JP3021774U - 通信販売商品予約受付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 夜間や休日には、オペレータが勤務していな
いので、通信販売における電話による予約受付業務がで
きない。 【解決手段】 通信販売商品予約受付装置は、電話機を
使用してデータを入出力することにより、クレジットカ
ードで代金決済をする通信販売商品の予約を受け付ける
装置である。この通信販売商品予約受付装置は、すくな
くとも、カード照会受付部Ａを有する。カード照会受付
部Ａは、クレジットカードの内容、希望する商品の仕
様、及び電話番号が入力されると、入力された電話番号
の相手方に対して、本人であることを確認した後その商
品の価格と到着日を出力すると共に、入力されたクレジ
ットカードの内容について所定のクレジットカード会社
へリアルタイムで照会をする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本発明は通信販売商品予約受付装置、特にクレジットカードで代金決済をする 通信販売商品の電話による予約受け付け業務を自動的に行うようにした通信販売 商品予約受付装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、クレジットカードにより商品代金の決済をする通信販売の予約受付方 式としては、お客からの電話に対して通信販売会社が人手により電話で応答し、 クレジットカード会社のコンピュータ端末に対して人手によりそのカードの有効 ・無効を照会する場合がある。

【０００３】 このような方式では、従来は、先ず、クレジットカードの所有者であるお客が 、その通信販売会社に電話をすると、オペレータが電話に出る。

【０００４】 そのとき、お客は、クレジットカードの番号、有効期限等のカード情報及び、 購入したい商品の仕様を、オペレータに伝え、一旦電話を切る。

【０００５】 すると、今度は、オペレータの側からお客に電話をかけ、電話口に出た人が本 人であることを確認した後にそのお客が希望した商品の価格等を伝えると共に、 その商品の送付先を確認する。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

上述したように、従来は、通信販売会社側から見ると、通信販売における電話 による予約受付業務は、専らオペレータが行っていた。

【０００７】 この場合、通常は、オペレータの勤務時間は、朝９時から夕方５時乃至６時ま でが限度である。

【０００８】 一方、通信販売により商品を購入したい人は益々多くなって来ており、しかも この商品を購入したい人、即ち、通信販売会社から見ればお客となる人の中には 、昼間は、仕事を持っている人もいる。

【０００９】 従って、商品を購入するためのいわば私用の電話は、いきおい夜間になる場合 がある。

【００１０】 しかし、上述したように、通信販売会社のオペレータの勤務時間は、限られて おり、昼間仕事を持っているお客が電話を最もかけ易い時間帯、換言すれば、夜 間には、オペレータがいないことが多い。

【００１１】 このため、昼間に比べ、夜間の予約電話に対しては、通信販売会社側が対応で きない状態にある。

【００１２】 更に、休日は、通信販売会社のオペレータも通常は休みであり、通信販売の受 付業務も行われていない。

【００１３】 ところが、お客にとっては、休日は、通常の日の夜間よりも時間的な余裕があ り、一日中通信販売会社に電話をかけられる状態にあるといっても過言ではない 。

【００１４】 しかし、上述したように、休日は、オペレータが休みであり、通常の日の夜間 と同様に、予約電話に対しては、通信販売会社側が対応できない状態にある。

【００１５】 即ち、従来は、夜間や休日には、オペレータが勤務していないので、通信販売 における電話による予約受付業務ができないという課題があった。

【００１６】 本考案の目的は、オペレータがいなくても、通信販売における商品の電話によ る予約受付業務を自動的に行い、予約受付業務の効率を向上させることにある。

【００１７】

【課題を解決するための手段】

上記課題は、 電話機を使用してデータを入出力することにより、クレジットカードで代金決 済をする通信販売商品の予約を受け付ける通信販売商品予約受付装置において、 クレジットカードの内容、希望する商品の仕様、及び電話番号が入力されると 、入力された電話番号の相手方に対して、本人であることを確認した後その商品 の価格と到着日を出力すると共に、入力されたクレジットカードの内容について 所定のクレジットカード会社へリアルタイムで照会をすることを特徴とする通信 販売商品予約受付装置により、解決される。

