JP3019905B2 - 熱交換形換気扇 - Google Patents
熱交換形換気扇Info
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Description
気し、室外の新鮮空気を室内に給気するとともに、これ
らの空気間の熱交換を行う熱交換形換気扇に関するもの
である。
高気密、高断熱としたものが主流となってきており、し
たがって住宅換気においても、室内の冷暖房エネルギー
のロスを低減することのできる熱交換形換気扇の需要が
増えつつある。
図7に示すような構成が一般的であった。すなわち、1
01は室壁102に設置され、室内103側を開口した
箱体状の本体であり、その内部には、室壁102に開口
した2個の開口部104を通して室内103と室外10
5側とを連通する排気通路106および給気通路107
を交差させて区画形成している。この交差部には、その
内部に交互に交差させて設けた複数の素子通風路の一方
の方向の素子通風路108Aを排気通路106に、もう
一方の方向の素子通風路108Bに給気通路107をそ
れぞれに連通させ、これらの素子通風路108A、10
8Bを通過する空気間の熱交換を行う熱交換素子109
が装着されている。また本体101内部には、排気通路
106に設けた渦巻形の発泡材からなる排気ケーシング
110内部に排気羽根112を配置するとともに、給気
通路107に設けた渦巻形の発泡材からなる給気ケーシ
ング111内部に給気羽根113を配置し、これらの羽
根を駆動するモータ114を具備した送風機100が設
けられている。
10および給気ケーシング111の下方部には、モータ
114用のコンデンサ115、モータ114の運転を操
作するスイッチ116、および運転状況を表示するパイ
ロットランプ117が配設されており、これらの電装部
品のそれぞれに接続された複数のリード線118どう
し、あるいはリード線118と本体101内部に引き込
まれた電源コード119およびモータリード線114B
とが複数の接続端子120によって接続されている。
本体101の開口を覆い、排気通路106に連通する吸
込口121と給気通路107に連通する吐出口122と
を設けたルーバ123が着脱自在に装着されている。
してモータ114に電源を供給すると、排気羽根112
および給気羽根113が回転し、室内103の汚れた空
気が吸込口121から吸い込まれていき、熱交換素子1
09の素子通風路108Aを通過し、さらに排気通路1
06を通過して室外105へ排出されるとともに、室外
105の新鮮な空気が給気通路107を通して熱交換素
子109の素子通風路108B内部に導かれ、この素子
通風路108を通過する際、排出空気との間で熱交換さ
れ、そして吐出口122から室内103に給気されるこ
ととなり、冷房、あるいは暖房された室内103の汚れ
た空気を室外105に排出するとともに、この空気と給
気する室外105の新鮮空気との間で熱交換させること
によって、室内103換気時の冷暖房エネルギーロスの
低下を低減させていた。
換形換気扇では、電装部品であるコンデンサ115、ス
イッチ116、およびパイロットランプ117のそれぞ
れを固定ネジ124、125、126によって個々に固
定するとともに、これらのリード線118どうし、ある
いはリード線118と電源コード119およびモータリ
ード線114Bとを接続端子120によって接続し、し
かも、これらのリード線やコードを結束バンド127に
よって配線処理しているので、電送部品の部品点数が多
く、その組付工数が増大し、またリード線118の数が
多く、その接続および配線処理が複雑となるうえ、この
作業を本体101内部の排気ケーシング110および給
気ケーシング111の下方部という狭い所で行わなけれ
ばならないので、各部品の組付時、この部品間にリード
線118が挟み込まれたり、また、排気ケーシング11
0や給気ケーシング111を損傷させてしまうおそれが
あった。
部品の組付工数を極力低減させるとともに、この電送部
品のリード線の接続および配線処理を容易にすることの
できる熱交換形換気扇を提供することを目的としてい
る。
成するために、室内側を開口した箱状でその内部に前記
室内と室外とを連通させた排気通路および給気通路を交
差させて形成した本体と、前記排気通路および給気通路
の交差部に設けられ、これらの通路を通過する空気間の
熱交換を行う熱交換素子と、前記排気通路に設けた渦巻
形の発泡材からなる排気ケーシング内部に排気羽根を配
置するとともに、前記給気通路に設けた渦巻形の給気ケ
ーシング内部に給気羽根を配置し、これらの羽根を駆動
するモータを具備した送風機と、前記モータのモータ用
コンデンサと前記モータの運転を操作するスイッチ、お
よびその運転状況を表示するパイロットランプを設け、
