JP3020172U - 包装袋の取出し容器 - Google Patents
包装袋の取出し容器Info
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- JP3020172U JP3020172U JP1995007782U JP778295U JP3020172U JP 3020172 U JP3020172 U JP 3020172U JP 1995007782 U JP1995007782 U JP 1995007782U JP 778295 U JP778295 U JP 778295U JP 3020172 U JP3020172 U JP 3020172U
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- JP
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 背広など各種衣服の包装袋を、円滑に取り扱
うことができる包装袋の取出し容器である。 【構成】 箱型の容器本体1の一側面と上面との折り返
し上縁辺を挟む部分には、取出し口7を開設可能とする
ミシン目線5を切り込み、容器本体1内には、各種衣服
23の包装袋30を開設された取出し口7から1枚ずつ
順次取出し可能に収納する。
うことができる包装袋の取出し容器である。 【構成】 箱型の容器本体1の一側面と上面との折り返
し上縁辺を挟む部分には、取出し口7を開設可能とする
ミシン目線5を切り込み、容器本体1内には、各種衣服
23の包装袋30を開設された取出し口7から1枚ずつ
順次取出し可能に収納する。
Description
【0001】
本考案は、包装袋の取出し容器に係り、特にクリーニング業者が洗濯物を収納 し、包装するのに使用する包装袋の取り出しを円滑に行えるようにした取出し容 器に関するものである。
【0002】
周知のように、クリーニング業者が背広やコートなどの洗濯を行った洗濯物の 各種衣服を包装する場合、近時洗濯物を折畳んでビニール袋などの包装袋に収納 しないで、アイロン仕上げのままの状態で包装袋に収納するいわゆる立体包装が 普及しており、透明なビニール袋などの包装袋が使用されている。また、通気性 のよい立体包装には、片面が透明フィルムで、他面が通気性を有する不織布で構 成された包装袋が普及し始めている。
【0003】 このように立体包装仕上げの洗濯物は、アイロン仕上げのまま、ハンガーに掛 けて包装袋に収納するだけの作業でよく、従来のように洗濯物を1乃至複数回折 畳む作業がないため、その手間を省くことができる利点がある。
【0004】 一方、上記のように洗濯物を折り畳まないため、洗濯物に折り目やシワが発生 せず、着用時に折り目やシワを気にすることがなくなる。また、長い間着用しな いと、折り目やシワが容易に消えないことがある。
【0005】
ところで、従来、このような包装袋を使用して洗濯物を収納する場合、作業台 上に積み重ねた包装袋を1枚ずつ取り上げ、これに1点ずつ洗濯物を収納してい た。
【0006】 しかし,このような収納の方法では、作業台上に包装袋を広げて積み重ねて作 業するため、またビニール製の包装袋は滑り易いため、狭い作業台では作業が難 しい上、包装袋を取り上げるとき、下位側の包装袋が付着したまま一緒に取り上 げてしまうことが多々あり、スムーズに包装袋の取り上げが行えず手間がかかっ ている。
【0007】 さらに、一面に不織布を用いた包装袋の場合、通気性には優れるものの、作業 台上に包装袋を拡げると、不織布に帯電する静電気によりゴミなどが付着して汚 くなることがある。
【0008】 本考案は、このような観点に基づいて創作されたものであり、その目的とする ところは、ワイシャツ類など各種衣服の洗濯物を収納する包装袋の取り出しを円 滑に行える包装袋の取出し容器を提供することにある。収納する包装袋は、洗濯 物用に限定されず、例えばゴミ袋などの比較的大形状のビニール袋や種々な用途 のビニール袋等の取出し容器に適用できる。
【0009】
本考案の第1の考案は、上記の目的を達成するために、箱型の容器本体の一側 面と上面との折り返し上縁辺を挟む部分に、取出し口を開設可能とするミシン目 線を切り込み、容器本体内に、背広やコート類など各種衣服の包装袋を開設され た取出し口から一枚ずつ順次取出し可能に収納することを特徴としている。
【0010】 第2の考案は、第1の考案において、箱型の容器本体は、展開可能な紙材によ り形成されることを特徴としている。
