JP3021104B2 - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の燃料噴射
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オートマチックトランスミッショ
ンを備えた車両において、エンジン回転数が高い状態
で、NレンジからDレンジにシフトすると、クラッチが
繋がれるときに大きなショックが発生し、クラッチが損
傷する。このために、クラッチを頑丈にして高回転での
NレンジからDレンジへのシフト時のショックに対応し
てきた。又、少しでもクラッチの耐久性を向上させるた
めに暖機後のみ燃料カットしてきた。暖機後はウェット
の影響が小さく燃料復帰時に複雑な補正はいらないため
に実現できた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】今まではこれで十分で
あったが、低燃費化の一環でオートマチックトランスミ
ッションの重量を軽くするためクラッチの構造も簡素化
したいという要求があり、今までショックに対し構造で
対応してきたものを、構造を簡素化するかわりに、全運
転域でトルク制御を行いエンジン回転数を下げショック
を低減させることが必要となった。ここで、低温時にな
るほどウェットの影響が大きくなりウェットを補償する
複雑な補正を加えないと復帰時初期燃料遅れによりリー
ン燃焼又は失火し、バックファイアが起き最悪のときに
はエンストしてしまう。
【0004】この発明の目的は、新規な方式にて冷間時
にも燃料カットを行ってショック低減を図ることができ
る内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、図11に示
すように、車載型内燃機関の運転状態に応じた燃料量を
算出する噴射量算出手段M1と、前記噴射量算出手段M
1による燃料量を前記内燃機関に噴射する燃料噴射弁M
2と、車両の速度を検出する車速検出手段M3と、前記
内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段M4と、内
燃機関と駆動輪との間に配置されたオートマチックトラ
ンスミッションがクラッチを切った状態から繋いだ状態
に操作されたことを検出する操作検出手段M5と、前記
内燃機関の温度を検出する機関温度検出手段M6と、前
記車速検出手段M3が検出した車両の速度が所定速度以
下で、かつ、前記回転数検出手段M4が検出した内燃機
関の回転数が所定の回転数以上の高回転域で、かつ、前
記操作検出手段M5によりオートマチックトランスミッ
ションがクラッチを切った状態から繋いだ状態に操作さ
れたことを検出すると、所定条件になるまで強制的に燃
料カットする燃料カット制御手段M7と、前記燃料カッ
ト制御手段M7による燃料カット状態から前記噴射量算
出手段M1での所定燃料量の噴射へと復帰する時に、
機関温度検出手段M6による機関温度に応じ機関温度
が低い時には高い時に比べて燃料量が大きくされる復帰
増量初期値を設定するとともに、機関温度に応じ機関温
度が低い時には高い時に比べて小さくされる復帰増量減
衰率を設定する復帰制御手段M8とを備えた内燃機関の
燃料噴射制御装置を要旨とする。
【0006】
【作用】燃料カット制御手段M7は車速検出手段M3が
検出した車両の速度が所定速度以下で、かつ、回転数検
出手段M4が検出した内燃機関の回転数が所定の回転数
以上の高回転域で、かつ、操作検出手段M5によりオー
トマチックトランスミッションがクラッチを切った状態
から繋いだ状態に操作されたことを検出すると、所定条
件になるまで強制的に燃料カットする。よって、トルク
制御が行われ、クラッチが繋がる時のショックが低減さ
れる。そして、復帰制御手段M8は燃料カット制御手段
M7による燃料カット状態から噴射量算出手段M1での
所定燃料量の噴射へと復帰する時に、機関温度検出手段
M6による機関温度に応じ機関温度が低い時には高い時
に比べて燃料量が大きくされる復帰増量初期値を設定す
るとともに、機関温度に応じ機関温度が低い時には高い
時に比べて小さくされる復帰増量減衰率を設定する。よ
って、ウェットによる燃料遅れが回避されて燃料が正常
に燃焼される。ここで、ウェットによる燃料遅れの問題
について説明する。ウェットによる影響は、機関温度に
よって燃料カット復帰初期の燃料の不足量が変化するだ
けでなく、その後の不足量並びに燃料が不足する期間も
変化する。そのため、復帰増量減衰率を機関温度に拘わ
