JP3021471U - ゴルフ靴用靴底 - Google Patents

ゴルフ靴用靴底

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JP3021471U JP1995009137U JP913795U JP3021471U JP 3021471 U JP3021471 U JP 3021471U JP 1995009137 U JP1995009137 U JP 1995009137U JP 913795 U JP913795 U JP 913795U JP 3021471 U JP3021471 U JP 3021471U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時における底面1の落込み、撓み、歪み
または捩れを防止し、もってプレーヤーの疲れを軽減さ
せるゴルフ靴用靴底を提供する。 【解決手段】 爪先2と土踏まず3の間の底面1の略中
央に、使用時における底面1の落込み、撓み、歪みまた
は捻れを防止する突状の底面落込み防止部31を設ける
ことにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ゴルフ靴の接地部を構成するゴルフ靴用の靴底に関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフ靴用の靴底には、従来から、ピン状の鉄鋲が多数立てられていて、所謂 スパイクシューズが構成されており、この鉄鋲が地面をグリップして、起伏ない し斜面の多いコースを歩くときやスウィングするときに、滑らないようになって いる。また、これとは別に、ゴム製または樹脂製の靴底に滑止め用の突起を多数 一体成形したスパイクレスシューズが開発されている。
【0003】 しかしながら、これらの鉄鋲または突起を設けた従来のゴルフ靴においては、 鉄鋲または突起の多くが靴底の底面の外周縁に沿って一列に並べられているため に、鉄鋲の先端部または突起の先端部に対して、爪先と土踏まずの間の底面の略 中央部が相対に大きく凹んだ構成となっている。したがって、鉄鋲または突起を もって接地した状態で底面の略中央部にプレーヤーの体重がかかったり、プレー ヤーが踏ん張りを利かせたときの荷重が作用したりすると、この底面の略中央部 に落込み、撓み、歪みまたは捻れ等の変形が発生することがあり、これを原因と して、プレーヤーが足を痛めたり、疲れたりする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は以上の点に鑑み、使用時における底面の落込み、撓み、歪みまたは捻 れを防止することが可能であり、もってプレーヤーの疲れを軽減することができ るゴルフ靴用靴底を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の請求項1によるゴルフ靴用靴底は、爪先と 土踏まずの間の底面の略中央に、使用時における底面の落込み、撓み、歪みまた は捻れを防止する突状の底面落込み防止部を設けることにした。
【0006】 また本考案の請求項2によるゴルフ靴用靴底は、爪先と土踏まずの間の底面の 略中央に、使用時における底面の落込み、撓み、歪みまたは捻れを防止する突状 の底面落込み防止部を設け、前記底面落込み防止部が、中央突部と、前記中央突 部の回りで三角形をなすように配置された三本の線状の突部とを備えていること にした。 また本考案の請求項3によるゴルフ靴用靴底は、爪先と土踏まずの間の底面の 略中央に、使用時における底面の落込み、撓み、歪みまたは捻れを防止する突状 の底面落込み防止部を設け、前記底面落込み防止部が、中央突部と、前記中央突 部の回りで三角形をなすように配置された三本の線状の突部とを備え、前記三本 のうち一本の突部が主たる入力荷重に抗する向きに配置されていることにした。
【0007】 また本考案の請求項4によるゴルフ靴用靴底は、爪先と土踏まずの間の底面の 略中央に、使用時における底面の落込み、撓み、歪みまたは捻れを防止する突状 の底面落込み防止部を設け、前記底面落込み防止部が、中央突部と、前記中央突 部の回りで三角形をなすように配置された三本の略v字状の突部とを備えている ことにした。 また本考案の請求項5によるゴルフ靴用靴底は、爪先と土踏まずの間の底面の 略中央に、使用時における底面の落込み、撓み、歪みまたは捻れを防止する突状 の底面落込み防止部を設け、前記底面落込み防止部が、中央突部と、前記中央突 部の回りで三角形をなすように配置された三本の略v字状の突部とを備え、前記 三本のうち一本の突部が主たる入力荷重に抗する向きに配置されていることにし た。
【0008】 また本考案の請求項6によるゴルフ靴用靴底は、爪先と土踏まずの間の底面の 略中央に、使用時における底面の落込み、撓み、歪みまたは捻れを防止する突状 の底面落込み防止部を設け、前記底面落込み防止部が、突部の端面に凹部を設け たものであることにした。
【0009】
【作用】
上記構成を備えた本考案の請求項1によるゴルフ靴用靴底においては、爪先と 土踏まずの間の底面の略中央に、使用時における底面の落込み、撓み、歪みまた は捻れを防止する突状の底面落込み防止部が設けられているために、この底面落 込み防止部が接地することによって底面の変形が抑えられる。したがって、これ により使用時における底面の落込み、撓み、歪みまたは捻れを有効に防止するこ とが可能となる。
【0010】 またこの請求項1による作用に加えて、上記構成を備えた本考案の請求項2に よるゴルフ靴用靴底においては、底面落込み防止部に、中央突部と、三本の線状 の突部とが設けられているために、この底面落込み防止部が滑止めに関して強力 なグリップ作用を奏する。すなわち、各底面落込み防止部に設けられた中央突部 が従来の鉄鋲または突起と略同様の働きをし、これに加えて、各底面落込み防止 部に設けられた三本の線状の突部がそれぞれグリップ力を増強させる働きをする 。またこの三本の線状の突部が平面的に三角形に配置されているために、これら の突部が三角形の各辺と略直交する方向の三方向の入力荷重に対して強力なグリ ップ作用を奏する。 また上記請求項1による作用および請求項2による作用に加えて、上記構成を 備えた本考案の請求項3によるゴルフ靴用靴底においては、三本の線状の突部の うちの一本が主たる入力荷重に抗する向きに配置されているために、この主たる 入力荷重に対して強力なグリップ作用を奏する。
【0011】 また上記請求項1による作用に加えて、上記構成を備えた本考案の請求項4に よるゴルフ靴用靴底においては、底面落込み防止部に、中央突部と、三本の略v 字状の突部とが設けられているために、この底面落込み防止部が滑止めに関して 強力なグリップ作用を奏する。すなわち、各底面落込み防止部に設けられた中央 突部が従来の鉄鋲または突起と略同様の働きをし、これに加えて、各底面落込み 防止部に設けられた三本の略v字状の突部がそれぞれグリップ力を増強させる働 きをする。またこの三本の略v字状の突部が平面的に三角形に配置されているた めに、これらの突部が三角形の各辺と略直交する方向の三方向の入力荷重に対し て強力なグリップ作用を奏する。 また上記請求項1による作用および請求項4による作用に加えて、上記構成を 備えた本考案の請求項5によるゴルフ靴用靴底においては、三本の略v字状の突 部のうちの一本が主たる入力荷重に抗する向きに配置されているために、この主 たる入力荷重に対して強力なグリップ作用を奏する。
