JP3019619U - 支保工支持装置 - Google Patents
支保工支持装置Info
- Publication number
- JP3019619U JP3019619U JP1995007141U JP714195U JP3019619U JP 3019619 U JP3019619 U JP 3019619U JP 1995007141 U JP1995007141 U JP 1995007141U JP 714195 U JP714195 U JP 714195U JP 3019619 U JP3019619 U JP 3019619U
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダブルナットよりも組み立てや解体を容易に
する。 【構成】 周面の一部に外突部1aを形成した支柱1
と、支柱が挿通される挿入穴2aを有する受台2と、支
柱の外突部に対応して内面の一部に内突部3aを形成し
た環状の回転金具3、で構成し、支柱に固定した回転金
具に受台を乗せるようにした。 【効果】 回転金具の支柱への固定や取り外しの作業
は、支柱に嵌めた回転金具を少し回転させてその内突部
を支柱の外突部に係止したり外したりすればよく、ダブ
ルナットによる場合と比較して効率よく作業を進めるこ
とができる。
する。 【構成】 周面の一部に外突部1aを形成した支柱1
と、支柱が挿通される挿入穴2aを有する受台2と、支
柱の外突部に対応して内面の一部に内突部3aを形成し
た環状の回転金具3、で構成し、支柱に固定した回転金
具に受台を乗せるようにした。 【効果】 回転金具の支柱への固定や取り外しの作業
は、支柱に嵌めた回転金具を少し回転させてその内突部
を支柱の外突部に係止したり外したりすればよく、ダブ
ルナットによる場合と比較して効率よく作業を進めるこ
とができる。
Description
【0001】
この考案は、桟橋などの工事において上部構造物を構築する場合に使用される 支保工の支持装置に関する。
【0002】
桟橋などの工事においてコンクリート製の上部構造物を構築する際には、鋼材 を組み合わせた支保工を設けてその上にコンクリート用の型枠が設置される。従 来、この支保工を構成する鋼材等は例えば吊りボルトに螺合したナットで支持し ており、ダブルナットを使用して緩みを防止しているためにナットの締め付けや 取り外しにかなりの時間と労力が必要であった。また、支保工の解体の際に吊り ボルトをガス切断することもあるが、吊りボルトの再利用ができないため不経済 であった。
【0003】
この考案は上記のような問題点に着目し、ダブルナットよりも組み立てや解体 が容易な支持装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
上記の目的を達成するために、この考案の支保工支持装置は、周面の一部に外 突部を形成した支柱と、支柱が挿通される挿入穴を有する受台と、支柱の外突部 に対応して内面の一部に内突部を形成した環状の回転金具、との組み合わせから なり、垂直方向に設置された支柱に回転金具を嵌めてその内突部を支柱の外突部 に上から係止することにより回転金具を支柱に固定すると共に、この回転金具に 受台を載置することによって受台を支柱に取り付けるように構成している。
【0005】 この考案の支持装置は、基本的には2本の支柱、1個の受台及び2個の回転金 具で構成される。また、上記の支柱の外突部及び回転金具の内突部はそれぞれ中 心軸に対して対称に一対ずつ形成される。支柱としては例えば吊りボルトが使用 され、この場合には、吊りボルトを所定の位置に設置した後、その下端から受台 と回転金具が組み込まれる。
【0006】
この考案によれば、回転金具の支柱への固定や取り外しの作業は支柱に嵌めた 回転金具を回転させるという簡単なものとなり、ダブルナットと比較して時間と 労力が低減される。
【0007】
次に図示の一実施例について説明する。図において、1は支柱となる吊りボル ト、2は受台、3は回転金具であり、これらによって支保工支持装置4が構成さ れている。1aは吊りボルト1の周面に形成された外突部、3aは回転金具3の 内面に形成された内突部であって、外突部1aと内突部3aはそれぞれ一対ずつ 中心軸に対して点対称に配置されており、互いに干渉しないように全周ではなく その一部にのみ形成されている。また、受台2には吊りボルト1が挿通される垂 直方向の挿入穴2aを一定の距離を隔てて2個形成してあり、各挿入穴2aには 外突部1aに対応した形状で一対のスリット2bが設けられている。
【0008】 支持装置4の組み立ては次のような手順で行われる。まず2本の吊りボルト1 を外突部1aの高さを揃え、且つその方向を受台2の挿入穴2aの向きに合わせ て設置した後、吊りボルト1の下端から受台2を嵌めて外突部1aより上まで移 動させ、例えば図1に示すようにロープ5を使用して仮止めする。次に、回転金 具3を各吊りボルト1の下端から嵌め、図2(a)のように外突部1aと内突部 3aが互いに当たらない向きにして外突部1aより上まで移動し、図2(b)の ように内突部3aが外突部1aと重なる位置まで回転させて内突部3aを外突部 1aに係止させる。
【0009】 これで回転金具3が吊りボルト1に固定されるので、ロープ5による仮止めを 外して受台2を降ろして回転金具3の上に載置することにより、受台2の吊りボ ルト1への取り付けが完了する。なお、回転金具3の固定を確実にするために、 図3に例示するように回転防止ピン6を使用することが望ましい。以後、この受 台2の上に支保工が組み立てられる。また、支保工や支持装置4の解体撤去は上 記の組み立て時とは逆の手順で行えばよい。
