JP3019963B2 - 徐放性膜 - Google Patents

徐放性膜

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、徐放性膜に関し、更に
詳細には、延伸法によって得られる貫通微細孔を有する
ポリオレフィン製徐放性膜に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、徐放性を要求される物品として
は、室内及び車内等で用いられる芳香剤、防カビ剤及び
防虫剤等が良く知られており、これら物品の徐放性は、
以下に示すような方法により付与されていた。即ち、
薬剤をフェルト等の不織布に含浸させ、徐々に揮散さ
せる。 薬剤をポリエチレン等の袋に封入し、滲出さ
せた後に揮散させる。 薬剤をガーガム類等のゲル化
剤と混和させる。 薬剤を溶剤により希釈し、揮散し
易い状態にしてガラス瓶等の容器に保存する。なお、薬
剤を水に可溶化したものでは瓶にフェルト棒を挿入して
揮散を促進させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来法による芳香剤等においては、及び方法に
よる芳香剤等にあっては、簡便な形式ではあるが、香料
成分の内、揮散し易い成分のみが先に消失し、使用中に
香りが変化してきてしまうという課題があった。また、
の方法によるものについては、及びの欠点に加
え、使用中に徐々に表面が固化し、香りが揮散しにくく
なるという課題があった。更に、の方法によるものに
ついては、、及びの方法による欠点は若干改善さ
れているものの、容器の転倒により中味が流出するおそ
れがあるという課題があった。
【0004】一方、ポリオレフィンフィルムを延伸処理
等して微多孔質平膜を得る方法は、米国特許第3,55
8,764号明細書、特公昭46−40119号公報及
び特公昭50−32531号公報に開示されているが、
これらの方法により得られる平膜は、空孔の形状及び大
きさ等が不均一であるため、前記香料等の薬剤を保持さ
せたとしても液洩れが生じたり、これら薬剤の成分を均
一に長時間揮散させることは極めて困難であり、徐放性
膜として用いるには不向きであり、余り考慮されていな
かった。本発明は、このような従来技術の有する課題に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、前記
香料等の薬剤を確実に保持し、保持した薬剤の成分を均
一かつ有効な濃度及び速度で揮散できる徐放性膜を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究した結果、形状及び大きさの均一
な貫通孔を備え、所定の空孔率等を有するポリオレフィ
ン膜により前記課題が解決されることを見いだし、本発
明を完成するに至った。従って、本発明の徐放性膜は、
ポリオレフィンフィルムを延伸して得られる徐放性膜で
あって、形状及び大きさが均一な貫通微細孔を有し、空
孔率が5〜20%、孔径が0.01〜0.08μm、累
積比表面積が25〜50m2/g、窒素ガス透過量が1
50l/min・m2・kg/cm2以下であることを特
徴とする。
【0006】
【作用】本発明の徐放性膜は、形状及び大きさが均一な
貫通微細孔を有するため、保持した薬剤を均一に揮散さ
せることができる。また、貫通微細孔の大きさ、空孔率
等を所定の大きさに調整したため保持した薬剤を有効に
活用することができる。
【0007】以下、本発明の徐放性膜の製造方法につい
て説明する。本発明の徐放性膜の製造に用いるポリオレ
フィンとしては、高密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ(4−メチルペンテン−1)を挙げることがで
き、特にポリプロピレンが好ましい。ポリプロピレンを
用いる場合は、特に限定されるものではなく、プロピレ
ンの単独重合体のみならず、プロピレンと他のモノマー
又はオリゴマーとのランダム、ブロック及びグラフト共
重合体も含まれる。
【0008】また、使用するポリオレフィンのMFI
(メルトフローインデックス)又はMI(メルトインデ
ックス)は、フィルムが形成可能な範囲であれば特に限
定されるものではないが、ポリプロピレンを用いる場合
にはフィルムの形成や生産性を考慮すると、MFIが
0.7〜30g/10分のものを用いるのが好ましい。
その他、可塑剤、着色剤、難燃化剤、充填剤等の添加剤
(材)を含むポリオレフィンも使用することができる。
【0009】本発明においては、まず公知のフィルム製
造法に従って成形し、未延伸ポリオレフィンフィルムを
作成する。利用できるフィルム製造法の例としては、イ
ンフレーションフィルム成形法、Tダイフィルム成形法
等を挙げることができる。このような成形法における成
形条件は公知技術により適宜選択することができる。例
えば、フィルム成形温度は、ポリオレフィンを吐出する
ことができる温度以上であって、ポリオレフィンの熱分
解温度以下の範囲内で行うことができる。ポリオレフィ
ンとしてポリプロピレンを用いる場合には、通常では1
70〜300℃、好ましくは180〜270℃、高密度
ポリエチレンを用いる場合には、通常150〜300
℃、好ましくは160〜270℃、ポリ(4−メチルペ
ンテン−1)を使用する場合には、通常では260〜3
30℃、好ましくは270〜300℃である。
【0010】また、成形して得られる未延伸ポリオレフ
ィンフィルムの結晶配向性が極度に低い場合には、本発
明における特異な孔構造を有する徐放性膜を得ることは
