JP3020370U - 支持具 - Google Patents

支持具

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JP3020370U JP1995007999U JP799995U JP3020370U JP 3020370 U JP3020370 U JP 3020370U JP 1995007999 U JP1995007999 U JP 1995007999U JP 799995 U JP799995 U JP 799995U JP 3020370 U JP3020370 U JP 3020370U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付面に対して任意な角度で複数の広告シー
トを吊持させ、種々な方向から見えるようにし、また、
多様な形態で使用できるようにする。 【解決手段】 取付面Bにほぼ平行状に配置する支持支
柱2の両端部に取付部3を形成すると共に、支持支柱2
の前側面に連設した平面Y字形の連結片4を介して中
央、左右に配置された3個の中継筒5を一体状にした支
持具本体1を構成する。また、取付部3夫々には、取付
面Bに吸着する吸盤10を嵌め合わせ連結する。中継筒
5夫々には、径が異なる各種のパーツ部材20,40を
選択的に嵌め入れられる内径が異なる大小の挿入部6,
7を開口両端に形成する。支持具本体1の後側面には、
取付面Bに先端面が当接する安定突片9を突設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば可撓性の複数の広告シート類を多連式に吊持するようにシ ョーウインド等のガラス面に吸着支持させ、また、看者への訴求力に富み、取扱 いが容易で、種々なパーツ部材との組合せで各種の形態で使用できる広告用部材 として好適な支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばショーウインド等の平滑面に吸盤による吸着作用で支持バーを保 持し、この支持バーに可撓性の広告シート等を吊持し、ショーウインド前等を通 行する通行人に対して所定内容の広告をアピールするようにした広告支持具があ る。この広告支持具は、支持ポール部と支持バー部とを側面ほぼL字状になるよ う中空な合成樹脂製パイプによって一体に折曲形成すると共に、支持ポール部に 吸盤を付設したものであり、吸盤によって平滑面に吸着保持させるものである。 これによると、平滑な取付面に対して広告シートがほぼ直交状態となるから、通 行人等に対して広告シート面に記載の広告内容を一層強くアピールすることがで きる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来提案されていた叙上のような広告支持具によると、室内であれ ばともかくも、屋外に取り付け支持された場合には、風等によって広告シートが 煽られると、吸盤に対して支持ポール部が単に貫挿させてあるにすぎないために 、左右、前後にぶれ、広告シートが取付面に対し斜めになってしまうことがあっ た。しかも、従来の広告支持具における支持バー部が1本であるために広告シー トは1枚しか吊持できず、その内容を見るには見る方向が限定され、各方向に広 告シートの内容をアピールする場合には、広告シートの吊持面の方向が種々とな るように、回転式とするか、異なる方向に複数にして配置するかしているもので ある。そうすると、前者の場合には構造的に複雑なものとなり、後者の場合には 同一箇所での複数の吊持は互いに邪魔になり、面倒であるばかりでなく非常に体 裁が悪いものであった。
