JP3019876U - 標識体の構造 - Google Patents
標識体の構造Info
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- JP3019876U JP3019876U JP1995007409U JP740995U JP3019876U JP 3019876 U JP3019876 U JP 3019876U JP 1995007409 U JP1995007409 U JP 1995007409U JP 740995 U JP740995 U JP 740995U JP 3019876 U JP3019876 U JP 3019876U
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- reflecting
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- reflecting member
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 道路側端部に敷設した境界ブロックの外表面
に標識体を固設し、この標識体の側面に再帰反射させ得
る反射部材を固着して、道路側端部を視認可能にしたも
のである。 【構成】 コンクリート製ブロック6に表示用の板体1
を取り付けると共に、前記板体1に反射部材2を固着せ
しめ、この反射部材2には、前記反射部材2に車両のヘ
ッドライトの光線が入射した時、再帰反射する反射素子
5が備えられていることを特徴とする。
に標識体を固設し、この標識体の側面に再帰反射させ得
る反射部材を固着して、道路側端部を視認可能にしたも
のである。 【構成】 コンクリート製ブロック6に表示用の板体1
を取り付けると共に、前記板体1に反射部材2を固着せ
しめ、この反射部材2には、前記反射部材2に車両のヘ
ッドライトの光線が入射した時、再帰反射する反射素子
5が備えられていることを特徴とする。
Description
【0001】
この考案は道路などに敷設する標識体の構造に係り、特に、車両の夜間走行を 安全にせしめ、道路の側端に用いて好適な標識体の構造に関する。
【0002】
従来より、歩道と車道とを区分する境界ブロックには駐車禁止用の黄色標識が 表示され、この黄色標識の表示は黄色表示テープを貼着させたり、又は境界ブロ ックの表面に黄色塗料を塗布させるなどして道路上の所定表示を施していた。ま た、車両の夜間走行時には車両運転に寄与するために、前記境界ブロックの側面 にヘッドライトの光線を反射させる黄色の蛍光塗料を塗布して車両運転者に対し て道路側端部を明確に視認できるように、前記駐車禁止用の黄色標識と兼用して 表示させたもの等があった。
【0003】
しかし、上記した従来の境界ブロックなどの道路標識は、境界ブロックの外表 面にテープの貼着や蛍光塗料の塗布などで表示していたので、風雨等の厳しい道 路の環境条件の基ではテープが剥離したり、塗装が剥れたりするなどの問題があ り、このメンテナンスに多くの時間と作業工数が掛かり道路保守コストも高くな るという欠点があった。 この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 従来例の欠点を解消し、ブロックの外表面に標識体を敷設し、この標識体の側面 に再帰反射させ得る反射部材を固着して堅牢で、且つ、明確に視認可能な標識体 の構造を提供するところにある。
【0004】
上記目的を達成するため、本考案に係る標識体の構造は、コンクリート製ブロ ックに表示用の板体を取り付けると共に、前記板体に反射部材を固着せしめ、こ の反射部材には、前記反射部材に車両のヘッドライトの光線が入射した時、再帰 反射する反射素子が備えられていることを特徴とする。 また、前記反射素子は正三角錐体からなる反射素子からなることを特徴とする 。
【0005】 また、標識体を断面略U字形に形成し、このU字形の少なくとも一方の端部に は、前記ブロックからの剥離を防止する係止部を設けたことを特徴とする。 また、標識体の外表面には、滑り止め用の凸部が設けられていることを特徴と する。
【0006】
この考案によれば、道路側端部の歩道と車道とを区分するためにブロックを敷 設し、このブロックの外表面に標識体を取り付ける。この標識体は断面略U字形 を形成し、この略U字形の両端部に係止部を設け、この係止部がブロックのコン クリートを成型する際、取り付けられるので、この標識体はブロックから剥離す ることなく堅牢に固設される。 この標識体の側面に複数の反射部材を予め決められた間隔で固着する。この反 射部材は表面に透明部材を配設して背面部に正三角錐体の反射素子を備えたて再 帰反射せしめるよう構成し、この複数の反射部材に車両進行方向に向って入射す るヘッドライトの光線が車両に対して再帰反射することによって、夜間走行する 車両の運転者は明確に、且つ、確実に道路側端部分を視認することができる。
【0007】 また、前記ブロックは上り車道と下り車道とを区分する中央分離帯の境界ブロ ックであっても良く、更に、車両の出入りする駐車場などの場所に前記標識体を 固設したブロックを用いることも可能である。 更に、前記道路側端の標識体の略U字形の上部外表面には、滑り止め用の凸部 を形成しているので、歩行者の安全をも確保することができる。
【0008】
【実施例】 この考案に係る標識体の構造の実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。 図1は道路の標識体を示した斜視図、図2は反射部材を示す図であり、図2( a)は反射部材の分解斜視図、図2(b)は反射部材の部分正面図、図3は道路 上の車両とヘッドライトの経路を示した平面図である。 図において、1は合成樹脂等で成型された黄色の道路表示を有する板体からな る標識体であり、この標識体1は断面略U字形に形成され、この略U字形の上部 表面には複数の滑り止め用の凸部3が形成されている。2は前記標識体1の側面 に設けた反射部材、4,4aは前記標識体1の両端部に設けた係止部である。 5は前記反射部材2を構成する反射素子、6はコンクリート製のブロックであ り、標識体1とブロック6とで境界ブロック7を構成している。 又、8は道路の歩道、9は道路の車道、10は道路上を走行する車両であり、 この車両10のヘッドライト11から光線12が照射される。13は上り車線9 と下り車線9とを区分する中央分離帯(又はセンターライン帯)である。