らず一定とし機関温度が高い時に合わせて設定すると、
機関温度が低い時には、燃料遅れにより未だ燃料が不足
しているにも拘わらず増量が過度に減衰されてしまい、
十分な補正がなされなくなり、機関回転数が落ち込むこ
とになる。又、これを防止すべく、増量初期値を大きく
した場合には、燃料カット復帰時にオーバリッチが生ず
る問題がある。さらに、逆に復帰増量減衰率を機関温度
が低い時に合わせて一定に設定すると、機関温度が高い
時には過度に増量がなされる問題がある。本発明では、
これらの問題が解消される。
【0007】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に従って説明する。図1には6気筒の内燃機関を搭載す
るとともにオートマチックトランスミッション21を搭
載した車両における内燃機関の周辺部を示す。内燃機関
本体1にはピストン2が備えられ、各燃料室には点火プ
ラグ3が配置されている。又、内燃機関本体1には排気
マニホールド4が接続され、排気マニホールド4には排
ガス中の残存酸素濃度を検出する酸素センサ5が取り付
けられている。さらに、内燃機関本体1には吸気マニホ
ールド6が接続され、その途中には吸入空気の脈動を吸
収するサージタンク7が設けられている。吸気マニホー
ルド6には燃料噴射弁8が装着され、吸入空気中に燃料
が噴射されるようになっている。
【0008】又、吸気マニホールド6には吸気温センサ
9が取り付けられ、同センサ9により内燃機関本体1に
送られる吸入空気の温度が検出される。吸気マニホール
ド6にはスロットルバルブ10が設けられ、スロットル
センサ11によりスロットルバルブ10の開度が検出さ
れる。このスロットルセンサ11にはアイドルスイッチ
が内蔵されている。さらに、サージタンク7には吸入空
気圧を検出する吸気圧センサ12が取り付けられてい
る。機関温度検出手段をなす水温センサ13は内燃機関
の冷却水の水温THWを検出する。
【0009】イグナイタ14は点火に必要な高電圧を出
力し、ディストリビュータ15は図示していないクラン
ク軸に連動し上記イグナイタ14で発生した高電圧を各
気筒の点火プラグ3に分配供給する。回転数センサを兼
ねた回転角センサ16はディストリビュータ15内に取
り付けられ、ディストリビュータ15の1回転、即ちク
ランク軸2回転に24発のパルス信号を出力する。又、
気筒判別センサ17はディストリビュータ15の1回転
に1発のパルス信号を出力する。
【0010】電子制御回路18にはキースイッチ19を
介してバッテリ20が接続され、キースイッチ19のオ
ンにて電力が供給される。又、本車両にはオートマチッ
クトランスミッション21が搭載され、同オートマチッ
クトランスミッション21はトルコン部21aと自動変
速部21bと油圧制御部21cとから構成されている。
オートマチックトランスミッション21には車速センサ
22が設けられ、同センサ22はオートマチックトラン
スミッション21の出力軸の回転数から車速を検出す
る。
【0011】前記電子制御回路18の内部構成について
説明する。電子制御回路18はセントラルプロセッシン
グユニット(CPU)23とリードオンリメモリ(RO
M)24とランダムアクセスメモリ(RAM)25とタ
イマ26と入力ポート27と出力ポート28とを備え、
相互にコモンバス29にて接続されている。CPU23
は各センサより出力されるデータを制御プログラムに従
って入力及び演算すると共に、各種装置を作動制御等す
るための処理を行なう。ROM24は制御プログラム及
び初期データが格納される。RAM25は電子制御回路
18に入力されるデータや演算制御に必要なデータが一
時的に読み書きされる。タイマ26はCPU23により
制御上の実時間を随時読みとることができる。
【0012】入力ポート27は酸素センサ5、吸気温セ
ンサ9、水温センサ13、スロットルセンサ11、吸気
圧センサ12からのアナログ信号をA/D変換して入力
するとともに、オートマチックトランスミッション21
からのニュートラルスイッチの操作信号、スロットルセ
ンサ11からの信号、回転角センサ16からのパルス信
号、気筒判別センサ17からのパルス信号を入力する。
出力ポート28はイグナイタ14及び各気筒に備えられ
た燃料噴射弁8を駆動する。このとき、出力ポート28
はCPU23からの燃料噴射起動の指令を受けると燃料
噴射弁8を開弁する制御信号を出力し、この制御信号は
出力ポート28がCPU23から燃料噴射の終了指令信
号を受け取るまで出力され続ける。燃料噴射の終了の指