【0012】 また上記請求項1による作用に加えて、上記構成を備えた本考案の請求項6に よるゴルフ靴用靴底においては、突部の端面に凹部が設けられているために、突 部の端面が地面または芝を噛み、この底面落込み防止部が滑止めに関して強力な グリップ作用を奏する。またこのグリップ作用には、状況次第で、吸盤作用によ るグリップ作用が含まれることがある。 尚、上記請求項3または5において、主たる入力荷重は、歩くとき、またはス ウィングするときに踏ん張りを利かせることによって発生する荷重であり、その 入力方向は、歩くとき、またはスウィングするときに踏ん張りを利かせる方向で ある。
【0013】
【実施例】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【0014】 第一実施例・・・ 図1ないし図3に示すように、当該実施例に係るゴルフ靴用靴底は、後記する セラミック製またはニューセラミック製の鋲15を例外として、その全体がゴム または樹脂等のゴム状弾性材によって一体に成形されており、その底面1に、以 下の形状構成が設けられている。
【0015】 先ず、第一に、以下の構成よりなる第一の滑止め部11が、爪先2の近くに一 つ、爪先2から土踏まず3にかけての外側(図1において左側)に縦並びで二つ 、同じく内側(図1において右側)に縦並びで二つ、踵4の近くの後ろ側(図1 において下側)に横並びで二つ、都合七つ設けられている。すなわち、図3ない し図5に示すように、先ず、当該滑止め部11を底面1と画する円形の溝12が 設けられ、この溝12の内側の円盤部13の中央に略円錐台形の中央突部14が 設けられ、この中央突部14の中央に、先端部を丸められた、対摩耗性に優れた セラミック製またはニューセラミック製の鋲15が、その先端部を突出させるよ うにして埋設されている。また中央突部14の回りで平面的に三角形(正三角形 )をなすように、三本の線状(直線状)の突部16が設けられ、この三角形の一 辺17が主たる入力荷重の入力方向(図4に矢印で示す)に対して略直交する向 きに配置され、三本のうちの一本の突部16が主たる入力荷重に抗する向きに配 置されている。円盤部13は底面1と略同じ高さであり、三本の線状の突部16 は互いに同じ高さであり、セラミック製またはニューセラミック製の鋲15は線 状の突部16の端面、すなわちソール面より0.4〜0.6mm、好ましくは0 .5mm程度、突出している。線状の突部16の高さは約5mm、円盤部13の 直径は約23mmである。
【0016】 第二に、以下の構成よりなる第二の滑止め部21が、爪先2から土踏まず3に かけての外側(図1において左側)に一つ(第一の滑止め部11の踵4側)、踵 4の近くの前側(図1において上側)に横並びで二つ、都合三つ設けられている 。すなわち、図6および図7に示すように、先ず、当該滑止め部21を底面1と 画する円形の溝22が設けられ、この溝22の内側の円盤部23の中央に、先端 部を丸められた略円錐形の中央突部24が設けられている。またこの中央突部2 4の回りで平面的に三角形(正三角形)をなすように、三本の線状(直線状)の 突部25が設けられ、この三角形の一辺26が主たる入力荷重の入力方向(図6 に矢印で示す)に対して略直交する向きに配置され、三本のうちの一本の突部2 5が主たる入力荷重に抗する向きに配置されている。円盤部23は底面1と略同 じ高さであり、三本の線状の突部25は互いに同じ高さであり、中央突部24は 線状の突部25の端面、すなわちソール面より0.4〜0.6mm、好ましくは 0.5mm程度、突出している。線状の突部25の高さは約5mm、円盤部23 の直径は約23mmである。
【0017】 第三に、以下の構成よりなる底面落込み防止部31が、爪先2と土踏まず3の 間の底面1の中央に、上記した五つの第一の滑止め部11に囲まれるようにして 、縦並びに二つ設けられている。すなわち、図8および図9に示すように、先ず 、当該底面落込み防止部31を底面1と画する円形の溝32が設けられ、この溝 32の内側の円盤部33の中央に略円錐台形の中央突部34が設けられている。 またこの中央突部34の回りで平面的に三角形(正三角形)をなすように、三本 の線状(直線状)の突部35が設けられ、この三角形の一辺36が主たる入力荷 重の入力方向(図8に矢印で示す)に対して略直交する向きに配置され、三本の うちの一本の突部35が主たる入力荷重に抗する向きに配置されている。円盤部 33は底面1と略同じ高さであり、三本の線状の突部35は互いに同じ高さであ り、中央突部34は線状の突部25と略同じ高さである。線状の突部35の高さ は約5mm、円盤部33の直径は約18mmである。
【0018】 四番目の構成として、以下のような第三の滑止め部41が、土踏まず3を除く 底面1の全体に多数、設けられている。すなわち、図10および図11に示すよ うに、先ず、当該滑止め部41が全体として略円錐台形の突起42として設けら れ、円形をなすこの突起42の端面の中央に略円錐台形または略円柱形の中央突 部43が設けられている。またこの中央突部43の回りで円をなすように、二本 の円弧状の突部44が等配状に設けられ、この二本の円弧状の突部44が主たる 入力荷重の入力方向(図10に矢印で示す)に沿って並べられている。またこの 二本の円弧状の突部44と中央突部43との間に円形の間隙45が設けられ、こ の円形の間隙45と連なるように、二本の円弧状の突部44の間に一対の切欠状 の間隙46が設けられている。二本の円弧状の突部44は互いに同じ高さであり 、中央突部43は円弧状の突部44と略同じ高さである。円弧状の突部44の底 面1からの高さは約5mm、突起42の端面からの高さは約2〜3mm、当該滑 止め部41全体の直径は約10mmである。
【0019】 五番目の構成として、以下のような第四の滑止め部51が、爪先2から土踏ま ず3にかけての外側(図1において左側)の踵4側に設けられた第一の滑止め部 11の爪先2側と踵4側とに一つずつ、同じく内側(図1において右側)の踵4 側に設けられた第一の滑止め部11の爪先2側と踵4側とに一つずつ、踵4の近 くに設けられた第一の滑止め部11の爪先2側に横並びで二つ、都合六つ設けら れている。すなわち、この滑止め部51はそれぞれ、一本の線状(直線状)の突 部によって構成されており、この線状の突部が爪先2と踵4とを結ぶ線(仮想線 )に対して略直交する向きに配置されている。この滑止め部51の高さは約5m m、線の長さは、爪先2側の四つがそれぞれ約15mm、踵4側の二つがそれぞ れ約20mmである。
【0020】 六番目の構成として、以下のような第五の滑止め部61が爪先2に設けられて いる。すなわち、この滑止め部61は、爪先2の外縁形状に沿った略U字形の部 分が厚肉とされることによって構成されており、その接地部に、互いに平行な円 弧状の溝62が所要数、設けられている。この滑止め部61の高さは約5〜6m mである。
【0021】 七番目の構成として、以下のような第六の滑止め部71が踵4に設けられてい る。すなわち、この滑止め部71は、踵4の外縁形状に沿った略U字形の部分が 厚肉とされることによって構成されており、その接地部に、互いに平行な直線状 の溝72が所要数、設けられている。この滑止め部71の高さは約5mmである 。
【0022】 八番目の構成として、以下のような屈曲促進部81が、爪先2側に設けられた 二つの第四の滑止め部51の爪先2側と、前後方向(図1における上下方向)の 中央に設けられた二つの第四の滑止め部51の踵4側とに一つずつ、都合二つ設 けられている。すなわち、この屈曲促進部81はそれぞれ、底面1の全幅に及ぶ 、若干カーブした溝状の凹部によって構成されており、この凹部があることによ って、足の動きに合わせて効率良くポイントを配分させるとともに、歩行時にお ける靴底の屈曲性を充分に確保することができるようになっている。凹部の幅お よび深さはそれぞれ約1〜2mmである。