【0004】 そこで、この考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので 、異なる各方向に向けられた複数の広告シート等を同一箇所で纏めて吊持でき、 そうすることでいずれの方向からでも広告シートに記載の内容を見ることができ 、訴求力を増大して例えば広告宣伝作用を増大でき、また、他の種々なパーツ部 材との組合せによって多様な形態での使用が可能で、汎用性ある基礎的な広告用 の支持部材となる支持具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、この考案にあっては、取付面Bにほぼ平行させ て配置される支持支柱2に複数の中継筒5を並列状に配置連設して成る支持具本 体1と、支持支柱2の両端部に形成した取付部3夫々に嵌め合わせ連結した吸盤 10とを備え、中継筒5は、内径が異なる大小の挿入部6,7を開口両端に形成 してあることを特徴とする。 また、中継筒5は、中央、左右夫々に配した3連式に一体状に配置され、左右 の中継筒5夫々と支持支柱2とを連結する連結片4を介して支持支柱2と一体状 に形成することができ、連結片4は、平面ほぼY字形とすることができる。 更に、支持具本体1の後側面には、取付面Bに先端面が当接する安定突片9を 突設して構成することができる。
【0006】 そして、以上のように構成されるこの考案に係る支持具にあって、支持具本体 1の取付部3に嵌め合わせ連結した吸盤10は、平滑な取付面Bに吸着して中継 筒5に連結された各種のパーツ部材、被吊持物である旗、ポスターの如き各種の 広告シートP類等の全体重量を支持させる。また、左右の中継筒5と支持支柱2 とを連結する連結片4は、支持荷重をバランスよく分散させ、全体の歪形を阻止 して広告シートP等の荷重を確実に支持する。 支持支柱2に対して中央、左右夫々に3連式に一体状に配置された中継筒5は 、各パーツ部材を介して複数方向夫々に広告シートPを向けて吊持させ、看者に 対する訴求力を増大させる。 また、支持具本体1の後側面に突設した安定突片9は、取付面Bに当接するこ とで支持具本体1自体の揺動、回転を阻止させる。
【0007】
【実施の形態】
以下、図面を参照してこの考案の実施の一形態を説明するに、図において示さ れる符号1は支持具本体であり、この支持具本体1は、ほぼ垂直状あるいは必要 があればほぼ水平状にして壁面、窓面、ショーウインド面、天井面等の取付面B に平行させて配置されるよう、例えば断面で円形を呈する棒状の支持支柱2の前 側面に連結片4を介して複数の中継筒5を配置連設して成り、例えばABS樹脂 等の合成樹脂にて一体に形成されている。
【0008】 支持支柱2は、大径にした支持支柱2本体部分となる中央部と、この中央部の 上下あるいは左右の両端部に連続させて、中央部に比し小径で、適数段の段部構 造の棒状に形成されている取付部3とから成り、取付部3は、例えば中央部に連 続する基部が大径で、先端部が小径である2段構造に形成し、夫々に後述する吸 盤10が嵌め合わせられるようにしてある。図示の使用例にあるように鉛直方向 に沿って配置、使用される場合に、本体部分の上、下方のいずれでも2段構造の ものとしていずれの端部が上位置あるいは下位置で使用されるとするも差し支え がないようにしてある。
【0009】 中継筒5は、図示にあって、中央、左右夫々に相互に一体状に連結させて配し た3連式のものとしてあり、この中継筒5における開口は支持支柱2の長さ方向 に沿っているものとして上下に形成されている。この3連式の中継筒5は、図3 に示すように支持具本体1自体を取付面Bに配置したときの例えば取付面Bを中 心位置とする円の円弧状に沿って配置されているようにしてあるも、前後方向に 沿って直線的に配置する等の種々の配置形態及びその数はいずれも図示例に限定 されるものではないのである。また、この中継筒5には図2に示すように、異な る内径、すなわち大きい内径を有する大径挿入部6と、それに比し小さい内径を 有する小径挿入部7とが、大径挿入部6に挿入されたパーツ部材20,30,4 0の位置決め用の段部8を介して連続して形成されており、夫々の挿入部6,7 に夫々の内径に対応した外径を有する各種のパーツ部材20,30,40が挿入 、好ましくは強制的に挿入されるようになっている。なお、これらの挿入部6, 7相互間における内径の相違は、通常はパーツ部材30,40として使用される 各種のパイプ材製の部材における肉厚幅員のものとされており、各パーツ部材2 0,30,40相互間の交換使用が自在に行なえるように配慮してある。
