JP2018102533A - 靴底裏面構造 - Google Patents

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吉浩 佐々木
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Abstract

【課題】歩行の際の緩衝性と芝へのグリップ性を高め、また、身体の回転に伴い発生する足裏への回転力や捻れ、更には前後方向に発生する滑りに対しても、芝面に対するグリップ性を高め、且つ、耐損傷性に優れた突起を備える靴底の裏面構造を提供する。【解決手段】靴底の裏面に形成され、基準面Pから接地面G方向に突出して配置される複数の突起を有する靴底裏面構造であって、前記突起の形状を、一辺が前記基準面P上に位置する多角形(三角形)の面を底面S1とする角錐体(多角錐体)36とし、前記突起36は、前記角錐体の前記底面S1を、靴底の左右の側部のいずれかの一方向に向け、前記角錐体の前記底面S1に対向する位置にある頭頂点T4を前記基準面Pに位置させ、前記底面S1から前記頭頂点T4に至る少なくとも一つの角錐体の稜線r6が、前記基準面に対して傾斜(β)するようにして設けられる。【選択図】図4

Description

本発明は、靴底、特に、靴底の裏面に滑り止めなどを目的として設けられる靴底の裏面構造に関する。
靴は、通常、上部の靴本体と靴底から成り、その靴底は、足裏に接触するミッドソールと地面に接触するアウトソールを有し、それらの間に適宜、クッション材や補強材などを配して多層構造とするのが一般的である。靴底に関しては、その裏面は、種々の突条や溝を配して滑り止めや、着地の際の緩衝作用を高めるような工夫がななされている。
靴底は、その靴の種類或いは用途により種々のものが存在するが、中でも運動用の靴は、当然のこととして、その運動に適した靴底の裏面構造が採用される。ゴルフ用のシューズを例にとると、ゴルフのラウンドを通じてゴルファーは、ゴルフクラブのスイング時、或いはフェアウェイのみならず、コース内の道路やクラブハウス内での歩行等、多様の状況に応じた機能性、装着性が要求される。
近時、ゴルフ用シューズの靴底は、合成ゴムに種々の突起や溝を一体的に成形して配したいわゆるスパイクレスシューズがあり、その突起や溝の形状も多数提案されており、例えば、次の文献に記載されたものが存在する。
特許第3969358号公報(特許文献1)には、左右両側部に太さや断面形状の異なる柱状突起1,2,3,6,7,を配置すると共に、中央部には、前後方向の鉛直断面がノコ歯状となるように先端部に左右方向に見た複数の溝11を有する柱状突起4,5を互いに離間させて複数配置した靴底が開示されている。
特許第3969358号公報
上記特許文献1に記載された靴裏の構造は、左右の領域の多数の種類の形状とサイズを有する柱状突起と中央部のノコ歯状の柱状突起を組み合わせて、全体としてゴルフスイング時のグリップ性を高め、突起の摩耗、損傷を少なくするということを目的となされたものであるが、特徴的なノコ歯状の突起4,5は、図8(b)に示されるように、体重がかかると、ノコ歯の頂部の稜線が接地面に対して平行となっているため、接地するとき、稜線が接地面に対して平行となるため、一様に接地した状態となり、この状態で、例えば、ゴルフスイングをした場合、稜線に一様に接地したまま、捻り力が作用することとなる。したがって、この稜線部分に過度に捻り力が作用するため、損傷のおそれがあり、次第にグリップ力も弱まっていくことが懸念される。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、平坦のみならず傾斜した芝生上を歩行する際には優れた緩衝性と芝へのグリップ性を高め、また、ゴルフスイング時においても、グリップ性を高め、足のずれを好適に防ぐことができ、更に、耐摩耗性、耐損傷性に優れた靴裏の表面構造を提供することを目的とする。
本願発明は、靴底の裏面構造に関するものであり、本願発明の説明に先立ち、本願明細書で用いる靴裏の各部位の名称を図1を参照して説明する。
図1は、右足の靴の靴裏を示し、靴裏を前後方向に3区域に分け、前側から「前足部FR」、「中足部(踏まず部)MR」、及び「後足部(踵部)HR」とし、更に、他方の足に向く側、すなわち内側に向く側を「内側」、その反対側、すなわち足の外側に向く側を「外側」とする。また、靴底の裏面構造は、各種の形状の突起により形成されるものであるが、その突起が立ち上がる靴裏の面を基準面(P)とする(図4(c)参照)。
