JP3021853U - 乾湿球温度計 - Google Patents

乾湿球温度計

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JP3021853U
JP3021853U JP1995009822U JP982295U JP3021853U JP 3021853 U JP3021853 U JP 3021853U JP 1995009822 U JP1995009822 U JP 1995009822U JP 982295 U JP982295 U JP 982295U JP 3021853 U JP3021853 U JP 3021853U
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liquid
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靖之 石原
Original Assignee
株式会社アイシー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿度計の球部に対する水液吸上げ用布材の取
付け・交換作業が煩雑であった。 【解決手段】 ケース本体12の前面に縦列方向に平行
配置される二本の温度計25,26のうち、一方の温度
計26の球部26a側にその一端部31aを保持させて
配設される水液吸上げ用布材31の他端部31bを前記
ケース本体12の基端部に配設されるタンク35内の貯
水液W中に導入して湿度計27とした乾湿球温度計11
において、前記ケース本体12は、温度計25と湿度計
27とにおける球部25a,26a側を保護するガード
枠部14を備え、このガード枠部14の内側には、水液
吸上げ用布材31を湿度計27の球部26a側に巻き付
けた後の残余部位を少なくとも一か所にて挟持する挟持
材16を配設して水液吸上げ用布材31の前記一端部3
1aを保持させることにより、その取付け・交換作業を
簡易化させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は乾湿球温度計に係り、さらに詳しくは、水液吸上げ用布材の取付けと その交換とを容易に行うことができるようにした乾湿球温度計に関する。
【0002】
【従来の技術】
温度計と湿度計とを並列させた従来タイプの乾湿球温度計は、ケース本体が備 える目盛板の前面に縦列方向に平行配置される二本の温度計のうち、いずれか一 方の温度計の球部側にその一端部を保持させて配設される水液吸上げ用布材の他 端部を前記ケース本体の基端部に配設されるタンク内の貯液中に導入して湿度計 とすることにより形成されている。
【0003】 図6は、上記従来タイプの乾湿球温度計における湿度計の球部とタンクと水液 吸上げ用布材との間の配置関係を示す説明図であり、ケース本体1の基端部2側 にはタンク3が配設されており、このタンク3の上面に設けられている導入口3 aと対面する配置関係のもとでその上方に湿度計4の球部4aが位置しており、 この球部4aに一端部5aを保持させた水液吸上げ用布材5は、その他端部5b が導入口3aを介してタンク3内の貯水液W中へと導入されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来タイプの乾湿球温度計によっても温度と湿度とを知ること はできる。
【0005】 しかし、上記構造の乾湿球温度計による場合、水液吸上げ用布材5の一端部5 aは、湿度計4の球部4aに対し袋状に覆って紐6で締めつけ、位置ずれしない ように保持させる構造が採用されているため、これを取り付けるための作業を煩 雑化して製品組立時の作業効率を低下させる不都合があった。
【0006】 また、この種の湿度計4にあっては、水液吸上げ用布材5が古くなって汚れて くると、水を吸い上げる力が弱まることから、適時、新しいものに交換する必要 が生ずるものの、作業が煩雑であることもあって交換を怠り、結果的に正しい湿 度を計ることができなくなる不具合もあった。
【0007】 本考案は従来技術にみられた上記課題に鑑み、メーカー側の製品組立時におけ る湿度計の球部に対する水液吸上げ用布材の取付け作業を簡易化することができ るほか、個々のユーザーによる水液吸上げ用布材の交換作業も容易に行うことが できるようにした乾湿球温度計を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成すべくなされたものであり、その構成上の特徴は、ケ ース本体が備える目盛板の前面に縦列方向に平行配置される二本の温度計のうち 、いずれか一方の温度計の球部側にその一端部を保持させて配設される水液吸上 げ用布材の他端部を前記ケース本体の基端部に配設されるタンク内の貯水液中に 導入して湿度計とした乾湿球温度計において、前記ケース本体は、温度計と湿度 計とにおける球部側を保護するガード枠部を備え、このガード枠部の内側には、 水液吸上げ用布材を湿度計の球部側に巻き付けた後の残余部位を少なくとも一か 所にて挟持する挟持材を配設して水液吸上げ用布材の前記一端部を保持させたこ とにある。また、前記ガード枠部の内側には、水液吸上げ用布材を載置する支持 材を配設し、この支持材と前記挟持材との間で水液吸上げ用布材の前記一端部を 保持させるものであってもよい。さらに、前記目盛板には、二本の温度計の内側 近傍に設けた一対のガイド用スリットを介して湿度換算用カーソルを摺動自在に 配設するのが好ましい。
