JP3019458U - スイミングプール用仮設コースライン - Google Patents

スイミングプール用仮設コースライン

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JP3019458U
JP3019458U JP1995007052U JP705295U JP3019458U JP 3019458 U JP3019458 U JP 3019458U JP 1995007052 U JP1995007052 U JP 1995007052U JP 705295 U JP705295 U JP 705295U JP 3019458 U JP3019458 U JP 3019458U
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JP1995007052U
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Inventor
陽 伊藤
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株式会社ブレイン
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 所定のコースライン幅とほぼ同一の幅に形成
した方形の合成樹脂製板状体に、スイミングプール床面
に対する一時固定部材を取付けて、着脱自在に構成した
スイミングプール用仮設コースライン。 【効果】 方形の合成樹脂製板状体を一時固定部材を介
してスイミングプール床面に簡単に取り付けることがで
きる。合成樹脂製板状体は、所定のコースライン幅とほ
ぼ同一の幅に形成しているので、板状体を並べてつない
でいくだけで仮設コースラインを設置できる。一時固定
部材は、板状体を恒久的に固定しないので、仮設したコ
ースラインが不要になれば、合成樹脂製板状体と一時固
定部材の双方を取り外して倉庫等に格納することができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スイミングプールに設置する仮設のコースラインに関する。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
従来より、スイミングプールに設けられるコースラインは、スイミングプール を構築する際に建築当初から設置されているものであって、競泳コースに沿って その床面に固定的に設けられている。例えば、タイル張りのスイミングプールで あれば、スイミングプール床面に設置するタイルのうち、コースラインに相当す る部分のタイルを他の部分とは異なる色(濃い色)のタイルを配置することによ り、当該コースラインが設けられていた。また、FRP製等のスイミングプール の場合は、例えば床面全体が水色の成形品であると、コースライン部分を濃い色 か若しくは白色で塗装することによりコースラインが形成されていた。
【0003】 ところで、競泳競技を行うスイミングプールは、規定により50mまたは25 mの長さに決められているが、縦横が50m×25mのプールの場合には、短水 路競技用として横方向の25mを使用して競技を行うことができる。 しかしながら、上記した従来のコースラインを具備するスイミングプールでは 、横方向のコースラインは設置されていないので、25mの長さでも使用できる プールでありながら、競技を行うことができないという問題点があった。
【0004】 最近では、小中学生においてもスイミング人口が増大し、短水路での競技が盛 んに開催されるようになっているため、横方向にも使用できるスイミングプール の要請が高まってきている。 そこで、この考案は、上記の問題点に鑑み、スイミングプール床面に簡単に設 置することができ、不要の際は取り外しも容易なスイミングプール用の仮設コー スラインを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの考案は、所定のコースライン幅とほぼ同一の幅 に形成した方形の合成樹脂製板状体に、スイミングプール床面に対する一時固定 部材を取付けて、着脱自在に構成していることを特徴としている。
【0006】
【作用】
上記構成であれば、方形の合成樹脂製板状体は、一時固定部材を介してスイミ ングプール床面に取り付けられる。合成樹脂製板状体は、規定のコースライン幅 とほぼ同じ幅に形成しているので、板状体を縦方向に並べてつないでいくだけで 仮設コースラインを設置できる。
【0007】 一時固定部材は、板状体を恒久的に固定しないので、仮設したコースラインが 不要になれば、合成樹脂製板状体を一時固定部材共々取り外して倉庫等に格納す ることができる。