【0023】 更に、九番目の構成として、以下のような土踏まず捩れ防止部91が、土踏ま ず3に設けられている。すなわち、土踏まず3が、他の爪先2側の部分や踵4側 の部分より凹んでいるのを原則として、この土踏まず3の幅方向中央部に、他の 爪先2側の部分や踵4側の部分における底面1と面一状の相対突部92が設けら れていて、その両側に相対凹部93,94が設けられており、この相対突部92 と相対凹部93,94とによる一部厚肉の立体構造によって、土踏まず3が歩行 時やスウィング時に捩れにくくなっている。相対突部92と相対凹部93,94 の高低差は最大で約7mmである。またこの相対突部92か設けられていること によって、爪先2側の部分における底面1と踵4側の部分における底面1とが面 一状に繋っていることになる。
【0024】 これらの構成を備えたゴルフ靴用靴底は、靴本体に組み合わされてゴルフ靴を 形成するもので、上記した構成によって以下の作用効果を奏する。
【0025】 すなわち、先ず、第一の滑止め部11が設けられているために、これによって 以下の作用効果を奏する。すなわち、この第一の滑止め部11に設けられたセラ ミック製またはニューセラミック製の鋲15を備えた略円錐台形の中央突部14 が従来の鉄鋲または突起と略同様の働きをし、これに加えて、この第一の滑止め 部11に設けられた三本の線状の突部16がそれぞれグリップ力を増強させる働 きをする。またこの三本の線状の突部16が平面的に三角形に配置されているた めに、これらの突部16が三角形の各辺と略直交する方向の三方向の入力荷重に 対して強力なグリップ作用を奏し、三本のうちの一本の突部16が主たる入力荷 重に抗する向きに配置されているために、この主たる入力荷重に対して強力なグ リップ作用を奏する。したがって、これらの方向ないし荷重に対するグリップ力 を増強させることができる。またこの第一の滑止め部11が、図1に示した七箇 所に、かつそれぞれが図示した向きに配置されているために、歩行時またはスウ ィング時のあらゆる条件を想定して、全てに対応することができる。また線状の 突部16に対する鋲15の突出量が僅か0.4〜0.6mmであるために、グリ ーン等において芝を痛めることがない。また三本の線状の突部16の高さが互い に同じであるために、接地時における安定性が良い。
【0026】 また第二の滑止め部21が設けられているために、以下の作用効果を奏する。 すなわち、この第二の滑止め部21に設けられた先端部を丸められた略円錐形の 中央突部24が従来の鉄鋲または突起と略同様の働きをし、これに加えて、この 第二の滑止め部21に設けられた三本の線状の突部25がそれぞれグリップ力を 増強させる働きをする。またこの三本の線状の突部25が平面的に三角形に配置 されているために、これらの突部25が三角形の各辺と略直交する方向の三方向 の入力荷重に対して強力なグリップ作用を奏し、三本のうちの一本の突部25が 主たる入力荷重に抗する向きに配置されているために、この主たる入力荷重に対 して強力なグリップ作用を奏する。したがって、これらの方向ないし荷重に対す るグリップ力を増強させることができる。また線状の突部25に対する略円錐形 の中央突起24の突出量が僅か0.4〜0.6mmであるために、グリーン等に おいて芝を痛めることがない。また三本の線状の突部25の高さが互いに同じで あるために、接地時における安定性が良い。
【0027】 また底面落込み防止部31が設けられているために、以下の作用効果を奏する 。すなわち、使用時における底面1の落込み、撓み、歪みまたは捻れを防止する ことができ、これによってプレーヤーの疲れを軽減させることができる。またこ の底面落込み防止部31の形状構成が第一および第二の滑止め部11,21と略 同じであるために、これらの滑止め部11,21と略同様の強力なグリップ効果 を奏する。また縦並びに二つ設けられた底面落込み防止部31のうち、爪先2側 の底面落込み防止部31には、爪先部分のグリップ力を増強させ、これによって スウィング時の蹴りを強化することができる効果がある。また中央突部34およ び三本の線状の突部35の高さが互いに同じであるために、接地時における安定 性が良い。
【0028】 また第三の滑止め部41が設けられているために、以下の作用効果を奏する。 すなわち、この第三の滑止め部41に主たる入力荷重が作用すると、二本の円弧 状の突部44が口を開くように弾性変形して、この二本の円弧状の突部44の間 の間隙46およびこの円弧状の突部44と中央突部43との間の間隙45が少な くとも一部において拡げられる。したがってこのように突部44が弾性変形する のを利用して、二本の円弧状の突部44の間および円弧状の突部44と中央突部 43との間で地面ないし芝を強力にグリップすることができるために、これらの 方向ないし荷重に対するグリップ力を増強させることができる。また上記したよ うに入力荷重が作用すると口が開くために、安定性が増大し、これによって優れ た支持力を発揮する。また突起42の端面に中央突部43と二本の円弧状の突部 44とを設けてなり、全体としても一つの突部を構成していることから、軟弱な 地面等に対しては、滑止め部41全体が一つの突部としても作用する。したがっ て、この点からもグリップ力を増強させることができる。
【0029】 また第四の滑止め部51が設けられているために、以下の作用効果を奏する。 すなわち、線状の突部が爪先2と踵4とを結ぶ線(仮想線)に対して略直交する 向きに配置されているために、前後方向(図1における上下方向)に入力する入 力荷重に対して強力なグリップ作用を奏する。したがって、これらの方向ないし 荷重に対するグリップ力を増強させることができる。
【0030】 また第五の滑止め部61が設けられているために、以下の作用効果を奏する。 すなわち、この第五の滑止め部61によって、一番摩耗し易い箇所における摩耗 に対処することができ、また特に、斜面でのグリップ力を増強させることができ る。
【0031】 また第六の滑止め部71が設けられているために、以下の作用効果を奏する。 すなわち、第五の滑止め部61と同様に、この第六の滑止め部71によって、一 番摩耗し易い箇所における摩耗に対処することができ、また特に、斜面でのグリ ップ力を増強させることができる。
【0032】 また屈曲促進部81が設けられているために、以下の作用効果を奏する。すな わち、足の動きに合わせて効率良くポイントを配分させるとともに、歩行時にお ける靴底の屈曲性を充分に確保することができる。したがってプレーヤーの疲れ を軽減させることができる。
【0033】 また更に、土踏まず捩れ防止部91が設けられているために、以下の作用効果 を奏する。すなわち、この土踏まず捩れ防止部91が備えている一部厚肉の立体 構造によって土踏まず3が歩行時やスウィング時に捩れにくくなっているために 、プレーヤーの疲れを軽減させることができ、また特に、斜面で歩行し易い効果 がある。
【0034】 第二実施例・・・ 図12および図13に示すように、当該実施例に係るゴルフ靴用靴底は、その 全体がゴムまたは樹脂等のゴム状弾性材によって一体に成形されており、その底 面1に、以下の形状構成が設けられている。