【0009】
【考案の実施の形態】
図4は、本考案の実施の形態につき、これを正面側からみた場合の説明図であ り、乾湿球温度計11は、ケース本体12が備える目盛板22の前面に縦列方向 に平行配置される二本の温度計25,26のうち、例えば右側に位置する温度計 26の球部26a側にその一端部31aを保持させて配設される例えばガーゼな どにより形成された水液吸上げ用布材31の他端部31bを前記ケース本体12 の基端部に配設されるタンク35内の貯水液W中に導入して湿度計27とするこ とによりその全体が構成されている。
【0010】 このうち、ケース本体12は、図5に示されるように、目盛板22を支持する 板状部13を備え、この板状部13を介して前記目盛板22が添設されている。 なお、目盛板22には、二本の温度計25,26が示す温度を読み取るための温 度目盛22a,22bが各別に表示されているほか、二本の温度計25,26の 間に位置する部面に湿度数値表示欄22cが設けられている。
【0011】 また、目盛板22の前面に配列される二本の温度計25,26は、前記板状部 13に設けられている凹部13a,13bにその背面側を接着剤により接合する ことによりそれぞれ配設されている。この場合、二本の温度計25,26は、同 じ長さのものを用いることができるほか、必要により、湿度計27となる側の温 度計26の長さを短くし、図示例のように球部25a,26a相互が跛行する配 置関係となって配設されるものであってもよい。
【0012】 さらに、前記ケース本体12は、温度計25として用いられる側の球部25a と、湿度計27として用いられる側の球部26aとを保護するために膨出させた ガード枠部14を備えて形成されている。この場合におけるガード枠部14は、 外部と連通する通気部14aを例えば図示例のように互いに水平方向に平行する 複数条のスリット状としたり、多数の通孔を設けるなどして形成しておくのが望 ましい。
【0013】 しかも、このガード枠部14の内側には、水液吸上げ用布材31を湿度計27 の球部26a側に巻き付けた後の残余部位である一端部31aの側を少なくとも 一か所にて挟持する挟持材16が配設されている。この場合、前記ガード枠部1 4の内側には、水液吸上げ用布材31を載置する支持材15を配設し、この支持 15材と前記挟持材16との間で水液吸上げ用布材31の前記一端部31aを保 持させるようにするのが好ましい。
【0014】 また、挟持材16は、湿度計27の球部26aの位置より内方に位置するガー ド枠部14に垂直に配設されている支柱材17を介して突設されており、その前 端面の側を開口させた例えば図2に示すように一条の溝部16aを、所望によっ ては図3に示すように二条以上の複数条の溝部16a,16bを設けて形成され ている。
【0015】 さらに、支持材15は、湿度計27の球部26aの位置より外方に位置するガ ード枠部14に略倒L字状を呈する棚状となって突設配置されている。
【0016】 一方、前記ケース本体12の基端部には、前記タンク35を支持する支枠部1 8が形成されており、そのうち、タンク35を挟持する左枠部19と右枠部20 とのそれぞれには前記タンク35が備える突起部35a,35aと嵌合する凹部 19a,20aが、また、タンク35を下支えする下枠部21には前記タンク3 5が備える凹部35bと嵌合する突起部21aがそれぞれ設けられている。
【0017】 また、本考案における前記目盛板22には、請求項2記載のように、二本の温 度計25,26の内側近傍に設けた一対のガイド用スリット28,28を介して 湿度換算用カーソル29を摺動自在に配設しておくこともできる。この場合、湿 度換算用カーソル29は、一対の前記ガイド用スリット28,28との対応部位 にそれぞれ突設した支持用爪片29a,29bを備え、これらの支持用爪片29 a,29bを介して一対のガイド用スリット28,28の側に摺動自在に支持さ せるのが好ましい。なお、図中の符号30は、湿度数値表示欄22cに表示され ている数値を読み取りやすくするための透視用レンズ部を示す。
【0018】 本考案はこのようにして構成されているので、水液吸上げ用布材31は、一方 の温度計26の球部26a側、好ましくは球部26aを覆うようにして一回以上 巻き付けた後、その残余部位を挟持材16の溝部16a内に導入して挟持させる ことによりその一端部31aを保持させることができる。この場合、より好まし くは、図2に示すように、まず支持材15上に載置するようにして導入し、一方 の温度計26の球部26a側、好ましくは球部26aを覆うようにして一回以上 巻き付けた後、その残余部位を挟持材16の溝部16a内に導入して挟持させる ことによりその一端部31aを保持させることが望ましい。
【0019】 しかも、図3に示すように挟持材16に溝部16aのほか、溝部16bも形成 されているときには、水液吸上げ用布材31の一端部31aを二か所にて挟持さ せることができるので、より確実な保持状態を確保することができる。
【0020】 かくして、水液吸上げ用布材31の一端部31aを温度計26の球部26a側 に保持させた後は、その他端部31bをタンク35内に導入し、貯水液W中に浸 漬することにより、湿度計27としての機能を付与することができる。