【0010】 また、この中継筒5を支持支柱2に対して連結する連結片4は、左右の中継筒 5夫々と支持支柱2の本体部分とを連結しており、支持支柱2、連結片4、中継 筒5等を一体状にして形成してある。図示にあっての連結片4は、平面でほぼY 字形を呈するものとしてあって、左右の中継筒5を支持支柱2に連結しているこ とで中継筒5によって支持される各種のパーツ部材20,30,40及び広告シ ートP類等の荷重を十分に支持し、全体が歪形することがないように配慮してあ る。もとより、この連結片4は、中央の中継筒5のみと支持支柱2とを、また、 左右のいずれか一方のみの中継筒5と支持支柱2とを連結するものとしたり、側 面から見て片状あるいはバー状のものとしたり等の種々な形態上での変更は可能 なものである。
【0011】 更に、支持具本体1の中央部における後側面には、支持支柱2の中央部位に対 応させて、片面が左右方向に沿っていて、取付面Bに先端面が当接する安定突片 9を突設してある。この安定突片9は、可能な限り幅広状、例えば平面で台形状 、長方形状その他に形成され、取付面Bに吸盤10を介して吸着状に取り付けら れたときに取付面Bに当接することで、支持具本体1自体の揺動、回転を阻止す るものとなっている(図3参照)。
【0012】 また、支持具本体1の上下の取付部3には、吸盤10が嵌め合わせ連結されて おり、吸盤10における柱状基部に開穿してある連結孔11によって取付部3に 嵌め合わせられる。この吸盤10は、吸着力が異なる大小のものが、支持具本体 1の取付部3における段部夫々の異なる外径の部分に相当する連結孔11を有す るものとして、複数対にして予め用意されている。すなわち、吊持荷重に対応し て取付面Bに対する吸着力を異ならしめるときに選択された吸盤10が取付部3 の異なる外径部分のいずれかに嵌め合わされるようにしてある。
【0013】 このとき、図示を省略したが、取付部3の外周には、吸盤10における連結孔 11内周側面に僅かでも食い込み状に圧入されるよう取付部3自体の軸方向に沿 う適数本の阻止突条を突成しておくことができ、こうすることで取付部3を介し ての支持具本体1自体の揺動、回転を阻止させるようにすることができる。
【0014】 そして、支持具本体1における夫々の中継筒5に連結される側面ほぼL字形の 連結ピン材20、直線状の延長パイプ材30、更には連結ピン材20に連結され る支持バー40、この支持バー40、延長パイプ材30等に付設される挟持体5 0、係合体60その他の各種のパーツ部材が別に用意されている。
【0015】 連結ピン材20は、図に示すように断面で、やや大径の大円部分の前後ないし は上下に小径の小円部分を膨出させた段付きの長円形状を呈し、側面から見てほ ぼ四半円弧状の本体部分21と、中継筒5における小径挿入部7内に挿入される よう本体部分21の両端に連設したピン部分22と、本体部分21、ピン部分2 2相互間に介在される円板状のワッシャ部分23とを一体に形成したものであっ て、装飾性と堅牢性とを兼ねるように考慮してある。もとより、この連結ピン材 20における本体部分21の断面形状はこれに限定されるものではなく、単なる 円形状、楕円形状、矩形状その他の任意の形状に形成でき、また、側面形状も四 半円弧状に限定されるものではない。また、この連結ピン材20におけるピン部 分22相互の拡開角度は直角に比し僅かに大きくしてあり、こうすることで取付 面Bに対してほぼ平行状に配置される支持具本体1の中継筒5に対してやや上向 きである僅かな仰角を有して連結されるものとなり、支持連結される支持バー4 0及び吊持する広告シートP等の重量が負荷されたときに下方に撓む俯角を見越 したものとなり、例えば約92度程度のものとされている。
