JP3022093U

JP3022093U - 収納口排気収縮袋

Info

Publication number: JP3022093U
Application number: JP1995010412U
Authority: JP
Inventors: 芳久河村
Original assignee: 有限会社クリーン・パック
Priority date: 1995-08-28
Filing date: 1995-08-28
Publication date: 1996-03-12
Anticipated expiration: 2001-08-28

Abstract

(57)【要約】【目的】衣類等を収納した収納口から直接排気収縮す
ることを目的とする。【構成】袋全体を密着性フィルムで製作し、袋を折り
畳んだ場合の折線を除いて、収納口の内面に断続したフ
ァースナを設けた構成となっている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、衣類・寝具等を収納し内部の空気を排気収縮する袋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

衣類・寝具等を排気圧縮して収納する従来のプラスチック製袋においては、排気用の排気管を挿入し内部の空気を排気する。排気口には空気の逆流を防止するため薄いフィルムを挟み込むか、または粘着性のある物質を封じ口に塗布した逆止弁を備えた排気口が多く、また衣類等の物品を出し入れする収納口と排気口は袋の相対する二辺に配置されている例が多い。また、収納口に１列または２列のファースナを設けて内部への空気の逆流を防止するタイプの袋が多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、物品の収納口及び排気口を相対する２辺に設けると、構造が複雑になるばかりでなく、取扱いが面倒になる。袋を折り畳む場合、収納口に設けたファースナを損傷することがあるため、取扱いに特別の配慮が必要である。また、空気の流入を防止する筈の逆至弁が構造上複雑なため必ずしも十分な効果を期待できないという問題があった。本考案は上記の問題を解決して、取扱いが容易で、袋を折り畳む場合でもファースナを損傷しない、構造が簡単な逆至弁で空気の流入を防止可能にしたプラスチック袋を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案においては、独立した排気口を廃止し、袋全体を密着性フィルムで製作するか、または、物品収納口内面に密着性フィルムを溶着して内部の空気の排気口とし、袋を折り畳んだ場合の折線となる部分を除いて、排気口となる収納口を保護する断続したファースナを設けた構成である。

【０００５】

【作用】

上記の構成をもった本考案によるプラスチック袋においては、物品を収納口から挿入し、排気管を収納口のファースナのない部分に挿入し、断続したファースナを係止し、内部の空気を排気減圧して収縮させ、排気管を抜き去り、排気管を抜き去った部分を押圧して密着し、空気の流入を防止する。

【０００６】

【実施例１】以下、本考案による収納口排気プラスチック袋を実施例の添付図面に基づいて詳細に説明する。図１は本考案の実施例１の平面図である。密着フィルム袋１は全体が密着性のあるフィルムでできている。袋を折り畳む場合、例えば、四つ折りする場合、折線ＸおよびＹができる。収納口２を通る折線Ｙを避けて、対をなす断続したファースナ３が、袋の収納口２を閉鎖した場合それぞれ係止する位置、すなはち、収納口２の内面に設けてある。本実施例１においては、断続したファースナの列は２列となっているが、１列であってもよい。収納口２を解放し、物品を挿入する。断続したファースナ３のない部分、すなはち、折線Ｙに近い部分に排気管４を挿入する。次ぎに収納口の内面のファースナを押圧して係止する。そこで、袋内部の空気を排気減圧して物品を収縮する。不要となった排気管を抜き去り、排気管の挿入してあった折線Ｙに近い部分の密着フィルムを押圧して密着する。

【０００７】

【実施例２】図２に本考案による実施例２の平面図を示す。プラスチック袋１′は収納口２の内面に密着性フィルムが溶着されている。また実施例１と同様に折線Ｙを避けて断続したファースナ３が設けてある。実施例１と同様な方法で物品を収納し、排気管４で内部の空気を排気減圧すると、物品は収縮する。その状態で排気管４を抜き去り、収納口２を押圧すると、収納口の内面に溶着してある密着性フィルムは密着する。

【０００８】

【本考案の効果】

本考案によるプラスチック袋においては、収納口を直接排気口としているため特別に排気口を設けず構造が簡単である。収納口、すなはち排気口内面に密着性フィルムを溶着してあるか、または袋全体を密着性フィルムで製作してあるので、物品を収納後、収納口に排気管を挿入し排気減圧して物品を収縮できる。しかも、袋を折り畳んだ場合、折線が通る部分を避けて断続したファースナが排気口の内面に設けてあるので、その断続したファースナが損傷を受けないという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による実施例１の平面図である。

【図２】同じく実施例２の平面図である。

【符号の説明】

１密着フィルム袋２収納口３断続ファースナ４排気管５密着フィルムＸ折線Ｙ折線

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】衣類・寝具等を収納し、内部の空気を排
気減圧して収縮する袋において、袋を密着性フィルムで
製作し、該袋を折り畳んだ場合の折線を避けて、収納口
の対応する内面に対となる断続したファースナを設けた
ことを特徴とする収納口排気収縮袋。
【請求項２】前記袋を非密着性のフィルムで製作し、
収納口の対応する内面のみに密着性フィルムを溶着した
ことを特徴とする請求項１に記載の収納口排気収縮袋。