【0011】 第3の考案は、第1,第2の考案において、容器本体内に収納される包装袋は 、全面透明なビニール袋よりなることを特徴としている。
【0012】 第4の考案は、第1,第2,第3の考案において、容器本体低に収納される包 装袋は、片面が透明なシートにより形成されると共に、他面が通気性を有する不 織布などにより形成されることを特徴としている。
【0013】
本考案によれば、滑り易く互いに付着し易い包装袋は、多数枚が折り畳まれた 状態とされると共に、各包装袋は容器本体の取出し口から1枚ずつ順次取り出し 可能に積み重ね収納されているので、包装袋の整理・整頓が容易となる。また、 包装袋の使用時に、包装袋を容器本体の取出し口7からその都度1枚ずつ取り出 せばよいので、使用時の取り扱いが1段と向上する。
【0014】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。図1は、本考案の取出し容器 の外観を示す斜視図、図2は、同取出し容器の使用時を示す斜視図である。
【0015】 図1において、容器本体1は、やや厚手の紙材などにより箱型に形成され、容 器本体1の一側面2と上面3との折り返し縁辺4を挟んで、取出し口7(図2参 照)が開設できるようにミシン目線5が切り込まれている。ミシン目線5の上部 側の中央部分には、ミシン目線5に沿って取出し口7の切り出しを容易する押圧 部6が設けられている。
【0016】 容器本体1の一側面2と反対側の他側面8は、後述する包装袋30の挿入を可 能とするように、各閉じ片により展開可能に形成されている。つまり、図3に示 すように、展開可能な閉じ片は、左右閉じ片11,12と上側閉じ片13と下側 閉じ片14とによって形成されている。
【0017】 この左右閉じ片11,12は、下側縁辺15と接する縁辺に左右方向に拡がる 挿入溝16が切り込まれており、下側閉じ片14は、挿入溝16の切り込み始端 と対応する箇所からコ字状の凹部17が開設されている。この凹部17内には、 底面18より延設された第1舌片19が挿嵌された状態とされている。
【0018】 上側閉じ片13の縁辺20には、左右閉じ片11,12によって形成される挿 入溝16に挿入される第2舌片21が突出形成され、さらに、この第2舌片21 の折り返し縁辺の中央部分には、第1舌片19が挿入される係止溝22が開設さ れている。
【0019】 次に、包装袋30について説明する。包装袋30は、背広やコートなど洗濯物 の各種衣服23をクリーニング業者がハリガネハンガー24に吊しながら包装す る(図4参照)。この包装袋30としては、透明なビニール製のものが好ましい が、この実施例においては、通気性に優れたものとして、片面31がビニール製 の透明フィルムとされ、他面32が通気性を有する不織布とされた包装袋を使用 している。なお、洗濯物は、背広やコート類からワイシャツなどを含む各種衣服 を対象とする。
【0020】 また、この包装袋30は、図4に示すように、各種衣服23を吊り下げたハリ ガネハンガー24を下部の開口部33より挿入し、上部の開口部34からハリガ ネハンガー24の吊り部25を引き出した状態としてある。
【0021】 この包装袋30は、例えば、縦95cm、横60cm程の寸法の袋である場合 、図5に示すように、その上下方向において矢印イと矢印ロのように半折り状態 とし、さらに、図6に示すように、左右方向において矢印ハのように半折り状態 とする、3回折り畳み状態としてあるが、袋の大きさ寸法により、その折り畳み 状態を任意に変更するものとする。
【0022】 そして、最終折り畳み状態とされた包装袋30は、図7に示すように、仕切板 26を挟み、その折り畳み状態における開放端側Xが揃えられたU字状の積み重 ね状態とされ、この状態で湾曲面側Yから容器本体1の他側面8を介して湾曲面 側Yが取出し口7に当接するように収納される。
【0023】 積み重ね状態の包装袋30が容器本体1内に収納されたならば、他側面8は、 下側閉じ片14を持ち上げて左右閉じ片11,12に接合する。そして、上側閉 じ片13を降ろし、その第2舌片21を下側閉じ片14の凹部17を介して左右 閉じ片11,12の挿入溝16に挿入する。この状態から第1舌片19を立ち上 げて上側閉じ片13における第2舌片21の係止溝22に挿入し、他側面8を閉 鎖状態とする。
【0024】 なお、他側面8の展開のための構成は、上記した構成に限定されず適宜設計変 更可能である。また、取出し口7の構成や形状も適宜設計変更可能である。
