JP3018987U - 合成基地局装置 - Google Patents

合成基地局装置

Info

Publication number
JP3018987U
JP3018987U JP1995002886U JP288695U JP3018987U JP 3018987 U JP3018987 U JP 3018987U JP 1995002886 U JP1995002886 U JP 1995002886U JP 288695 U JP288695 U JP 288695U JP 3018987 U JP3018987 U JP 3018987U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
signal
public
private
combiner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995002886U
Other languages
English (en)
Inventor
茂 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miyoshi Electronics Corp
Original Assignee
Miyoshi Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miyoshi Electronics Corp filed Critical Miyoshi Electronics Corp
Priority to JP1995002886U priority Critical patent/JP3018987U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3018987U publication Critical patent/JP3018987U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】時分割多重通信式を使用した移動体用無線通信
において、自営用基地局の送受信タイミングを公衆用基
地局のタイミングに合わせ、サービスやプロトコルの差
異に関わりなく何れの基地局に接続しても公衆自営共用
の基地局として機能する装置を実現する。 【構成】電話回線からの通話信号は回線接続装置4によ
りデジタル信号に変換され送受信部5に送られる。結合
器2からの公衆用基地局信号によりバースト同期部3で
生成されるバースト同期信号に従って送受信部から無線
信号に変換された通話信号が合成分配器6へ送られ、公
衆用基地局の信号と合成して送信する。また、空中線7
が受信した信号は合成分配器により結合器と送受信機へ
分配され、結合器からは公衆用基地局へ送られ、公衆用
周波数の信号についてのみ自営用基地局の存在を意識す
る事なく処理される。送受信機では自営用周波数の信号
のみを選択受信し復調して回線接続装置から電話回線へ
送る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、PHS(Personal Handy Phone Sys tem)のごとく時分割多重通信方式を使用した移動体用無線通信において自営 用基地局の送受信タイミングを公衆用基地局のタイミングに合わせ、かつ公衆用 基地局の無線信号と自営用基地局の無線信号を合成して空中線より送信すると共 に、空中線より受信した移動携帯端末からの信号を公衆用基地局へも送ることに より、公衆用移動体通信事業者毎のサービス仕様の差異に関わりなく何れの公衆 用移動体通信事業者の基地局と接続しても公衆自営共用の基地局として機能する ようにした合成基地局装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
第4図は、例えば時分割多重方式の公衆自営共用PHS用基地局の構成図であ り、55は回線接続装置、52は基地局を通信事業者用公衆デジタル電話回線( I’回線)に接続するためのデジタル回線接続端子、53は公衆あるいは自営用 アナログ電話回線に接続するための電話回線接続端子、54は同期制御部、56 はPHS端末との無線通信のための送受信部、7は空中線、8は基地局全体を制 御する制御部、57はPHS携帯端末である。 次に動作について説明する。回線制御装置55では、通信事業者用公衆デジタ ル電話回線52からの信号を通話チャネル4Bと制御チャネルDとに分け、さら にアナログ電話回線の通話信号とを合わせた信号を総合的に選択制御し送受信部 56へ送る。同期制御部54は時分割通信のための一定周期のバースト同期信号 を生々維持するもので、デジタル電話回線信号から抽出されるタイミングクロッ クを回線接続部55より受け取りタイミング周期の維持を行っている。送受信部 56は同期制御部54からのバースト同期信号に従い制御信号及び通話信号の送 受を行っており、空中線7によりPHS携帯端末57との無線信号での通信が行 われる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
規定上公衆用及び自営用とにおいては制御チャネル用無線周波数及び通話チャ ネル用無線周波数はそれぞれ異なったものが割り当てられているが、従来の公衆 自営共用の基地局では公衆用と自営用との両方の通話に同時に対応するためには バースト毎の周波数切り替えを十分に高速で行うために高度な技術と高価な回路 を用いる、あるいは送受信部を公衆用と自営用との2系統を用意するなどの方法 を採らなければならないという欠点があった。 また、既設の公衆専用基地局が存在するエリアに自営用システムを導入しよう とした場合にはサービスエリアの大幅な重複による干渉の回避などのため既設の 設備を除去して公衆自営共用基地局に置き替える、あるいは隣接基地局の配置変 更などにより各基地局のサービスエリアの変更を行うなどの対策を講じなければ ならないという欠点があった。 また、各公衆用移動体通信事業者によりサービス内容及び通信プロトコルにお いて異なる部分が存在するため公衆用移動体通信事業者に応じたプロトコルに対 応できる公衆自営共用の基地局を設置する必要があった。 この考案は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、公衆用基 地局の無線信号を結合器より取り込み、公衆用信号に同期して生成された自営用 無線信号と当該公衆用無線信号とを合成して同一空中線より送信することにより 、高度な送受切り替え技術を必要とせずまた公衆用移動体通信事業者毎の仕様の 違いにかかわらず、さらに公衆用移動体通信用基地局が既に設置されている地域 においても容易に公衆自営共用の基地局を実現することが出来るようにするもの である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、公衆用基地局の無線信号を結合器より取り込み、基地 局内で生成された自営用信号と当該公衆用信号とを合成して同一空中線より送信 することを特徴とするものである。 請求項2記載の考案は、公衆用基地局との結合に無視し得ない程度の結合損失 の生じる結合器を使用する場合である。 請求項3記載の考案は、公衆用信号と自営用信号とを連動することにより制御 の安定確実化、電波の有効利用の向上及び合成分配器の構成の簡略化を可能にす るものである。
