JP3020195B2 - 放電加工機のパレット交換装置 - Google Patents

放電加工機のパレット交換装置

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JP3020195B2
JP3020195B2 JP7068933A JP6893395A JP3020195B2 JP 3020195 B2 JP3020195 B2 JP 3020195B2 JP 7068933 A JP7068933 A JP 7068933A JP 6893395 A JP6893395 A JP 6893395A JP 3020195 B2 JP3020195 B2 JP 3020195B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電加工機のパレット
交換装置にかかり、特に加工液を多量に使用したり、パ
レットを加工液中に浸漬し加工する放電加工機で、テー
ブルに設けたクランプ手段に対し加工液や加工屑(チッ
プ)など異物の付着による動作不良、精度低下を回避す
るようにパレット又はテーブル側に遮蔽または掃拭手段
を備えた放電加工機のパレット交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放電加工機で、パレットを加工液中に浸
漬してワークを加工する場合は、加工液を排除してから
パレット交換装置によりパレットを交換するが、その
際、パレットに付着しているチップを含む加工液がテー
ブルに配置したクランプ手段内に落下して位置決めコー
ン面に付着し、次工程におけるパレットの位置決め精度
を低下させたり、クランプ手段の耐用期間を短縮してい
た。そこで本出願人は、この種のパレット交換時におけ
る問題点を解消するため、パレットを搬出・入するの
に、テーブル上に装着されたパレットをアンクランプし
パレットマガジンや搬送車の交換アームで持ち上げた
際、遮蔽部材をクランプ手段とパレット底面との間に挿
入・遮蔽した状態で、パレットを水平方向に搬出・入す
るときに、チップを含む加工液がパレットからクランプ
手段内に落下することを防止する遮蔽手段を備えた放電
加工機のパレット交換装置(平成5年実用新案登録願第
72847号参照)を開発した。しかし、上記装置は、
目的、効果において満足すべき特性を備えていることが
実証されているが、それに要するアクチュエータ、制御
手段、その他の機構が若干、複雑になり、また遮蔽手段
を設置するために新たなスペースを必要とする等の問題
点があり、放電加工機のコスト、機械の配置上、不都合
な面がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、効果
において上記改良型装置と同等であるにもかかわらず、
作用が確実で、しかも構成及び設置スペースの点で簡
易、小型であり、チップを含む加工液がクランプ手段へ
落下するのを防止する手段を備えた放電加工機のパレッ
ト交換装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明装置は、上述目的
を達成するために、以下に述べるとおりの各構成要件を
具備してなる。 (1)パレットを装着するためのクランプ手段を備えた
テーブルとパレットストッカとの間で前記パレットを往
復搬送する際、前記パレットに付着した加工液が前記ク
ランプ手段の内部に落下しないように加工液落下防止手
段を設けた放電加工機のパレット交換装置において、前
記加工液落下防止手段は、前記パレットの底面に取り付
けられ、前記パレットの搬送方向に平行する稜を有する
山形又は片流れ屋根形の薄板状カバー部材でなり、前記
カバー部材は、前記テーブルに前記パレットを装着した
ときに、少なくとも前記クランプ手段から前記パレット
ストッカと反対側の前記パレットの端面位置まで設けら
れ、両側庇縁位置を前記クランプ手段の外壁よりも外側
に拡がるように形成される放電加工機のパレット交換装
置。
【0005】(2)パレットを装着するためのクランプ
手段を備えたテーブルとパレットストッカとの間で前記
パレットを往復搬送する際、前記パレットに付着した加
工液が前記クランプ手段の内部に落下しないように加工
液落下防止手段を設けた放電加工機のパレット交換装置
において、前記加工液落下防止手段は、前記クランプ手
