JP2000189211A - ゴルフシュ―ズ用鋲及びこれを備えたゴルフシュ―ズ - Google Patents

ゴルフシュ―ズ用鋲及びこれを備えたゴルフシュ―ズ

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JP2000189211A
JP2000189211A JP10373428A JP37342898A JP2000189211A JP 2000189211 A JP2000189211 A JP 2000189211A JP 10373428 A JP10373428 A JP 10373428A JP 37342898 A JP37342898 A JP 37342898A JP 2000189211 A JP2000189211 A JP 2000189211A
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Japan
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wear
protrusion
golf shoe
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height
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JP10373428A
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Toshihiro Horii
利裕 堀井
Takeshi Yamamoto
健 山元
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルファーが容易に摩耗状態を確認すること
ができ、従ってゴルファーに早期の交換を促すことがで
きるゴルフシューズ用鋲1及びこれを備えたゴルフシュ
ーズを提供すること。 【解決手段】 ゴルフシューズ用鋲1に、円盤状の基板
部3を設ける。この基板部3の下面に、下方に向かって
突出する4個の第一突起部5と、4個の第二突起部7
と、2個の摩耗確認部9とを形成する。第一突起部5の
水平断面形状は略楕円であり、第二突起部7の水平断面
形状は略長方形である。基板部3の上面の中心に、上方
に向かって起立する1本のスタッド11を設ける。摩耗
確認部9の突出高さHMを、第二突起部7の突出高さH
Pよりも小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフのプレー中
等にゴルファーの足が滑るのを防ぐためのゴルフシュー
ズ用鋲及びこれを備えたゴルフシューズに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ゴルファーは、ティーグラウンドやフェ
アウエーからのショットの際には芝生上でスイングし、
また、バンカーショットの際には砂地の上でスイングを
行う。このスイング中に足が滑ると、ミスショットをお
かしてしまう。さらに、ラウンド中は、起伏に富んだフ
ェアウエーやラフを歩行して移動するが、歩行中に足が
滑ると移動時の負担が増す。スイング中や歩行中の足の
滑りを防ぐため、ゴルファーは底面に複数個の鋲を備え
たゴルフシューズを着用する。この鋲としては、円盤状
のフランジ部の下面中央に単一のピンを備えており、金
属材料又はセラミックで成形されたものが一般的であ
る。
【0003】この鋲のピンは比較的細長い形状であるた
め、特にグリーン上の芝生を引っ掻いて芝生にダメージ
を与えるものである。また、クラブハウスや打撃練習場
等の敷設の床面を損傷するものである。さらに、ゴルフ
ァーの履き心地においても満足感の得られないものであ
る。
【0004】これらの不都合を解消したものとして、い
わゆるソフトタイプのゴルフシューズ用鋲が提案され、
普及しつつある。この鋲は合成樹脂等の弾性材料で成形
されている。そして、ピンを多数個形成したり、ピンの
鉛直方向断面形状を台形にする等の手段により、接地面
積が高められている。このようなソフトタイプのゴルフ
シューズ用鋲は、例えば特公平6−104081号公
報、実用新案登録第3027022号公報等に開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ゴルファーは、前述の
芝生や砂地のみならず、例えばグリーンと次のホールの
ティグラウンドとを結ぶ通路等、アスファルト舗装され
た地面を歩行することも多い。ところが、弾性材料から
なる鋲は金属鋲等に比べてピンの摩耗速度が速いため、
この鋲を備えたゴルフシューズを履いたゴルファーがア
スファルト舗装された地面等を頻繁に歩行すると、ピン
が早期に摩耗してしまうことがある。ピンが摩耗した鋲
は交換する必要があるが、交換の目安がないためゴルフ
ァーが摩耗に気づかず、そのまま使用し続けてしまうこ
とも多い。ピンが摩耗した鋲を使用し続けると、グリッ
プ力が低下しているため、スイング中に足が滑ってミス
ショットをしてしまったり、歩行中にスリップ事故を起
こしてしまったりするという問題がある。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、ゴルファーが容易に摩耗状態を確認するこ