【0005】
【作用】
請求項1記載の考案によれば、公衆用無線信号と自営用無線信号との両方を同 時に同一空中線から送受することが出来る。 請求項2記載の考案によれば結合器としてアンテナ近傍における誘導電界を利 用したものなど結合損失は大きいが構造が簡単で安価な結合方式を採用すること が出来る。 請求項3記載の考案によれば、自営用基地局の制御を公衆用基地局に連動して 行うことが出来安定確実な制御が行える。また、合成分配回路として構造が簡単 でかつ安価なハイブリッド回路で構成できると共に上り、下り増幅器間の所要ア イソレーションを低くすることが出来る。
【0006】
【実施例】
以下この考案の一実施例を図について説明する。第1図において、1は移動体 通信用の公衆自営共用の合成基地局、2は結合器、9は公衆用基地局からの送信 信号を結合器へ接続するための接続端子、3は公衆用基地局信号からバースト同 期信号を生成するバースト同期部、4は自営用アナログ電話回線のための回線接 続装置、11は回線接続装置4と電話回線との接続端子、5は自営用無線信号の 送受信部、6は公衆用無線信号と自営用無線信号との合成分配器、7は空中線、 8は合成基地局全体を制御する制御部、12は移動携帯端末である。 まず、基地局から移動携帯端末12への送信を行う下り方向動作に付いて説明 すると、接続端子9より結合器2へ取り込まれた公衆用信号はバースト同期部3 及び合成分配器6へ接続され、バースト同期部3ではバースト同期信号が生成さ れる。一度同期信号が生成されるとバースト入力が検出されない間も制御部から のクロック信号により一定周期のバーストタイミングが維持される。電話回線接 続端子11からの通話信号は回線接続装置4でデジタル信号に変換され送受信部 5へ送られる。制御部8からは回線制御信号が送受信部5に送られ、送受信部5 ではバースト同期部3からの同期信号に従って制御信号及び通話信号を合成分配 器6へ送る。合成分配器6では結合器2からの公衆用基地局の信号と送受信部5 からの自営用基地局の信号とを合成し結合器2における結合損失と合成時におけ る損失分とを合成分配器6内で増幅した後空中線7へ出力する。 次に、移動携帯端末12からの送信による基地局の受信である上り方向動作に 付いて説明すると、空中線7より受信した移動携帯端末12からの無線信号は合 成分配器6内で増幅した後2方向へ分配され、一方は結合器2を介して公衆用基 地局へ供給されもう一方は送受信部5に供給される。公衆用基地局及び送受信部 5の何れも公衆用及び自営用の両方の周波数の信号を受信することとなるが何れ においても必要な周波数のみを選択受信する構造となっており必要な信号のみが 抽出され処理される。自営用信号は送受信部5で音声信号に変換され回線接続装 置4を通し電話接続端子11から電話回線へ出力される。また公衆用基地局は接 続端子9からの受信信号を公衆自営共用の基地局からのものであることを何等意 識する事なく処理する。
【0007】 第2図は、本考案のバースト同期部3の内部構成例を示し、21はバースト前 縁検出部、22は分周器である。結合器2からの公衆基地局からのバースト信号 の立ち上がり検出により分周器22の初期化を行い、以後分周器はクロック信号 を一定周期で分周することによりバースト同期信号を生成する。
【0008】 第3図は、本考案の合成分配器6の内部構成例を示し、31はハイブリッド回 路で構成され下り方向信号に対しては合成器として機能し、上り方向信号に対し ては分配器として機能する。33は下り方向増幅器、34は上り方向増幅器、3 2、35はサーキュレータであり上り、下りの各信号を信号方向に応じた増幅器 側へほぼロス無く伝えると共に上り、下り増幅器間のアイソレーションを確保し ている。公衆用信号と自営用信号のバースト同期が連動していることから上り、 下り信号経路は完全に分離する必要はなくサーキュレータにより分離合成を行っ ている。 かくして、公衆用基地局が既設されているエリアにおいてもまた新たに基地局 が設置されるエリアにおいても、公衆用移動体通信事業者の違いを意識する事な く公衆用信号と自営用信号を同時に送受信出来る公衆自営共用の合成基地局を実 現できる。
【0009】 以上の説明では、結合器へは公衆用基地局の送信信号を直接入力する場合に付 いて述べたが、公衆用基地局空中線のすぐ近傍にアンテナ素子を設置し得られる 誘導電界による結合や、2分岐回路等の他の結合方式を用いても同様な効果が得 られる。 また、自営用アナログ電話回線は、デジタル電話回線でも同様の効果が得られ る。 また、PHS用基地局について述べたが、時分割多重通信方式を使用している 他の移動体通信用基地局についても同様な効果が得られる。 また、バースト同期信号は公衆用基地局が生成しているバーストタイミング信 号を使用しても同じ効果が得られる。
【0010】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、公衆用基地局が既設されているエリアにおいて も既設の基地局のサービス形態に影響を与える事なく公衆自営共用の基地局を構 成することが出来る。 請求項2記載の考案によれば、公衆用基地局との結合方式として種々の方式か らの選択が可能であり設置状況に応じた対応が容易であると共に、新たに設置し た公衆自営共用の基地局のサービスエリアまで公衆用基地局のサービスエリアが 拡大される。 請求項3記載の考案によれば、通信制御が公衆用基地局の送信バーストに連動 するので安定確実な制御が行えると共に基地局間での同時送信により相互干渉の 低減による電波の使用効率の向上及び基地局システムの簡略化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【第1図】は、本考案の一実施例を示す構成図である。
【第2図】は、本考案のバースト同期部の内部構成を示
す構成図である。
【第3図】は、本考案の合成分配器の内部構成を示す構
成図である。
【第4図】は、従来の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】 1 合成基地局装置 2 結合器 3 バースト同期部 4 アナログ電話回線との回線接続装置 5 自営信号用の送受信部 6 基地局信号の合成分配器 7 空中線 8 基地局全体の制御部 9 公衆用基地局からの無線信号接続端子 11、53 アナログ電話回線との接続端子 12 移動携帯端末 21 バースト前縁検出器 22 分周器 31 ハイブリッド回路 32、35 サーキュレータ 33 下り方向増幅器 34 上り方向増幅器 52 通信事業者用公衆デジタル電話回線(I’
回線)との接続端子 54 同期制御部 55 公衆デジタル回線及びアナログ電話回線と
の接続装置 56 公衆及び自営共用送受信部 57 PHS携帯端末