前記本体内部の排気ケーシングの下方部に設けられたス
イッチボックスと、このスイッチボックスと前記モータ
とを接続するモータリード線、および前記スイッチボッ
クスに接続されてこのスイッチボックスに電源を供給す
る電源コードと、前記本体の開口を覆い排気通路に連通
する吸入口および給気通路に連通する吐出口を有したル
ーバとを備え、前記スイッチボックスの一側部に前記排
気ケーシングの曲面状の外周の一部にほぼ沿い当接する
形状で前記排気ケーシングを補強する凹部を形成した熱
交換形換気扇の構成としたものである。
の外周部に沿ってスイッチボックスが当接し、排気ケー
シングが補強されると共に、組立作業において電装部品
の組み付けはスイッチボックスとモータリード線および
電源コードとを接続し、スイッチボックスを固定するだ
けの簡単な作業で完了することとなる。
4を参照しながら説明する。
室内3側を開口した箱体状の本体であり、その内部に
は、室壁2に開口した2個の開口部4を通して室内3と
室外5とを連通する排気通路6および給気通路7を交差
させて区画形成している。この本体1の交差部には、そ
の内部に交互に交差させて設けた複数の素子通風路8の
一方の方向の素子通風路8Aを排気通路6に、もう一方
の方向の素子通風路8Bを給気通路7にそれぞれに連通
させ、これらの素子通風路8A、8Bを通過する空気間
の熱交換を行う熱交換素子9が装着されている。また本
体1内部には、排気通路6に設けた渦巻形の発泡材から
なる排気ケーシング10内部に排気羽根12を配置する
とともに、給気通路7に設けた渦巻形の発泡材からなる
給気ケーシング11内部に給気羽根13を配置し、これ
らの羽根を駆動するモータ14を具備した送風機15が
設けられている。さらに、本体1内部の排気ケーシング
10の下方部には、以下に詳述するスイッチボックス1
6が設けられている。
シング10の曲面状の外周部にほぼ沿う凹部17を有し
ており、この凹部17を排気ケーシング10の外周部に
当接し本体1に固定ネジ18によって固定されている。
またスイッチボックス16内部には、モータ14用のコ
ンデンサ19、モータ14の運転を操作するスイッチ2
0、およびその運転状況を表示するパイロットランプ2
1が配設されている。スイッチ20の上方と下方には作
動し22が突出しており、この作動子22の上端部は、
スイッチボックス16内部の上方に設けた係合部23に
その一方の端部が支持されたコイルバネ24のもう一方
の端部に係合されて、作動子22が常に上方に付勢され
ている。作動子22の下端部には、下方に引き下げ操作
してスイッチ20を操作する引き紐25が吊り下げられ
ている。そしてコンデンサ19、スイッチ20、および
パイロットランプ21は、複数のリード線26によって
接続されており、そしてこのリード線26の一部がモー
タ14の電源供給用リード26Aとして、スイッチボッ
クス16の前面に設けた第1の接続部27に接続され、
またリード線26の一部が、このスイッチボックス16
に電源供給する電源供給用リード26Bとして、スイッ
チボックス16の後壁を貫通してスイッチボックス16
の後部に引き出され、その先端部には、第2接続部28
が接続されている。また、スイッチボックス16の前壁
には、スイッチボックス16の前方からパイロットラン
プ21を確認するためのパイロットランプ21の確認孔
16Aが開口されている。
第1のコネクター14Bが接続されており、この第1の
コネクター14Bは、スイッチボックス16の第1の接
続部27に着脱自在に接続されている。そして一方の端
部に室壁2に設けた電源コンセント30に接続する電源
プラグ部29Aを有した電源コード29のもう一方の端
部が本体1内部に引き込まれており、その先端部には、
第2のコネクター29Bが接続されている。そして電源
コード29の第2のコネクター29Bはスイッチボック
ス16の第2接続部28に着脱自在に接続されている。
1の開口を覆い、排気通路6に連通する吸込口31と給
気通路7に連通する吐出口32とを設けたルーバ33が
着脱自在に装着されている。
とくに電装部品の組付作業について以下に説明する。
よび送風機15を配設し、電源コード29の第2のコネ
クター29B側を引き込んだのち、スイッチボックス1
6の第1の接続部27にモータリード線14Aの第1の
コネクター14Bを接続するとともに、スイッチボック
ス16の第2接続部28に電源コード29の第2のコネ
クター29Bを接続し、このスイッチボックス16を本
体1内部に固定することによって完了する。
よれば、スイッチボックス16内部にコンデンサ19、
スイッチ20、およびパイロットランプ21を、複数の
リード線26によって接続して収納しているので、本体
1内部の排気ケーシング10および給気ケーシング11
の下方部という狭い所にコンデンサ19、スイッチ2