【００１８】 上記本考案の構成によれば、クレジットカード会社のオペレータがいなくても 通信販売における商品の電話による予約受付業務が自動的に行われるようになっ た。

【００１９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を実施の形態により添付図面を参照して説明する。

【００２０】 図１は本考案の実施の形態を示す装置構成図、図２は本発明の動作説明図であ る。

【００２１】 Ａ．構成 図１に示す本考案の実施の形態は、少なくともカード照会受付部Ａにより構成 されている。

【００２２】 上記カード照会受付部Ａは、クレジットカードの所有者であるお客の電話機Ｋ １、Ｋ２・・・Ｋｎと接続されている。

【００２３】 このカード照会受付部Ａは、例えば、図示するように、カード照会受付センタ ーにより構成されている。

【００２４】 カード照会受付部Ａは、お客からの電話により、クレジットカードの内容等が 入力されると、折り返しお客に電話することにより、通信販売における商品予約 受付業務を自動的に行い、かつ該当する通信手順に従って所定のクレジットカー ド会社に対して、お客から入力されたクレジットカードの内容についてリアルタ イムで照会をする装置である。

【００２５】 また、図示する中継部Ｂは、クレジットカード会社のホストコンピュータＣ１ 、Ｃ２・・・Ｃｋへの回線を纏めてカード照会受付部Ａへ接続する装置であり、 例えば、ＣＡＦＩＳ（Credit And Finance Information System)センターにより 構成されている。

【００２６】 また、他のクレジットカード会社のホストコンピュータＣｋ＋１、Ｃｋ＋２・ ・・Ｃ１ｎへは、カード照会受付部Ａが直接に接続されている。

【００２７】 即ち、カード照会受付部Ａは、クレジットカード会社のホストコンピュータへ は、直接に接続される場合もあり、また上記中継部Ｂを介して接続される場合も ある。

【００２８】 上記のように、本考案に係る通信販売商品予約受付装置は、具体的には、カー ド照会受付部Ａ、中継部Ｂとから構成され、これらが相互に接続されることによ り、所定の動作をする。

【００２９】 Ｂ．動作 以下、上記構成を有する通信販売商品予約受付装置の動作を、図２を参照して 、説明する。

【００３０】 以下の動作を説明するに際しては、お客が、例えば、ポケットベルを購入する 場合とし、また、お客がカード番号等のデータを入力する手段としては、例えば 、押しボタンとし、住所、氏名等のデータを入力する手段としては、例えば、音 声とする。

【００３１】 （１）着信（図２のステップＳ１） 図２のステップＳ１において、お客から電話がかかってくると、カード照会受 付部Ａは、お客に対して、例えば「こちら、ポケベル受け付けセンターです。お 支払いは、クレジットカードでの決済となります。」という応対をする。

【００３２】 （２）カード内容の入力（図２のステップＳ２） 次に、ステップＳ２において、カード照会受付部Ａが、例えば、「カード番号 、有効期限、暗証番号をプッシュして下さい。」という応対をすると、お客は、 いわれたとおりにカード番号、有効期限、暗証番号、即ち、カード内容を、押し ボタンにより、入力する。

【００３３】 例えば、電話機に備えられている数字ボタンを押すことにより、カード内容で ある上記カード番号、有効期限、暗証番号を入力する。

【００３４】 （３）商品の仕様の入力（図２のステップＳ３） 次いで、ステップＳ３において、商品の仕様を入力する。

【００３５】 買上か、レンタルかの入力（図２のステップＳ３１） 例えば、カード照会受付部Ａが、「御買上の方は１、レンタルの方は２を、プ ッシュして下さい。」という応対をすると、お客は、希望する商品であるポケベ ルを買い上げる場合には１を、レンタルの場合には２を、それぞれ、押しボタン により、入力する。