とができ、従ってゴルファーに早期の交換を促すことが
できるゴルフシューズ用鋲及びこれを備えたゴルフシュ
ーズを提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明は、その上面がゴルフシューズの底面に当
接される基板部と、この基板部の下面から下方に突出し
ており、弾性材料から成形されている複数個の突起部
と、基板部の下面から下方に突出しており、その突出高
さが突起部の突出高さよりも小さく、弾性材料から成形
されている摩耗確認部とを備えたゴルフシューズ用鋲を
提供するものである。
【0008】また、本発明は、上記したゴルフシューズ
用鋲を備えたゴルフシューズを提供するものである。
【0009】本発明にかかる前記ゴルフシューズ用鋲で
は、摩耗確認部を備えており、この摩耗確認部の突出高
さが突起部の突出高さよりも小さくされているため、使
用初期段階では摩耗確認部は地面と接触せず、摩耗を起
こさない。使用を続けると弾性材料から成形されている
突起部の摩耗が進行し、突出高さが徐々に小さくなる。
やがて、突起部の突出高さと摩耗確認部の突出高さがほ
ぼ一致し、摩耗確認部が接地するようになる。その後
は、弾性材料で成形されている摩耗確認部も突起部とと
もに摩耗する。この摩耗確認部の摩耗により、ゴルファ
ーは突起部の摩耗が進行したことを確認できる。なお、
突起部と摩耗確認部とを離間して形成すれば、ゴルファ
ーが摩耗確認部の摩耗開始を発見しやすくなる。
【0010】突起部及び摩耗確認部に好適に用いられる
弾性材料としては、例えばポリウレタンやポリエステル
やポリアミド等の熱可塑性樹脂、ハードセグメントとソ
フトセグメントとからなるポリエステル系熱可塑性エラ
ストマーやスチレン系熱可塑性エラストマー等の熱可塑
性エラストマー等が挙げられ、これらが単独で又は2種
以上混合されて用いられる。特に、耐摩耗性とグリップ
性とを両立しうるウレタン樹脂が好適である。
【0011】これらの弾性材料を用いて成形されたゴル
フシューズ用鋲の硬度(ショアーD)は、40以上60
以下が好ましく、45以上55以下が特に好ましい。硬
度が上記範囲未満であると、剛性不足により舗装路面等
の歩行時に突起部が倒れるので、歩行の安定感が低下す
るばかりか、摩耗確認部が早期に接地して摩耗を開始し
てしまうことがある。逆に、硬度が上記範囲を超える
と、舗装路面等の歩行時にクッション性が不足するばか
りか、突起部の欠けが発生してしまうことがある。
【0012】上記突起部と摩耗確認部とを同一材料から
成形すれば、突起部の摩耗が進行して摩耗確認部が接地
する段階でも、突起部のみが接地する初期段階と比べて
グリップ感やクッション性が極端に変化しない。具体的
には、基板部、突起部及び摩耗確認部を、同一材料で一
体成形すればよい。なお、一体成形する場合において、
基板部に例えば補強用金属プレート等の他の材料が併用
されることは、グリップ感やクッション性の極端な変化
の抑制を何ら阻害しない。
【0013】また、上記突起部の基板部下面からの突出
高さをHPとし、摩耗確認部の基板部下面からの突出高
さをHMとしたときのHM/HPの値は、1/4以上3
/4以下が好ましい。この値が1/4未満であると、突
起部の摩耗が相当程度進行しても摩耗確認部の摩耗が開
始しないので、ゴルフシューズ用鋲の交換時期が来てい
るにも関わらずゴルファーがこれを認識することができ
なくなってしまうことがある。逆に、この値が3/4を
越えると、未だ交換時期が来ていないにも関わらず摩耗
確認部が摩耗を開始してしまうことがある。なお、突起
部及び摩耗確認部の形状は、円柱、角柱、楕円柱、円
錐、角錐、楕円錘、円錐台、角錐台、楕円錘台等の、種
々のものが採用可能である。
【0014】複数個設けられた突起部は、全て同一形状
とされてもいいし、形状の異なる2種以上の突起部が形
成されてもよい。特に、各突起部における最小幅部分の
幅をW1とし、最小幅方向と直行する方向での幅をW2
としたときのW1/W2の値が0.5より大きな第一突
起部と、W1/W2の値が0.5以下である第二突起部
とを混在させて形成するのが好ましい。W1/W2の値
が0.5より大きな第一突起部の水平方向断面形状とし
ては、例えば円形、正方形、長径と短径との差が比較的
小さな楕円形、長辺と短辺との差が比較的小さな長方形
等が挙げられる。W1/W2の値が0.5以下である第
二突起部の水平方向断面形状としては、例えば長径と短
径との差が比較的大きな楕円形、長辺と短辺との差が比
較的大きな長方形等が挙げられる。
【0015】突起部の形状が楕円の場合は、図3(a)
に示されるように短径の長さがW1とされ、長径の長さ
がW2とされる。突起部の形状が長方形である場合は、
図3(b)に示されるように短辺の長さがW1とされ、
長辺の長さがW2とされる。突起部の形状が扇形である
場合は、図3(c)に示されるように2個の円弧の半径
差がW1とされ、半径の大きな円弧の弦の長さがW2と
される。なお、水平方向断面における寸法が高さによっ
て異なる突起部の場合、高さの中心点を通過する水平断
面において、W1及びW2が測定される。
【0016】W1/W2の値が0.5より大きな第一突
起部は芝生面に突き刺さりやすいので、主として芝生上
でのグリップ性向上に寄与する。第一突起部のW1/W
2の値は、0.6以上1.0以下が特に好ましく、0.
