JP3020367U - 組立式汚水浄化槽体 - Google Patents
組立式汚水浄化槽体Info
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- JP3020367U JP3020367U JP1995007996U JP799695U JP3020367U JP 3020367 U JP3020367 U JP 3020367U JP 1995007996 U JP1995007996 U JP 1995007996U JP 799695 U JP799695 U JP 799695U JP 3020367 U JP3020367 U JP 3020367U
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- JP
- Japan
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- concrete
- concrete molded
- molded product
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- lid
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- Expired - Lifetime
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- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
- Sewage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 函型のコンクリ−ト成形物を組立て接続する
ことにより、所要の容量に対応した容積の汚水浄化槽体
を提供すること。 【構成】 函型の筒状で上端面の内方側に係合用の凹部
を、同じく下端面の内方側に前記凹部に対応する突縁
を、それぞれ周設して成るコンクリ−ト成形物Eと、上
面に前記コンクリ−ト成形物Eの下端面の突縁に対応す
る凹陥部を設けて成る底蓋Fと、前記コンクリ−ト成形
物Eの蓋Gとを主体とし、基礎コンクリ−トD上に前記
底蓋Fを適宜数設置して、その上に前記コンクリ−ト成
形物Eの適宜数を水密に載置,積重し、相隣るコンクリ
−ト成形物Eを配管材により接続すると共に該成形物E
内に所要の装置を取付けるようにし、且つ最上位のコン
クリ−ト成形物Eに蓋Gを水密に被着するようにした。
ことにより、所要の容量に対応した容積の汚水浄化槽体
を提供すること。 【構成】 函型の筒状で上端面の内方側に係合用の凹部
を、同じく下端面の内方側に前記凹部に対応する突縁
を、それぞれ周設して成るコンクリ−ト成形物Eと、上
面に前記コンクリ−ト成形物Eの下端面の突縁に対応す
る凹陥部を設けて成る底蓋Fと、前記コンクリ−ト成形
物Eの蓋Gとを主体とし、基礎コンクリ−トD上に前記
底蓋Fを適宜数設置して、その上に前記コンクリ−ト成
形物Eの適宜数を水密に載置,積重し、相隣るコンクリ
−ト成形物Eを配管材により接続すると共に該成形物E
内に所要の装置を取付けるようにし、且つ最上位のコン
クリ−ト成形物Eに蓋Gを水密に被着するようにした。
Description
【0001】
本考案は、厨房,洗面所,浴室等からの汚水を処理浄化するための組立式の槽 体で、所要の容量に対応した容積の汚水洗化槽の構築に用いて有用な組立式汚水 浄化槽体に関するものである。
【0002】
組立式汚水浄化槽体としては、実公昭61-28797号公報に記載されたものがある 。このものは、函型の筒状で上端面の内方側に係合用の突縁を、同じく下端面の 内方側に前記突縁に対応する凹部を、それぞれ周設し、内壁の適宜の個所に所望 の装置を装設するためのナットを埋設して成るコンクリ−ト成形物または該コン クリ−ト成形物の内壁の前記ナットを埋設した個所以外の適宜の個所に内側から 穿孔して配管材取付用の孔とするためのテ−パ−状凹陥部を設けて成るコンクリ −と成形物を基礎コンクリ−ト上に設置し、その上に前記コンクリ−ト成形物の 1乃至複数個を積重すると共に最下位のコンクリ−ト成形物内に底打コンクリ− トを施し、最上位のコンクリ−ト成形物に蓋を被着するようにしたものであり、 汚水浄化槽を簡易に構築できるが、次のような問題のあることが判明した。
【0003】 一つのコンクリ−ト成形物には、所望の装置を装設するためのナットを埋設 し、今一つのコンクリ−ト成形物には、配管材取付用の孔とするための凹陥部 を設けているので、いずれも型枠に目的に応じた加工を施す必要があるため、 型枠がコスト高にならざるを得ないし、浄化槽体を組立てた際に前記凹陥部の 位置がずれてその補正が容易でなく、作業能率を悪化させる。 基礎コンクリ−トにコンクリ−ト成形物を載置した後、底打コンクリ−トを 施さなければならないので、その為の作業が必要となるばかりでなく、底打コ ンクリ−ト打設後、養生期間を必要とするため、作業期間が長くなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 従って、本考案は、上記のような問題点がなく、能率的且つ合理的に汚水浄化 槽を構築することのできる組立式汚水浄化槽体を提供することを課題とするもの である。
【0005】
本考案は上記の課題を解決することを目的としてなされたもので、その構成は 、函型の筒状で上端面の内方側に係合用の凹部を、同じく下端面の内方側に前記 凹部に対応する突縁を、それぞれ周設して成るコンクリ−ト成形物Eと、上面に 前記コンクリ−ト成形物Eの下端面の突縁に対応する凹陥部を設けて成る底蓋F と、前記コンクリ−ト成形物Eの蓋Gとを主体とし、基礎コンクリ−トD上に前 記底蓋Fを適宜数設置して、その上に前記コンクリ−ト成形物Eの適宜数を水密 に載置,積重し、相隣るコンクリ−ト成形物Eを配管材により接続すると共に該 成形物E内に所要の装置を取付けるようにし、且つ最上位のコンクリ−ト成形物 Eに蓋Gを水密に被着するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】 即ち、本考案は、近時、コンクリ−ト成形物に対するナットの埋設や穿孔技術 が進歩し、例えば上記の汚水浄化槽体を組立てた後、所望の個所にナットを埋設 したり、穿孔したりすることが極めて容易になったところから、組立前のコンク リ−ト成形物にはナットの埋設や穿孔を施さず、組立後にそれらの作業を行なう ようにし、また、底打コンクリ−トを施さずに、それに対応する底蓋を施すよう することにより、浄化槽の構築を能率的且つ合理的に施工できるようにしたので ある。更に、従来の基礎コンクリ−トは通常のコンクリ−トにより形成されてお り、養生後でも重量物を載置すると、所謂ダレが生じて載置物の高さに狂いの生 じるおそれがあるが、これをドライモルタルにより形成すれば、養生期間が短く 、養生後は殆どダレの生じるおそれはない。