【００３６】 機能別タイプの入力（図２のステップＳ３２） −Ａ．買い上げる場合。 買い上げる場合は、例えば、カード照会受付部Ａが、「御買上ですね。現在は ポケパックの３タイプをお申込みできます。コムＢは１７、コムＤは１９、 ベル ミーは８をプッシュして下さい。」という応対をするので、お客は、３つのタイ プのうちから希望するタイプを選択して、該当する数字を（１７か１９か８）押 しボタンにより、入力する。

【００３７】 −Ｂ．レンタルの場合。 レンタルの場合は、例えば、カード照会受付部Ａが、「レンタルですね。現在 は２タイプをお申込みできます。センティーＡは７、カードＶは１６をプッシュ して下さい。」という応対をするので、お客は、２つのタイプのうちから希望す るタイプを選択して、該当する数字を（７か１６）押しボタンにより、入力する 。

【００３８】 ケースの色の入力（図２のステップＳ３３） 上記との入力が終わると、買上の場合も、レンタルの場合も、色の入力を する。

【００３９】 例えば、カード照会受付部Ａが、「色をお選び下さい。黒は１、クリームは２ 、ピンクは３をプッシュして下さい。」という応対をするので、お客は、３つの 色のうちから希望する色を選択して、該当する数字を（１か２か３）数字ボタン を押すことにより、入力する。

【００４０】 （４）電話番号の入力（図２のステップＳ４） ステップＳ４において、例えば、カード照会受付部Ａが、「それでは、あなた の電話番号をプッシュして下さい。」という応対をすると、お客は、自分の電話 番号を押しボタンにより、入力する。

【００４１】 （５）受付番号の付与（図２のステップＳ５） 電話番号を入力した後、ステップＳ５において、例えば、カード照会受付部Ａ が、「あなたの受付番号は、××××です。」という応対をすることにより、お 客に対して、所定の受付番号を付与する。

【００４２】 （６）中断（図２のステップＳ６） ステップＳ６において、例えば、カード照会受付部Ａが、「それでは確認のお 電話を致しますので、電話を切ってこのまま少しお待ち下さい。」という応対を すると、お客は、電話を切ることにより、カード照会受付部Ａとの通信は、一旦 中断される。

【００４３】 （７）カード会社への照会（図２のステップＳ７） お客との通信を中断後、カード照会受付部Ａは、該当する通信手順に従って所 定のクレジットカード会社に対して、お客から入力されたクレジットカードの内 容について照会をする。

【００４４】 即ち、カード照会センターは（図１）、中継部Ｂを介して、クレジットカード 会社のホストコンピュータＣ１、Ｃ２・・・Ｃｋへ、又は直接にクレジットカー ド会社のホストコンピュータＣｋ＋１、Ｃｋ＋２・・・Ｃ１ｎへ、それぞれお客 から入力されたクレジットカードの内容について照会をし、その結果は、カード 照会受付部Ａに返信される。

【００４５】 （８）送信（図２のステップＳ８） 上記のカード内容の照会後、ステップＳ８において、カード照会受付部Ａは、 ステップＳ４で入力された電話番号の相手方に、電話送信をする。

【００４６】 （９）本人であることの確認（図２のステップＳ９） 例えば、カード照会受付部Ａが、「先程お知らせした受付番号をプッシュして 下さい。」という応対をするので、お客は、受付番号を押しボタンにより、入力 する（図２のステップＳ９１） これにより、カード照会受付部Ａは、電話口に出た相手方が本人であることを 確認する。 更に、お客がその通信販売会社に会員として登録されている場合には、カード 照会受付部Ａは、上記受付番号の他に会員番号と暗証番号をお客にプッシュさせ ることにより、本人であることを確認することもできる。

【００４７】 （１０）商品の価格の出力（図２のステップＳ１０） ステップＳ１０において、カード照会受付部Ａは、例えば、「先程お申し込み になった商品は、○○で価格は○○です。」という応対をするので、お客はこれ でよければ♯ボタンを押し、訂正する場合は＊ボタンを押して訂正する。