7以上1.0以下がさらに好ましい。W1/W2の値が
0.5以下である第二突起部は、バンカー内においてこ
の第二突起部の長手方向と直交方向にゴルフシューズが
移動しようとする際、一種の堤防壁として作用して砂地
によくひっかかるので、主としてバンカーでのグリップ
性向上に寄与する。第二突起部のW1/W2の値は、
0.1以上0.4以下が特に好ましい。第一突起部と第
二突起部とを組み合わせることにより、芝生上でのグリ
ップ性とバンカー内でのグリップ性とを両立させること
ができる。
【0017】この発明において、2個の突起部を摩耗確
認部の両側に隣接させ、これら摩耗確認部と2個の突起
部とを略直線状又は略円弧状に連続して形成すれば、両
側の突起部がある程度摩耗しない限り摩耗確認部が接地
しないので、突起部の摩耗がさほど進行していない段階
で摩耗確認部が接地して摩耗してしまう、いわゆる誤摩
耗が防止される。なお、図4(a)には摩耗確認部と2
個の突起部とが直線状に連続して形成された様子が示さ
れており、図4(b)には摩耗確認部と2個の突起部と
が円弧状に連続して形成された様子が示されている。
【0018】また、この連続方向と直交方向における摩
耗確認部の幅をWMとし、連続方向と直交方向における
摩耗確認部に隣接する突起部の幅をWPとしたときのW
M/WPの値を1/2以上2以下、特には3/4以上3
/2以下とするのが好ましい。この値が上記範囲未満で
あると、摩耗確認部の幅が小さくなりすぎて、摩耗確認
部先端の摩耗開始がゴルファーに感知されにくくなって
しまうことがある。逆に、この値が上記範囲を超える
と、突起部の幅に比して摩耗確認部の幅が大きくなりす
ぎ、摩耗確認部のうちはみ出た部分が誤摩耗を起こして
しまうことがある。
【0019】図4(a)においては、左右方向が連続方
向であり、上下方向が連続方向と直交方向である。そし
て、この図4(a)における上下方向の摩耗確認部及び
突起部の幅が、それぞれWM、WPとされる。また、図
4(b)においては、両矢印Aで示される円弧方向が連
続方向であり、この円弧の法線方向が連続方向と直交方
向である。そして、この図4(b)における法線方向の
摩耗確認部及び突起部の幅が、それぞれWM、WPとさ
れる。なお、水平方向断面における寸法が高さによって
異なる摩耗確認部及び突起部の場合、摩耗確認部の高さ
の中心点を通過する水平断面において、WM及びWPが
測定される。
【0020】さらに、摩耗確認部と2個の突起部とを略
直線状又は略円弧状に連続して形成したゴルフシューズ
用鋲における、摩耗確認部の両側に隣接する2個の突起
部の間隔をL(図4(a)及び図4(b)において両矢
印で示される)とし、この突起部の基板部下面からの突
出高さをHPとしたときのL/HPの値を、1/2以上
4以下とするのが好ましく、1以上3以下とするのが特
に好ましい。この値が上記範囲未満であると、摩耗確認
部が小さくなりすぎて、摩耗確認部先端の摩耗開始がゴ
ルファーに感知されにくくなってしまうことがある。逆
に、この値が上記範囲を超えると、2個の突起部の間隔
が開きすぎて摩耗確認部が誤摩耗を起こしてしまうこと
がある。なお、水平方向断面における寸法が高さによっ
て異なる突起部の場合、高さの中心点を通過する水平断
面において、Lが測定される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1(a)は本発明の一実施
形態にかかるゴルフシューズ用鋲1が示された正面図で
あり、図1(b)はその底面図であり、図1(c)はそ
の右側面図である。このゴルフシューズ用鋲1は円盤状
の基板部3を備えており、この基板部3の下面には、下
方に向かって突出する4個の第一突起部5と、4個の第
二突起部7と、2個の摩耗確認部9とが形成されてい
る。上記基板部3の上面の中心には、上方に向かって起
立する1本のスタッド11が設けられている。
【0022】基板部3は、水平方向断面が円形であり、
その最大直径は21mmである。この基板部3と第一突
起部5、第二突起部7及び摩耗確認部9とは、ポリウレ
タンを主成分とする樹脂組成物から一体的に成形されて
いる。そして、その硬度(ショアーD)は45である。