【0016】 更に、このピン部分22は、その断面において、相互に他方のピン部分22側 である、鉛直方向に沿った使用状態においての下部位置でほぼ四半円形で切除さ れた挿入切除部24が形成されたほぼ四分の三円形状を呈するものとしてあるも (図4参照)、後述の中空状の支持バー40が嵌め合わせ連結されるのに支障は ないようにしてある。図示にあって、その切除部分は左右のいずれか一方の側部 とし、切除面の一方は鉛直方向に沿い、また、他方はピン部分22自体の中心位 置に比しやや上方位置を通るものとしてある。また、このピン部分22自体は、 適数の段部状に形成することで、中継筒5における径が異なる大径挿入部6、小 径挿入部7、更には支持バー40のいずれでも使用連結することができる。
【0017】 また、延長パイプ材30は、中継筒5に挿入連結、好ましくは強制的に挿入連 結されるものとしてあり、その長さは吊持する広告シートPの高さ、中継的に使 用されるときの他の部材等との関連においての適当な長さに設定されている。
【0018】 そして、前記の連結ピン材20は、そのピン部分22の外径は中継筒5の小径 挿入部7及び延長パイプ材30夫々の内径に、延長パイプ材30の外径は中継筒 5の大径挿入部6の内径に夫々対応するようにしておくことで、連結ピン材20 を直接に、延長パイプ材30を介して間接に中継筒5に夫々連結することができ 、多様な形態での使用を可能にすることができる。
【0019】 また、この連結ピン材20には、パイプ状の支持バー40が着脱自在に連結さ れるもので、この支持バー40は、ピン部分22に嵌め合わせられる内法径を備 えた、場合によっては内法径が異なる複数種のものとされ、吊持する広告シート Pの大きさ、形状、重量その他によって太さ、長さが異なるものが選択されるよ うにしてある。この支持バー40には、長さ方向に沿って設けられた切割自体に よる挟持スリット41が設けられていて、この挟持スリット41自体が支持バー 40の素材によって閉鎖傾向に付勢されていることで、挟持スリット41内に挟 み込まれた広告シートP類をしっかりと挟持してそれの抜脱を阻止するようにな っている。
【0020】 そしてまた、この支持バー40の先端には、支持バー40に支持させた広告シ ートP類の抜脱を阻止し、また、装飾を兼ねる各種形状の固定部材45が、支持 バー40内に嵌め入れられ、あるいは外側に嵌め合わせられることで着脱自在に 付設されるものである。この固定部材45は、図1に示すようにボール形状であ ったり、図4に示すように槍先ドリル形状であったり、図5に示すように半球状 であったり、図6に示すようにラッパ形状であったり、図7に示すように円錘形 状であったり等の装飾性を考慮した任意の形状のものとできるのであり、この固 定部材45における支持バー40との連結部分が支持バー40内に嵌め入れられ る棒状であるときは、広告シートPの端縁を嵌め入れる挿通溝46が設けられて いる(図4参照)。もとより、固定部材45自体の形状、支持バー40との付設 構造等はこれらの図示例に限定されないことは勿論である。
【0021】 図示を省略したが、連結ピン材20に支持バー40を連結するに際し、連結ピ ン材20自体を内側面に段部を有する中空状に形成し、その内部に支持バー40 を挿入することで両者20,40を一体化することも可能である。
【0022】 更には、被吊持物である広告シートP類、また、その吊持形態等に対応して種 々のパーツ部材が別に用意されている。例えば支持バー40にその外側から嵌め 込み自在な断面でほぼC字形の嵌込部51に、相互に当接する挟持面に凹凸が形 成されていて、相対峙状の左右一対にした挟持片52を突設して成る挟持体50 のものである(図6参照)。また、例えば支持バー40にその外側から嵌め込み 自在な断面でほぼC字形の嵌込部61に、一部に形成された開閉自在な切割によ って内外が連通しているループ部62を突設して成る係合体60のものである( 図5、図7参照)。更には、図示を省略したが、支持バー40端部における内部 に嵌め入れる棒材部に筒部を連設して成る連繋部材、同様に支持バー40端部に おける内部に嵌め入れる一対の棒材部を側面ほぼL字形に連設して成るエルボ部 材等とすることができ、種々な形態での使用を可能にする各種のパーツ部材とし ておくのである。