段に対し前記パレットストッカと反対側の前記テーブル
の上面に配置したワイパ装置でなり、前記ワイパ装置
は、前記テーブルに前記パレットを装着したとき、前記
クランプ手段の外壁の前記パレットストッカと反対側の
周壁面を囲む半円弧形状のワイパ部材と、前記テーブル
に取り付けられ、前記パレットが前記テーブルから前記
パレットストッカへ搬送されるときに、前記ワイパ部材
を前記パレットの底面に圧接するバネ部材とで構成され
る放電加工機のパレット交換装置。
【0006】
【作用】パレット交換装置(P/C)によってパレット
の交換を行なう場合、図6に示すように、 (1)放電加工が終了し加工槽から加工液を排出した
後、加工槽枠を下降させ、パレット交換をスタートす
る。 (2)パレット交換装置の交換アームをテーブル上に前
進(X軸方向)させる。 (3)テーブル上のクランプ手段に装着されたパレット
をアンクランプする。 (4)パレット交換装置の交換アームをパレットとテー
ブルとの間に挿入してパレットを保持し、交換アームを
上昇(Z軸方向)させ、パレットとテーブルとの間に間
隙を設ける。なお、パレットとテーブルとの間に交換ア
ームを挿入するに当たり、交換アームは、いかなる行程
においてもパレット底面に取り付けた山形のカバー部材
またはテーブル上に配置したワイパ部材に干渉すること
がない。
【0007】(5)パレット及び山形の薄板状カバー部
材に付着した加工液は、山形の表裏面に沿って流れて両
側庇縁からテーブル上に配置したクランプ手段の外方に
落下し、これによりパレット及び山形の薄板状カバー部
材に付着した加工液がクランプ手段内に落下・付着する
のを回避する。 (6)交換アームを後退(X軸方向)して、加工済パレ
ットをパレットストッカに搬出する場合にも、パレット
に取り付けた山形の薄板状カバー部材が常にテーブルに
配置したクランプ手段の上面をカバーしているから、パ
レットの移動中、パレット及び山形のカバー部材に付着
した加工液がクランプ手段内に落下することはない。 (7)もしくは、パレットストッカと反対側のパレット
底面を圧接しているワイパ部材が、パレットの搬送に伴
いパレット底面に付着している加工液を掃拭し、常時、
クランプ手段の上方にある加工液を除去するから、パレ
ットの移動中、パレット底面に付着した加工液がクラン
プ手段内に落下することがない。なお、ワイパ部材は変
位位置を含めクランプ手段の上側または内側に張り出す
ことはないから、ワイパ部材に付着した加工液が、仮り
にテーブル側に落下したときにも、クランプ手段の外方
に落下し、クランプ手段に付着することはない。
【0008】(8)交換アームを後退(X軸方向)し
て、加工済パレットをパレットストッカへ移動する。 (9)交換アームを下降(Z軸方向)して、加工済パレ
ットをパレットストッカ上へ載置する。 (10)パレットストッカ上で、交換アームを原点位置ま
で後退し、新たなパレットを交換位置に割り出す。 (11)割り出したパレットへ、交換アームを前進(X軸
方向)させる。 (12)パレットを保持して交換アームを上昇(Z軸方
向)させ、つぎに、テーブル上のクランプ手段の真上ま
で前進(X軸方向)させる。なお、パレット底面に取り
付けてある山形の薄板状カバー部材またはテーブル上に
設けたワイパ部材が、パレットの移動を妨害することは
ない。 (13)交換アームを下降(Z軸方向)させ、新たなパレ
ットをクランプ手段にセットし、クランプ手段を作動す
る。これに伴い、ワイパ部材の位置がバネ付勢に抗して
変位しパレットのチャックベースへの位置決め装着を妨
げない。 (14)パレット交換装置の交換アームを原点位置まで後
退(X軸方向)させる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明のパレット交換装置の実施例
を図面に沿って説明するが、この実施例を構成する各部
材は、本発明の出願当時の当業界における技術レベルの
範囲内で各種型式の採用が可能であるから、格別の理由
を示すことなく、以下に記載の実施例の構成のみに基づ
いて本発明の要旨を限定して解釈してはならない。
【0010】図6は、本発明パレット交換装置を備えた
放電加工機の全体正面図である。放電加工機のテーブル
1は、滑動して昇降する加工槽3に周囲を囲まれ、その