【0035】 先ず、第一に、以下の構成よりなる第一の滑止め部111が、爪先2の近くに 一つ、爪先2から土踏まず3にかけての外側(図12において左側)に縦並びで 二つ、同じく内側(図12において右側)に縦並びで二つ、都合五つ設けられて いる。すなわち、図14および図15に示すように、先ず、当該滑止め部111 を底面1と画する三角形(正三角形、但し、角はそれぞれ丸められている)の溝 112が設けられ、この溝112の内側に、当該滑止め部111が全体として平 面三角形(正三角形、但し、角はそれぞれ丸められている)の突起113として 設けられ、三角形(正三角形、但し、角はそれぞれ丸められている)をなすこの 突起113の端面の中央に略三角錐形(ピラミッド状)の中央突部(スタビライ ザーとも称する)114が設けられている。またこの中央突部114の回りで平 面的に三角形(正三角形)をなすように、三本の略v字状の突部115が設けら れ、この三角形の一辺116が主たる入力荷重の入力方向(図14に矢印で示す )に対して略直交する向きに配置され、三本のうちの一本の突部115が主たる 入力荷重に抗する向きに配置されている。三本の略v字状の突部115は互いに 同じ高さであり、中央突部114は略v字状の突部115の端面、すなわちソー ル面より0.4〜0.6mm、好ましくは0.5mm程度、突出している。略v 字状の突部115の底面1からの高さは約5mm、突起113の端面からの高さ は約2〜3mm、三角形の平面上の高さは約18mmである。
【0036】 第二に、以下の構成よりなる第二の滑止め部121が、踵4の近くに田型に四 つ設けられている。すなわち、図16および図17に示すように、先ず、当該滑 止め部121を底面1と画する円形の溝122が設けられ、この溝122の内側 に、当該滑止め部121が全体として平面円形の突起123として設けられ、円 形をなすこの突起123の端面の中央に略円柱形または略円錐台形の中央突部1 24が設けられている。またこの中央突部124の回りで円をなすように、四本 の円弧状の突部125が等配状に設けられている。四本の円弧状の突部125は 互いに同じ高さであり、中央突部124は円弧状の突部125より0.8〜1. 2mm、好ましくは1.0mm程度、突出している。円弧状の突部125の底面 1からの高さは約4mm、突起123の端面からの高さは約2mm、当該滑止め 部121全体の直径は約17mmである。またこの第二の滑止め部121はそれ ぞれ、二つの略三角形ないし略翼形の突部126を両側に従えている。すなわち 、図12おいて左上の第二の滑止め部121はその左側と上側とに突部126を 備え、右上の第二の滑止め部121はその上側と右側とに突部126を備え、右 下の第二の滑止め部121はその右側と下側とに突部126を備え、左下の第二 の滑止め部121はその下側と左側とに突部126を備えており、これによって 田型に配置された四つの第二の滑止め部121に放射状の方向性が持たされてい る。突部126の高さは約2mmである。
【0037】 第三に、以下の構成よりなる底面落込み防止部131が、爪先2と土踏まず3 の間の底面1の中央に、上記した五つの第一の滑止め部111に囲まれるように して、縦並びに二つ設けられている。すなわち、図18および図19に示すよう に、先ず、当該底面落込み防止部131を底面1と画する三角形(正三角形、但 し、角はそれぞれ丸められている)の溝132が設けられ、この溝132の内側 に、当該底面落込み防止部131が全体として平面三角形(正三角形、但し、角 はそれぞれ丸められている)の突起133として設けられ、三角形(正三角形、 但し、角はそれぞれ丸められている)をなすこの突起133の端面の中央に略三 角錐形の中央突部134が設けられている。またこの中央突部134の回りで平 面的に三角形(正三角形)をなすように、三本の略v字状の突部135が設けら れ、この三角形の一辺136が主たる入力荷重の入力方向(図18に矢印で示す )に対して略直交する向きに配置され、三本のうちの一本の突部135が主たる 入力荷重に抗する向きに配置されている。三本の略v字状の突部135は互いに 同じ高さであり、中央突部134は略v字状の突部115の端面、すなわちソー ル面より0.4〜0.6mm、好ましくは0.5mm程度、突出している。略v 字状の突部135の底面1からの高さは約5mm、突起133の端面からの高さ は約2mm、三角形の平面上の高さは約18mmである。
【0038】 四番目の構成として、以下のような第三の滑止め部141が、爪先2と土踏ま ず3の間の底面1の全体に多数、設けられている。すなわち、図20および図2 1に示すように、先ず、当該滑止め部141が全体として略円錐台形の突起14 2として設けられ、円形をなすこの突起142の端面に平面略凹字状の突部14 3が設けられ、この凹の字の凹み144が主たる入力荷重(その入力方向を図2 0に矢印で示す)に抗する向きに配置されている。略凹字状の突部143の底面 1からの高さは約5mm、突起142の端面からの高さは約2〜3mm、当該滑 止め部141全体の直径は約10mmである。
【0039】 五番目の構成として、以下のような第四の滑止め部151が、土踏まず3を除 く底面1の全体に多数、設けられている。すなわち、図22および図23に示す ように、先ず、当該滑止め部151が全体として略円錐台形の突起152として 設けられ、円形をなすこの突起152の端面、すなわち接地部の中央に、全周を 囲まれた平面円形の凹部153が設けられている。この滑止め部151の高さは 約5mm、直径は約7mm、凹部153の深さは約2〜3mmである。またこの 第四の滑止め部151は、他の滑止め部と表現を合わせるようにこれを換言する と、以下の構成を備えている。すなわち、図22および図23に示すように、先 ず、当該滑止め部151が全体として略円錐台形の突起152として設けられ、 円形をなすこの突起152の端面に環状の突部154が設けられている。環状の 突部154の底面1からの高さは約5mm、突起142の端面からの高さは約2 〜3mm、当該滑止め部141全体の直径は約7mmである。
【0040】 六番目の構成として、以下のような第五の滑止め部161が、踵4側に設けら れた底面落込み防止部131の爪先2側と踵4側とに一つずつ、都合二つ設けら れている。すなわち、この滑止め部161はそれぞれ、一本の線状(直線状)の 突部によって構成されており、この線状の突部が爪先2と踵4とを結ぶ線(仮想 線)に対して略直交する向きに配置されている。この滑止め部161の高さは約 5mm、線の長さは、爪先2側のものが約30mm、踵4側のものが約27mm である。
【0041】 七番目の構成として、以下のような第六の滑止め部171が、土踏まず3から 踵4へかけての底面1の中央に、上記した四つの第二の滑止め部121に囲まれ るようにして、一つ設けられている。すなわち、この滑止め部171は、前後方 向(図12における上下方向)に並べられた二つの三角形(正三角形、但し、角 はそれぞれ丸められている)の突部172,173によって構成されており、こ の二つの三角形の突部172,173がそれぞれの一辺を互いに平行に並べる向 きに配置されている。突部172,173の高さはそれぞれ約5mm、三角形の 平面上の高さはそれぞれ約10mmである。
【0042】 八番目の構成として、以下のような第七の滑止め部181が、第六の滑止め部 171の爪先2側と踵4側とに一つずつ、都合二つ設けられている。すなわち、 この滑止め部181はそれぞれ、前後方向(図12における上下方向)に並べら れた互いに平行な二本の線状(直線状)の突部182,183によって構成され ており、各突部182,183が爪先2と踵4とを結ぶ線(仮想線)に対して略 直交する向きに配置されている。各突部182,183の高さは約5mm、線の 長さは約11mmである。
【0043】 九番目の構成として、以下のような第八の滑止め部191が、爪先2に設けら れている。すなわち、この滑止め部191は、爪先2の外縁形状に沿った略U字 形の部分が厚肉とされることによって構成されており、その接地部に、切欠19 2が所要数、設けられている。この滑止め部191の高さは約3mmである。