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】時分割多重通信方式を使用した移動体用無
    線通信において公衆用基地局との間で無線信号の授受を
    行う結合器と、公衆電話回線との通話制御を行う回線接
    続装置と、音声信号と無線信号の相互変換及び無線信号
    の送受信を行う送受信部と、システム全体の制御を行う
    制御部と、結合器からの信号と送受信部からの信号とを
    合成し出力する合成分配器と、無線信号送受のための空
    中線とを有することを特徴とする合成基地局装置
  2. 【請求項2】当該合成分配器が上り方向又は下り方向、
    もしくはその両方向の無線信号の増幅を行う増幅器有す
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の合成基地局装置
  3. 【請求項3】当該結合器で受信した基地局信号からバー
    スト同期信号を生成するバースト同期部を有する事を特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の合成基地
    局装置
JP1995002886U 1995-02-28 1995-02-28 合成基地局装置 Expired - Lifetime JP3018987U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995002886U JP3018987U (ja) 1995-02-28 1995-02-28 合成基地局装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995002886U JP3018987U (ja) 1995-02-28 1995-02-28 合成基地局装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3018987U true JP3018987U (ja) 1995-12-05

Family

ID=43154414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995002886U Expired - Lifetime JP3018987U (ja) 1995-02-28 1995-02-28 合成基地局装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3018987U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5179720A (en) Method and apparatus for extended coverage of a trunked radio communications system
FI108763B (fi) Menetelmä, matkaviestinjärjestelmä ja matkaviestin tietoliikenneyhteyden muodostamiseksi
JP2000501916A (ja) セクタ化カバレッジ区域における無線通信装置および方法
JPH10247874A (ja) 時分割双方向方式携帯電話中継装置
WO1999067901A1 (fr) Installation de repetition utilisant une ligne telephonique
KR101861803B1 (ko) 빌딩 내의 rf 케이블을 공유하는 5g 인빌딩 중계 시스템 및 5g 인빌딩 중계 방법
JPH04234233A (ja) 通信方法と通信装置および受信方法と受信装置
JP4187079B2 (ja) キャリヤ変換装置
KR100453501B1 (ko) 이동 통신망에서 대역 변환 중계 장치 및 방법
KR20080029784A (ko) 방송파 재송신 기능을 갖는 확장 기지국 시스템
JP3018987U (ja) 合成基地局装置
JP2713161B2 (ja) 無線通信システム
JP3419750B2 (ja) 移動無線通信の自動中継装置
KR100336627B1 (ko) 이기종 이동 통신 시스템의 동시 서비스 방법 및 그 장치
JP2002359590A (ja) 移動体通信無線基地局システム
KR100325637B1 (ko) 이기종 이동통신 시스템의 서비스 방법 및 그 장치
JPH08163646A (ja) 無線通信装置
JP7170797B1 (ja) 無線通信システム及び無線通信装置
JP3804897B2 (ja) 他局電波遮断装置
KR100321481B1 (ko) 공간파 유기를 이용한 이동전화망에서의 가상주파수 변환 발생기
JP3244256B2 (ja) 移動通信エリア拡張装置
JP2000031880A (ja) 無線中継装置
JP3469653B2 (ja) デジタル無線通信装置
JPH06338835A (ja) 無線電話システムの基地局装置
JP3070223U (ja) 弱電界対策装置