JP3019038U - 耳栓具 - Google Patents

耳栓具

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JP3019038U
JP3019038U JP1995006462U JP646295U JP3019038U JP 3019038 U JP3019038 U JP 3019038U JP 1995006462 U JP1995006462 U JP 1995006462U JP 646295 U JP646295 U JP 646295U JP 3019038 U JP3019038 U JP 3019038U
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earplug
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JP1995006462U
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Inventor
紀男 吉田
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有限会社キートロン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単に騒音を防止するための小器具との観念か
ら脱却し、また、紛失することが少なく、さらに、携帯
と使用状態が優美な耳栓具の提供。 【構成】 2個一対の耳栓2とこれらを結合する紐状体
3で構成される。耳栓2と紐状体3は貴金属製などと
し、耳栓2をヘッドにした装身用装飾品であるペンダン
トに構成する。2個一対の耳栓2間には永久磁石等によ
る結合手段が設けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、耳孔に装着して騒音を和らげる耳栓具に関する。
【0002】
【従来の技術】
耳栓には、水泳用、防虫用、騒音防止用等種々のものがある。水泳用や防虫用 等の比較的特殊なものはともかく、騒音防止用の耳栓は精神集中や安眠のために 、また、騒音下に長時間の居ることが原因の耳なりや聴覚障害の防止など、健康 上の理由から広く用いられている。特に、飛行機や乗り物を利用することが日常 である人には、機中や車中は貴重な仕事の場、または安息の場であって、耳栓は 重宝されている。
【0003】 しかし、耳栓は2個一対で使用する小さな器具なので、紛失しやすく、1個で は役に立たない。また、常に身近にあって必要時にはすぐ使えるようにしたいが 、様々な個所にしまい込んだり、忘れてしまったりする。
【0004】 実開平3−36624号公報には、2個の耳栓をゴム紐で結合したものが提案 されているが、人前で使用するにはいささか格好が悪い。さらに、依然として小 さな器具なので、しまい込んだり、紛失しやすいことに変わりはない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、耳栓を単に騒音を防止するための小器具との観念から脱却したも のとすること、紛失することが少ない耳栓具とすること、および携帯と使用状態 が優美な耳栓具とすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
耳栓具を装身用の装飾品として扱うこととし、2個一対の耳栓の各々を紐状体 の両端に連結し、耳栓に2個の耳栓相互を結合する手段を設ける。そして、耳栓 および紐状体を装身用の装飾品に仕上げる。 耳栓に近い紐状体の部分を相互に結合する構成とすることがある。 結合する手段を永久磁石の磁力に拠るものとすることがある。 耳栓と紐状体を振動に関する緩衝部材を介して連結することがある。
【0007】
【作用】
耳栓および紐状体を装身用の装飾品とした構成は、耳栓具をペンダントに変貌 させ、耳栓がペンダントヘッドとなる。 紐状体は、耳栓をヘッドとしたペンダントの形態を維持すると共に、2個の耳 栓を連結して常に一対に保持する。 磁力に拠る結合手段は、耳栓具の構造を簡素にする。 緩衝部材は、紐状体が被服と擦れ合うときなどに発生する可聴音域の振動が耳 栓に伝わるのを防止する。
【0008】
【実施例】
図1、図2は第1の実施例を示し、耳栓具1は耳栓2と紐状体としての鎖3を 備え、これらは装身具としての装飾性を高めるために共に金を素材としている。