【0044】 十番目の構成として、以下のような第九の滑止め部201が、踵4に設けられ ている。すなわち、この滑止め部201は、踵4の外縁形状に沿った略U字形の 部分が厚肉とされることによって構成されている。この滑止め部201の高さは 約4mmである。
【0045】 十一番目の構成として、以下のような第十の滑止め部211が、爪先2から土 踏まず3にかけての外側(図12において左側)に縦並びで二つ、同じく内側( 図12において右側)に縦並びで二つ、都合四つ設けられている。すなわち、こ の滑止め部211はそれぞれ、一本の線状の突部によって構成されており、この 線状の突部が、稜線212を備えるように縦断面において略三角形に成形されて いる。この滑止め部211の高さは約3mm、稜線の長さは12〜13mmであ る。
【0046】 更に、十二番目の構成として、以下のような第十一の滑止め部221が、爪先 2から土踏まず3にかけての外側(図12において左側)に、第十の滑止め部2 11と交互に、縦並びで三つ設けられている。すなわち、この滑止め部221は それぞれ、一本の線状の凹部によって構成されている。凹部の幅は約2mm、深 さは約1〜2mm、線の長さは約21〜26mmである。
【0047】 これらの構成を備えたゴルフ靴用靴底は、靴本体に組み合わされてゴルフ靴を 形成するもので、上記した構成によって以下の作用効果を奏する。尚、図13の 側面図は当該靴底の成形完了状態を示しており、靴本体に組み合わされたときに は、土踏まず3を除く当該靴底の略全体が略同時に接地する形状となる。
【0048】 すなわち、先ず、第一の滑止め部111が設けられているために、これによっ て以下の作用効果を奏する。すなわち、この第一の滑止め部111に設けられた 略三角錐形の中央突部114が従来の鉄鋲または突起と略同様の働きをし、これ に加えて、この第一の滑止め部111に設けられた三本の略v字状の突部115 がそれぞれグリップ力を増強させる働きをする。またこの三本の略v字状の突部 115が平面的に三角形に配置されているために、これらの突部115が三角形 の各辺と略直交する方向の三方向の荷重に対して強力なグリップ作用を奏し、三 本のうちの一本の突部115が主たる入力荷重に抗する向きに配置されているた めに、この主たる入力荷重に対して強力なグリップ作用を奏する。したがって、 これらの方向ないし荷重に対するグリップ力を増強させることができる。またこ の第一の滑止め部111が、図12に示した五箇所(同一形状である底面落込み 防止部131を含めると七箇所)に、かつそれぞれが図示した向きに配置されて いるために、歩行時またはスウィング時のあらゆる条件を想定して、全てに対応 することができる。また略v字状の突部115に対する略三角錐形の中央突部1 14の突出量が僅か0.4〜0.6mmであるために、グリーン等において芝を 痛めることがない。また三本の略v字状の突部115の高さが互いに同じである ために、接地時における安定性が良い。また突起113の端面に中央突部114 と三本の略v字状の突部115とを設けてなり、全体としても一つの突部を構成 していることから、軟弱な地面等に対しては、滑止め部111全体が一つの突部 としても作用する。したがって、この点からもグリップ力を増強させることがで きる。
【0049】 また第二の滑止め部121が設けられているために、以下の作用効果を奏する 。すなわち、この第二の滑止め部121に設けられた略円柱形または略円錐台形 の中央突部124が従来の鉄鋲または突起と略同様の働きをし、これに加えて、 この第二の滑止め部121に設けられた四本の円弧状の突部125がそれぞれグ リップ力を増強させる働きをする。またこの四本の円弧状の突部125が平面的 に円形に配置されているために、これらの突部125が略全方向の入力荷重に対 して強力なグリップ作用を奏し、この中に、主たる入力荷重も含まれることにな る。したがって、これらの方向ないし荷重に対するグリップ力を増強させること ができる。また四本の円弧状の突部125の高さが互いに同じであるために、接 地時における安定性が良い。また突起123の端面に中央突部124と四本の円 弧状の突部125とを設けてなり、全体としても一つの突部を構成していること から、軟弱な地面等に対しては、滑止め部121全体が一つの突部としても作用 する。したがって、この点からもグリップ力を増強させることができる。また各 滑止め部121に二つずつの略三角形の突部126が備えられていて、田型に配 置された四つの第二の滑止め部121に放射状の方向性が持たされているために 、この点からもグリップ力を増強させることができる。
【0050】 また底面落込み防止部131が設けられているために、以下の作用効果を奏す る。すなわち、使用時における底面1の落込み、撓み、歪みまたは捻れを防止す ることができ、これによってプレーヤーの疲れを軽減させることができる。また この底面落込み防止部131の形状構成が第一の滑止め部111と同じであるた めに、この第一の滑止め部111と同様の強力なグリップ効果を奏する。また縦 並びに二つ設けられた底面落込み防止部131のうち、爪先2側の底面落込み防 止部131には、爪先部分のグリップ力を増強させ、これによってスウィング時 の蹴りを強化することができる効果がある。
【0051】 また第三の滑止め部141が設けられているために、以下の作用効果を奏する 。すなわち、略凹字状の突部143の凹み144が主たる入力荷重に抗する向き に配置されているために、この主たる入力荷重に抗して強力なグリップ作用を奏 する。したがって、これらの方向ないし荷重に対するグリップ力を増強させるこ とができる。
【0052】 また第四の滑止め部151が設けられているために、以下の作用効果を奏する 。すなわち、突起152の端面、すなわち接地部に、全周を囲まれた凹部153 が設けられているために、状況によって吸盤作用を奏し、これをグリップ作用と して利用することができる。したがってグリップ力を増強させることができる。
【0053】 また第五の滑止め部161が設けられているために、以下の作用効果を奏する 。すなわち、線状の突部が爪先2と踵4とを結ぶ線(仮想線)に対して略直交す る向きに配置されているために、前後方向(図12における上下方向)に入力す る入力荷重に対して強力なグリップ作用を奏する。したがって、これらの方向な いし荷重に対するグリップ力を増強させることができる。
【0054】 また第六の滑止め部171が設けられているために、以下の作用効果を奏する 。すなわち、二つの三角形の突部172,173が設けられているために、これ らの突部172,173が三角形の各辺と略直交する方向の三方向の入力荷重に 対して強力なグリップ作用を奏する。したがって、これらの方向ないし荷重に対 するグリップ力を増強させることができる。
【0055】 また第七の滑止め部181が設けられているために、以下の作用効果を奏する 。すなわち、線状の突部182,183が爪先2と踵4とを結ぶ線(仮想線)に 対して略直交する向きに配置されているために、前後方向(図12における上下 方向)に入力する入力荷重に対して強力なグリップ作用を奏する。したがって、 これらの方向ないし荷重に対するグリップ力を増強させることができる。
【0056】 また第八の滑止め部191が設けられているために、以下の作用効果を奏する 。すなわち、この第八の滑止め部191によって、一番摩耗し易い箇所における 摩耗に対処することができ、また特に、斜面でのグリップ力を増強させることが できる。
【0057】 また第九の滑止め部201が設けられているために、以下の作用効果を奏する 。すなわち、第八の滑止め部191と同様に、この第九の滑止め部201によっ て、一番摩耗し易い箇所における摩耗に対処することができ、また特に、斜面で のグリップ力を増強させることができる。