【0023】 次に、この考案支持具の使用の一例を説明するに、吊持する旗、ポスターその 他の広告シートP及び支持バー40の重量等に対応して選定された吸着力を備え た吸盤10を支持具本体1の取付部3に嵌め合わせておく。そして、図1に示す ように、例えばショーウインド等のガラス面の如き取付面Bに吸盤10の吸着作 用によって吸着支持すればよいのであり、このとき、安定突片9先端面は取付面 Bに当接されるようにされる。広告シートPの吊持形態は、例えば図1に示すよ うに、中継筒5に嵌め込まれる連結ピン材20を介して支持バー40を連結し、 この支持バー40に、広告シートPの上端に形成した筒部を嵌め込むことで吊持 して下方に垂れ下がるようにするのであり、中継筒5夫々に連結することで3方 向に向けて広告シートPを吊持する。また、図4に示すように、挟持スリット4 1を有する支持バー40を連結ピン材20に連結しておき、挟持スリット41内 に強制的に広告シートPを嵌め入れ挟持すると共に、広告シートPの上縁の一端 は連結ピン材20の挿入切除部24内に、他端は固定部材45の挿通溝46内に 夫々嵌め入れることで広告シートPをすっきりとした状態で吊持する。図5に示 すように、下側の取付部3に連結した延長パイプ材30に係合体60を取り付け ておき、この係合体60のループ部62に引っ掛けた紐材Rによって広告シート Pの下端縁を連繋することで、例えば可撓性ある布製の広告シートPであっても 、風等で支持バー40等に巻き込まれるのを阻止できる。図6に示すように、同 様に連結配置した支持バー40に一対の挟持体50を取り付けておき、この挟持 体50の挟持片52によって上端を挟むことで広告シートPを吊持する。図7に 示すように、同様に連結配置した支持バー40に一対の係合体60を取り付けて おき、この係合体60のループ部62によって広告シートPに開穿された係合孔 によって係合することで広告シートPを吊持するのである。
【0024】 また、図示を省略したが、中継筒5における大径挿入部6に嵌め入れて支持具 本体1の上方あるいは下方に延長連結した延長パイプ材30を介して連結ピン材 20を配置することで、支持具本体1による固定位置とは離れた部位で広告シー トP類を吊持できるもので、いずれにしても各パーツ部材との組合せによって種 々な態様での吊持形態とすることができる。
【0025】 なお、以上の実施の形態にあっては、広告シートPを吊持する場合を説明した が、広告シートP以外のもの、例えば各種の掲示板その他を、可撓性、剛性の素 材の如何を問わずに吊持するものとして使用できるものである。
【0026】
【考案の効果】
この考案は以上のように構成されており、これがため、複数の中継筒5夫々に 連結した各パーツ部材20,30,40を介して複数方向夫々に各種の広告シー トPを向けて吊持でき、看者に対する訴求力を増大できるのであり、また、異な る径の各パーツ部材20,30,40を内径の大小が異なるいずれかの挿入部6 ,7に選択的に組合せて連結することで、夫々に異なる多様な形態で広告シート P類を吊持でき、しかも、広告シートP類の荷重が大きくても体裁よく、しっか りと吊持できるものである。
【0027】 すなわち、これは、この考案において、取付面Bにほぼ平行配置される支持支 柱2に複数の中継筒5を配置連設して成る支持具本体1と、支持支柱2の両端部 に形成した取付部3夫々に嵌め合わせ連結した吸盤10とを備え、中継筒5は、 内径が異なる大小の挿入部6,7を開口両端に形成してあるからであり、これに よって、複数の広告シートP類を多連式に吊持でき、看者への訴求力に富み、取 扱いが容易で、種々なパーツ部材20,30,40との組合せで各種の形態で使 用できるものである。
【0028】 また、支持具本体1において、支持支柱2の前方で中央、左右に配置された3 連式の中継筒5は、その左右の中継筒5と支持支柱2とを平面ほぼY字形の連結 片4にて連設支持されているから、中継筒5によって支持される各パーツ部材2 0,30,40等と広告シートP類との荷重を適度にバランスさせて確実に支持 し、それらの荷重によって歪形されることもなく、その吊持形態を安定したもの とすることができる。