【0008】
【実施例】
次いで、この考案を図面に示した実施例に基づいて説明する。 図1は、この考案の実施例を示す仮設コースラインの斜視図であり、図2は、 部分断面図であり、図3は、上記コースラインをスイミングプールに設置した例 を示す概略図である。
【0009】 この仮設コースライン1は、合成樹脂板にて長方形に形成された板状体10が 設けられ、この板状体10に対する一時固定部材としての吸着盤20が、この例 では、板状体10の四隅付近に形成された取付孔11を介して板状体10に取付 けられている。 板状体10は、合成樹脂材料として、アクリル樹脂、PVC(塩化ビニル)、 塩化ビニルとアクリルのブレンド品(商品名:カイダック、筒中プラスチック工 業株式会社製)、ポリプロピレン、ABS(アクリロニトリル−スチレン−ブタ ジエン)等から形成されており、重量が軽くて持ち運びが容易なものである。板 状体10の大きさは、コースラインの設置規定に合わせて、幅25cmに形成し ており、長さは、設置や取扱の容易さを考慮して100cmに形成している。し たがって、例えば25mのプールでは、1本のコースライン用として22枚を使 用して仮設コースラインを形成することができる。
【0010】 板状体10の厚さに関しては、この実施例では3mm厚のアクリル板を用いて 形成しているが、材質によって多少異なるものの、プール床面からの突出をでき るだけ小さくするため、強度等を考慮して最大で8mm位までに形成するのが好 ましい。また、板状体10の色は、周囲との識別が可能となるように、全体を暗 色、例えば紺色等に形成するのが好ましい。
【0011】 板状体10を一時固定するための吸着盤20は、弾性を有する公知のゴム製や 合成樹脂製のもので、ひょうたん状に形成された取付孔11に対し、頭部を挿入 した後、吸着盤の首部を広い孔側から狭い孔側に移動させて嵌合状態で取り付け られている。したがって、吸着盤20を簡単に取り外すことができ、材質が劣化 して吸着力が低下した場合などには交換が容易である。
【0012】 上記取付孔11の位置は、板状体10が使用中にずれたり取れたりしないよう に確実に一時固定しておくため、板状体10の四隅付近に設けるのが好ましいが 、長辺方向の両端の2個所に設けても良い。 また、板状体10は、図2に示したように、その底面側において取付孔11を 含む周囲をやや薄く形成してあり、板状体10とプール床面との間に吸着盤20 の吸着部分を可能な限り格納して、板状体10をプール床面にできるだけ接近し た位置に配置することができるようにしている。
【0013】 この実施例の仮設コースライン1を使用する具体例を、縦横50m×25mの スイミングプールにおける例として、図3も参照しながら説明する。このような プールには、50m方向のコースラインは、通常建築当初から設置されている( 図示せず)。 そして、25m方向にコースを設置して使用する場合、50m用のコースライ ンに対して直交する方向に仮設コースラインを設置する。この場合、本実施例の 仮設コースライン1を22枚用いて形成する。
【0014】 当該仮設コースライン1を設置する際、吸着盤20は、取付孔11に予め嵌め て取り付けておく。そして、コースラインの端部は、コースエンドを示すように 、プール壁面から2mの位置に横向きに仮設コースライン1の1枚を配置し、こ の端部の仮設コースライン1に対し、T字状となるように他の仮設コースライン 1を配置すると共に、その20枚を縦方向につないだ状態に並べ、他方のコース エンドでは上記端部と同様に1枚を横向きに配置する。これらの仮設コースライ ン1は、いずれも配置位置で吸着盤20をプール床面に押しつけることにより、 板状体10をプール床面に吸着させてずれないよう一時固定する。
【0015】 設置した仮設コースライン1を取り外す時は、板状体10を持ち上げて吸着盤 20を浮かせれば、簡単に取り除くことができる。プール床面に強く吸着してい る時や、水深が深くて作業がしずらい場合は、取付孔11の孔の大きい側に吸着 盤20を相対的にずらすように板状体10をスライドさせて、先に板状体10を 取り外し、その後吸着盤20を取り外すこともできる。そして、取り外した仮設 コースライン1は、薄くて軽いので簡単に運ぶことができ倉庫等に格納しておく ことができる。取り外した仮設コースライン1は、吸着盤20を板状体10に取 り付けておくと、一体として格納でき、紛失等を防止することができる。