【0021】 このため、製品組立時における水液吸上げ用布材31の温度計26への取付け は、その一端部31aを単にその球部26a側に巻き付け、その残余部位を挟持 材16に挟持させることにより行うことができるので、作業性の改善を図ること ができる。また、支持材15を備えている場合には、この支持材15に支持させ ながらその球部26a側に巻き付け、その残余部位を挟持材16に挟持させるこ とができるので、より安定的に保持させることができる。
【0022】 さらに、水液吸上げ用布材31が古くなって汚れた場合であっても、ユーザー 側にて極く簡単に新しい水液吸上げ用布材31と交換することができるので、常 に正常な状態のもとで正確に湿度を計ることができることになる。
【0023】 しかも、前記目盛板22に設けた一対のガイド用スリット28,28に対し支 持用爪片29a,29bを介して湿度換算用カーソル29が摺動自在に配設され ている場合には、湿度換算用カーソル29を予め定められている手法に従って移 動させることにより、湿度数値表示欄22cから極く容易に現在の湿度を読み取 ることができることになる。
【0024】 なお、二本の温度計25,26のうち、湿度計27として機能させる側の温度 計26の長さを短くして球部25a,26a相互を跛行させてあるときは、水液 吸上げ用布材31の一端部31aにより球部26aをより円滑に覆いながら巻き 付けることができるので、湿度計27としてより好ましい機能を発揮させること ができる。
【0025】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、製品組立時における水液吸上げ用布材の温 度計への取付けは、その一端部を単にその球部側に巻き付け、その残余部位を挟 持材に挟持させることにより行うことができるので、作業性の改善を図ることが できる。このとき、支持材をも備えている場合には、この支持材に支持させなが らその球部側に巻き付け、その残余部位を挟持材に挟持させることができるので 、より安定的に保持させることができる。
【0026】 さらに、水液吸上げ用布材が古くなって汚れた場合においては、ユーザー側に て極く簡単に新しい水液吸上げ用布材と交換することができるので、常に正常な 状態のもとで正確に湿度を計ることができることになる。
【0027】 しかも、前記目盛板に設けた一対のガイド用スリットに対し湿度換算用カーソ ルが摺動自在に配設されている場合には、湿度換算用カーソルを移動させること により、湿度数値表示欄から極く容易に現在の湿度を読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好ましい実施の形態を示す一部を切り
欠いた背面図である。
【図2】本考案における水分吸上げ用布材の一端部につ
いての保持構造を示す説明図である。
【図3】本考案における挟持部についての他例を示す説
明図である。
【図4】図1に対応させた正面図である。
【図5】図1におけるA−A線断面図である。
【図6】従来からある乾湿球温度計における水分吸上げ
用布材の取付け状況を示す説明図である。
【符号の説明】
11 乾湿球温度計 12 ケース本体 13 板状部 13a,13b 凹部 14 ガード枠部 14a 通気部 15 支持材 16 挟持材 16a,16b 溝部 17 支柱材 18 支枠部 19 左枠部 19a 凹部 20 右枠部 20a 凹部 21 下枠部 21a 突起部 22 目盛板 22a,22b 温度目盛 22c 湿度数値表示欄 25,26 温度計 25a,26a 球部 27 湿度計 28 ガイド用スリット 29 湿度換算用カーソル 29a,29b 支持用爪片 30 透視用レンズ部 31 水液吸上げ用布材 31a 一端部 31b 他端部 35 タンク 35a 突起部 35b 凹部 W 貯水液

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体が備える目盛板の前面に縦列
    方向に平行配置される二本の温度計のうち、いずれか一
    方の温度計の球部側にその一端部を保持させて配設され
    る水液吸上げ用布材の他端部を前記ケース本体の基端部
    に配設されるタンク内の貯水液中に導入して湿度計とし
    た乾湿球温度計において、 前記ケース本体は、温度計と湿度計とにおける球部側を
    保護するガード枠部を備え、このガード枠部の内側に
    は、水液吸上げ用布材を湿度計の球部側に巻き付けた後
    の残余部位を少なくとも一か所にて挟持する挟持材を配
    設して水液吸上げ用布材の前記一端部を保持させたこと
    を特徴とする乾湿球温度計。
  2. 【請求項2】 前記ガード枠部の内側には、水液吸上げ
    用布材を載置する支持材を配設し、この支持材と前記挟
    持材との間で水液吸上げ用布材の前記一端部を保持させ
    たことを特徴とする請求項1記載の乾湿球温度計。
  3. 【請求項3】 前記目盛板には、二本の温度計の内側近
    傍に設けた一対のガイド用スリットを介して湿度換算用
    カーソルを摺動自在に配設したことを特徴とする請求項
    1又は2記載の乾湿球温度計。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210063537A (ko) * 2019-11-23 2021-06-02 한국생산기술연구원 물이 새지 않는 건습구 온도 센서 장치

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