令は、タイマ26の内部のコンペアレジスタにCPU2
3によって設定された燃料噴射終了時刻とタイマ26が
カウントしつづけている実時間とが一致した時に発生す
る。
【0013】尚、本実施例の内燃機関は、図2に示すよ
うに、6気筒3グループ噴射が行われる。次に、このよ
うに構成した内燃機関の燃料噴射制御装置の作用を説明
する。
【0014】図3,4,5にはCPU23が実行するフ
ローチャートを示し、これらの処理を図6のタイミング
チャートを用いて説明する。又、図3,4,5の処理は
燃料噴射タイミング毎に演算が開始される。
【0015】図3には燃料カット実行フラグXFCUT
の処理を示す。CPU23はステップ100,101,
102で車速が10km/h以下で、かつ、ニュートラ
ルスイッチがオンからオフに切り換わり、かつ、エンジ
ン回転数が所定値(2500rpm)以上の高回転であ
るか判断する。つまり、ステップ100で車速センサ2
2による車速が10km/h以下か否か判断し、ステッ
プ101でNレンジ→Dレンジにシフトされた(シフト
レバーに設けられているニュートラルスイッチがON→
OFF)か否か判断し、さらに、ステップ102で回転
角センサ16によるエンジン回転数が2500rpm以
上か否か判断する。そして、CPU23は全ての条件が
成立すると、ステップ103で燃料カット実行フラグX
FCUTをセット(=1)する。
【0016】図4には燃料カット実行フラグXFCUT
の復帰ルーチンを示す。CPU23はステップ200で
燃料カット実行フラグXFCUTがセット(=1)され
ているか否か判定し、XFCUT=0ならばステップ2
01でそのままXFCUT=0とする。又、CPU23
はステップ200でXFCUT=1ならば、ステップ2
02でエンジン回転数が2000rpmより小さいか否
か判定し2000rpmより小さいとステップ201に
移行する。CPU23はステップ200でXFCUT=
1で、かつ、ステップ202でエンジン回転数が200
0rpmより大きいと、ステップ203でNレンジから
Dレンジにシフトされた後900ms経過したか否か判
定し、経過していないとステップ204に移行してXF
CUT=1とし、経過するとステップ201に移行す
る。つまり、燃料カット実行中(XFCUTセット中)
エンジン回転数が所定回転数(2000rpm)未満に
なった時、もしくは、ニュートラルスイッチがオン→オ
フしてから所定時間(900msec)経過したら燃料
カット実行フラグXFCUTをリセットさせ、燃料噴射
を行う。
【0017】図5には燃料噴射量演算ルーチンを示す。
CPU23は、ステップ300で負荷(吸気圧PM)と
エンジン回転数から基本噴射量を演算し、冷却水温等の
各補正を行い噴射量(TAU)を決定する。そして、C
PU23はステップ301で前記燃料カット実行フラグ
XFCUTがセット(XFCUT=1)されているか否
か判断し、セットされているとステップ302で噴射量
TAUをキャンセルし、燃料カットする。又、CPU2
3は燃料カット実行フラグXFCUTがリセットされる
と(図6でのto のタイミング)、ステップ303で前
回のXFCUTが「1」であることを確認し、ステップ
304でカウンタCCAを「0」にセットし、ステップ
305で冷却水温によって決まる燃料復帰時補正の初期
値(KNDFC)を読み込み、この値を燃料復帰増量F
NDFCとする。つまり、図7に示すマップがROM2
4に用意され、同マップは冷却水温THWと吸気圧PM
とを変数としたときの復帰増量初期値KNDFCを示す
ものであり、CPU23はそのときの冷却水温THWと
吸気圧PMとから復帰増量初期値KNDFCを算出す
る。
【0018】さらに、CPU23はステップ306で燃
料復帰増量FNDFCが0.015以下となっていない
ことを確認し、ステップ307で次式にて噴射量TAU
を燃料復帰増量FNDFCを用いて増量補正して最終噴
射量TAUINJを算出する。
【0019】TAUINJ=TAU・(1+FNDF
C) ここで、本実施例では6気筒3グループ噴射であること
より、減衰は3噴射毎に行うようカウンタCCAが設け
られている。即ち、次回の処理において、CPU23は
ステップ300→301→303→309に移行し、こ
のときCCA≠3なのでステップ310でCCAを
「1」インクリメントと、ステップ306に移行する。
そして、CPU23はステップ309でCCA=3とな
ると、ステップ311でCCAを「0」にセットし、ス
テップ312で燃料復帰増量FNDFCに減衰係数KF