【0029】 中継筒5における内径が異なる挿入部6,7は、これに嵌め入れられるパーツ 部材20,30,40との組合せによって支持具本体1自体を上下に反転させて 使用でき、吸盤10による吸着固定部位からあるいは吸着固定部位からの所定高 さの上方位置から、更には逆に下方位置から広告シートP類を吊持でき、また、 障害物を回避した状態で吊持することもできる。
【0030】 支持具本体1の後側面には、取付面Bに当接する安定突片9を突設してあるか ら、取付面Bに対して吸盤10によって平行させて吸着したとき、支持具本体1 自体の揺動、回転を阻止させることができ、風等によって煽られることで支持具 本体1自体がぶれることもなく、安定した状態を維持できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の一形態において旗等を吊り下
げる場合の使用状態の斜視図である。
【図2】同じく斜視図である。
【図3】同じく平断面図である。
【図4】同じくポスター等を挟持吊り下げる場合の他の
使用状態の要部の分解斜視図である。
【図5】同じく旗を吊り下げる場合の他の使用状態の斜
視図である。
【図6】同じくポスターを挟持する挟持体を介して吊り
下げる場合の他の使用状態の分解斜視図である。
【図7】同じくポスターを係合する係合体を介して吊り
下げる場合の他の使用状態の斜視図である。
【符号の説明】
B…取付面 P…広告シート
P R…紐材 1…支持具本体 2…支持支柱 3…取付部 4…連結片 5…中継筒 6…大径挿入部 7…小径挿入部 8…段部 9…安定突片 10…吸盤 11…連結孔 20…連結ピン材 21…本体部分 22…ビン部分 23…ワッシャ
部分 24…挿入切除部 30…延長パイプ材 40…支持バー 41…挟持スリ
ット 45…固定部材 46…挿通溝 50…挟持体 51…嵌込部 52…挟持片 60…係合体 61…嵌込部 62…ループ部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付面にほぼ平行させて配置される支持
    支柱に複数の中継筒を並列状に配置連設して成る支持具
    本体と、支持支柱の両端部に形成した取付部夫々に嵌め
    合わせ連結した吸盤とを備え、中継筒は、内径が異なる
    大小の挿入部を開口両端に形成してあることを特徴とす
    る支持具。
  2. 【請求項2】 中継筒は、中央、左右夫々に配した3連
    式に一体状に配置され、左右の中継筒夫々と支持支柱と
    を連結する連結片を介して支持支柱と一体状に形成して
    ある請求項1記載の支持具。
  3. 【請求項3】 連結片は、平面ほぼY字形である請求項
    2記載の支持具。
  4. 【請求項4】 支持具本体の後側面には、取付面に先端
    面が当接する安定突片を突設してある請求項1乃至3の
    いずれか記載の支持具。
  5. 【請求項5】 取付面にほぼ平行させて配置される支持
    支柱に複数の中継筒を並列状に配置連設して成る支持具
    本体と、支持支柱の両端部に形成した取付部夫々に嵌め
    合わせ連結した吸盤とを備え、中継筒は、中央、左右夫
    々に配した3連式に一体状に配置され、左右の中継筒夫
    々と支持具本体とを連結する連結片を介して支持具本体
    と一体状に形成してあると共に、中継筒夫々は内径が異
    なる大小の挿入部を開口両端に形成し、また、支持具本
    体の後側面には、取付面に先端面が当接する安定突片を
    突設してあることを特徴とする支持具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5048884B1 (ja) * 2012-05-29 2012-10-17 康則 小林 展示説明用スタンド

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JP5048884B1 (ja) * 2012-05-29 2012-10-17 康則 小林 展示説明用スタンド

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