JP3020834U - 立看板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 宣伝文表示用用紙を一方のロールに巻付けて
台板主体に取付け一方のロールより該宣伝文表示用用紙
を引出して台板主体の表面に広げて宣伝用文字図案等を
画き、そのまま展示し、その表面に防水性薄葉を掛けて
覆う。又台板主体に広げた宣伝文表示用用紙を巻取ロー
ルに巻取り、格納することができる立看板を提供する。 【構成】台板主体１の上端部裏側に宣伝文表示用用紙２
をロール巻きした一方のロール３を軸受に回転自在に横
架し、この宣伝文表示用用紙２の先端部を台板主体１の
挿通孔４より引出して台板主体１の表面に被せる。台板
主体１の上端部表側に防水性薄葉５を他方のロール６に
ロール巻きして他方のロール６を台板主体１に回転自在
に横架する。一方のロール３より引出した宣伝文表示用
用紙２に文字図画等を記載し、その表面に他方のロール
６より引出した防水性薄葉５を被覆し、防水性薄葉５を
その上から画鋲７を打込み台板主体１の外側表面に止め
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は屋内又は屋外に立て掛けて使用する看板に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の看板は、制作工場等において文字図形等を画いた枚葉紙を台板に貼りつ けこれを展示していた。そのため文字図形等を画いた枚葉紙を展示場に持参して 看板に描かなければならず、画き上げた宣伝文表示用用紙を整理格納することが できなかった。又、ベニヤ板が固いために画鋲の針が曲ったり折れたりして確実 に止めることができず、特に婦女子などによる宣伝文表示用用紙取付作業は非常 に困難を来す欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は前記の従来の欠点を除去するため、宣伝文表示用用紙を巻取ロールに 巻付けて台板主体に取付け、巻取ロールより該表示用用紙を引出して台板主体の 表面に広げて宣伝用文字図画等を画き、そのまま展示し、その表面に防水性薄葉 を掛けて覆い鋲止めし、又は台板主体に広げた表示用用紙を巻取ロールに巻取り 、格納することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、宣伝文表示用用紙挿通孔４を設けた台板主体１と、宣伝文表示用用 紙２を巻付けた一方のロール３と、防水性薄葉５を巻付けた他方のロール６と、 画鋲７とよりなり、前記台板主体１の上方の軸受８に宣伝文表示用用紙２を巻付 けた一方のロール３を回転自在に軸着し、前記宣伝文表示用用紙２の先端部を前 記挿通孔４より台板主体１の前面に引出して重ね、この引出された宣伝文表示用 用紙２の表面に他方のロール６より引出した防水性薄葉５を重ねて固定するよう にしたことを特徴とする立看板であって、台板主体１の表側外周縁部に画鋲７の 針７ａの長さより薄い厚さの古いタイヤ等から裂き取ったゴム質テープ８を重ね て取付けてなる立看板である。

【０００５】

【作用】

台板主体の前面に台板主体１の挿通孔４から引出した宣伝文表示用用紙２を引 出して文字、図画等を画き、その表面に防水性薄葉５を被せ、画鋲７にて止める 。格納又は運搬を行うには宣伝文表示用用紙２を一方のロール３に巻取り、防水 性薄葉５を他方のロール６に巻取り台板主体１と一体に構成する。又、台板主体 １の表側周縁部に画鋲７の針７ａの長さよりもやや薄い肉厚のゴム質テープ８を 重ね固着する。台板主体１の表面部及びゴム質テープ８の表面部に宣伝文表示用 用紙２を重ね合わせ、他方のロール６に巻付けた防水性薄葉５を引出して宣伝文 表示用用紙２の上に被せる。画鋲７の針７ａを宣伝文表示用用紙２の上よりゴム 質テープ８及び台板主体１に貫通して、台板主体１、宣伝文表示用用紙２及び防 水性薄葉５を固定する。

【０００６】

【実施例】

図面に基づき、本考案の実施例を説明する。図面において、１は四角形板に成 形した台板主体、１ａはこの台板主体１の表側周縁部に形成したＬ形溝であって 、その幅はほぼ２０ミリメートル、深さはほぼ４ミリメートルである。Ｌ形溝１ ａには、自動車の古タイヤその他の材料をテープ状に整形してつくった幅ほぼ２ ０ミリメートル、厚さほぼ４ミリメートルのゴム質テープ８を上下、左右のＬ形 溝１ａに図３に示す如く嵌合し接着剤等により接着する。７は画鋲であって、そ の針７ａの長さはほぼ５ミリメートルである。

【０００７】 ２は台板主体１の表側面に重ね取付けられる宣伝文表示用用紙である。この宣 伝文表示用用紙２を図４に示す如く、台板主体１の表側面とゴム質テープ８の表 面とに重ね合わせ、宣伝文表示用用紙２の表面より画鋲７の針７ａを差し込みゴ ム質テープ８を突き通し画鋲７の頭部７ｂにて宣伝文表示用用紙５をゴム質テー プ８に圧着し、ゴム質テープ８を突き通してゴム質テープ８の裏側より突出した 針７ａの約１ミリの先端部を台板主体１に刺し込む。