【0058】 また第十の滑止め部211が設けられているために、以下の作用効果を奏する 。すなわち、線状の突部が設けられているために、この突部と略直交する方向の 入力荷重に対して強力なグリップ作用を奏する。したがって、これらの方向ない し荷重に対するグリップ力を増強させることができる。
【0059】 また更に、第十一の滑止め部221が設けられているために、以下の作用効果 を奏する。すなわち、線状の凹部が設けられているために、この凹部と略直交す る方向の入力荷重に対して強力なグリップ作用を奏する。したがって、これらの 方向ないし荷重に対するグリップ力を増強させることができる。
【0060】 第三実施例・・・ 図24および図25に示すように、当該実施例に係るゴルフ靴用靴底は、その 全体がゴムまたは樹脂等のゴム状弾性材によって一体に成形されており、その底 面1に、以下の形状構成が設けられている。
【0061】 先ず、第一に、以下の構成よりなる第一の滑止め部311が、爪先2の近くに 一つ、爪先2から土踏まず3にかけての外側(図24において左側)に縦並びで 三つ、同じく内側(図24において右側)に縦並びで三つ、都合七つ設けられて いる。すなわち、図26および図27に示すように、先ず、当該滑止め部311 を底面1と画する円形の溝312が設けられ、この溝312の内側に、当該滑止 め部311が全体として略円錐台形または接地部を略平たくした半球形の突部3 13として設けられ、この突部313の側部に、略球面状を呈する凹部314が 設けられ、この凹部314が主たる入力荷重の入力方向(図26に矢印で示す) に向けて配置されている。突部313の高さは約5mm、直径は約14mmであ る。
【0062】 第二に、以下の構成よりなる第二の滑止め部321が、踵4の近くに田型に四 つ設けられている。すなわち、図28および図29に示すように、先ず、当該滑 止め部321を底面1と画する円形の溝322が設けられ、この溝322の内側 に、当該滑止め部321が全体として略円錐台形または接地部を略平たくした半 球形の突部323として設けられ、この突部323の端面、すなわち接地部に、 十字状のスリット324が設けられている。突部323の高さは約5mm、直径 は約15mmである。
【0063】 第三に、以下の構成よりなる底面落込み防止部331が、爪先2と土踏まず3 の間の底面1の中央に、上記した七つの第一の滑止め部111に囲まれるように して、一つ設けられている。すなわち、図30および図31に示すように、当該 底面落込み防止部331が全体として略円錐台形、略円柱形または接地部を略平 たくした半球形の突部332として設けられ、この突部332の端面、すなわち 接地部の中央に、略球面状を呈する凹部333が設けられている。突部332の 高さは約5mm、直径は約13mmである。
【0064】 四番目の構成として、以下のような第三の滑止め部341が、爪先2と土踏ま ず3の中間辺りの外側(図24において左側)に一つ設けられている。すなわち 、平面円弧状の突部342が四本、略同心状に設けられ、各突部342の端面、 すなわち接地部に、円弧状の凹部343が一本ずつ設けられている。突部342 の高さは約2mm、凹部343の深さは約1〜2mmである。
【0065】 五番目の構成として、以下のような第四の滑止め部351が、第三の滑止め部 341の爪先2側の幅方向略中央に一つ設けられている。すなわち、この滑止め 部351は、前後方向(図24における上下方向)に並べられた二つの略v字状 の突部352,353によって構成されており、この二つ突部352,353の vの字の凹みが爪先2側に向けられている。突部352,353の高さは約3m mである。
【0066】 六番目の構成として、以下のような第五の滑止め部361が、爪先2に設けら れている。すなわち、この滑止め部361は、爪先2の外縁形状に沿った略U字 形の部分が厚肉とされることによって構成されており、その接地部に、互いに平 行な円弧状の溝362が所要数、設けられている。この滑止め部361の高さは 約4mmである。
【0067】 七番目の構成として、以下のような第六の滑止め部371が、踵4に設けられ ている。すなわち、この滑止め部371は、踵4の外縁形状に沿った略U字形の 部分が厚肉とされることによって構成されており、その接地部に、互いに平行な 円弧状の溝372が所要数、設けられている。この滑止め部371の高さは約3 mm、溝372の深さは約3mmであり、すなわち溝372によってこの滑止め 部371は所要数に分割されている。
【0068】 更に、八番目の構成として、以下のような土踏まず捩れ防止部381が、土踏 まず3に設けられている。すなわち、図25に示したように、土踏まず3が、他 の爪先2側の部分や踵4側の部分より凹んでいるのを原則として、この土踏まず 3の踵4寄りの部分がドーム状(但し、中実)に膨らんで一部、厚肉に成形され ており、この一部厚肉による立体構造によって、土踏まず3が歩行時やスウィン グ時に捩れにくくなっている。厚肉は最大で約6mmに及び、この最大厚肉部と 踵4部分の底面1の高低差が約4mmに設定されている。厚肉部の形状はドーム 状に限られず、その他の形状であっても良いが、守られるべき条件は、この厚肉 部が踵部と一体であることと、この厚肉部が踵部より低くて直接、接地しないこ と、の二点である。
【0069】 また以上の他、当該靴底の底面1には、大小多数の突部391,392,39 3,394が滑止めのために設けられており、その中には、平面略v字状の台座 部395,396の端面上に設けられたものもある。台座部395,396のv の字の凹みは、第四の滑止め部351と同様に、爪先2に向けて設けられている 。台座部395,396の高さは約2〜3mmである。
【0070】 これらの構成を備えたゴルフ靴用靴底は、靴本体に組み合わされてゴルフ靴を 形成するもので、上記した構成によって以下の作用効果を奏する。尚、図25の 側面図は当該靴底の成形完了状態を示しており、靴本体に組み合わされたときに は、土踏まず3を除く当該靴底の略全体が略同時に接地する形状となる。
【0071】 すなわち、先ず、第一の滑止め部311が設けられているために、これによっ て以下の作用効果を奏する。すなわち、略円錐台形または接地部を略平たくした 半球形の突部313の側部に略球面状の凹部314が設けられているために、こ の凹部314が抗する向きに入力する入力荷重に対して強力なグリップ作用を奏 する。したがって、これらの方向ないし荷重に対するグリップ力を増強させるこ とができる。またこの第一の滑止め部311が、図24に示した七箇所に、それ ぞれ図示した向きに配置されているために、歩行時またはスウィング時のあらゆ る条件を想定して、全てに対応することができる。
【0072】 また第二の滑止め部321が設けられているために、以下の作用効果を奏する 。すなわち、略円錐台形または接地部を略平たくした半球形の突部323の端面 に十字状のスリット324が設けられているために、略全方向の荷重に対して強 力なグリップ作用を奏し、この中に、主たる入力荷重も含まれることになる。し たがって、これらの方向ないし荷重に対するグリップ力を増強させることができ る。
【0073】 また底面落込み防止部331が設けられているために、以下の作用効果を奏す る。すなわち、使用時における底面1の落込み、撓み、歪みまたは捻れを防止す ることができ、これによってプレーヤーの疲れを軽減させることができる。また 突部332の端面に、全周を囲まれた略球面状の凹部333が設けられているた めに、突部332の端面が地面または芝を噛み、この底面落込み防止部331が 滑止めに関しても強力なグリップ作用を奏する。またこのグリップ作用には、状 況次第で、吸盤作用によるグリップ作用が含まれることがあり、これによっても グリップ力を増強させることができる。