基板部3には、一対の貫通孔13が形成されている。こ
の貫通孔13には、専用レンチの突起が嵌入される。こ
れにより、専用レンチの回転に伴ってゴルフシューズ用
鋲1を回転させることができ、ゴルフシューズ用鋲1を
ゴルフシューズの底面に着脱させることができる。貫通
孔13の内周直径は、2.8mmである。
【0023】第一突起部5は、中心角度(degre
e)で54゜、126゜、54゜、126゜の間隔を隔
てて、合計4個設けられている。第一突起部5の形状は
略楕円錘台であり、その底面の長径は5.5mm、短径
は4.0mmである。また、頂面の長径は3.25m
m、短径は2.5mmである。従って、この第一突起部
5のW1/W2の値は、約0.75である。また、この
第一突起部5の突出高さHP(図1(c)において両矢
印で示される)は、3.0mmである。
【0024】第二突起部7は、後述する2個の摩耗確認
部9のそれぞれの両側に形成されており、合計4個設け
られている。第二突起部7の形状は、水平断面が略長方
形の角錐台である。但し、水平断面形状の輪郭の一部
は、曲線で構成されている。また、この第二突起部7の
突出高さHP(図1(c)において両矢印で示される)
は、5.0mmである。
【0025】摩耗確認部9は2個の貫通孔13のそれぞ
れの半径方向外側に、合計2個設けられている。この摩
耗確認部9の突出高さHM(図1(c)において両矢印
で示される)は、1.75mmである。第二突起部7の
突出高さHPは前述のように3.0mmであるので、図
1(d)に示すHM/HPの値は0.6となる。
【0026】摩耗確認部9と、この摩耗確認部9の両側
に隣接する2個の第二突起部7とは、略円弧状に連続し
て形成されている。この連続方向と直交方向における摩
耗確認部9の幅WMは、2.5mmである。また、連続
方向と直交方向における第二突起部7の幅WPは、2.
4mmである。従って、このゴルフシューズ用鋲1にお
けるWM/WPの値は、1.04である。また、摩耗確
認部9の両側に隣接する2個の第二突起部7の間隔L
は、3.9mmである。第二突起部7の突出高さHPは
前述のように3.0mmであるので、L/HPの値は
1.3となる。
【0027】スタッド11は基板部3の上面の中心から
上方に向かって起立している。このスタッド11は金属
製であり、その下端には金属製の補強プレート(図示さ
れず)が一体的に取り付けられている。補強プレートは
合成樹脂製の基板部3に埋設されており、これによって
スタッド11と基板部3との結合が堅固とされている。
補強プレートは、基板部3の補強部材としての役割も果
たす。スタッド11の外周面には、雄ネジ15が螺刻さ
れている。
【0028】図2は、図1に示されたゴルフシューズ用
鋲1が取り付けられるゴルフシューズ17が示された斜
視図である。このゴルフシューズ17の靴底には、多数
の取付穴19が穿設されている。取付穴19の内周面に
は、雌ネジ(図示されず)が螺刻されている。図2に点
線で示されるように、取付穴19にはゴルフシューズ用
鋲1のスタッド11が螺入される。螺入は、通常ゴルフ
シューズ用鋲1の基板部3の上面がゴルフシューズ17
の底面に当接するまで行われる。これにより、靴底にゴ
ルフシューズ用鋲1が確実に固定される。もちろん、ネ
ジ以外の手段によってゴルフシューズ用鋲1を靴底に固
定してもよい。
【0029】このゴルフシューズ17をゴルファーが着
用すると、ゴルフシューズ用鋲1のHM/HPの値が1
/4以上3/4以下とされているので、第一突起部5及
び第二突起部7の先端のみが接地し、摩耗確認部9の先
端は接地しない。やがて、第一突起部5及び第二突起部
7が摩耗し始める。この際、ゴルフシューズ用鋲1のW
M/WPの値が1/2以上2以下とされており、L/H
Pの値が1/2以上4以下とされているので、摩耗確認
部9が誤摩耗を起こすことがない。着用を繰り返すうち
に、第一突起部5及び第二突起部7の摩耗が進行してそ
の突出高さが低くなる。第一突起部5及び第二突起部7
の突出高さが摩耗確認部9の突出高さとほぼ同等となっ
た段階で、摩耗確認部9の先端が接地し始める。それ以
降は、第一突起部5及び第二突起部7とともに、摩耗確