本発明は、上述の課題を達成することを目的とするもので、特に、グリップ力を高め、また、耐損傷性に優れた裏面構造を追求することにより、得られたものである。
本発明の靴底の裏面構造は、靴裏に配置される複数の突起により形成され、前記突起の形状を多角形の面を底面とする角錘体(多角錐体)とし、前記突起は、前記角錐体の前記底面を、靴底の側部の方向に向け、前記角錐体の前記底面に対向する頭頂点を前記基準面に位置させ、前記突起は、少なくとも一つの角錐体の稜線が、前記基準面に対して傾斜するようにして配置される。前記突起は、角錘体の底面が横方向の内側向きと外側向きが対となるようにして配置されることが好ましい。
本発明の裏面構造によれば、突起が基準面、即ち接地面に対して傾斜した稜線を有することとなり、稜線部分が芝に対するグリップ力を高めると共に、スイングによる足裏に生じる回転力を受け止める。そして、稜線が傾斜しているため、水平な稜線と比較して、一様に接地したまま、捻り力が作用することがなくなり、稜線部分に過度に捻り力が作用することが抑制され、一様に損傷することが防止できる。
また、角錐体の側部方向に向く底面は、横方向に作用する力の抗力を発生するため、スイング中に発生する後述する力f1及びf2に対する抗力と、足裏にかかる体重が横方向に逃げることを防ぐ機能が生じる。更に、角錐体の頭頂点を基準面に位置させるようにしているため、突起は常に、足裏に横方向に延びる稜線と複数の三角形の角錐面を備えることとなり、靴裏に作用する前後方向の力に対しても角錐面による抗力が発生し、前後方向の滑りに対しても有効な滑り止めの機能が生じる。
本発明の角錘体の突起は、一方の足裏について、角錘体の底面が横方向の内側向きと外側向きが対となるようにして配置されることが好ましい、これは、足裏に作用する左回転及び右回転の両方向の回転力及び左右横方の力に対して同様に抗力を発生させるためである。なお、角錘体の底面が内向きのものと外向きのものとの対は、前後方向に整列して配置することもできるが、必ずしも整列して配置する必要はなく、それぞれを、前後方向或いは横方向にずらして配置することも可能である。
角錐体の突起は、三角錘、四角錘、・・N角錘(N≧3)と任意の形状とすることができる。また、角錘体の頭頂点を、実際に基準面に位置させる必要はなく、稜線が頭頂点に達する前の位置で裁断したいわゆる裁頭角錘体形状とすることも可能である。
本発明によれば、平坦のみならず傾斜した芝生上を歩行する際に、優れた緩衝性と芝へのグリップ性を高め、また、身体の回転に伴い発生する足裏への回転力や捻れ、更には前後方向に発生する滑りに対しても、芝面に対するグリップ性高め、足のずれを好適に防ぐことができる。また、突起の耐摩耗性、耐損傷性を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明をゴルフシューズに適用した例に基づき説明する。
靴底の裏面の部位を説明する図である。 本発明の実施例に係るゴルフシューズの裏面構造の右足の前足部の外観を示す図である。 本発明の実施例に係るゴルフシューズの靴底と靴底の裏面構造を示す図であり、(a)は裏面正面図、(b)は外側側面図、 (c)は内側側面図、(d)は(a)のA1-A2断面図。 本発明の実施例に係る三角錐形状の突起の一対を示す図であり、(a) は靴底裏側から視た平面図、(b)は(a)の三角錘形状の1つを分離して示す平面図であり、(c) は(b)の正面図である。 三角錘形状の1対の突起を分離して配置した例を示し、(a)は前後方向に分離して配置した例 (b)横方向に分離して配置した例、(c)は三角錘形状の頂点を前後方向にずらした例及び裁頭三角錐形状とする場合の例を示す図である。 突起を(a)四角錘形状及び(b)五角錘形状とした例を示す図である。 ゴルフスイング中の足裏に作用する力を説明する図である。
図2及び図3は、本発明による角錐体の形状の突起として三角錘形状の突起をゴルフシューズの靴底の裏面構造に採用した右足の靴底10を示す。図2は、特に右足の前足部の突起の配置の外観を示すもので、靴底10には、図1にて説明した前足部内側及び外側領域、中足部、後足部及び中央領域には、それぞれ、異なる形状とサイズの突起が設けられている。