【0074】 また第三の滑止め部341が設けられているために、以下の作用効果を奏する 。すなわち、四本の円弧状の突部342が全体として扇形に並べられ、かつ各突 部342に円弧状の凹部343が設けられているために、外側に対してのずれお よび耐摩耗性の強化を図ることができる。
【0075】 また第四の滑止め部351が設けられているために、以下の作用効果を奏する 。すなわち、略v字状の突部352,353のvの字の凹みが爪先2に向けて設 けられているために、前後方向(図24における上下方向)、特に爪先2方向に 入力する入力荷重に対して強力なグリップ作用を奏する。したがって、これらの 方向ないし荷重に対するグリップ力を増強させることができる。
【0076】 また第五の滑止め部361が設けられているために、以下の作用効果を奏する 。すなわち、この第五の滑止め部361によって、一番摩耗し易い箇所における 摩耗に対処することができ、また特に、斜面でのグリップ力を増強させることが できる。
【0077】 また第六の滑止め部371が設けられているために、以下の作用効果を奏する 。すなわち、第五の滑止め部361と同様に、この第六の滑止め部371によっ て、一番摩耗し易い箇所における摩耗に対処することができ、また特に、斜面で のグリップ力を増強させることができる。
【0078】 また更に、土踏まず捩れ防止部381が設けられているために、以下の作用効 果を奏する。すなわち、この土踏まず捩れ防止部381が備えているドーム状の 一部厚肉の立体構造によって土踏まず3が歩行時やスウィング時に捩れにくくな っているために、プレーヤーの疲れを軽減させることができ、また特に、斜面で 歩行し易い効果がある。
【0079】 第四実施例・・・ 図32ないし図34に示すように、当該実施例に係るゴルフ靴用靴底は、靴底 本体411がゴムまたは樹脂等のゴム状弾性材によって成形されており、この靴 底本体411に、以下のものが別部品として組み付けられている。
【0080】 すなわち、先ず第一に、以下の構成よりなる金属製のトウガード412が爪先 2に取り付けられており、このトウガード412に金属製の鋲422が二本、取 り付けられていて、この鋲422がそれぞれ第一の滑止め部421を構成してい る。鋲422はそれぞれ、ピン状の鋲本体423と、この鋲本体423の根元に 一体に設けられてトウガード412の平板部413の表面に非接着で着座せしめ られた略円盤形の着座部424と、この着座部424の裏側に設けられたリベッ ト状の支持部(図示せず)とを備えており、支持部がトウガード412の平板部 413を貫通して靴底本体411の肉厚内に埋設され、この支持部と着座部42 4とに挾まれることによって、トウガード412が靴底本体411に取り付けら れている。着座部424の高さ(厚さ)は約1〜2mm、着座部424を含む鋲 422の高さは約6〜7mm、着座部424の直径は約20mmである。トウガ ード412は厚さ約1mmの金属板を加工したもので、上記した平板部413の 他に、この平板部413に一体成形されるとともに靴底の底面1の外周縁に沿っ て靴底の厚さ方向に起ち上げられた起上がり部414(図33参照)を備えてお り、更に前者の平板部413に、第二の滑止め部431が設けられている。
【0081】 すなわち、この第二の滑止め部431は、靴底の底面1の外周縁に沿って一列 に並べられ、かつ一部で二列に並べた多数の略半球状の突部432によって構成 されており、この第二の滑止め部431によって、従来におけるトウガード41 2の欠点であった「滑り」が解消されている。突部432の高さは約1mm、直 径は約2mmである。尚、このトウガード412、トウガード412に設けられ た第一の滑止め部421および第二の滑止め部431は右足用(右利き用におい て)の靴底だけに設けられており、左足用の靴底には第一の滑止め部421に代 えて、この第一の滑止め部421と同じ位置(対称的な位置)に、後記する第三 の滑止め部441が二つ設けられている。
【0082】 第三の滑止め部441は、耐摩耗性に優れた超硬製の鋲442と、この鋲44 2を支持するとともに靴底本体411の肉厚内に埋設された樹脂製の略円盤形の 支持部443とを備えており、爪先2から土踏まず3にかけての外側(図32に おいて左側)に縦並びで三つ、同じく内側(図32において右側)に第一の滑止 め部421に続いて縦並びで二つ、踵4の近くに田型に四つ、都合九つ設けられ ている。支持部443は底面1と略同じ高さであり、鋲442の高さは約6〜7 mm、支持部443の直径は約11mmである。
【0083】 また以下の構成よりなる底面落込み防止部451が、爪先2と土踏まず3の間 の底面1の中央に、第一の滑止め部421および第三の滑止め部441に囲まれ るようにして、縦並びに二つ設けられている。すなわち、この底面落込み防止部 451は、ゴムまたは樹脂等のゴム状弾性材によって成形された円盤体によって 構成されており、その一部が靴底本体411の肉厚内に埋設されることによって 靴底本体411に取り付けられるとともに、残る一部が靴底の底面1から突出し て円形の突部452を構成しており、この突部452の端面に、動物の絵柄を描 いた形状の凹部453が設けられている。突部452の高さは約1〜2mm、円 盤体の直径は約20mmである。
【0084】 また以下のような土踏まず捩れ防止部461が、土踏まず3に設けられている 。すなわち、土踏まず3が、他の爪先2側の部分や踵4側の部分より凹んでいる のを原則として、図34に示したように、この土踏まず3に図32に示したよう な平面形状の凹部462が設けられ、この凹部462に、図32に示したような 平面形状の、ゴムまたは樹脂等のゴム状弾性材によって成形された平板体463 が嵌め込まれており、この嵌込み構造によって、土踏まず3が歩行時やスウィン グ時に捩れにくくなっている。凹部462の深さおよび平板体463の厚さは約 3〜5mmであり、平板体463はその表面(露出面)において底面1と略面一 状となっている。
【0085】 上記構成を備えたゴルフ靴用靴底は、靴本体に組み合わされてゴルフ靴を形成 するもので、上記した構成によって以下の作用効果を奏する。
【0086】 すなわち、先ず、金属製のトウガード412に、多数の略半球状の突部432 を並べた第二の滑止め部431が設けられているために、従来におけるトウガー ド412の欠点であった「滑り」を解消することができる。
【0087】 また底面落込み防止部451が設けられているために、以下の作用効果を奏す る。すなわち、使用時における底面1の落込み、撓み、歪みまたは捻れを防止す ることができ、これによってプレーヤーの疲れを軽減させることができる。また 突部452の端面に凹部452が設けられているために、凹部452の平面形状 や深さにしたがったところによって、滑止め効果を奏する。
【0088】 また更に、土踏まず捩れ防止部461が設けられているために、以下の作用効 果を奏する。すなわち、この土踏まず捩れ防止部461が備えている平板体46 3の嵌込み構造によって土踏まず3が歩行時やスウィング時に捩れにくくなって いるために、プレーヤーの疲れを軽減させることができ、また特に、斜面で歩行 し易い効果がある。
【0089】
【考案の効果】
本考案は、以下の効果を奏する。
【0090】 すなわち、先ず、上記構成を備えた本考案の請求項1によるゴルフ靴用靴底に おいては、爪先と土踏まずの間の底面の略中央に、使用時における底面の落込み 、撓み、歪みまたは捻れを防止する突状の底面落込み防止部が設けられているた めに、この底面落込み防止部が接地することによって底面の変形が抑えられる。 したがって、これにより使用時における底面の落込み、撓み、歪みまたは捻れを 有効に防止することができ、プレーヤーの疲れを軽減させることができる。