できない。従って、前記吐出温度以外に、ドラフト比と
しては生産性も考慮して10〜6000の範囲が好まし
く、また、冷却媒体の種類、吐出された樹脂が冷却媒体
と接触するまでの時間、距離、その時の樹脂の温度等も
十分考慮してフィルムを成形する必要がある。
【0011】得られた未延伸ポリオレフィンフィルムは
延伸工程に付する前に熱処理してもよく、この延伸前の
熱処理を行うことにより、未延伸ポリオレフィンフィル
ムの結晶化度を向上することができるため、延伸により
得られる徐放性膜の特性は更に向上する。この熱処理
は、未延伸ポリオレフィンフィルムを、例えばポリオレ
フィンの融解温度より15〜70℃低い温度に加熱した
空気中で3秒間以上加熱することにより行うことができ
る。
【0012】本発明に係る延伸工程には、結晶化度が5
0〜90%、好ましくは60〜90%であり、かつ小角
X線散乱の回折像が2点図形で各図形は略円形であり各
図形における回折強度の半価幅が25′以下、好ましく
は20′以下であって長周期が120オングストローム
以上、好ましくは150オングストローム以上である未
延伸ポリオレフィンを用いる。
【0013】延伸処理は、使用するポリオレフィンの融
解温度より10〜100℃低い温度範囲で、延伸歪速度
50〜5000%/分未満、好ましくは500〜200
0%/分未満で行う。ここで、ポリオレフィンとしてポ
リプロピレンを用いて延伸する場合には、その温度範囲
を90〜150℃とするのが好ましい。
【0014】以下、本発明に係る延伸方法について更に
詳細に説明する。この場合の延伸工程は、ポリオレフィ
ンの融解温度より10〜100℃低い温度範囲、好まし
くは20〜80℃低い温度範囲において、延伸歪速度5
0〜5000%/分未満で行う。例えば、ポリプロピレ
ンを使用する場合は、通常90〜160℃、好ましくは
90〜150℃、高密度ポリエチレンを使用する場合に
は通常50〜100℃、ポリ(4−メチルペンテン−
1)を使用する場合には通常150〜200℃の温度範
囲で行う。
【0015】前記温度範囲を外れた温度で延伸すると、
温度が低い場合には貫通孔が無くなり好ましくない。一
方、温度が高い場合には、膜厚や延伸方向に垂直な膜幅
のいずれもが小さくなったり、ポリオレフィンが融解又
は部分融解し、孔が形成されなかったり、孔が潰れるこ
とが起こり好ましくない。
【0016】また、延伸歪速度が5000%/分以上で
あると、貫通孔が無くなったり、孔が全く生じないこと
が起こり好ましくない。延伸歪速度が50%/分未満で
あると、孔の平均孔径、空孔率は延伸倍率に応じて大き
くなり過ぎる。延伸倍率は、目的とするポリオレフィン
製徐放性膜の使用目的に応じた孔の平均孔径に対応させ
て変更することができる。延伸倍率は未延伸ポリオレフ
ィンフィルムの初期長さに対して20〜90%、好まし
くは30〜50%である。延伸倍率が60%を超える
と、空孔率、孔径が大きくなり、ガス透過量が多くなり
好ましくない。
【0017】前記延伸工程を経て多孔質化したポリオレ
フィンフィルムは、次いで熱処理することが好ましい。
この熱処理は、形成した微細孔を保持するための熱固定
を主たる目的とするものである。この熱処理は、延伸状
態を保持したまま多孔質化したポリオレフィンフィルム
を空気中で3秒以上、使用したポリオレフィンの融解温
度より5〜60℃低い温度に加熱すること等により行う
ことができる。具体的な加熱温度としては、ポリプロピ
レンを使用する場合には通常110〜165℃、好まし
くは130〜155℃、高密度ポリエチレンを使用する
場合には通常70〜125℃、好ましくは80〜120
℃、ポリ(4−メチル−ペンテン−1)を使用する場合
には通常150〜210℃、好ましくは160〜200
℃である。
【0018】加熱温度が前記の上限温度より高いと、形
成された孔が閉鎖することもあり、また温度が上記の下
限温度より低いか又は加熱時間が3秒より短いと熱固定
が不十分となり易く、後に孔が閉鎖し、また使用に際し
ての温度変化により熱収縮を起こし易くなり好ましくな
い。また、この時の緩和率は0〜25%である。
【0019】前述の方法により得られた徐放性膜は、形
状及び大きさ等が従来の多孔質膜と比較して極めて均一
な貫通孔を備える。また、この徐放性膜の空孔率、孔径
及び累積比表面積の値は、適用すべき芳香剤、防カビ剤
及び防虫剤等に応じて適宜変更することができる。この
徐放性膜を芳香剤に用いる場合には、使用する香料液の
組成・性質等により適宜変更し得るが、5〜20%の空
孔率、0.01〜0.08μmの孔径及び25〜50m
2の累積比表面積、150l/min・m2・kg/cm
2以下の窒素ガス透過量を有するのが好ましい。空孔
率、孔径、累積比表面積及び窒素ガス透過量の値が、前
記の値の下限を下回ると香料液が極めて蒸発しにくく、
上限を超えると蒸発速度が大きく、かつ膜表面に結露
(凝縮又は滲み)、液洩れが生じ好ましくない。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により詳細
に説明する。 (徐放性膜の調製) (実施例1〜8)ポリプロピレン(UBE−PP−F1
03EA、商品名:宇部興産(株)製、MFI=3.5
g/10分)を、幅750mmのダイスを備えたTダイ
成形機を使用し、吐出温度185℃、引取速度40m/
分の条件で処理しロールフィルムを成形した。得られた
ポリプロピレンフィルムを150℃の加熱ロールで4分
加熱処理することにより、結晶化度が72%、小角X線
散乱の回折像が2点図形で各図形は略円形であり回折強