上面にはパレット5を装着するチックベース7が配置
されている。テーブル1はベッド11上に取り付けら
れ、コラム9がX軸方向に移動可能にテーブル1後方の
ベッド11上に立設され、コラム9上にはY軸方向に移
動可能なラム13を介し、主軸頭15がZ軸方向に移動
可能に、かつ、テーブル1に配置されたチャックベース
7に対向し設けられている。チャックベース7上に装着
されたパレット5に取り付けられたワークは仮想線で示
す加工槽3内に満たされた加工液に浸漬され、電極ヘッ
ド17に装着された加工電極により放電加工され、加工
終了後に加工槽3から加工液を排出し、実線で示す位置
まで加工槽3を下降させた後、パレット交換をスタート
させる。パレット交換時、加工液が付着したパレット5
は、テーブル1に配置されたクランプ手段からパレット
ストッカ19へ搬送される。また、放電加工機に隣接し
てパレット交換装置が付設してあり、テーブル1と略、
同一高さにパレットストッカ19を配置したパレットス
トッカベース21とパレットストッカベース21に取り
付けた支柱23に支承されて垂直ガイド25に案内され
Z軸方向に移動可能であり、かつ、水平ガイドレール2
7を備えたスライダユニット29に取り付けられた水平
ガイドレール27,27に案内され、X軸方向に滑動す
るスライダ33とスライダ33に保持されて、パレット
ストッカ19とテーブル1との間を往復動可能に設けら
れたパレット交換アーム31とから構成されている。
【0011】図1は、本発明放電加工機のパレット交換
装置に使用されているパレット及びクランプ手段に施し
た加工液落下防止部材を含む一実施例構造の拡大斜視図
で、図2(a)は、パレットをテーブル上にクランプし
たとき、図2(b)は、パレツトをアンクランプ後、テ
ーブル上からZ軸方向に上昇させたときの側断面図をそ
れぞれ示す。図3は、図2(a)におけるA矢視、即
ち、パレットをテーブル上にクランプしたときの正面図
で、図中、パレットの上面に平行して示されるX軸方向
矢線はパレツトの搬送方向を示し、これに直交するZ軸
方向矢線は、パレット着脱方向を示している。
【0012】図1を参照すると、テーブル1上の所定位
置には、位置決め面39を有する凹み及びチャック41
を穿設したチャックベース7が配置され、パレット5底
面に設けた位置決めプレート35及びプルスタッド37
を収容してパレット5を装着する。チャックベース7の
上面の周縁にはチャックシール43が設けられ、パレッ
ト5をテーブル1上にクランプしたときチャックベース
7を密封し、放電加工の際、加工槽3内に浸漬した加工
液がチャックベース7内に侵入することを防止してい
る。また、仮想線で示すパレット5底面のチャックベー
ス7と対向した所定位置に、位置決めプレート35並び
にプルスタッド37及び4本の位置決めピン45が取り
付けてある。パレット5のチャックベース7へのクラン
プは、位置決めプレート35がチャックベース7上部に
嵌合し水平方向の位置決めをして、4本の位置決めピン
45が位置決め面39に当接し上下方向の位置決めをし
て、プルスタッド37がチャック41に引き込まれて行
われる。なお、パレット5の一側縁に平行して示された
矢線方向はX軸方向で、パレット交換時におけるパレッ
ト5の搬送方向を示し、これに直交する縦の矢線方向は
Z軸方向で、テーブル1に対するパレット5の着脱方向
を示す。
【0013】パレット5底面には、テーブル1上へのク
ランプ時、チャックベース7を避ける抜き部47が穿設さ
れ、位置決めプレート35の中心を通りパレット5の搬送
(X軸)方向に平行する稜49を有する山形の薄板状カバ
ー51が稜49部を介して取り付られている。カバー51の端
面位置は、少なくともパレットストッカ19と反対側のパ
レット5端面またはそれより若干、拡がっていることが
要求されるが、実用上は、パレット5のX軸方向長さと
同一長さにしている。また、カバー51の両庇53縁はチャ
ックベース7の周壁よりもそれぞれ外側まで拡がってい
ることが必要である。したがつて、放電加工後、パレッ
ト5底面に付着した加工液は、カバー51の稜49部に落下
してその傾斜面に沿って流れ、それぞれ両庇53縁からテ
ーブル1上に配置したチャックベース7の外方に落下す
る。また、パレット5の搬送時は、カバー51は常にチャ
ックベース7の上面を被覆するから、パレット5底面に