【0007】
次に、本考案の実施の一例を図により説明する。 図1は本考案に使用するコンクリ−ト成形物の一例の斜視図、図2は前記コン クリ−ト成形物を用いて形成した本考案の一例の縦断正面図である。
【0008】 Eはコンクリ−ト製で、函型の筒状をなし、上端面の内方側に係合用の凹部1 を周設すると共に、同じく下端面の内方側に前記凹部1に対応する突縁2を周設 して成るコンクリ−ト成形物、Fは上面に前記コンクリ−ト成形物Eの突縁2に 対応する凹陥部3を設けて成る底蓋、Gはコンクリ−ト成形物Eの上部に被着す る蓋であり、本考案組立式汚水浄化槽は上記E,F,Gを主体として構築される もので、その例について説明すれば、次のとおりである。
【0009】 まず、槽を設置する場所を掘削して所要の広さと厚みの基礎コンクリ−トDを 打設し、コンクリ−トの硬化後、底蓋Fを所定の位置に設置し、その上端面の外 周面に軟質止水材4を、また、内周面に防水モルタル5を、それぞれ一様な厚み で置き、その上に成形物Eをその下端面の突縁2を前記底蓋Fの凹陥部3に嵌合 させて積み重ね、前記成形物Eの上端面の外周面に軟質止水材4を、同じく内周 面に防水モルタル5を上記と同様にして置き、その上に別の成形物Eを載置する のであるが、底蓋Fと成形物Eの接合部の外周辺間には軟質止水材4が、同じく 内周辺間には防水モルタル5が、それぞれ介在し、また、両成形物E,Eの接合 部にも同様に軟質止水材4と防水モルタル5とが介在する上に、成形物Eの重み で圧着されるので、各接合部は漏水のおそれなく完全に止水されるし、更に、前 記接合部は突縁2と凹部1,凹陥部3とが互いに係合しているため、地震等の横 揺れがあっても、両成形物E,Eはずれたり外れたりするおそれもない。
【0010】 上記のようにして槽体が形成されたら、成形物Eの所要の個所にナット6を取 付けたり、配管材取付孔7を穿設し、各成形物Eに所要の装置を装設する一方、 相隣る成形物Eを配管Pにより接続するのであり、すべての作業が終ったら、最 上位の成形物Eの上部に水密に蓋Gを取付けるのである。尚、配管取付孔7に配 管Pを取付ける場合は、防水モルタル8等により水密に取付けるものとする。 また、基礎コンクリ−トDの打設に際して、通常のコンクリ−トを用いず、ド ライモルタルを用いれば、養生期間が短くて済むばかりでなく、養生後にダレの 生じるおそれはない。
【0011】
本考案は上述のとおりであるから、コンクリ−ト成形物と底蓋及び蓋を適宜数 用意することにより、簡易に所要の容量に合わせた浄化槽を簡易に構築すること が出来るし、また、従来技術に比し、合理的にしかも能率的に作業を行なうこと が出来ると共に、コンクリ−ト成形物の型枠の簡易化及び、汚水浄化槽構築のた めの工期の短縮を図ることが出来るので、経済的効果は極めて大きい。
【図1】本考案に使用するコンクリ−ト成形物の一例の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】前記コンクリ−ト成形物を用いて形成した本考
案の一例の汚水浄化槽体の縦断正面図である。
案の一例の汚水浄化槽体の縦断正面図である。
D 基礎コンクリ−ト E コンクリ−ト成形物 F 底蓋 G 蓋 1 凹部 2 突縁 3 凹陥部 4 軟質止水剤 5 防水モルタル 6 ナット 7 配管材取付孔 8 防水モルタル P 配管材
Claims (1)
- 【請求項1】 函型の筒状で上端面の内方側に係合用の
凹部を、同じく下端面の内方側に前記凹部に対応する突
縁を、それぞれ周設して成るコンクリ−ト成形物Eと、
上面に前記コンクリ−ト成形物Eの下端面の突縁に対応
する凹陥部を設けて成る底蓋Fと、前記コンクリ−ト成
形物Eの蓋Gとを主体とし、基礎コンクリ−トD上に前
記底蓋Fを適宜数設置して、その上に前記コンクリ−ト
成形物Eの適宜数を水密に載置,積重し、相隣るコンク
リ−ト成形物Eを配管材により接続すると共に該成形物
E内に所要の装置を取付けるようにし、且つ最上位のコ
ンクリ−ト成形物Eに蓋Gを水密に被着するようにした
ことを特徴とする組立式汚水浄化槽体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007996U JP3020367U (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 組立式汚水浄化槽体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007996U JP3020367U (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 組立式汚水浄化槽体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3020367U true JP3020367U (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=43155744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995007996U Expired - Lifetime JP3020367U (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 組立式汚水浄化槽体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3020367U (ja) |
-
1995
- 1995-07-10 JP JP1995007996U patent/JP3020367U/ja not_active Expired - Lifetime
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