度の半価幅が15′であって長周期が220オングスト
ロームである未延伸ポリプロピレンフィルムを得た。
【0021】この未延伸フィルムを加熱ロール(130
℃)中で、781〜1042%/分の歪速度にて初期長
さに対して30%延伸し、更に延伸状態を保持したまま
150℃の加熱空気槽内で7秒間熱固定処理を行い、多
孔質のポリプロピレン製徐放性膜を調製した。この時の
緩和率は0〜15%である。多孔質のポリプロピレン製
徐放性膜を調製した。得られた徐放性膜の空孔率、孔径
及び累積比表面積は、カンタクロム社(米国)製のオー
トスキャン33を用い水銀圧入法で測定した。また、窒
素ガス透過量は、有効透過面積1.26×10-32
フィルムホルダーに試料フィルムを装着し、1kg/c
2の圧力で窒素ガスを供給して1分間に透過するガス
量を測定し、次式にて求めた。 窒素ガス透過量(l/min・m2・kg/cm2)=1
分間のガス透過量/有効膜面積 測定結果を表1及び2に示す。
【0022】(比較例1及び2)130℃の加熱槽又は
加熱ロールで、歪速度をそれぞれ35及び26%/分と
し、初期長さに対して60%及び200%で延伸した以
外は、実施例1と同様の処理を行い、所定の空孔率、孔
径及び累積比表面積を有する多孔質膜を得た。これら膜
の空孔率等の測定結果を表1及び2に示す
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】(徐放性性能評価試験)前述のようにして
得られたそれぞれの徐放性膜を用い、ヒートシール処理
して60×100mmの矩形袋を作製し、この袋に所定
の供試液5gを封入して、試験体を得た。得られた試験
体を縦長に吊り下げ、室温での重量変化を測定した。供
試液を表1及び2に示し、重量変化の様子を図1〜図3
に示す。図1〜図3に示したように、本発明の徐放性膜
を用いた場合には、良好な徐放性を示すことが分かる。
一方、比較例1及び2の徐放性膜から得られた試験体に
供試液を封入して同様の試験を行った結果、比較例1及
び2のいずれも場合にも、短時間で試験体から液洩れが
生じ、徐放性膜としては使用できないことが分かった。
【0026】なお、表1及び2において、供試液1は、
エタノールと水との混合液(40:60、重量比)であ
り、供試液2もエタノールと水との混合液(20:8
0、重量比)である。また、香料液の配合組成(重量
部)は以下の通りである。 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO)・・・・・・・・10.0 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(10EO)・・・20.0 香料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50.0 95%アルコール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・400.0 精製水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・520.0
【0027】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨
の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、本発明の
徐放性膜は香料のみならず防カビ剤、防虫剤等にも適用
できる。また、供試液の配合組成・性質等に応じて、徐
放性膜の空孔率、孔径等を適宜変更することもできる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、形状及び大きさの均一な貫通孔を備え、所定の空孔
率等を有するポリオレフィン膜により徐放性膜を構成す
ることとしたため、香料等の薬剤を確実に保持し、保持
した薬剤の成分を均一かつ有効な濃度及び速度で揮散で
きる徐放性膜を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】徐放性の性能を示す線図である。
【図2】徐放性の性能を示す線図である。
【図3】徐放性の性能を示す線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 昌弘 神奈川県横浜市保土ヶ谷区西久保町1の 4 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 9/00 A61K 7/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィンフィルムを延伸して得ら
    れる徐放性膜であって、形状及び大きさが均一な貫通微
    細孔を有し、空孔率が5〜20%、孔径が0.01〜
    0.08μm、累積比表面積が25〜50m2/g、窒
    素ガス透過量が150l/min・m2・kg/cm2
    下であることを特徴とする徐放性膜。
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AU2010236433B2 (en) * 2009-04-16 2013-10-10 The Procter & Gamble Company Apparatus for delivering a volatile material
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