JP3019990U - 医療用カテーテル - Google Patents
医療用カテーテルInfo
- Publication number
- JP3019990U JP3019990U JP1995006524U JP652495U JP3019990U JP 3019990 U JP3019990 U JP 3019990U JP 1995006524 U JP1995006524 U JP 1995006524U JP 652495 U JP652495 U JP 652495U JP 3019990 U JP3019990 U JP 3019990U
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- JP
- Japan
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- balloon
- catheter
- stopper
- catheter body
- inflated
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- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 肛門部の個人差に影響されず、挿入したカテ
ーテルを好適状態に持続して固定することができて、バ
リウムなど造影剤の漏れを防止することができる医療用
カテーテルを提供すること。 【構成】 体内の直腸部に対する造影剤注入による検査
のために該直腸部に挿入されて膨張されるバルーン6を
カテーテル本体2の先端部に有している。バルーン6が
直腸部に挿入されて膨張したときにバルーン6との間で
肛門壁を挾むストッパ3をカテーテル本体2に摺動かつ
位置調整可能に設けている。
ーテルを好適状態に持続して固定することができて、バ
リウムなど造影剤の漏れを防止することができる医療用
カテーテルを提供すること。 【構成】 体内の直腸部に対する造影剤注入による検査
のために該直腸部に挿入されて膨張されるバルーン6を
カテーテル本体2の先端部に有している。バルーン6が
直腸部に挿入されて膨張したときにバルーン6との間で
肛門壁を挾むストッパ3をカテーテル本体2に摺動かつ
位置調整可能に設けている。
Description
【0001】
この考案は、注腸カテーテルなど、体内の直腸や大腸(以下直腸部という)に 対するバリウムなど造影剤注入による検査のために該直腸部に挿入されて膨張さ れるバルーンをカテーテル本体の先端部に有する医療用カテーテルに関するもの である。
【0002】
前記のようなカテーテルとして、実公平4−17161号公報に開示されてい るものが知られている。このカテーテルは長さが約4cmで使用時にエアを約70cc 送入した状態に膨張し得るカフ部を備えてなるものである。
【0003】
ところで、前記のカテーテルは、直腸部からのカテーテルの脱落を専らカフ部 の大きさに頼った設計となっているために、肛門部の個人差に影響され易く、高 齢者のように肛門括約筋が弱い場合にはカフ部が膨らんだ状態でも脱落する恐れ があり、挿入したカテーテルを好適状態に持続して固定することができず、造影 剤漏れが屡々起きるという問題があった。
【0004】 そこでこの考案は、前記のような従来の問題点を解決し、肛門部の個人差に影 響されず、挿入したカテーテルを好適状態に持続して固定することができて、造 影剤の漏れを防止することができる医療用カテーテルを提供することを目的とす る。
【0005】
前記の目的を達成するため、請求項1の考案は、前記のようなカテーテルにお いて、バルーンが直腸部に挿入されて膨張したときにバルーンとの間で肛門壁を 挾むストッパをカテーテル本体に摺動かつ位置調整可能に設けている。請求項2 の考案は、請求項1において、ストッパが、カテーテル本体と同材質からなり、 バルーン側がカテーテル本体とほぼ同径の径小に形成された円錐形状となってい る。請求項3の考案は、請求項1において、ストッパが、第2のバルーンとなっ ている。
【0006】
図1はこの考案の一実施例を示す医療用カテーテルの縦断正面図、図2は図1 のA−A線に沿う拡大縦断側面図である。1は注腸カテーテルで、全体が柔軟な シリコーンゴムからなるカテーテル本体2と、該本体上に摺動かつ位置調整可能 に設けられた同材質のシリコーンゴムからなるストッパ3とからなっている。カ テーテル1の全長は例えば40〜50cm位となっている。カテーテル本体2の内腔4 の先端と基端は開口されており、該先端開口部5近くのカテーテル本体2上には バルーン6が設けられている。7はバルーンルーメンであり、カテーテル本体2 の周壁にその基端開口部8近くにわたり設けられている。基端開口部8はバリウ ム注入口としての役割がある。9はバルーンルーメン7にバルーン6を膨張させ るときに空気等を注入する図示しない注入器を取り付けるための取付部である。
【0007】 ストッパ3はバルーン6側がカテーテル本体2とほぼ同径の径小に形成された 円錐形状となっており、その基端側にはカテーテル本体2よりやや大径のガイド 筒11が取り付けられ、該ガイド筒におけるストッパ3と反対側の基端部には係止 フランジ12から後端方向に徐々に小径となったねじ部13が形成されている。ねじ 部13は径方向に拡縮可能となっており、該ねじ部に螺合して取り付けられる締め 付けリング15の螺合を進めることによって縮径してカテーテル本体2の外面を押 圧して締め付けるようになっている。したがって、常態では矢印Cに示すように カテーテル本体2上をガイド筒11に案内されて摺動するストッパ3は、ねじ部13 によるカテーテル本体2に対する締め付けによりその位置で固定されるようにな っている。
【0008】 前記実施例の作用を説明すると、まずカテーテル本体2に対してストッパ3が 摺動可能、バルーン6が膨張されていない状態でカテーテル本体2を先端側から 直腸部に挿入し、挿入後にバルーン6を膨張させ、固定する。次に、カテーテル 本体2を肛門の外側に引きながら、ストッパ3の一部を肛門内に挿入してやり、 締め付けリング15を締め付けて固定する。このときバルーン6は肛門の外側に引 っ張られ、ストッパ3は肛門の内側へ引っ張られるので、ストッパ3は肛門の外 から押さえる形となって括約筋及び皮膚に確実に接触する。この状態が図3であ り、膨張したバルーン6が腸壁内面に密接する一方、ストッパ3が肛門から一部 が括約筋まで食い込むようになる。したがって、肛門壁はバルーン6とストッパ 3で挾まれた形となり、カテーテル1はしっかりと固定されて、肛門括約筋が弱 い高齢者であっても従来のカテーテルのように脱落することがない。しかも、従 来のようにバルーン6と腸壁の接触だけでなく、ストッパ3と括約筋及び皮膚と の接触もあり、ストッパ3が肛門を外から塞ぐ形となるので、注入したバリウム が漏れる恐れもない。
