2
内面に防水布が接するように当て、しかも前記吸水体の
上下両縁のみをショーツ本体の身生地に縫着固定した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、吸水体に吸収された尿が、ショーツ本体の身生地に漏出浸透しな いようにした軽失禁用ショーツに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
失禁症は脊髄や大脳の疾患、その他の原因によるものであるが、尿に限らず大 便を不随意的に排出するものをいい、尿の場合には、膀胱括約筋の機能不全のた め、一定の内圧に達すると直ちに流出する真正尿失禁が典型的である。そしてこ の失禁症は、泌尿器の生理的退行によることも多いため、特に高齢者に見られる 疾患の1つである。そして軽失禁症は、そのうち一度の失禁量が、10〜15c c程度の場合を言う。この考案はかかる者を対象とするものである。
【0003】 一般に失禁症者が着用するものとして、例えばおむつがあるが、これは主とし て重症者が不本意に着用するものであるが、いわゆる軽失禁症者は、このような おむつを着用すると、直ちに外観からそのその着用が判明するところとなるため 、その着用を好まず、通常の健常者が着用するショーツを着用する傾向が大であ った。
【0004】 しかしこのようなショーツは特殊な処理を施したものではないため、僅かな失 禁であっても外衣に浸透漏出することもあり、かつ尿特有の匂いも生じるため、 外出を極度に嫌う傾向すらあり、不必要な遠慮も出て、生活形態を損なうことが あった。
【0005】 そこでこれを解決するものとして、天然繊維又は化学繊維で形成した織布又は 不織布を適当枚数積層するとともに、さらに防水性布を積層し、これらを縫着し て形成した吸水体をショーツ本体の股間部内面に取り付けた軽失禁用ショーツが 開発されるに至っている。この場合、前記防水性布が、ショーツ本体の内面に向 くようにし、かつ吸水体の全周をショーツ本体に縫着して形成されているのであ る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前記のように上記従来例においては、吸水体の全周をショーツ本体に縫着する のは、洗濯又は長期の使用に耐え得るようにとの配慮のもとになされ、かつ事実 その点に関しては実現されてはいたものの、吸水体の全周をショーツ本体に縫着 することにより、吸水体に吸収された尿が、縫着に用いた糸を介して、あたかも 毛細管現象をなして、身生地に導かれるという問題が生じていたのである。
【0007】 特に、前記吸収体において、股間部に位置する箇所は、ショーツ本体の形状も そうであるように、他の箇所に比較すると、非常に狭く形成され、その結果、身 生地に容易に伝達してしまうのであった。
【0008】 したがって前記した従来例によっても、それまで有していた課題を根本的に解 決することができないことになり、軽失禁症者にすら好まれないところとなって いたのである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこでこの考案に係る軽失禁用ショーツは前記の課題を解決するために、ポリ エステル素材で形成した防水布、抗菌防臭加工したナイロン製抗菌防臭布、綿で 形成した吸収体及びポリエステル繊維により織成した織布を順次積層し、これら を縫着した吸水体を略フンドウ形状に裁断するとともに、この吸水体の両側縁に 防水布によりパイピング処理を施し、かつショーツ本体の股間部内面に防水布が 接するように当て、しかも前記吸水体の上下両縁のみをショーツ本体の身生地に 縫着固定したものである。
【0010】
【考案の実施の形態】
次にこの考案に係る軽失禁用ショーツの一実施例を図面に基づいて述べると、 1は従来から知られている形状に形成したショーツ本体であり、このショーツ本 体1は使用者の性別及び体形に応じて形成されるものとする。
【0011】 2は前記ショーツ本体1の股間部であり、この股間部2の内面には次の四層か ら構成される吸水体3が取り付けられている。
【0012】 すなわち4はポリエステル素材で形成した防水布であり、5は抗菌防臭加工を 施したナイロン製抗菌防臭布であり、6は綿で形成した不織布の吸収体であり、 7はポリエステル繊維により織成した織布である。
【0013】 そしてこれらを前記の順、すなわち防水布4、ナイロン製抗菌防臭布5、吸収 体6及び織布7の順に積層するとともに、全体をキルティング縫着して一体化せ しめ、これを略フンドウ形状に裁断し、その後、両側縁に防水性布によりパイピ ング処理8を施して吸水体3を形成してある。