【0025】 このように、この実施例によれば、滑り易く互いに付着し易い包装袋30は、 多数枚が折り畳まれた状態とされると共に、各包装袋30,30,…は、容器本 体1の取出し口7から1枚ずつ順次取り出し可能に積み重ねられて収納されてい るので、包装袋30の納入業者も運搬・納入の際、各容器本体1を安定状に積み 重ねた状態で行うことができ、その取り扱いも大変に簡易となる。
【0026】 また、包装袋30を使用するクリーニング業者は、包装袋30を容器本体1の 取出し口7から、その都度1枚ずつ取り出せばよく、使用時の取り扱いが一段と 向上すると共に、積み重ねた包装袋30の崩れがなく、包装袋30の整理・整頓 が容易となる。
【0027】 さらに、片面に不織布を使用している包装袋30でも、保管や使用中に不織布 が外部に露呈されていないので、ゴミなどが付着されず汚れの防止を図ることが できる。なお、本考案の取出し容器は、上記するように洗濯物に限定されず、ゴ ミ袋などの包装袋用の取出し容器として使用できる。
【0028】
以上説明したように、本考案によれば、滑り易い包装袋を取出し口から1枚ず つ順次取り出し可能に容器本体に収納しているので、洗濯物の立体包装が円滑に 行え、包装袋の取り扱いが1段と向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る取出し容器の外観を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1における取出し容器の使用時を示す斜視図
である。
である。
【図3】図1における取出し容器の他面側を示す展開図
である。
である。
【図4】包装袋の一例を示す説明図である。
【図5】包装袋の第1折り畳み状態を示す説明図であ
る。
る。
【図6】包装袋の第2折り畳み状態を示す説明図であ
る。
る。
【図7】包装袋の最終折り畳み状態を示す説明図であ
る。
る。
1 容器本体 5 ミシン目線 23 各種衣服 30 包装袋
Claims (4)
- 【請求項1】 箱型の容器本体の一側面と上面との折り
返し上縁辺を挟む部分に、取出し口を開設可能とするミ
シン目線を切り込み、容器本体内に背広やコート類など
各種衣服の包装袋を開設された取出し口から一枚ずつ順
次取出し可能に収納することを特徴とする包装袋の取出
し容器。 - 【請求項2】 箱型の容器本体は、展開可能な紙材によ
り形成されることを特徴とする請求項1記載の包装袋の
取出し容器。 - 【請求項3】 容器本体内に収納される包装袋は、全面
透明なビニール袋よりなることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の包装袋の取出し容器。 - 【請求項4】 容器本体低に収納される包装袋は、片面
が透明なシートにより形成されると共に、他面が通気性
を有する不織布などにより形成されることを特徴とする
請求項1,2または3記載の包装袋の取出し容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007782U JP3020172U (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 包装袋の取出し容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007782U JP3020172U (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 包装袋の取出し容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3020172U true JP3020172U (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=43155556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995007782U Expired - Lifetime JP3020172U (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 包装袋の取出し容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3020172U (ja) |
-
1995
- 1995-07-04 JP JP1995007782U patent/JP3020172U/ja not_active Expired - Lifetime
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