【0009】 耳栓2は主体が球体2´で頂部に鎖3の端部を連結するための孔部4を有し( 図2)、孔部4に対してほぼ90°だけ球面を下降した位置に、小さな円板状の 永久磁石5が表面のみを露出して埋設されている。永久磁石5は2個の耳栓2の 結合手段の一つであり、2個一対の耳栓2の各々において異なる極性側が露出さ れている。
【0010】 紐状体としての鎖3は、一端を一方の球体2´における孔部4に連結し、他端 を他方の球体2´における孔部4に連結して2個の耳栓2を結合している。 耳栓2としての球体2´の径は9〜13mmであり耳孔の個人差に対応できる よう例えば小人用、女性用、あるいは大、中、小など数段階に区別した種類に作 られる。円板状の永久磁石5の大きさはこれを埋設する球体2´の大きさに応じ 3〜5mm程度であり、磁石の強さは約1200ガウス程度とされている。
【0011】 耳栓2を構成する球体2´は素材を金とするに限らず、銀、白金あるいはこれ らを真鍮表面に鍍金したもの、さらには、ABS樹脂、ジュラコン(ポリアセタ ール)、ポリプロピレン、ナイロンを生地としてその表面に貴金属をスパッタリ ングで鍍金したものでも良い。また、これらの樹脂を単体で球体2´に成形して 使用することもできる。その他、真鍮の生地に弗素樹脂をコーティングして一風 変わった風合と耳孔での快適な使用感を提供するなど、装身用装飾品として美麗 なばかりでなく、耳栓2として使用可能な価値のあるものであれば良い。
【0012】 鎖3の長さは女性用で約40cm、男性用で約75cmであり、材質は金の他 に銀、白金等の貴金属や真鍮生地にこれらを鍍金したものなどである。耳栓2の 場合と異なり、紐状体は絹の美麗な組み紐等も使用できる。 鎖3の長さはペンダントとして首に回して使用できること、耳栓2の使用に無 理がないことを考慮したものであるが、この範囲において任意に定めることがで きる。
【0013】 この耳栓具1は、鎖3を首に掛け、両端の耳栓2を胸元に配置することで身に 付け、ペンダントとする。耳栓2の球体2´は磁石5によって相互に結合(吸着 )され、ペンダントのヘッドとなる。なお、ネクタイを着用する男性では鎖3を ネクタイにからませ、耳栓2である2個の球体2´をネクタイ面に配置すること で一風変わったタイ止め具のように使用することもできる。 耳栓2が必要な場合には、ペンダントの状態から2個の球体2´を磁力に抗し て分離し、球体2´を耳に差し込む。耳栓2の使用を止めた時は、耳から外した 2個の球体2´を再び磁石で結合させれば良い。
【0014】 以上のように、この耳栓具1は外観が耳孔を塞ぐための小器具とのイメージよ りも、装身用装飾品であるペンダントのイメージが強い。しかも、必要時には従 来の耳栓と同様の機能を発揮することができる。2個一対の耳栓2は一本の鎖3 で結合されており、しかも、鎖3は比較的長く、目立つので耳栓2を紛失するこ とは少ない。 2個の耳栓2を結合する手段は永久磁石5に限らず、フックと受け具のような ものでも良いが耳栓2として危険の無いものとする必要がある。また、永久磁石 5の一方は磁性体の金属であっても良い。
【0015】 図3、図4は第2の実施例を示し、耳栓具1は2個の耳栓2とこれらを結合し た鎖3を備え、鎖3の各々の耳栓2に近い部分に円筒状の永久磁石5が取付けら れており、この磁石がこの部分の鎖3を相互に結合する手段とされている。また 、この実施例では耳栓2である球体2´の頂部に、別途に成形した連結部材6の 基部がねじ込みにより取付けられており、鎖3の端部はこの連結部材6の孔部4 に連結されている。 他の構成は第1の実施例の場合とほぼ同様なの詳しい説明を省略する。
【0016】 この実施例では、ペンダントのヘッドとなる2個の耳栓2は直接結合されず、 房状となり、また、概ね黒色の永久磁石5によって球体の統一された外観が乱さ れないので、装身効果が大きくなる。
【0017】 図5(イ)(ロ)は第3の実施例を示し、第1、または第2の実施例に対して 、球体2´と鎖3との連結部の構成が異なる。すなわち、図5(イ)において鎖 3の端部は、球体2´に取付けられた連結部材6の孔部4とエラストマーで形成 された連結環7を介して連結されている。 エラストマーで形成された連結環7は、素材の弾性に基づく振動吸収能力によ って可聴音域の振動を吸収し、耳栓2を使用しているときに鎖3が被服に接して 生じるざわざわとした音が鎖3側から耳栓2に伝わるのを和らげる。このため、 身体を動かすたびに伝わる雑音がなくなり、耳栓2の使用が快適になる。この目 的からすれば、連結環7は振動に関する緩衝部材であり、図5(ロ)の連結環7 のように振動が伝わりにくい通常の素材で形成されていても良い。すなわち、図 5において符号8は結合用の金具で、一端に孔9を有し、他端側で、連結部材6 の孔部4に通して環状とした紐10の両端をカシメあるいは接着によって固定し ている。
