JP3021154U - ゴムロール軸受緩衝材 - Google Patents

ゴムロール軸受緩衝材

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JP3021154U
JP3021154U JP1995008837U JP883795U JP3021154U JP 3021154 U JP3021154 U JP 3021154U JP 1995008837 U JP1995008837 U JP 1995008837U JP 883795 U JP883795 U JP 883795U JP 3021154 U JP3021154 U JP 3021154U
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plate
rubber roll
center
plates
cardboard
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JP1995008837U
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Inventor
健蔵 三浦
Original Assignee
三浦紙器工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生紙の活用や使用後のリサイクルが可能
で、それによって環境保全に貢献でき、更に、重量のあ
るゴムロールの支承に耐えうる十分な強度を供え、ゴム
ロールを確実に保護できるゴムロール軸受緩衝材を提供
する。 【解決手段】 帯状の厚板紙を半切り状態の4本の折目
線2によって貫通孔11を有する中央板3とこれに隣接
する側板4、5とこれら夫々に隣接する重合板6、7の
5つに区分し、一方の重合板6の先端部中央には先端部
から厚板紙の肉厚の約倍の寸法陥没した位置に半切り状
態の折目線8を介して内側に折曲自在となる適宜幅の差
込片9を連設し、他方の重合板7の基端部中央には前記
差込片9と同幅で、側板との境界である折目線2から厚
板紙の肉厚と同寸か、或いはそれより適宜寸法大きく重
合板7側に切込んだ切目10を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、ゴムロールを梱包する際にゴムロールの両端に突出する軸部を支 承する状態で梱包箱に一緒に梱包され、運搬時の衝撃、振動等からゴムロールを 保護するゴムロール軸受緩衝材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ゴムロールを梱包する際には、発泡スチロールや発泡ポリを材料とする ブロック体にゴムロールの軸受け用の穴を設けて、これを段ボールにホットメル ト等により接着せしめた複合緩衝材が多く用いられていた。
【0003】 しかし、こうした複合緩衝材は、環境問題が取り上げられる中、廃棄処分が難 しく、資源のリサイクルや不燃ごみのスリム化等に反するものとして敬遠される ようになり、段ボールを升型や箱型に組み立てた紙製の緩衝材に移行しつつある 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、段ボール製の緩衝材は強度が十分にはなく、重量のあるゴムロール の支承に耐えうるものはなかった。
【0005】 そこで、この考案は、上述した不都合な点等に鑑み、再生紙の活用や使用後の リサイクルが可能で、それによって環境保全に貢献でき、更に、重量のあるゴム ロールの支承に耐えうる十分な強度を供えたゴムロール軸受緩衝材を提供するこ とを課題として創出されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このためこの考案は、適宜長さの帯状の厚板紙を幅方向にわたる半切り状態の 4本の折目線によって5つに区分して、中央板と、中央板に隣接して内側に折曲 自在となる2つの側板と、夫々の側板に隣接して内側に折曲自在となると共に、 互いに重合可能となる2つの重合板とを形成し、前記中央板には貫通孔を穿設し 、前記2つの重合板のうち外側に重合する一方の重合板の先端部中央には先端部 から適宜寸法陥没した位置に半切り状態の折目線を介して内側に折曲自在となる 適宜幅の差込片を連設し、他方の重合板の基端部中央には前記差込片と同幅で、 側板との境界である折目線から厚板紙の肉厚と同寸か、或いはそれより適宜寸法 大きく重合板側に切込んだ切目を形成したことにより上記課題を解決する。
【0007】 しかしてこの考案によれば、中央板に対して2つの側板を、側板に対して2つ の重合板を内側に折曲げると、他方の重合板の基端部の切目によって重合板にス リットが開口した状態となるから、そのスリットに一方の重合板の差込片を内側 に折曲げて差し込んで2つの重合板を重合して、全体を升型に組み立てる。
【0008】 また、組み立て時には、他方の重合板から切目によって切り離された部分が隣 接する側板から突出した状態となり、差込片のスリットへの差込みに伴ってこの 部分が一方の重合板の差込片の両側部分の間に嵌め込まれて係合することになる 。
【0009】 組み立てられたゴムロール軸受緩衝材は、ゴムロールの両端に突出する軸部を 中央板の貫通孔に差込んだ状態でゴムロールと共に梱包箱の中に一対でセットさ れてゴムロールを支承し、ゴムロールが周囲に接触しないように保護する。
【0010】
【考案の実施の形態】 【実施例】
以下、図面を参照してこの考案の実施例を説明すると次の通りである。 図において示す符号1は、緩衝材本体であって、この緩衝材本体1は、厚さ2. 5ミリ、幅60ミリ、長さ316ミリの帯状の厚板紙にてなり、この厚板紙を幅 方向にわたる4本の折目線2によって、長さ64ミリの中央板3と、中央板3の 一方側に隣接する長さ64ミリの側板4と、中央板3の他方側に隣接する長さ6 1ミリの側板5と、一方の側板4に隣接する長さ65.5ミリの重合板6と、他 方の側板5に隣接する長さ61.5ミリの重合板7との5つに区分したものであ る。