付着した加工液がテーブル1上に配置したチャックベー
ス7内に落下するおそれがない。さらに、カバー51の傾
斜面の庇53縁はチャックベース7の外側まで伸びている
ので、パレット5底面及び山形カバー51の傾斜面に付着
した加工液はカバー51の表裏傾斜面に沿って流れ庇53縁
からテーブル1上に落下するので、パレット5をZ軸方
向に変位させても、加工液がテーブル上に配置したチャ
ックベース7内に落下することはない。
【0014】パレット5をZ軸方向に持ち上げてからX
軸方向に平行移動したときにも、パレット5底面とチャ
ックベース7との間には常にパレット5底面に取り付け
られたカバー51が存在しているから、パレット5底面に
付着した加工液はカバー51の表裏傾斜面に沿って流れ
て、その庇53縁からテーブル1上に落下するので、加工
液がテーブル1上に配置したチャックベース7内に落下
することはない。よって、テーブル1上のチャックベー
ス7に対するパレット5の位置決め精度、着座精度を低
下させるおそれがなくなる。また、カバー51のX軸方向
長さが、パレット5と同一で、それぞれ同一端まで伸び
ているときには、パレット5のX軸方向の搬送方向は左
右いずれであっても良い。本実施例の場合、山形の薄板
状カバー51におけるパレット5及びカバー51に付着する
加工液の流路を考察すると、カバーの形状は詰まるとこ
ろ、片流れ屋根形であっても所要の作用、効果を奏す
る。その際、カバーには、テーブル1上に配置したチャ
ックベース7に対する逃げのための抜き孔47を用意して
おかねばならない。また、カバーの平面に対する投影面
積は上記実施例の場合と変わらない。
【0015】図4及び図5は、本発明装置の別の実施例
を示すもので、図4(a)はパレットをテーブル上にク
ランプしたとき、図4(b)は、パレットをアンクラン
プ後、テーブル上からZ軸方向に上昇させたときの正断
面図を、それぞれ示す。また、図5は、図4(b)にお
けるB矢視、即ち、クランプ手段を含むワイパ装置の平
面図である。本実施例のテーブル1、パレット5及びそ
のクランプ手段の構成・動作は、さきに述べた第1実施
例の構成と基本的に変わりがない。
【0016】図4を参照すると、テーブル1上に配置し
たチャックベース7に対しパレットストッカ19と反対側
の周壁面を囲み、かつ平面形状が半円弧状のワイパブレ
ード55を複数枚の板バネ57を用いてテーブル1に配置し
たブラケット59に取り付けてある。板バネ57の付勢スト
ロークは図4(b)に示すように、パレット5がZ軸方
向に上昇した場合にも、ワイパブレード55の上端縁がパ
レット5底面を均等に圧接し、その状態でパレット5が
X軸方向に搬送されることにより、パレット5底面に付
着した加工液をワイパブレード55が拭き取るように設け
てある。これにより、放電加工後、加工済みパレットの
交換時、パレット5底面に付着た加工液が、テーブル1
上のチャックベース7内に落下して、パレット5の位置
決め精度、着座精度を低下させるおそれがなくなる。た
だし、パレットストッカ19から新たなパレット5をテー
ブル1上に搬入する場合には、パレット5のZ軸方向位
置を板バネ57により最も強い付勢力を与えられたワイパ
ブレード55の上端縁より少し高めに設定して置かない
と、テーブル1上に配置したワイパブレード55の上端縁
がパレット5の進行方向端面に当接する危険がある。
【0017】また、図4(a)に示すように、板バネ5
7は、パレット5がテーブル1上にクランプされている
ときは、ワイパブレード55を下方向にチャックベース
7周壁に近接する位置へ平行移動して退避させるように
撓むため、ワイパブレード55を支承する板バネ57は
ワイパブレード55に対し、おのおの上下に一対あてる
ことが望ましい。さらに、図5に示すように、ワイパブ
レード55の平面形状は、チャックベース7周壁を囲む
半円弧状でその両端位置はチャクベース7の外径より
も外側に位置し、かつ、チャックベース7に対しパレッ
トストッカ19と反対側に設けられている。本実施例の
場合は、ワイパブレード55も同様にチャックベース7
に対しパレットストッカ19と反対側に配置された板バ
ネ57により支持されているため、パレット5がZ軸方
向に下降し、テーブル1上に近接するとパレット5底面
でワイパブレード55が押圧されチャックベース7側壁