CDECを乗算した値を新しいFNDFCとする。この
とき、図8に示すマップがROM24に用意され、同マ
ップは冷却水温THWと減衰係数KFCDECとの関係
を示し、冷却水温THWが30℃より小さいとKFCD
EC=0.75が設定され、冷却水温THWが30℃よ
り大きいとKFCDEC=0.5が設定される。
【0020】このように、ステップ300→301→3
03→309〜312→306→308→307の繰り
返しにより、燃料復帰増量FNDFCは冷却水温THW
により決定される減衰係数KFCDECにて720°C
A毎(3噴射毎)に減衰していく(図6でのt1,t
2,t3…のタイミング)。
【0021】そして、CPU23はステップ306で燃
料復帰増量FNDFCが所定値(0.015)未満にな
ったら(図6でのt5 又はt10のタイミング)、ステッ
プ308で燃料復帰増量FNDFCを「0」とする。
【0022】このように、内燃機関の負荷に応じた燃料
量をクランク角に同期して噴射している時に機関回転数
が高回転でNレンジからDレンジにシフトされた時、所
定時間燃料カットさせトルク制御することによりエンジ
ン回転数を下げクラッチが繋がる時のショックを低減さ
せる。そして、燃料カット解除時の内燃機関の運転状態
に基づいて燃料量が決定され、ウェットによる燃料遅れ
を補償し噴射1回目の燃料が正常燃焼できるようにす
る。
【0023】図9には、復帰増量がない場合の燃料カッ
トからの復帰時における暖機後(冷却水温90℃)と冷
間時での空燃比と機関回転数の測定結果を示す。又、図
10には、復帰増量を行った場合の同様な空燃比とエン
ジン回転数の測定結果を示す。図9から分かるように、
復帰増量がないと低温になるほど燃料遅れが大きくなり
バックファイアやエンジンストールの懸念が発生する。
一方、図10から、燃料遅れが無くなり低温時でも暖機
後と同様の制御性が得られた。
【0024】このように本実施例では、電子制御回路1
8(噴射量算出手段、燃料カット制御手段、復帰制御手
段)は内燃機関の運転状態に応じた燃料量を算出すると
ともに、車速センサ22(車速検出手段)が検出した車
両の速度が所定速度(10km/h)以下で、かつ、回
転角センサ16(回転数検出手段)が検出した内燃機関
の回転数が所定の回転数(2500rpm)以上の高回
転域で、かつ、ニュートラルスイッチ(操作検出手段)
によりオートマチックトランスミッション21がクラッ
チを切った状態から繋いだ状態に操作されたことを検出
すると、所定条件になるまで(2500rpm以下とな
るか、又は、クラッチを繋いでから900ms経過する
まで)強制的に燃料カットする。さらに、電子制御回路
18は燃料カット状態から所定燃料量の噴射へと復帰す
る時に、水温センサ13(機関温度検出手段)による冷
却水温THWに応じ冷却水温が低い時には高い時に比べ
燃料量が大きくされる復帰増量初期値KNDFCを設
定するとともに、冷却水温に応じ冷却水温が低い時には
高い時に比べて大きくされる減衰係数KFCDECを設
定する(すなわち、燃料復帰増量FNDFCの復帰増量
減衰率としては、冷却水温が低い時には高い時に比べて
小さくされるように減衰係数KFCDECを設定す
る。)。その結果、冷間時にも燃料カットを行ってショ
ック低減を図ることができ、オートマチックトランスミ
ッションのクラッチの構造を簡素化して軽量化できるこ
ととなる。
【0025】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、前記実施例では復帰増量初期値は
図7のマップを用いて冷却水温と吸気圧により算出した
が、吸気圧の代わりに吸入空気量やスロットル開度によ
り復帰増量初期値を求めるようにしてもよい。又、前記
実施例では機関温度として冷却水温を用いたが、油温、
機関1の壁温等を用いてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
新規な方式にて冷間時にも燃料カットを行ってショック
低減を図ることができる。又、この発明によれば、機関
温度に応じ機関温度が低い時には高い時に比べて燃料量
大きくされる復帰増量初期値を設定するとともに、機
関温度に応じ機関温度が低い時には高い時に比べて小さ
くされる復帰増量減衰率を設定するため、機関温度が低
い時には、燃料遅れにより未だ燃料が不足しているにも
拘わらず増量が過度に減衰されるということはなく、適
正な補正を行なうことができ、機関回転数が落ち込むこ
とはない。又、この発明によれば、機関温度が低い時に
