JP3020362B2 - 圧縮機の消音器 - Google Patents
圧縮機の消音器Info
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Description
る圧縮機の低騒音化に関するものである。
媒をシリンダ内で圧縮し、冷却システムへ吐出するた
め、冷媒に圧力脈動が生じ圧縮機や配管さらには冷却機
器等を振動させて大きな騒音を発生していた。そのた
め、従来よりシリンダ内で圧縮された冷媒が吐出される
直後に消音器を設けたり、それでも圧力脈動を抑制でき
なければ、もう1つ消音器を設けて騒音低減を図る方法
が取られていた。
圧縮機の消音器の一例について説明する。
の1例を示すもので、1は圧縮機で、2は密閉ケース、
3はステータで密閉ケース2に焼嵌め固定されている。
4はロータでクランクシャフト5と連結されている。6
はロータリ型のピストンで、7はシリンダである。8は
ロータ側の軸受で、密閉ケース2に溶接固定されてい
る。9はシャフト端部の軸受で9aはバルブ(図示せ
ず)を装着する凹陥部である。 10aは吐出チャンバ
ーであり軸受9にカップ状の吐出カバー10を固定する
ことにより構成される。吐出カバー10には吐出穴10
bが設けられ、接続配管11の接合部11aが圧入固定
されている。また、軸受9の凹陥部9aと吐出チャンバ
ー10aとで第1消音器12を構成している。13は吐
出チャンバー13aに接続配管11が1/2挿入され、
かつ冷却システムに継接している尾管14が1/4挿入
されて構成される第2消音器である。
おいて、以下その動作を説明する。シリンダ7内で圧縮
された冷媒ガスは軸受9の凹陥部9aのバルブ(図示せ
ず)を介して吐出チャンバー10aに一旦吐出され、ま
た、吐出カバー10に設けられた吐出孔10bより、接
続管11を介して吐出チャンバー13aに吐出され、さ
らに尾管14より冷却システムに導かれる。
0aとで構成される第1消音器12と第2消音器13は
膨張型の消音器として作用し、冷媒が吐出チャンバー1
0a、13aを通過する際に冷媒の圧力脈動は減衰され
る。特に第2消音器13は1/2挿入と1/4挿入の効
果により脈動減衰効果を高め、さらに第1消音器12と
第2消音器13とで2段消音器構造となり、さらに脈動
減衰効果を高めている。従って、冷却システムに導かれ
る圧縮冷媒ガスの圧力脈動成分は十分減少され、騒音の
発生を減少することができる。
うな構成では、第1消音器12と第2消音器13は2段
消音器の構成をしており、2つの消音器間において吐出
チャンバー10a、13aが腹となり、接続配管11が
節となる気柱共鳴モードが発生し、この共鳴周波数が圧
力脈動成分の最も大きい基本波に近接した場合、消音効
果を著しく低下させるという問題があった。
間の共鳴を圧力脈動基本波周波数から回避させ気柱共鳴
による消音効果の低下を防止し、より安定した圧縮機騒
音の低減を図ることを目的としている。
に本発明の圧縮機の消音器は、電動圧縮要素と、電動圧
縮要素の吐出穴と連通する第1消音器と、第1消音器と
接続配管を介して連通する第2消音器を備え、接続配管
長さを(数3)を満たす長さで設定するものである。
コイル巻部の隙間を溶接等により密着固定するものであ
る。
の配管長さを(数4)を満たす長さで設定したことを特
徴とするものである。
響マスの重量化または軽量化が図れ、第1消音器と第2
消音器間で発生する気柱共鳴周波数は低域または高域に
移動し、圧力脈動基本波周波数に対し、確実に気柱共鳴
周波数を回避させることができる。これにより、消音器
間で発生する気柱共鳴を消滅することができ、消音効果
の低下を防止することができる。
機振動による配管振動音が発生するが、接続配管をコイ
ル巻にし、且つコイル巻部の隙間を溶接等により密着固
定することにより、接続配管の剛性を高めると共に摩擦
減衰作用により配管振動音等の弊害を防止することがで
きる。
の配管長さを(数4)を満たす長さで設定することをに
より、配管の持つ1次の固有振動数を圧縮機基本波周波
数から確実に回避することができ、配管振動音等の弊害
を確実に防止することができる。
ついて図面を参照しながら説明する。尚、説明の重複を
避けるため、従来例と同一部分については同一符号を付
して説明する。
あり、(数3)で規定されている。
動作を説明する。シリンダ7内で圧縮された冷媒ガスは
軸受9の凹陥部9aのバルブ(図示せず)を介して吐出
チャンバー10aに一旦吐出され、また吐出カバー10
に設けられた吐出孔10bより、接続配管11を介して
吐出チャンバー13aに吐出し尾管14より冷却システ
ムに導かれる。
した圧力脈動は、凹陥部9aと吐出チャンバー10aと
で構成される第1消音器12,第2消音器13は膨張型