0、およびパイロットランプ21のそれぞれを個々に固
定し、これらの電装部品をリード線で接続および配線処
理しなくともよく、熱交換形換気扇の電装部品の組付作
業性を大幅に向上させることができるとともに、各部品
の組付時、この部品間にリード線26が挟み込まれた
り、排気ケーシング10や給気ケーシング11が損傷す
るのを防止することができる。またスイッチボックス1
6を本体1から取外し、本体1の外で電装部品の点検あ
るいは交換等のメンテナンスが可能となり、熱交換形換
気扇のメンテナンス性を大幅に向上させることができ
る。
排気ケーシング10の曲面状の外周の一部に当接させて
いるので、排気ケーシング10の曲面状の外周部の強度
が補強され発泡材からなり強度の弱い排気ケーシング1
0の肉厚を増やすことなく、排気ケーシング10の強度
を向上させることができる。
明によればスイッチボックスの凹部を発泡材からなる排
気ケーシングの曲面状の外周の一部に沿わせて当接して
いるので、排気ケーシングの肉厚を増やすことなく、排
気ケーシングの強度を向上させることができ、スイッチ
ボックスにモータリード線および電源コードを接続する
とともに、スイッチボックスを固定するだけの簡単な作
業でこれらの電装部品のリード線の接続および配線処理
を容易に完了することができる熱交換形換気扇を提供す
ることができる。
取り外した状態を示す斜視図
横裏面断面図
図
示す正面図
Claims (1)
- 【請求項1】 室内側を開口した箱状で、その内部に前
記室内と室外とを連通させた排気通路および給気通路を
交差させて形成した本体と、前記排気通路、および給気
通路の交差部に設けられ、これらの通路を通過する空気
間の熱交換を行う熱交換素子と、前記排気通路に設けた
渦巻形の発泡材からなる排気ケーシング内部に排気羽根
を配置するとともに、前記給気通路に設けた渦巻形の給
気ケーシング内部に給気羽根を配置し、これらの羽根を
駆動するモータを具備した送風機と、前記モータのモー
タ用コンデンサと前記モータの運転を操作するスイッ
チ、およびその運転状況を表示するパイロットランプを
設け、前記本体内部の排気ケーシングの下方部に設けら
れたスイッチボックスと、このスイッチボックスと前記
モータとを接続するモータリード線、および前記スイッ
チボックスに接続されてこのスイッチボックスに電源を
供給する電源コードと、前記本体の開口を覆い、排気通
路に連通する吸入口、および給気通路に連通する吐出口
を有したルーバとを備え、前記スイッチボックスの一側
部に前記排気ケーシングの曲面状の外周の一部にほぼ沿
い当接する形状で前記排気ケーシングを補強する凹部を
形成した熱交換形換気扇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5102388A JP3019905B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 熱交換形換気扇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5102388A JP3019905B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 熱交換形換気扇 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06313600A JPH06313600A (ja) | 1994-11-08 |
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ID=14326072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5102388A Expired - Fee Related JP3019905B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 熱交換形換気扇 |
Country Status (1)
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Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0548016Y2 (ja) * | 1988-04-15 | 1993-12-20 |
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1993
- 1993-04-28 JP JP5102388A patent/JP3019905B2/ja not_active Expired - Fee Related
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