JP3020481U - 健康サンダル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】健康サンダルとしての機能を損なわずに、従来
にない外観上の美しさを得られるようにすること。 【構成】多数の突起５…を有する天板２を底部材３の上
面に取付けたサンダル台４で構成する健康サンダル１で
あって、前記天板２を、無色透明の材料で形成するとと
もに、天板２の下面に、図柄等６ａを表示する表示体６
を敷設した健康サンダル１。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、足の裏を刺激する多数の突起を有した健康サンダルに関する。

【０００２】

【従来の技術】

健康サンダルは、突起の形状や配置、甲被の柄等で外観の美しさを表現してい る。 しかし、このようにして得られる美しさで人目を引くことは、かなりの工夫が 必要で、むつかしい。健康サンダルとしての機能を維持しながら美麗なデザイン を創作しなければならない。

【０００３】

【解決すべき課題及び課題解決の手段】

そこでこの考案は、天板が有する突起を利用して従来にない美しい外観を得ら れるとともに、手入れを行き届かせることができるような健康サンダルの提供を 課題とする。

【０００４】 そのための手段は、天板を透光性を有する材料で形成して、天板の下面側の図 柄等を透視できるようにすることである。

【０００５】 すなわち、この考案は、多数の突起を有する天板を底部材の上面に取付けたサ ンダル台で構成する健康サンダルであって、前記天板を、透光性を有する材料で 形成するとともに、天板の下面に、図柄等を表示する表示体を敷設した健康サン ダルである。

【０００６】 また、多数の突起を有する天板を底部材の上面に取付けたサンダル台で構成す る健康サンダルであって、前記天板を、透光性を有する材料で形成するとともに 、該天板の下面と周縁部とを、図柄等を表示する表示布を縫着して被覆した健康 サンダルである。 なお、前記天板は無色透明や有色透明に形成するとよい。

【０００７】

【作用および効果】

すなわち、請求項１の健康サンダルによれば、天板の下に敷設した表示体は天 板の上から透視でき、しかも、天板には多数の突起を有しているので、表示体の 図柄等がそのまま透視できるのではなく、突起の形状に応じて微妙に変化して見 える。また、角度によっては表示体の色が突起の先端部に現れて、突起が円柱状 の場合にはあたかもネオンランプの如くに見え、従来にない外観の美しさを得ら れる。

【０００８】 その上、突起５…は突起として足の裏に押圧刺激を与えるので、健康サンダル １としての機能は充分確保できる。

【０００９】 また、上述のように下面側の表示体の図柄等が透視できるので、天板の汚れに 対しては敏感になり、常に綺麗であるように手入れしておくよう促すことができ る。

【００１０】 請求項２の健康サンダルによると、天板の下面と周縁部とを被覆した表示布が 上述と同様の作用効果を達成することができる。また、製造においては、表示布 を天板に縫着するときに一緒に甲被部材を縫着すればよく、容易に行なえる。

【００１１】 請求項３の健康サンダルによると、表示体あるいは表示布の図柄等の色彩を忠 実に透視させ、所望の美しさを得ることができる。

【００１２】 請求項４の健康サンダルによると、表示体あるいは表示布の図柄等を色を変え て透視させることができる。このため、例えば甲被部材と同一の色彩の図柄等を 表示体あるいは表示布に表示しても、天板を通して見える部分だけイメージを変 えることができ、バリエーションが広がり、さらなる外観の美しさの追及が行な える。

【００１３】

【実施例】

この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図１は健康サンダル１の一部を破断した斜視図であり、この図に示すように天 板２を無色透明の合成樹脂で形成して柄を透視させ、健康サンダル１の外観を美 しく見せている。

【００１４】 すなわち、合成樹脂製の底部材３の上に取付けてサンダル台４を形成する際に 、図２に示したように、足の裏を押圧刺激する多数の突起５…を有する上述の天 板２に、天板２の下面と周縁部とを被覆すべく表示布６を天板２の周縁部におい て縫着して被覆する。

【００１５】 この表示布６は、様々な色彩を用いた図柄等６ａ…がプリントされているもの である。また、所望の図柄等を得られれば織物であるもよい。

【００１６】 なお、上述の表示布６の縫着時には、甲被部材７の両端７ａ，７ａを一緒に縫 着して一体にしておく。

【００１７】 そして表示布６を被覆した天板２は、底部材３上に接着する（図３参照）。

【００１８】 このように構成した健康サンダル１では、天板２の下側に位置する表示布６は 天板２の上から透視でき、しかも、天板２には多数の突起５…を有しているので 、表示布６の図柄等６ａ…がそのまま透視できるのではなく、突起５…の形状に 応じて微妙に変化して見える。また、角度によっては表示布６の色が突起５…の 先端部に現れて、突起５…が図示したような円柱状の場合にはあたかもネオンラ ンプの如くに見え、従来にない外観の美しさを得られる。

【００１９】 また、上述のように下面側の表示布６の図柄等６ａ…が透視できるので、天板 ２の汚れに対しては敏感になり、常に綺麗であるように手入れしておくよう促す ことができる。

【００２０】 さらに、天板２は無色透明に形成したので、表示布６の図柄等６ａ…の色彩を 忠実に透視させ、所望の美しさを得ることができる。

【００２１】 なお、上述のような表示布６で図柄等６ａ…を表示するのではなく、樹脂シー ト等を表示体として使用するもよく、また、上述のごとく天板２の下面全体では なく、例えば踵対応部などの一部分のみに取付けるもよい。

【００２２】 また、天板２は無色透明ではなく、青や赤など有色透明に形成するもよい。こ の場合には、表示布６の図柄等６ａ…を色を変えて透視させることができる。こ のため、例えば甲被部材７と同一の色彩の図柄等を表示布６に表示しても、天板 ２を通して見える部分だけイメージを変えることができ、バリエーションが広が り、さらなる外観の美しさの追及が行なえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】健康サンダルの一部破断斜視図。

【図２】健康サンダルの分解斜視図。

【図３】図１におけるＡ−Ａ線矢視断面図。

【符号の説明】

１…健康サンダル ２…天板 ４…サンダル台 ５…突起 ６…表示布 ６ａ…図柄等

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】多数の突起を有する天板を底部材の上面に
   取付けたサンダル台で構成する健康サンダルであって、
   前記天板を、透光性を有する材料で形成するとともに、
   天板の下面に、図柄等を表示する表示体を敷設した健康
   サンダル。
2. 【請求項２】多数の突起を有する天板を底部材の上面に
   取付けたサンダル台で構成する健康サンダルであって、
   前記天板を、透光性を有する材料で形成するとともに、
   該天板の下面と周縁部とを、図柄等を表示する表示布を
   縫着して被覆した健康サンダル。
3. 【請求項３】前記天板を無色透明に形成した請求項１ま
   たは請求項２記載の健康サンダル。
4. 【請求項４】前記天板を有色透明に形成した請求項１ま
   たは請求項２記載の健康サンダル。