の消音器として作用し、冷媒が吐出チャンバー10a、
13aを通過する際に冷媒の圧力脈動は減衰される。
3aが腹となり接続配管11が節となる気柱共鳴モード
の周波数が圧力脈動基本波周波数に近接していたが、接
続配管11の配管長さを(数3)を満たす長さに設定す
ることにより、第1消音器12と第2消音器13間で発
生する気柱共鳴モードに対し、接続配管11の音響マス
の重量化または軽量化が図れ、気柱共鳴周波数が低域ま
た広域の共鳴範囲外に移動する。このため、圧力脈動基
本波周波数から気柱共鳴周波数を確実に回避することが
でき、基本波周波数近傍における消音効果の低下を防止
できる。
ついて図面を参照しながら説明する。
化した場合、圧縮機振動により接続配管11が加振され
配管振動音が発生しかえって悪影響を及ぼす恐れがあ
る。
め、図2に示す接続配管15のように、配管をコイル状
に巻きつけた形状にし、且つ配管の隙間を溶接等により
密着固定することにより、接続配管15の剛性を高める
と共に摩擦減衰作用により配管振動音等の弊害を防止す
ることができる。
ついて図面を参照しながら説明する。
音を防止するために、接続配管15の構造を規定するも
のである。
配管15が溶接等により固定されている部分を17、固
定部17からコイル巻にしているところの最初の固定部
を18、固定部18からコイル巻部19の終焉の固定部
を20、固定部20から圧縮機1への固定部を21とす
ると、固定部17から固定部18までの長さと固定部2
0から固定部21までの長さを(数4)により規定する
ことにより確実に圧縮機基本波振動数から接続配管15
のもつ1次の固有振動数を回避することができる。この
ため、圧縮機振動に起因する配管振動音を確実に防止す
ることができる。尚、第1消音器12と第2消音器13
がそれぞれ複数個の消音器で構成された場合でも同様の
効果を得ることができる。
電動圧縮要素の吐出穴と連通する第1消音器と、第1消
音器と接続配管を介して連通する第2消音器を備え、接
続配管長さを(数3)を満たす長さで設定することによ
り、接続配管の音響マスの重量化または軽量化が図れ
る。このため、第1消音器と第2消音器間で発生する気
柱共鳴周波数は低域または高域に移動し、圧力脈動基本
周波数に対し確実に気柱共鳴周波数を回避させることが
できる。これにより、消音器間で発生する気柱共鳴を消
滅することができ、消音効果の低下を防止できる。ま
た、接続配管が長管化した場合、圧縮機振動による配管
振動音が発生する。このため、接続配管をコイル巻に
し、且つ前記コイル巻部の隙間を溶接等により密着固定
することにより、接続配管の剛性を高めると共に摩擦減
衰作用により配管振動音等の弊害を防止することができ
る。
の配管長さを(数4)を満たす長さで設定することによ
り、配管の持つ1次の固有振動数を圧縮機基本波振動数
から確実に回避させることで、配管振動音等の弊害を確
実に防止することができる。
騒音の圧縮機を提供することができる。
するための図
するための図
尾管を示す斜視図
す分解斜視図
Claims (3)
- 【請求項1】 電動圧縮要素と、電動圧縮要素の吐出穴
と連通する第1消音器と、第1消音器と接続配管を介し
て連通する第2消音器とを備え、前記接続配管長さを
(数1)を満たす長さで設定したことを特徴とする圧縮
機の消音器。 【数1】 - 【請求項2】 接続配管をコイル巻にし、且つ前記コイ
ル巻部の隙間を溶接等により密着固定したことを特徴と
する請求項1記載の圧縮機の消音器 - 【請求項3】 接続配管においてコイル巻部以外の配管
長さを(数2)を満たす長さで設定したことを特徴とす
る請求項2記載の圧縮機の消音器 【数2】
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4274061A JP3020362B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 圧縮機の消音器 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP4274061A Expired - Fee Related JP3020362B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 圧縮機の消音器 |
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- 1992-10-13 JP JP4274061A patent/JP3020362B2/ja not_active Expired - Fee Related
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