【0010】 このように、受台2を吊り上げて荷重が加わっていない状態において、回転金 具3を回転させることにより回転金具3の固定と取り外しができ、その際の回転 は外突部1aと内突部3aの位置を重ねて係止したり、あるいは位置をずらして 係止を解除したりするに足る僅かな角度でよいので、ダブルナットを嵌めて締め たり緩めたりする場合と比較して作業に要する時間と労力は格段に少なくなり、 容易に効率よく作業を進めることができる。
【0011】 実施例では、外突部1aと内突部3aを点対称に一対ずつ形成してあるので、 これらが設けられていない部分の空間を大きくすることができ、互いに干渉しな い状態で回転金具3を上下に移動させる操作が容易となる。また、1本の支柱1 に外突部1aを一対だけ設けた例を示してあるが、外突部1aを高さを変えて複 数対設けておくことにより、吊りボルト1の設置高さを変えないで受台2の取り 付け位置を変更したり、異なる高さで複数個の受台2を取り付けることが可能と なる。なお、回転金具3をねじ止めによって固定する構造ではないので、他の用 途を考慮しないでよい場合には少なくとも外突部1aより下の部分には雄ねじを 設ける必要はない。
【0012】 なおこの考案の支持装置は、実施例のような2本の支柱1,1、1個の受台2 及び2個の回転金具3,3の組み合わせが基本であるが、1個の受台2を3本以 上の支柱1で支えるようにしてもよい。また、図5に例示するように隣接する受 台2で支柱1を共用することにより、複数個の受台2を連続して設置するような 態様での使用も可能である。
【0013】
以上の説明から明らかなように、この考案の支保工支持装置は、周面の一部に 外突部を形成した支柱と、支柱が挿通される挿入穴を有する受台と、支柱の外突 部に対応して内面の一部に内突部を形成した環状の回転金具、との組み合わせか らなり、支柱に回転金具を嵌めてその内突部を支柱の外突部に係止して回転金具 を支柱に固定すると共に、この回転金具に受台を載置することによって受台を支 柱に取り付けるようにしたものである。
【0014】 従って、回転金具の支柱への固定や取り外しの作業は支柱に嵌めた回転金具を 回転させればよく、しかもその回転は僅かな角度でよいので、ダブルナットによ る場合と比較して作業に要する時間と労力は大幅に低減され、容易に効率よく作 業を進めることができる。また、支保工の解体の際に吊りボルトをガス切断する 場合のように一部の資材が再利用できなくなるということがなく経済的であり、 総合的な作業コストを低下させることができる。
【図1】この考案の一実施例の構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】同実施例の要部の平面図である。
【図3】同実施例の要部の断面図である。
【図4】同実施例の要部の斜視図である。
【図5】同実施例の使用状態を例示する説明図である。
1 吊りボルト(支柱) 1a 外突部 2 受台 2a 挿入穴 3 回転金具 3a 内突部 4 支保工支持装置
Claims (4)
- 【請求項1】 周面の一部に外突部を形成した支柱と、
支柱が挿通される挿入穴を有する受台と、上記支柱の外
突部に対応して内面の一部に内突部を形成した環状の回
転金具、との組み合わせからなり、垂直方向に設置され
た支柱に回転金具を嵌めてその内突部を支柱の外突部に
上から係止することにより回転金具を支柱に固定すると
共に、この回転金具に受台を載置することによって受台
を支柱に取り付けるように構成された支保工支持装置。 - 【請求項2】 2本の支柱、1個の受台及び2個の回転
金具で構成される請求項1に記載の支保工支持装置。 - 【請求項3】 支柱の外突部及び回転金具の内突部がそ
れぞれ中心軸に対称に一対ずつ形成されている請求項1
又は2に記載の支保工支持装置。 - 【請求項4】 支柱が吊りボルトである請求項1,2又
は3に記載の支保工支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007141U JP3019619U (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 支保工支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007141U JP3019619U (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 支保工支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3019619U true JP3019619U (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=43155027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995007141U Expired - Lifetime JP3019619U (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 支保工支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019619U (ja) |
-
1995
- 1995-06-19 JP JP1995007141U patent/JP3019619U/ja not_active Expired - Lifetime
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