【0011】 4本の折目線2は、厚板紙の外側を深さ1.25ミリ切り込むことによって半 切り状態に形成したものであり、これによって、側板4、5や重合板6、7は中 央板3に対して内側に折曲自在となり、側板4、5や重合板6、7を各折目線2 を介して直角に折曲げると一方の重合板6が他方の重合板7の外側に重合するこ とになる。
【0012】 前記2つの重合板6、7のうち、外側に重合する一方の重合板6の先端部中央 には、先端部から3.75ミリ陥没した位置に前記折目線2と同様半切り状態の 折目線8を介して内側に折曲自在となる幅30ミリ、長さ20ミリの差込片9を 連設しており、他方の重合板7の基端部中央には側板5との境界である折目線2 から差込片9と同幅で重合板7側に3ミリ切込んだ略コ字型の切目10を形成し ている。尚、切目10は、差込片9が差込み可能となる後記スリット12を形成 するためのもので、そのため、少なくとも差込片9の肉厚と同じ寸法だけコ字型 に重合板7側に切込む必要がある。
【0013】 また、中央板3には、中央に直径20ミリの円形の貫通孔11が開穿されてお り、この貫通孔11は緩衝材本体1の使用時にゴムロールAの軸部A1を差し込 んで支承するものである。
【0014】 しかして、他方の重合板7を隣接する側板5に対して略直角に折曲げると、重 合板7には切目10によって30ミリ×3ミリの略四角形のスリット12が開口 し、重合板7から切り離された部分が凸部13として隣接する側板5から突出し た状態となるので、スリット12に一方の重合板4の差込片9を差し込むと共に 、差込片9を折曲げることで差込片9の両側部分の間に形成される凹部14に凸 部13をはめ込んで係合させ、全体を升型に組み立てる。
【0015】 組立てられた緩衝材本体1は、図4に示すように、コピー機等の部品であるゴ ムロールAの両端に突出する軸部A1に夫々一つずつ貫通孔11に軸部A1を差 し込んで梱包箱Bの中にセットされるものであり、ゴムロールAが周囲に接触し ないように中央に浮かせた状態で支承してゴムロールAを運搬時の衝撃等から保 護するものである。
【0016】 尚、上述した実施例では、差込みと係合のみで緩衝材本体を組み立てているが 、より堅牢に製造する場合には、差込み、係合、重合部分を糊付けしてもよい。
【0017】 尚、緩衝材本体の形状、厚さ、寸法、材質構成等は、上述した実施例に限定さ れないことは言うまでもない。
【0018】
【考案の効果】
前述のごとく構成したこの考案によれば、適宜長さの帯状の厚板紙を幅方向に わたる半切り状態の4本の折目線2によって5つに区分して、中央板3と、中央 板3に隣接して内側に折曲自在となる2つの側板4、5と、夫々の側板4、5に 隣接して内側に折曲自在となると共に、互いに重合可能となる2つの重合板6、 7とを形成し、前記中央板3には貫通孔11を穿設し、前記2つの重合板6、7 のうち外側に重合する一方の重合板6の先端部中央には先端部から適宜寸法陥没 した位置に半切り状態の折目線8を介して内側に折曲自在となる適宜幅の差込片 9を連設し、他方の重合板7の基端部中央には前記差込片9と同幅で、側板との 境界である折目線2から厚板紙の肉厚と同寸か、或いはそれより大きく重合板7 側に切込んだ切目10を形成したから、重合板7を内側に折曲げた際に開口する スリット12に重合板6の差込片9を差込むことで全体を升型に組み立てること ができ、なおかつ、差込片9の差込に伴って、切目10によって重合板7から切 り離されて側板5から突出状態となる部分が一方の重合板6の差込片9の両側部 分の間に嵌め込まれて係合するので、しっかりとした組み立て状態となる。
【0019】 そして、厚板紙を折り込んで組み立てた緩衝材本体1は極めて健牢なものとな るから、ゴムロールの両端に突出する軸部を中央板の貫通孔に差込んでゴムロー ルと共に梱包箱の中に一対でセットした際に、重量のあるゴムロールを梱包箱の 内壁面に直接接触しないようにしっかりと支承して、運搬時にゴムロールが損傷 を受けないように確実に保護することができる。
【0020】 また、緩衝材本体1は厚板紙を打抜くだけで成形されるから、成形作業が容易 で、コストダウンを図ることができ、且つ、紙のみで成形されていることから使 用後は梱包箱と一緒に廃棄処理でき、リサイクル可能で環境保全にも貢献できる 。
【0021】 更に、この緩衝材本体1は、平坦に展開できるので、スペースを無駄にするこ となく積み重ねることができ、保管や運搬時に至便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の展開図である。
【図2】実施例の組立中途状態の斜視図である。
【図3】実施例の平面図である。
【図4】実施例の側面図である。
【図5】実施例の使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 緩衝材本体 2 折目線 3
中央板 4 側板 5 側板 6
重合板 7 重合板 8 折目線 9
差込片 10 切目 11 貫通孔 1
2 スリット 13 凸部 14 凹部
A ゴムロール A1 軸部 B 梱包箱

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜長さの帯状の厚板紙を幅方向にわた
    る半切り状態の4本の折目線によって5つに区分して、
    中央板と、中央板に隣接して内側に折曲自在となる2つ
    の側板と、夫々の側板に隣接して内側に折曲自在となる
    と共に、互いに重合可能となる2つの重合板とを形成
    し、前記中央板には貫通孔を穿設し、前記2つの重合板
    のうち外側に重合する一方の重合板の先端部中央には先
    端部から適宜寸法陥没した位置に半切り状態の折目線を
    介して内側に折曲自在となる適宜幅の差込片を連設し、
    他方の重合板の基端部中央には前記差込片と同幅で、側
    板との境界である折目線から厚板紙の肉厚と同寸か、或
    いはそれより適宜寸法大きく重合板側に切込んだ切目を
    形成したことを特徴とするゴムロール軸受緩衝材。
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