【0018】 図6は第4の実施例を示し、第3の実施例に対して、連結部材6自体を振動吸 収用のエラストマーで形成された緩衝部材としている。なお、耳栓2である球体 2´自体をエラストマーで形成するときあるいは鎖3を他の紐状体の一つである 通常の紐にするときは、振動に関する緩衝部材を省略することができる。
【0019】 図7は、耳栓2の形状に関する他の例を揚げたもので、(イ)はキノコ形、( ロ)はピーナツ形、(ハ)はチェリー形などとし、ファッション性を高めたもの である。(ニ)は抽象形で耳殻から耳孔に至る凹部の形態に合わせて作ったもの で、装身性と共に使用感に優れる。使用感からすれば、エラストマーで形成され た耳栓2が柔らかくて肌にフィットしやすく好適であるが、高級な装身具として のイメージを持たせるには難がある。 以上は実施例であって、本考案は図示された具体的な構成に限定されない。
【0020】
【考案の効果】
請求項1に記載の構成によれば、耳栓具ではあるがこれを装身具のペンダント として身につけていることができるから、紛失することが少なく、また、必要時 にすぐ利用することができる。耳栓や紐状体を貴金属製やカラフルにすることに よって耳栓具全体は装身具としての機能が強くなり、騒音を防止するための小器 具とのイメージが払拭され、携帯しているときも、耳栓として使用しているとき も優美である。
【0021】 請求項2に記載の構成によれば、請求項1の構成に関する作用効果に加え、ペ ンダントのヘッドに相当する耳栓が房状となり装身具的効果がより強くなる。 請求項3に記載の構成によれば、請求項1の構成に関する作用効果に加え、ペ ンダントのヘッドに相当する2個一対の耳栓2の結合操作と分離操作が簡単であ り、また、構造が簡単になる。 請求項4に記載の構成によれば、請求項1の構成に関する作用効果に加え、紐 状体から耳栓に可聴音域にある振動が伝わらず、耳栓を快適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】耳栓具の全体図(第1の実施例)
【図2】要部の拡大図
【図3】耳栓具の全体図(第2の実施例)
【図4】要部の拡大図
【図5】(イ)(ロ)は要部を示す斜視図(第3の実施
例)
【図6】要部を示す斜視図(第4の実施例)
【図7】(イ)(ロ)(ハ)(ニ)はいずれも耳栓に関
する他の例を示す斜視図
【符号の説明】
1 耳栓具 2 耳栓 3 鎖 4 孔部 5 永久磁石 6 連結部材 7 連結環 8 結合金具 9 孔 10 紐

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個一対の耳栓の各々を紐状体の両端に
    連結し、耳栓に2個の耳栓相互を結合する手段を設け、
    耳栓および紐状体を装身用の装飾品としてあることを特
    徴とした耳栓具。
  2. 【請求項2】 2個一対の耳栓の各々を紐状体の両端に
    連結し、耳栓に近い紐条体にその部分の紐状体を相互に
    結合する手段を設け、耳栓および紐状体を装身用の装飾
    品としてあることを特徴とした耳栓具。
  3. 【請求項3】 結合する手段が永久磁石を備え、結合す
    る力が磁力に拠るものであることを特徴とした請求項1
    または請求項2に記載の耳栓具。
  4. 【請求項4】 耳栓と紐状体が、振動に関する緩衝部材
    を介して連結されていることを特徴とした請求項1〜請
    求項3のいずれか一つに記載の耳栓具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160087855A (ko) * 2013-11-18 2016-07-22 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 캄파니 음향 디커플링 섹션을 갖는 청각 장치 줄

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160087855A (ko) * 2013-11-18 2016-07-22 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 캄파니 음향 디커플링 섹션을 갖는 청각 장치 줄
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