【0009】 このように構成した標識体の構造において、歩道8と車道9とを区分する境界 ブロック7はコンクリート成型時、ブロック6の上部に標識体1を被せるように 一体成型し、標識体1を固設した境界ブロック7を道路の所定位置に敷設する。 この標識体1の両端には係止部4,4aが設けられ、ブロック6のコンクリート 成型時に前記係止部4,4aがブロック6内部に堅固に係止し、ブロック6から 標識体1が剥離することを防止している。
【0010】 また、前記標識体1の外表面には図のように複数の凸部3を設け、歩道8を歩 行する歩行者の滑り止めを行って歩行者の安全を確保している。 更に、標識体1の側面には複数の反射部材2が固着され、この反射部材2は、 表面が透明部材になっていて、この透明部材の背面部に再帰反射する反射素子5 が配設されている。この反射素子5は正三角錐体の反射素子であり、この正三角 錐体の反射素子5による再帰反射技術については周知の技術である。 即ち、車両10のヘッドライト11からの光線12が反射素子5へ入射すると 、光線12は入射面によって屈折した後、内部の正三角錐体の反射面で反射を繰 り返して最後には入射光線12と同じ方向への反射光となって再帰させることが できる。
【0011】 車両10のヘッドライト11の光軸は安全距離圏内の照射と、反対車線の対向 車両への遮光のため、すれ違い光線12のビームは進行方向正面より左方へ約1 .5〜2.0度の角度で投射する。この場合、左側ヘッドライト11の光軸の先 端は進行方向左側約40mを中心に約30m〜50mの距離にある縁石の境界ブ ロック7の標識体1の側面の反射部材2に達する。この指光点を受け止める角度 は4度に設定され、通常の光量は光軸0度を最高値として5度で左側縁石に対し て右側縁石では約1/3、10度で約1/10となる。また、進行方向右側縁石 を標示する反対面は焦点を絞らずに広い範囲をカバーするよう設定されている。
【0012】 このように、反射部材2の内部に設けた反射素子5によって、自車両10から のヘッドライト11の光線12が再帰反射するから、車両10を運転している運 転者は、確実に道路側端位置を識別することができる。
【0013】 以上、車両10の進行方向に対して道路右側端部に敷設した境界ブロック7に ついて説明したが、同様に道路の中央分離帯(センターライン帯)の標識体1と しても有効に使用することが可能であり、また、駐車場など車両の出入する場所 の縁石部分に境界ブロック7と本標識体1を応用することができる。
【0014】
この考案に係る標識体の構造は前記標識体の側面に埋設した反射部材に再帰反 射機能を有する正三角錐体の反射素子を用いたので、車両の夜間走行時の道路側 端部縁石を明確に、且つ、確実に視認することができる。
【図1】この考案に係る標識体の構造の標識体を示した
斜視図である。
斜視図である。
【図2】反射部材を示した要部の図である。
【図3】道路上の車両とヘッドライトの光線経路を示し
た平面図である。
た平面図である。
1 標識体 2 反射部材 3 凸部 4,4a 係止部 5 反射素子 7 境界ブロック 8 歩道 9 車道 10 車両 11 ヘッドライト 12 光線 13 中央分離帯
Claims (4)
- 【請求項1】 コンクリート製ブロックに表示用の板体
を取り付けると共に、前記板体に反射部材を固着せし
め、この反射部材には、前記反射部材に車両のヘッドラ
イトの光線が入射した時、再帰反射する反射素子が備え
られていることを特徴とする標識体の構造。 - 【請求項2】 前記反射素子は正三角錐体からなる反射
素子からなることを特徴とする請求項1記載の標識体の
構造。 - 【請求項3】 標識体を断面略U字形に形成し、このU
字形の少なくとも一方の端部には、前記ブロックからの
剥離を防止する係止部を設けたことを特徴とする請求項
1又は2記載の標識体の構造。 - 【請求項4】 標識体の外表面には、滑り止め用の凸部
が設けられていることを特徴とする請求項1,2又は3
記載の標識体の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007409U JP3019876U (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 標識体の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007409U JP3019876U (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 標識体の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3019876U true JP3019876U (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=43155273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995007409U Expired - Lifetime JP3019876U (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 標識体の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019876U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016056666A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 東洋ゴム工業株式会社 | 路面標示ブロック及び路面標示ブロックを覆うカバー部材 |
-
1995
- 1995-06-26 JP JP1995007409U patent/JP3019876U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016056666A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 東洋ゴム工業株式会社 | 路面標示ブロック及び路面標示ブロックを覆うカバー部材 |
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