【0091】 またこの請求項1による効果に加えて、上記構成を備えた本考案の請求項2に よるゴルフ靴用靴底においては、底面落込み防止部に、中央突部と、三本の線状 の突部とが設けられているために、この底面落込み防止部が滑止めに関して強力 なグリップ作用を奏する。すなわち、各底面落込み防止部に設けられた中央突部 が従来の鉄鋲または突起と略同様の働きをし、これに加えて、各底面落込み防止 部に設けられた三本の線状の突部がそれぞれグリップ力を増強させる働きをする 。またこの三本の線状の突部が平面的に三角形に配置されているために、これら の突部が三角形の各辺と略直交する方向の三方向の入力荷重に対して強力なグリ ップ作用を奏する。したがって、これらの方向ないし荷重に対するグリップ力を 向上させることができる。 また上記請求項1による効果および請求項2による効果に加えて、上記構成を 備えた本考案の請求項3によるゴルフ靴用靴底においては、三本の線状の突部の うちの一本が主たる入力荷重に抗する向きに配置されているために、この主たる 入力荷重に対して強力なグリップ作用を奏する。したがって、これらの方向ない し荷重に対するグリップ力を向上させることができる。
【0092】 また上記請求項1による効果に加えて、上記構成を備えた本考案の請求項4に よるゴルフ靴用靴底においては、底面落込み防止部に、中央突部と、三本の略v 字状の突部とが設けられているために、この底面落込み防止部が滑止めに関して 強力なグリップ作用を奏する。すなわち、各底面落込み防止部に設けられた中央 突部が従来の鉄鋲または突起と略同様の働きをし、これに加えて、各底面落込み 防止部に設けられた三本の略v字状の突部がそれぞれグリップ力を増強させる働 きをする。またこの三本の略v字状の突部が平面的に三角形に配置されているた めに、これらの突部が三角形の各辺と略直交する方向の三方向の入力荷重に対し て強力なグリップ作用を奏する。したがって、これらの方向ないし荷重に対する グリップ力を向上させることができる。 また上記請求項1による効果および請求項4による効果に加えて、上記構成を 備えた本考案の請求項5によるゴルフ靴用靴底においては、三本の略v字状の突 部のうちの一本が主たる入力荷重に抗する向きに配置されているために、この主 たる入力荷重に対して強力なグリップ作用を奏する。したがって、これらの方向 ないし荷重に対するグリップ力を向上させることができる。
【0093】 また上記請求項1による効果に加えて、上記構成を備えた本考案の請求項6に よるゴルフ靴用靴底においては、突部の端面に凹部が設けられているために、こ の底面落込み防止部が滑止めに関して強力なグリップ作用を奏する。またこのグ リップ作用には、状況次第で、吸盤作用によるグリップ作用が含まれることがあ る。したがって、これらによりグリップ力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例に係るゴルフ靴用靴底の正
面図
【図2】同右側面図
【図3】図1におけるA−A線端面図
【図4】滑止め部11の正面図
【図5】同斜視図
【図6】滑止め部21の正面図
【図7】同斜視図
【図8】底面落込み防止部31の正面図
【図9】同斜視図
【図10】滑止め部41の正面図
【図11】同斜視図
【図12】本考案の第二実施例に係るゴルフ靴用靴底の
正面図
【図13】同右側面図
【図14】滑止め部111の正面図
【図15】同斜視図
【図16】滑止め部121の正面図
【図17】同斜視図
【図18】底面落込み防止部131の正面図
【図19】同斜視図
【図20】滑止め部141の正面図
【図21】同斜視図
【図22】滑止め部151の正面図
【図23】同斜視図
【図24】本考案の第三実施例に係るゴルフ靴用靴底の
正面図
【図25】同右側面図
【図26】滑止め部311の正面図
【図27】同斜視図
【図28】滑止め部321の正面図
【図29】同斜視図
【図30】底面落込み防止部331の正面図
【図31】同斜視図
【図32】本考案の第四実施例に係るゴルフ靴用靴底の
正面図
【図33】同右側面図
【図34】図32におけるB−B線端面図
【符号の説明】
1 底面 2 爪先 3 土踏まず 4 踵 31,131,331,451 底面落込み防止部 34,134 中央突部 35 線状の突部 135 略v字状の突部 332,452 突部 333,453 凹部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 爪先(2)と土踏まず(3)の間の底面
    (1)の略中央に、使用時における底面(1)の落込
    み、撓み、歪みまたは捻れを防止する突状の底面落込み
    防止部(31)(131)(331)(451)を設け
    たことを特徴とするゴルフ靴用靴底。
  2. 【請求項2】 爪先(2)と土踏まず(3)の間の底面
    (1)の略中央に、使用時における底面(1)の落込
    み、撓み、歪みまたは捻れを防止する突状の底面落込み
    防止部(31)を設け、前記底面落込み防止部(31)
    が、中央突部(34)と、前記中央突部(34)の回り
    で三角形をなすように配置された三本の線状の突部(3
    5)とを備えていることを特徴とするゴルフ靴用靴底。
  3. 【請求項3】 爪先(2)と土踏まず(3)の間の底面
    (1)の略中央に、使用時における底面(1)の落込
    み、撓み、歪みまたは捻れを防止する突状の底面落込み
    防止部(31)を設け、前記底面落込み防止部(31)
    が、中央突部(34)と、前記中央突部(34)の回り
    で三角形をなすように配置された三本の線状の突部(3
    5)とを備え、前記三本のうち一本の突部(35)が主
    たる入力荷重に抗する向きに配置されていることを特徴
    とするゴルフ靴用靴底。
  4. 【請求項4】 爪先(2)と土踏まず(3)の間の底面
    (1)の略中央に、使用時における底面(1)の落込
    み、撓み、歪みまたは捻れを防止する突状の底面落込み
    防止部(131)を設け、前記底面落込み防止部(13
    1)が、中央突部(134)と、前記中央突部(13
    4)の回りで三角形をなすように配置された三本の略v
    字状の突部(135)とを備えていることを特徴とする
    ゴルフ靴用靴底。
  5. 【請求項5】 爪先(2)と土踏まず(3)の間の底面
    (1)の略中央に、使用時における底面(1)の落込
    み、撓み、歪みまたは捻れを防止する突状の底面落込み
    防止部(131)を設け、前記底面落込み防止部(13
    1)が、中央突部(134)と、前記中央突部(13
    4)の回りで三角形をなすように配置された三本の略v
    字状の突部(135)とを備え、前記三本のうち一本の
    突部(135)が主たる入力荷重に抗する向きに配置さ
    れていることを特徴とするゴルフ靴用靴底。
  6. 【請求項6】 爪先(2)と土踏まず(3)の間の底面
    (1)の略中央に、使用時における底面(1)の落込
    み、撓み、歪みまたは捻れを防止する突状の底面落込み
    防止部(331)(451)を設け、前記底面落込み防
    止部(331)(451)が、突部(332)(45
    2)の端面に凹部(333)(453)を設けたもので
    あることを特徴とするゴルフ靴用靴底。
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