【0009】 図4はカテーテル本体2に取り付ける前のストッパの変形を示し、前記した図 1のストッパ3をバルーン17(第2のバルーン)に置き換えたものである。すな わち、このバルーン17は図3のようにガイド筒11の先端部に取り付けられている 。バルーン17以外の構成、例えばガイド筒11や締め付けリング15は前記した図1 のものとほとんど同様であるため、説明は省略する。また、バルーン17の膨張の ための機構も図面上省略している。カテーテル本体2を先端側から直腸部に挿入 するときはこのバルーン17は膨張した状態としておいてもよいが、必ずしも膨張 させておく必要もなく、挿入後にバルーン6とともに膨張させてもよい。
【0010】 実施例で示したバルーン6としては通常の形状のものを示したが、このバルー ン6をカテーテル本体2の先端側が大径となった梨型とすると、腸壁への接触面 積が大きくとれて、より有効である。
【0011】
請求項1ないし3の考案は、前記のような構成からなるので、肛門部の個人差 に影響されず、挿入したカテーテルを膨張するバルーンとストッパにより挾むよ うにして好適状態に持続して固定することができる。また、ストッパにより注入 した造影剤の漏れを防止することができるという優れた効果がある。
【図1】この考案の一実施例を示す医療用カテーテルの
縦断正面図である。
縦断正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大縦断側面図である
【図3】作用説明図である。
【図4】カテーテル本体に取り付ける前のストッパの変
形を示す正面図である。
形を示す正面図である。
1 注腸カテーテル 2 カテーテル本体 3 ストッパ 4 内腔 6 バルーン 11 ガイド筒 13 ねじ部 15 締め付けリング 17 第2のバルーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 木原 智志 宮城県仙台市宮城野区榴岡4丁目6−30 富士システムズ株式会社 仙台支店内
Claims (3)
- 【請求項1】 体内の直腸部に対する造影剤注入による
検査のために該直腸部に挿入されて膨張されるバルーン
をカテーテル本体の先端部に有するカテーテルにおい
て、バルーンが直腸部に挿入されて膨張したときにバル
ーンとの間で肛門壁を挾むストッパをカテーテル本体に
摺動かつ位置調整可能に設けたことを特徴とする医療用
カテーテル。 - 【請求項2】 ストッパが、カテーテル本体と同材質か
らなり、バルーン側がカテーテル本体とほぼ同径の径小
に形成された円錐形状となっている請求項1記載の医療
用カテーテル。 - 【請求項3】 ストッパが、第2のバルーンである請求
項1記載の医療用カテーテル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995006524U JP3019990U (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 医療用カテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995006524U JP3019990U (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 医療用カテーテル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3019990U true JP3019990U (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=43155381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995006524U Expired - Lifetime JP3019990U (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 医療用カテーテル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019990U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009291632A (ja) * | 2009-08-06 | 2009-12-17 | Hollister Inc | 改良された人工肛門装置 |
JP2012096123A (ja) * | 2012-02-24 | 2012-05-24 | Hollister Inc | 改良された人工肛門装置 |
JP2013500751A (ja) * | 2009-07-31 | 2013-01-10 | ビー.ブラウン・メディカル・ソシエテ・パール・アクシオンス・サンプリフィエ | 経肛門的洗浄用カテーテル |
US10772755B2 (en) | 2003-09-09 | 2020-09-15 | Convatec Technologies Inc. | Fecal management appliance and method and apparatus for introducing same |
CN112891667A (zh) * | 2021-03-22 | 2021-06-04 | 广州市妇女儿童医疗中心 | 灌肠导管及其制造方法 |
CN114642470A (zh) * | 2022-02-28 | 2022-06-21 | 汝阳县人民医院 | 一种肛肠科术后止血引流排气用肛管 |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP1995006524U patent/JP3019990U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114642470A (zh) * | 2022-02-28 | 2022-06-21 | 汝阳县人民医院 | 一种肛肠科术后止血引流排气用肛管 |
CN114642470B (zh) * | 2022-02-28 | 2024-04-26 | 汝阳县人民医院 | 一种肛肠科术后止血引流排气用肛管 |
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