JP3021304U - 鍋蓋の係止機構を備えた鍋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、鍋蓋の開閉に際して鍋蓋を鍋本体
に容易に係止できる機構を備えた鍋を提供することを目
的とするものである。 【構成】 本考案は、鍋本体１の開口縁２に、鍋蓋４の
周縁部５を係止できる鍋蓋係止部３を設けた構成とする
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は料理中における鍋蓋の開閉に際し、鍋蓋を鍋に係止できる機能を備え た鍋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より煮たき込みなどに使用する鍋は、その使用中に鍋蓋の開閉をすること が多く、その度に鍋蓋をとり、テ−ブルなどの上に置いているのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら鍋蓋をテ−ブルなどの上に置くのは煩雑であり、かつ鍋蓋に付い た水分が流れ落ちるなど不衛生な問題がある。 そこで本考案では上記問題点を解消するために、鍋蓋を鍋の淵に係止できるよ うにした鍋を提供することを特徴とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の上記目的は次の如き構成の鍋によって達成できる。即ちその要旨は鍋 本体の開口縁に、鍋蓋の周縁部を係止する鍋蓋係止部を一体的に切欠成形せしめ たことを特徴とする鍋蓋の係止機構を備えた鍋並びに鍋蓋の周縁部の一部に、鍋 本体の開口縁を挟持するための挟持部を二又状に設けたことを特徴とする鍋蓋の 係止機構を備えた鍋である。

【０００５】

【作用】

本考案の鍋は、鍋本体に鍋蓋の係止機構を設けることによって、煮込みの最中 の鍋蓋の開閉に際して、鍋蓋を鍋本体に容易に係止させることができ、調理場の 有効活用が可能となる。

【０００６】

【実施例】 以下本考案の係る鍋蓋の係止機構を備えた鍋を、その実施例を示す図面を参酌 し乍ら詳述する。 実施例１ 図１に示すように、鍋本体１の開口縁２の内側を切欠し、鍋蓋係止部３を形成 し、鍋蓋４の周縁部５を上記鍋蓋係止部３内に挿入することによって鍋蓋４を鍋 本体１に係留させる機構とするものである。 又図２は上記鍋蓋係止部２を鍋本体１の開口縁２の外側に切欠成形した状態を 示すものである。

【０００７】 そこで図３に示すように、鍋蓋係止部２は断面Ｌ字形状に折曲成形され、更に 開口部の一端が内側に折曲形成され、その先端６と開口端７との間によって鍋蓋 ４の周縁部５を係留させる機構とし、更に上記鍋蓋係止部２の底面には排出孔８ が穿孔される機構とするものである。

【０００８】 実施例２ 図４に示すように、鍋蓋４の周縁部５の一部を二又状とした挟持部９を形成し 、鍋本体１の開口縁２に挟み込むことによって鍋蓋４を鍋本体１に係留させる機 構とするものである。 そこで図５に示すように、鍋蓋４の周縁部４の一部に、挟持部９をリベットな どによって取り付け、鍋蓋４の内側面を鍋本体１内に挿入した状態で係止させる ことによって、鍋蓋４内面に付着した水分が鍋内に流れ込むような構成とするも のである。

【０００９】

【考案の効果】

以上述べて来た如く本考案によれば、鍋蓋が鍋本体に容易に係止することがで きることによって、調理場が効率よく使用でき、かつ衛生的となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例１を示す全体説明図である。

【図２】本考案の実施例１の他の例を示す説明図であ
る。

【図３】本考案の実施例１の鍋蓋係止部の拡大断面説明
図である。

【図４】本考案の実施例２を示す全体説明図である。

【図５】本考案の実施例２の要部拡大説明図である。

【符号の説明】

１ 鍋本体 ２ 開口縁 ３ 鍋蓋係止部 ４ 鍋蓋 ５ 周縁部 ９ 挟持部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 鍋本体の開口縁に、鍋蓋の周縁部を係止
   する鍋蓋係止部を一体的に切欠成形せしめたことを特徴
   とする鍋蓋の係止機構を備えた鍋。
2. 【請求項２】 鍋蓋の周縁部の一部に、鍋本体の開口縁
   を挟持するための挟持部を二又状に設けたことを特徴と
   する鍋蓋の係止機構を備えた鍋。