は増量初期値を大きくすることがないため、燃料カット
復帰時にオーバリッチの虞はなく、復帰増量減衰率は機
関温度が低い時に合わせて高い時よりも小さく設定さ
れ、逆に機関温度が高い時は、復帰増量減衰率は、大き
く設定されるため、過度に増量がなされることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成図である。
【図2】噴射タイミングを示す図である。
【図3】燃料カット実行フラグの処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】燃料カット実行フラグ復帰時の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図5】燃料噴射量演算処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】燃料復帰増量の推移を示す図である。
【図7】復帰増量初期値を求めるためのマップを示す図
である。
【図8】減衰率を求めるためのマップを示す図である。
【図9】燃料カット復帰時の空燃比と機関回転数の推移
を示す図である。
【図10】燃料カット復帰時の空燃比と機関回転数の推
移を示す図である。
【図11】クレーム対応図である。
【符号の説明】
13 機関温度検出手段としての水温センサ 16 回転数検出手段としての回転角センサ 18 噴射量算出手段、燃料カット制御手段、復帰制御
手段としての電子制御回路 21 オートマチックトランスミッション 22 車速検出手段としての車速センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 充 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車 株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭55−109738(JP,A) 特開 平2−221652(JP,A) 実開 平2−83340(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 41/10 330 F02D 41/12 330

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載型内燃機関の運転状態に応じた燃料
    量を算出する噴射量算出手段と、 前記噴射量算出手段による燃料量を前記内燃機関に噴射
    する燃料噴射弁と、 車両の速度を検出する車速検出手段と、 前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、 内燃機関と駆動輪との間に配置されたオートマチックト
    ランスミッションがクラッチを切った状態から繋いだ状
    態に操作されたことを検出する操作検出手段と、 前記内燃機関の温度を検出する機関温度検出手段と、 前記車速検出手段が検出した車両の速度が所定速度以下
    で、かつ、前記回転数検出手段が検出した内燃機関の回
    転数が所定の回転数以上の高回転域で、かつ、前記操作
    検出手段によりオートマチックトランスミッションがク
    ラッチを切った状態から繋いだ状態に操作されたことを
    検出すると、所定条件になるまで強制的に燃料カットす
    る燃料カット制御手段と、 前記燃料カット制御手段による燃料カット状態から前記
    噴射量算出手段での所定燃料量の噴射へと復帰する時
    に、前記機関温度検出手段による機関温度に応じ機関温
    度が低い時には高い時に比べて燃料量が大きくされる
    帰増量初期値を設定するとともに、機関温度に応じ機関
    温度が低い時には高い時に比べて小さくされる復帰増量
    減衰率を設定する復帰制御手段とを備えたことを特徴と
    する内燃機関の燃料噴射制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102087040B1 (ko) * 2018-04-11 2020-04-23 주식회사 미도산업 볼트 보호캡

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KR102087040B1 (ko) * 2018-04-11 2020-04-23 주식회사 미도산업 볼트 보호캡

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