靴底10は、図3(d)を参照して説明すると、足裏に面するミッドソール12と接地側の底裏(アウターソール)14及び中足部MRの部分にミッドソール12とアウターソール14の間に介在されている緩衝材16によって形成されている。底裏14は合成ゴムから成るが樹脂でもよい。
底裏14には、主として滑り止め及び接地の際の緩衝性を与えるための種々の形状の突起が一体的に形成され、これらの突起は、前足部FRの外側領域の突起20、前足部FRの内側領域の突起22、及び前足部周辺部の突起24,前足部FRの中心線に沿った中央領域CRの突起26、中足部MRの突起28,後足部HRの外側領域及び内側領域及び中央領域の突起30,32,34に大別される。
前述の領域のうち、前足部FRの中央領域CRの突起26及び中足部MRの突起28はを除いては、突起の個々の形状としては、従来から使用されているものが採用されている。前足部FRの外側領域の突起20は断面矩形の角柱形状の突起が主体となって配列されており、前足部FRの内側領域の突起22は断面略正方形の角柱形状の突起が主体となって配列されている。なお、前足部FRの周縁に沿って形成された突起24は断面矩形の四角錐体形状とされている。また、後足部HRの外側領域及び内側領域の突起30,32は細長矩形断面の角柱形状の突起によって形成され、後足部HRの中央領域の突起34は、踵の外周面形状に沿った湾曲形状の突起とされている。これらの各領域の突起の形状と配列は、特に、ゴルフのラウンドにおけるゴルフクラブのスイング中の芝面へのグリップ力や歩行時の緩衝性などを考慮して形成されたものであることは言うまでもない。
前足部FR長さ方向の中心線に沿った中央領域CRの突起26は、新たに開発した本発明による突起であり、その形状を後に詳述するように三角錐体の形状としている。
また、中足部MRの突起28は、前足部FRの中央領域CRの三角錐形状の突起26を高さを低くし、且つ向きをそろえつつ若干内側に湾曲させるように変形させて整列させている。
本実施例では、突起26は図3(a)に示すように、前足部FRの縦方向の中心線に沿った中央領域CRに、左右の向きを交互に逆にして前足部FRの先端から中足部MRに至るまで前後方向に整列して形成されている。なお、前後に整列した突起26の両側には、前後の縦方向の溝L1、L2が形成され、後足部HRの略中央に達している。なお、この溝L1 、L2を形成することにより、中央領域CRの部分が溝に沿って屈曲され易くなり、これにより靴底に可撓性が与えられるため、より効率的にグリップ力を向上させることができる。
図4は、図3(a)に示された中央領域CRの前後方向に配列した突起26を説明するために前後に配列した一対の突起36,38を取り出して示したものである。図4(a) は平面図、(b)は突起36のみの平面図、 (c)はその側面図、(d)は(c)図を上下逆にして示した図である。なお、図4(c)、(d)におけるPは靴底から突起が立ち上がる立ち上がり基準面(以下、単に「基準面」という。)を示し、Gは突起が接地する状態の接地面を示すもので、基準面Pと接地面Gとは実質的に平行の関係にある。図4(d)は図4(c)を上下逆にした状態を示すものである。
突起36は三角錐体の形状をなし、一つの三角形の面S1を底面とし、底面S1とT4を頭頂点とする三角錐体の形状をなしている。底面S1を形成する一の辺T1-T2が基準面P上で靴底の長手軸方向に平行になるように配置され、したがって、底面S1は靴底の内側に対面し、頭頂点T4はその反対側の靴の外側に位置している。なお、突起38も同一の形状であり、底面S2が靴の外側に対面して配置される。この場合、図4(a)に示すように、一つの稜線r4を共通にして左右対称に配置してもよく、また、対面する稜線を図5(a)のように互いに僅かに離して配置してもよい。
図4(c)に示すように、三角錐形状の突起36は、頭頂点T4が突起が立ち上がる基準面P上に位置するようにして、三角錐が基準面P上に横たわるように形成されている。したがって、三角錐体の3本の稜線r4、r5、r6のうちの稜線r6が三角形の底面S1の基準面Pからみて最も高い位置にある頂点T3から基準面Pに対して傾斜して形成されることとなる。ここで、三角錐体の底面S1は,本実施例においては、基準面Pに対して所定の角度αだけ傾斜している。また、稜線r6の基準面Pに対する角度βは、突起36の横幅wと頂点T3の高さ及び底面S1の基準面Pに対する角度αによって定まる。なお、本実施例においては、最大横幅10cmを持つ靴底に対して突起36,38の横幅は約2cm程度としており、S1、S2の傾斜角αは約70°、稜線r6の基準面Pに対する角度βは約20°としている。