認部9の摩耗も進行する。この摩耗確認部9の摩耗によ
り、ゴルファーは第一突起部5及び第二突起部7の摩耗
が進行した事実を知ることができ、ゴルフシューズ用鋲
1を新品と交換することができる。こうして、ゴルフシ
ューズ17を着用するゴルファーのスイング中や歩行中
のスリップが防止される。
【0030】このゴルフシューズ用鋲1では、第一突起
部5のW1/W2の値が0.5より大きいので、この第
一突起部5により主として芝生上でのグリップ性が発現
される。また、第二突起部7のW1/W2の値が0.5
以下であるので、この第二突起部7により主として砂地
上でのグリップ性が発現される。すなわち、このゴルフ
シューズ17は、芝生上でも砂地上でも滑りにくいもの
である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明よりあきらかなように、本発
明のゴルフシューズ用鋲を用いれば、ゴルファーが容易
に摩耗状態を確認することができる。従って、ゴルファ
ーにゴルフシューズ用鋲の早期の交換を促すことがで
き、ゴルフシューズを着用するゴルファーのスイング中
や歩行中のスリップが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の一実施形態にかかるゴルフ
シューズ用鋲が示された正面図、(b)はその底面図、
(c)はその右側面図、(d)はHMとHPの関係を示
す図面である。
【図2】 図1のゴルフシューズ用鋲が取り付けられる
ゴルフシューズが示された斜視図である。
【図3】 (a)(b)(c)は突起部の幅方向を説明
するための模式図である。
【図4】 (a)(b)は第一突起部と第二突起部との
連続の状態及びこれらの寸法方向を説明するための模式
図である。
【符号の説明】
1 ゴルフシューズ用鋲 3 基板部 5 第一突起部 7 第二突起部 9 摩耗確認部 11 スタッド 13 貫通孔 15 雄ネジ 17 ゴルフシューズ 19 取付穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その上面がゴルフシューズの底面に当接
    される基板部と、 この基板部の下面から下方に突出しており、弾性材料か
    ら成形されている複数個の突起部と、 基板部の下面から下方に突出しており、その突出高さが
    突起部の突出高さよりも小さく、弾性材料から成形され
    ている摩耗確認部とを備えたゴルフシューズ用鋲。
  2. 【請求項2】 上記突起部と摩耗確認部とは同一材料か
    ら成形されており、突起部の基板部下面からの突出高さ
    をHPとし、摩耗確認部の基板部下面からの突出高さを
    HMとしたときのHM/HPの値が1/4以上3/4以
    下である請求項1に記載のゴルフシューズ用鋲。
  3. 【請求項3】 上記突起部が、各突起部における最小幅
    部分の幅をW1とし、最小幅方向と直行する方向での幅
    をW2としたときのW1/W2の値が0.5より大きな
    第一突起部と、W1/W2の値が0.5以下である第二
    突起部とから構成されている請求項1又は請求項2に記
    載のゴルフシューズ用鋲。
  4. 【請求項4】 摩耗確認部とこの摩耗確認部の両側に隣
    接する2個の突起部とが略直線状又は略円弧状に連続し
    て形成されており、 この連続方向と直交方向における摩耗確認部の幅をWM
    とし、連続方向と直交方向における摩耗確認部に隣接す
    る突起部の幅をWPとしたときのWM/WPの値が1/
    2以上2以下であり、 摩耗確認部の両側に隣接する2個の突起部の間隔をLと
    し、この突起部の基板部下面からの突出高さをHPとし
    たときのL/HPの値が1/2以上4以下である請求項
    1から請求項3のいずれか1項に記載のゴルフシューズ
    用鋲。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか1項に
    記載のゴルフシューズ用鋲を備えたゴルフシューズ。
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