に近接・移動するので、ワイパブレード55とチャック
ベース7側壁とが干渉することがないようにワイパブレ
ード55の平面形状を定め、配置しなければならない。
また、ワイパブレード55をZ軸方向にのみ移動可能に
設け、同方向に付勢するようにすれば、図5におけるワ
イパブレード55とチャックベース7との間隔を狭くす
ることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上述べたとおりの構成、作
用を備えるものであるから、 (1)パレットをアンクランプ後パレットストッカへの
往復搬送時、簡単な機構によりパレットに付着している
チップを含む加工液が、テーブル上のクランプ手段に設
けられた位置決め面などに落下することを防止でき、パ
レットの位置決め精度、着座精度が向上する。 (2)クランプ手段の耐用期間が伸び、位置決め精度、
着座精度を長く維持することができる。 (3)加工液落下防止手段の特性を損なわず、簡単、か
つ小型構造にして、放電加工機の配置スペースの節減、
コストダウンに寄与する。等々、従来使用されている放
電加工機のパレット交換装置には期待することができな
い、格別の作用および効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明パレット交換装置のパレットの一実施例
の斜視図である。
【図2】同装置のパレットクランプ及びアンクランプ時
におけるチャックベース周辺の側断面図を示す。
【図3】図2(a)におけるA矢視図である。
【図4】本発明パレット交換装置の他の実施例のパレッ
トクランプ及びアンクランプ時におけるチャックベース
周辺の正断面図を示す。
【図5】図4(b)におけるB矢視図である。
【図6】本発明パレット交換装置を備えた放電加工機の
全体正面図を示す。
【符号の説明】
1 テーブル 45 位置決めピン 5 パレット 47 抜き部 7 チャックベース 49 稜 19 パレットストッカ 51 カバー 35 位置決めプレート 53 庇 37 プルスタッド 55 ワイパブレード 39 位置決め面 57 板バネ 41 チャック 59 ブラケット 43 チャックシール

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレットを装着するためのクランプ手段
    を備えたテーブルとパレットストッカとの間で前記パレ
    ットを往復搬送する際、前記パレットに付着した加工液
    が前記クランプ手段の内部に落下しないように加工液落
    下防止手段を設けた放電加工機のパレット交換装置にお
    いて、 前記加工液落下防止手段は、前記パレットの底面に取り
    付けられ、前記パレットの搬送方向に平行する稜を有す
    る山形又は片流れ屋根形の薄板状カバー部材でなり、 前記カバー部材は、前記テーブルに前記パレットを装着
    したときに、少なくとも前記クランプ手段から前記パレ
    ットストッカと反対側の前記パレットの端面位置まで設
    けられ、両側庇縁位置を前記クランプ手段の外壁よりも
    外側に拡がるように形成されることを特徴とした放電加
    工機のパレット交換装置。
  2. 【請求項2】 パレットを装着するためのクランプ手段
    を備えたテーブルとパレットストッカとの間で前記パレ
    ットを往復搬送する際、前記パレットに付着した加工液
    が前記クランプ手段の内部に落下しないように加工液落
    下防止手段を設けた放電加工機のパレット交換装置にお
    いて、 前記加工液落下防止手段は、前記クランプ手段に対し前
    記パレットストッカと反対側の前記テーブルの上面に配
    置したワイパ装置でなり、 前記ワイパ装置は、前記テーブルに前記パレットを装着
    したとき、前記クランプ手段の外壁の前記パレットスト
    ッカと反対側の周壁面を囲む半円弧形状のワイパ部材
    と、前記テーブルに取り付けられ、前記パレットが前記
    テーブルから前記パレットストッカへ搬送されるとき
    に、前記ワイパ部材を前記パレットの底面に圧接するバ
    ネ部材とで構成されることを特徴とした放電加工機のパ
    レット交換装置。
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