なお、後述するように、面S1は、靴底に加わる横方向の力に対して壁となって支える機能を与えているため、αは好ましくは120°〜60°、より好ましくは90°〜65、βは10〜40°、より好ましくは15°〜30°の範囲とされる。なお、面S2を有する三角錐体38についても、角度α及びβについては同じことが言える。
ここで、本実施例の三角錐形状の突起の機能について説明する前に、図7を参照して、ゴルフクラブのスイング中にゴルファーの靴裏に作用する力について説明する。
ゴルフのスイングは、周知の如く、ゴルフボールに対してアドレスした後、先ず、ゴルフクラブのバックスイングが始まり、バックスイングの最終(トップ)位置に達した後、ダウンスイングから始まるフォーワードスイングに切換え、ボールのヒットからフォロースルーを経てフィニッシュで終わる一連の動作である。上記の一連のスイング動作中は、上半身の捻れが伴うため、その捻れを両足で支えることとなり、このことは、両足の足裏が滑らないで地面或いは芝生面を把持或いはグリップする必要がでてくる。
図7は、右打ちのプレーヤのスイング中に足裏に作用する力を足の甲側から見た状態を示すもので、左右均等に体重がかかる状態から、バックスイングに入ると、上体の右回転に伴い、矢印F1のように次第に右足に多く体重がかかるようになる。これによって、足裏にはプレーヤの右足外側に向けて力f1が作用するため、この力を足裏、特に中央部分や外側部分で受け止めることとなる。フォーワードスイングに切り換えると、今度は逆に、上半身の左回転に伴い、体重が矢印F2で示すように左足に移動するため、左足の足裏には力f2が多く作用することとなり、この力を特に左足の足裏で受け止めることとなる。このように、ゴルフスイングを通じて、左右の足裏には、外側、内側へ向けて作用する力を支えるためのグリップ力が求められる。
本実施例による足裏の中央領域CRに設けた三角錐体の突起26は、以下のように、必要なグリップ力を備えるとともに、耐久性の優れた足裏構造を与えるものである。
突起26について、図4を参照して説明すると、三角錐体の突起36は、靴底が芝生面に接地する場合は、図4(d)の状態で接地することなり、底面S1の頂点T3から頭頂点T4に延びる傾斜した稜線r6が芝面を好適に把持、すなわちグリップする。そして、三角錐体の底面S1は足の横方向である外側に対面しており、これによって、足裏に作用する内側方向への横方向の力を壁となって受け止める。
また、頂点T3から頭頂点T4に至る傾斜した稜線r6が芝生面を好適に把持することとなるが、稜線r6は芝生の生える地面Gに対して傾斜することとなり、特に、図4(d)に参考矢印frで示すように、三角錐体の突起36に基準面P或いは接地面Gに垂直な軸の回りに回転が生じた場合、回転によって芝面から受ける力は、稜線部分に一様にかかることなく、接地点T3を頂点にして靴裏に向けて徐々に低減される。したがって、稜線が水平の場合と比較すると、稜線全体に過度の力が作用することが防止され、結果として突起の耐久性が向上する。
なお、上記の説明は、底面S1が内側に向く突起36について述べたが、対の一方の底面S2が外側に向く突起38についても同様である。したがって、一方の足に内側と外側に対面する底面S1、S2をそれぞれ持つ三角錐体の形状の突起36,38を混在するか、或いは対をなすようにして設けることにより、一方の足裏について、内側、外側へのいずれの方向にも作用する力を支える機能を持たせることができる。
また、別の変形例として、図7に示したスイング中に左右の足のそれぞれに加わる力f1、f2に対抗させるために、右足には、f1に対抗させるため、各錐体の底面が外側に向く角錐体のみを配置し、左足には、f2に対抗させるために底面を外側に向けた角錐体のみを配置することもできる。