【０００８】 台板主体１に突き刺った画鋲針７ａは台板主体１と強く接触抵抗を保持するか ら画鋲７が濫りに抜け出すことがない。宣伝文表示用用紙２を台板主体１より剥 すには画鋲７ａの外周面を指の爪先でつまみそのまま図４の左方に引張れば、針 ７ａは台板主体１より抜出し、続いてゴム質テープ８より抜け出すこととなる。 本考案のゴム質テープ８は弾性を有するため、これに画鋲７を何回も突き通して もゴム質テープ８の弾力が失われることなく耐久力が大である。

【０００９】 ５は、台板主体１の上部に取付けた宣伝文表示用用紙２の表面側に沿って他方 の巻取軸６に巻取り巻戻し自在に巻付けた巻取り自在のビニールシートの如き透 明材料からなる防水性薄葉であって、表面に装飾用塗料を塗布する。この防水性 薄葉５の一端は、台板主体１の上端部両側に取付けた軸受２０に回転自在に横架 した他方のロール６に固定してある。又、一方の巻取りロール３の空転を無くす ためにブレーキ３０を台板主体１に取付ける。

【００１０】 １０は他方の巻取ロール６に取付けたハンドルであり、このハンドルを回すこ とにより防水性薄葉５を巻上げ又は巻戻すことができる。１１は台板主体１の上 端部に取付けて、雨水が防水性薄葉５の内側に垂れるのを防ぐようにした屋根部 、１２，１３は台板主体１の両側下部に止金１４及び１５にて連設した脚部、１ ６は脚部の錘り、１７は台板主体１の背面に折りたたみ及び取り外しできるよう に取付けた支え脚、１８は防水性薄葉５の両側縁部に重ね接着した補強用テープ であって、この補強用テープを介して所要間隔を存して刺し通した画鋲７にて宣 伝文表示用用紙２を台板主体１に固定する。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は前記した如く、台板主体の表側周縁部に厚さ約４ミリメートル、幅約 ２０ミリメートルのゴム質テープを取付け宣伝文表示用用紙及び防水性薄葉を重 ね合わせたことにより、台板主体の表側に被覆した宣伝文表示用用紙の上より針 の長さ約５ミリメートルの画鋲を突き刺した場合、画鋲は防水性薄葉、宣伝文表 示用用紙及びゴム質テープを突通してその先端部の約１ミリメートルの針先が台 板主体に突刺さることから、取付けられた宣伝文表示用用紙は濫りに剥れたり破 れたりすることがない。反覆使用しても画鋲は、ゴム質テープ及び台板主体との 結合を確かり保有することができる。

【００１２】 又、画鋲は台板主体にその先端部約１ミリメートル突刺さって係止するから画 鋲の抜き刺し操作が楽である。又、ゴム質テープは自動車タイヤより挽出し加工 したテープを利用できるから、廃物利用となり廉く提供することができる。又、 防水性薄葉は巻取軸に巻取られているために必要の際引出して台板主体に張設し た宣伝文表示用用紙の上に掛け雨水の降りかかるのを防止することができるから 全天候型立看板として利用価値が大きい。

【００１３】 又、宣伝文表示用用紙は台板主体の上方裏面に一方のロールに巻付けて支持し たことにより宣伝文表示用用紙の一端を一方のロールより挿通孔を通して引出し 台板主体の表面に広げて文章や絵を画くことでき、そのまま画鋲で台板主体に打 付け、又は画鋲で打付けないで宣伝文用用紙の挿通孔より一方の巻取ロールに巻 き戻し保管することができで利用価値が大きい。 又、使用済の宣伝文用用紙は挿通孔の縁で切り取り、新しい用紙を挿通より引 出して文字、図形等を画いて反復使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】図１の側面図である。

【図３】本考案の一部の拡大断面図である。

【図４】画鋲にて表示紙を台板主体に取付けた状態の拡
大断面図である。

【図５】一部の分解図である。

【符号の説明】

１ 台板主体 ２ 宣伝文表示用用紙 ３ 一方のロール ４ 台板主体の挿通孔 ５ 防水性薄葉 ６ 他方のロール ７ 画鋲 ７ａ 画鋲の針 ８ ゴム質のテープ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 宣伝文表示用用紙挿通孔４を設けた台板
   主体１と、宣伝文表示用用紙２を巻付けた一方のロール
   ３と、防水性薄葉５を巻付けた他方のロール６と画鋲７
   とよりなり、前記台板主体１の上方の軸受８に宣伝文表
   示用用紙２を巻付けた一方のロール３を回転自在に軸着
   し、前記宣伝文表示用用紙２の先端部を前記挿通孔４よ
   り台板主体１の前面に引出し、この引出された宣伝文表
   示用用紙２の表面に他方のロール６より引出した防水性
   薄葉５を重ねて固定するようにしたことを特徴とする立
   看板。
2. 【請求項２】 台板主体１の表側外周縁部に画鋲７の針
   ７ａの長さより薄い厚さの古いタイヤ等から裂き取った
   ゴム質テープ８を重ねて取付けてなる請求項１記載の立
   看板。