【0016】 図4は、この考案の仮設コースラインの他の実施例を示す斜視図で、この例で は、吸着盤の取付位置の変更例を示している。 この仮設コースライン1は、吸着盤20の取付孔12を板状体10の短辺側の 端部に形成した例を示している。取付孔12は、吸着盤20の首部の半分に対応 する大きさの半円状のもので、これらを板状体10の短辺の両側において対称と なる位置に形成しており、隣合う2つの仮設コースライン1で1つの円形状の取 付孔12となるものである。
【0017】 なお、板状体10、吸着盤20は、上記実施例とほぼ同様に形成されている。 この実施例の仮設コースライン1を使用してコースラインを形成する場合、取 付孔12に吸着盤20をあてた状態を保持して板状体10を一時固定していくこ とができる。最初の板状体10には、4個の吸着盤20を使用して固定する。こ の際吸着盤20は、取付孔12に対して半円部分だけで係止されているが、両側 に形成した取付孔12を介して吸着盤20で挟持することとなるので、確実に一 時固定することができる。そして、連続した仮設コースライン1を設置する場合 は、隣り合う板状体10同士で吸着盤20を挟持することができるので、1枚の 板状体10に対して2個の吸着盤20で足りることとなり、吸着盤20の個数を 減らすことができる。
【0018】 この実施例の仮設コースライン1は、吸着盤20を予め板状体10に取り付け ておく必要がなくなり、事前の準備が不要となる。また、前記実施例に比べて必 要な吸着盤20の個数を減らすことができる。 さらに、板状体10を取り外す際には、板状体10に対して特別な操作をする ことなく板状体10を外せば吸着盤20と簡単に分離することができ、板状体1 0を取り除いた後に吸着盤20を取り外すことができる。
【0019】 なお、上記各実施例では、一時固定部材として吸着盤を用いる例を示したが、 吸着盤に代えて接着力の弱い耐水性の接着剤を使用することもできる。 上記実施例の仮設コースラインを設置するスイミングプールとしては、プール 床面が固定構造のタイプの他、可動床構造のスイミングプールにも好適に実施で きる。このような構造のスイミングプールでは、可動床を上昇させることにより 、当該仮設コースラインの設置、取り外しが簡単にでき、作業性が向上する。
【0020】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、方形の合成樹脂製板状体を一時固定部材を 介してスイミングプール床面に簡単に取り付けることができる。合成樹脂製板状 体は、所定のコースライン幅とほぼ同一の幅に形成しているので、板状体を並べ てつないでいくだけで仮設コースラインを設置できる。
【0021】 一時固定部材は、板状体を恒久的に固定しないので、仮設したコースラインが 不要になれば、合成樹脂製板状体と一時固定部材の双方を取り外して倉庫等に格 納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す仮設コースラインの斜
視図でである。
【図2】上記仮設コースラインの部分断面図である。
【図3】上記仮設コースラインをプールに設置する状態
を示す概略図である。
【図4】この考案の他の実施例の仮設コースラインの斜
視図である。
【符号の説明】
1 仮設コースライン 10 合成樹脂製板状体 20 吸着盤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のコースライン幅とほぼ同一の幅に形
    成した方形の合成樹脂製板状体に、スイミングプール床
    面に対する一時固定部材を取付けて、着脱自在に構成し
    ていることを特徴とするスイミングプール用仮設コース
    ライン。
JP1995007052U 1995-06-15 1995-06-15 スイミングプール用仮設コースライン Expired - Lifetime JP3019458U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1995007052U JP3019458U (ja) 1995-06-15 1995-06-15 スイミングプール用仮設コースライン

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995007052U JP3019458U (ja) 1995-06-15 1995-06-15 スイミングプール用仮設コースライン

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JP3019458U true JP3019458U (ja) 1995-12-19

Family

ID=43154870

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