【００４８】 （１１）送付先の確認（図２のステップＳ１１） 次に、ステップＳ１１において、カード照会受付部Ａは、お客が会員登録をし ていない場合に、予約した商品の送付先を確認する。

【００４９】 確認する場合に必要なデータは、例えば、郵便番号と、名前と、住所である（ 図２のステップＳ１１１）。

【００５０】 即ち、カード照会受付部Ａが、「郵便番号をプッシュして下さい。」という応 対をすると、お客は、郵便番号を押しボタンにより入力する。

【００５１】 すると、カード照会受付部Ａが、「郵便番号は、×××です。」というように お客が入力した郵便番号を再生出力するので、お客はこれでよければ♯ボタンを 押し、訂正する場合は＊ボタンを押して訂正する。

【００５２】 また、カード照会受付部Ａが、「名前をはっきりと言って下さい。」、「住所 をはっきりと言って下さい。」という応対をすると、お客は、自分の名前と住所 をそれぞれ電話口で言う。即ち、音声入力をする。

【００５３】 これを受けて、カード照会受付部Ａは、例えば、「あなたのお名前は、××× です。」、「あなたの住所は、×××です」というようにお客が音声入力した名 前と住所を再生出力するので、お客はこれでよければ♯ボタンを押し、録音をし 直す場合には３を押して再び音声入力をする。

【００５４】 （１２）商品の到着日の出力（図２のステップＳ１２） 商品の送付先の確認が終わると、カード照会受付部Ａは、ステップＳ１２にお いて、お客に対して、予約した商品の到着日を出力する。

【００５５】 例えば、カード照会受付部Ａは、「商品は、３〜４日後に到着します。ご利用 有り難うございました。」という応対をし、全ての動作が終了する。

【００５６】 上述した考案の実施の形態は、カード番号等のデータをお客が押しボタンによ り入力する場合である。 しかし、本考案はこれに限らず、これらのデータを、例えば、音声により入力 することもできる。

【００５７】 即ち、図２のステップＳ２で入力するカード番号、有効期限、暗証番号から成 るカード内容、ステップＳ３で入力する買上か、レンタルかの区別、機能別タイ プ、ケースの色から成る商品の仕様、ステップＳ４で入力する電話番号、ステッ プＳ９で入力する受付番号（会員番号、暗証番号）、ステップＳ１１で入力する 郵便番号等のデータを押しボタン入力する代わりに、電話口で言うことにより、 音声入力も可能である。

【００５８】

【考案の効果】

上記のとおり、本発明によれば、電話機を使用してデータを入出力することに より、クレジットカードで代金決済をする通信販売商品の予約を受け付ける通信 販売商品予約受付装置を、少なくとも、カード照会受付部Ａにより構成した。

【００５９】 このため、オペレータがいなくても、通信販売における商品の電話による予約 受付業務を自動的に行い、予約受付業務の効率を向上させるという技術的効果を 奏することとなった。

【００６０】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態を示す装置構成図である。

【図２】本考案の動作説明図である。

【符号の説明】

Ａ カード照会受付部 Ｂ 中継部 Ｃ１、Ｃ２・・・Ｃｋ、Ｃｋ＋１、Ｃｋ＋２・・・Ｃｎ
クレジットカード会社のホストコンピュータ Ｋ１、Ｋ２・・・Ｋｎ お客の電話機

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 電話機を使用してデータを入出力するこ
   とにより、クレジットカードで代金決済をする通信販売
   商品の予約を受け付ける通信販売商品予約受付装置にお
   いて、 クレジットカードの内容、希望する商品の仕様、及び電
   話番号が入力されると、入力された電話番号の相手方に
   対して、本人であることを確認した後その商品の価格と
   到着日を出力すると共に、入力されたクレジットカード
   の内容について所定のクレジットカード会社へリアルタ
   イムで照会をすることを特徴とする通信販売商品予約受
   付装置。