本実施例の三角錐形状の突起26は、前述のように、足裏の前足部中央領域CRに設けている。これは、ゴルフスイングのバックスイング或いはフォーワードスイングを通じて最も体重がかかるのは、両足の前足部であり、また、その中央領域で体重を受けとめ、足裏の中央領域で芝生面をグリップすることが求められるため、前足部FRの中央領域CRに配置することにより、三角錐体の突起の機能を最も効果的に発揮させることによる。
本実施例では図4(a)に示すように、三角錐形状の突起26の列を前足部の中央領域CRに隣接して長手方向に連続させて配置しており、三角錐の形状は、底面S1の頂点T1と三角錐の頂点T4を結ぶ稜線r5は縦方向に対して略直角としている。このような三角錐体の突起を配置することにより、三角錐体を密に配列することが可能となり、小さい領域に配置することによっても、その機能を十分に引き出すことが可能となる。
また、突起を配置する領域を中央領域に限定する必要はなく、また、三角錐の形状や突起の配列をこのように限定する必要はなく、種々の変形例が可能である。
図5(a)は、三角錐体の一対の突起36,38を互いに隣接することなく、長さ方向に分離して配置した例である。図5(b)は、三角錐形状の一対の突起を横方向にずらして配置した例である。また、図5(c)は、三角錐体の底面S1に対向する頭頂点T4の位置を図4、図5に示した例のものより縦方向に移動させて三角錐体を形成した例である。また、図5(c)において一点鎖線nで示すように、三角錐38を頂点T4より底面S1側の位置nで裁断した形の裁頭三角錐体とすることもできる。
以上、図2乃至図5に基づき、本発明による角錐体の形状の突起について、突起を三角錐体とした例について述べた。本願発明は、突起の形状を三角錐体に限ることなく、他の多角錐体の形状とすることができる。
図6(a)は、形状を四角錐体とした突起40の例を示す。この場合、横方向に向く四角錐体の底面S3が台形で示されているが、必ずしも図示のような台形とすることなく、例えば、底面S3の辺T1-T2と辺T3-T4が平行とならない四角形とすることも可能である。図6(b)は、底面が野球ホームベース形の五角形とする五角錐体の形状の突起42を示す。
以上、本発明を突起の形状が三角錐体、四角錐体及び五角錐体とした例について述べたが、多角錐は三角錐〜五角錐に限らず角数N(N≧3)の多角錐形とすることができることは容易に理解できることである。この場合、三角錐体の例と同様に、多角錐体を形成する底面S1又はS2が靴底の側部となる横方向に対面し、多角錐体の頭頂点が突起の立ち上がる基準面Pに位置するようにすることより、突起が基準面P或いは着地面Gに対して傾斜した稜線及び三角形の側面を持つようにすることができる。
以上、本発明による靴底の裏面構造をゴルフシューズに適用した例について述べたが、ゴルフシューズ以外の靴、例えば、身体の回転運動に伴って足裏に回転力や捻れ力が作用する靴、例えば、野球用のシューズなどにも適用できる。
10 靴底
12 ミッドソール
14 アウターソール
16 緩衝材
20,22,24,26,28、30,32,34 突起
36,38 三角錐形状突起
40 四角錐形状突起
42 五角錐形状突起
S(S1,S2, S3,S4) 角錐体底面
T1〜T6 角錐体頂点
T4, T5, T6 頭頂点
r1〜r6 稜線

Claims (5)

  1. 靴底の裏面に形成され、基準面から接地方向に突出して配置される複数の突起を有する靴底裏面構造であって、前記突起の形状を、一辺が前記基準面上に位置する多角形の面を底面とする角錐体とし、前記突起は、前記角錐体の前記底面を、靴底の左右の側部の少なくともいずれか一方向に向け、前記角錐体の前記底面に対向する位置にある頭頂点を前記基準面に位置させ、前記底面から前記頭頂点に至る少なくとも一つの角錐体の稜線が、前記基準面に対して傾斜するようにして設けられる、靴底裏面構造。
  2. 前記突起は、前記底面が内側に向く突起と外側に向く突起が混在して設けられる、請求項1に記載の靴底裏面構造。
  3. 前記突起は、靴底裏面の前足部の中央領域に前後方向に整列して設けられる、請求項1又は2に記載の靴底裏面構造。
  4. 前記底面は、前記基準面に対して垂直又は傾斜している、請求項1乃至3のいずれかに記載の靴底裏面構造。
  5. 前記突起は三角錐体である、請求項1乃至4のいずれかに記載の底裏面構造。
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