【0014】 次にこの吸水体3を前記ショーツ本体1の股間部2内面に取り付けるのである が、この場合、前記防水布4がショーツ本体1の股間部2内面に接するように向 けて当てがい、ショーツ本体1の身生地に対して吸水体3の上下両縁のみを縫着 するのである。
【0015】 しかして吸水体3に吸収される尿は、ポリエステル繊維により織成された織布 7を経由して綿で形成した吸収体6に吸収されるが、吸水体3の両側縁は防水布 によってパイピング処理8がなされていること及びこのパイピング処理8を施し た部分はショーツ本体1の身生地に縫着されることなく分離又は分断されている ため、その部分から尿がショーツ本体1に伝達されることがないのである。
【0016】 尚、ショーツ本体1の上下両縁にはパイピング処理を施すことなく、直接ショ ーツ本体1に縫着してあるが、その部分は、尿の失禁位置から比較的離れた位置 にあるため、毛細管現象が作用しても、尿が容易に達し難いことになる。
【0017】 また吸水体3のショーツ本体1に対する縫着箇所を前記のように上下両縁2箇 所としていても、その各辺は比較的長いものとなるため、使用に際しても容易に 分離することもなく、また洗濯実験の結果でも、特段の問題は生じなかった。
【0018】
【考案の効果】
前記のようにこの考案に軽失禁用ショーツによれば、ポリエステル素材で形成 した防水布、抗菌防臭加工したナイロン製抗菌防臭布、綿で形成した吸収体及び ポリエステル繊維により織成した織布を順次積層し、これらを縫着した吸水体を 略フンドウ形状に裁断するとともに、この吸水体の両側縁に防水布によりパイピ ング処理を施し、かつショーツ本体の股間部内面に防水布が接するように当て、 しかも前記吸水体の上下両縁のみをショーツ本体の身生地に縫着固定してあるの で、吸水体に吸収された尿が、この吸水体から漏出することなく、したがってシ ョーツ本体の身生地に浸透することもないという効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る軽失禁用ショーツの一実施例を
示す正面図である。
【図2】吸水体の正面図である。
【図3】吸水体の積層関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ショーツ本体 2 股間部 3 吸水体 4 防水布 5 ナイロン製抗菌防臭布 6 吸収体 7 織布 8 パイピング処理部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル素材で形成した防水布、抗
    菌防臭加工したナイロン製抗菌防臭布、綿で形成した吸
    収体及びポリエステル繊維により織成した織布を順次積
    層し、これらを縫着した吸水体を略フンドウ形状に裁断
    するとともに、この吸水体の両側縁に防水布によりパイ
    ピング処理を施し、かつショーツ本体の股間部内面に防
    水布が接するように当て、しかも前記吸水体の上下両縁
    のみをショーツ本体の身生地に縫着固定したことを特徴
    とする軽失禁用ショーツ。
JP1995010016U 1995-08-31 1995-08-31 軽失禁用ショーツ Expired - Lifetime JP3022209U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3479213B2 (ja) 1998-02-24 2003-12-15 カネボウ株式会社 失禁ショーツ
JP3506574B2 (ja) 1996-08-23 2004-03-15 帝人株式会社 吸水パッド及び該吸水パッドを設けてなる失禁用ショーツ
KR101898199B1 (ko) 2018-05-18 2018-10-04 주식회사 단색 생리용 기능성 속옷

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3506574B2 (ja) 1996-08-23 2004-03-15 帝人株式会社 吸水パッド及び該吸水パッドを設けてなる失禁用ショーツ
JP3479213B2 (ja) 1998-02-24 2003-12-15 カネボウ株式会社 失禁ショーツ
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