JP3469653B2 - デジタル無線通信装置 - Google Patents

デジタル無線通信装置

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JP3469653B2 JP24036494A JP24036494A JP3469653B2 JP 3469653 B2 JP3469653 B2 JP 3469653B2 JP 24036494 A JP24036494 A JP 24036494A JP 24036494 A JP24036494 A JP 24036494A JP 3469653 B2 JP3469653 B2 JP 3469653B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割多重通信方式を
用いたデジタル無線通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、時分割多重通信方式の無線通信
装置における送受信部の一般的な回路構成を示すブロッ
ク図である。1は、自局の送信信号及び通信対向機から
の受信信号を受信するための送受信兼用のアンテナであ
る。そして、自局の受信タイミングに合わせて送受切替
スイッチ回路2が切替動作を行い、アンテナ1と高周波
受信回路3とが接続されると、通信対向機より送出され
た無線通信信号がアンテナ1で受信され、受信信号は、
高周波受信回路3→周波数変換回路4→復調回路5を経
て信号処理部へ渡される。
【0003】高周波受信回路3では、アンテナ1に到来
した電波によって誘導された高周波信号の中から目的の
信号を選択して増幅する。周波数変換回路4では、高周
波受信回路3の出力信号を中間周波数信号若しくは復調
が可能な周波数の信号に周波数変換する。また、復調回
路5では、周波数変換回路4の出力信号を音声データや
その他の通信データに変換する。
【0004】一方、自局の送信タイミングに合わせて送
受切替スイッチ回路2が切替動作を行い、アンテナ1と
高周波送信回路7とが接続されると、送信信号は、変調
回路9→周波数変換回路8→高周波送信回路7を経て、
アンテナ1より通信対向機へ向け、電波となって放射さ
れる。変調回路9では、音声データやその他の通信デー
タをデジタル変調信号に変換する。周波数変換回路8で
は、変調回路9の出力信号を無線通信用の高周波信号に
変換する。また、高周波送信回路7では、周波数変換回
路8の出力信号を所定の送信出力信号に増幅する。
【0005】また、2つの周波数変換回路4と8に対し
ては、局部発振回路6から基準となる周波数混合用の局
部発振信号が入力されるようになっている。ところで、
デジタル移動体通信の分野では、時分割多重通信方式が
採用されているが、この場合、時間軸を一定周期のフレ
ームに区分し、更に、この1フレームを最小区分となる
複数のスロットで構成することによって、同一周波数に
おける複数の通信の多重化を図り、周波数の利用効率を
上げている。
【0006】図5は、従来の時分割多重通信における通
信タイミングを示す模式図である。ここでは、時間軸上
の1フレームを8分割したスロット(タイムスロットと
も言う)で以て構成した例を示している。そして、
(a)に示すように、連続する4個の送信スロットTx
1 〜Tx4 を以て送信区間Txとなし、これに続く4個
の受信スロットRx1 〜Rx4 を以て受信区間Rxとな
し、対応する送受信区間を1チャネルとして通信に供す
るようになっている。
【0007】具体的には、(b)に示すように、Tx1
の送信スロットとRx1 の受信スロットを使用すること
により、通信対向機間において相互の通信データを伝送
する、即ち、双方向の時分割多重通信が行われるように
なっている。同様に、(c)、(d)、(e)に示すよ
うに、送信スロットTx2 に対しては受信スロットRx
2 が、送信スロットTx3 に対しては受信スロットRx
3 が、送信スロットTx4 に対しては受信スロットRx
4 が夫々対応スロットとして割り当てられており、これ
らの送受信スロットの組を使用することによって、双方
向の時分割多重通信が行われるようになっている。
【0008】このように、時間軸上の1フレームを8分
割して4組の送受信スロットで構成したときは、自局と
通信可能となる通信対向機の最大数は4個となる。この
フレーム構成は、PHS(パーソナルハンディホンシス
テム)で採用されているものであるが、この場合の1フ
レームは5msecであって、1スロットはその1/8
の625μsecとなっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一方、公衆無線通信の
分野では、屋外での無線通信を行う目的で多数の公衆基
地局が配されており、また、家庭内でのコードレス通信
を行う目的では家庭内親機が、そして、事業所内での無
線通信を行う目的では事業所内基地局が夫々設置されて
いる。そして、携帯端末である移動局と、固定局である
公衆基地局、家庭内親機、事業所内基地局との各間にお
ける無線通信において使用されるフレーム構成について
は、共通したものとなっている。
【0010】そこで、それら各固定局のいずれとの間の
無線通信においても使用が可能であるチャネルの数を増
やそうとするには、同一フレーム構成によって機能する
高周波送受信回路、周波数変換回路、変復調回路、局部
発振回路を複数設けることにより、周波数軸上にて通信
を多重化することが考えられる。しかしながら、チャネ
ル数を増やさんがために、そのような回路構成をとった
場合には、必然的に回路規模を大きくしてしまうため、
機器制御の複雑化は避けられない。
【0011】また、従来からの時分割多重通信では、先
述したように、時間軸を分割した複数のスロットを使用
して、通信の多重化を行い通信効率を上げているが、双
方向通信を行うために、各スロットを送信用と受信用に
分けて使用しているので、多重化の数は1フレームを構
成するスロットの数の半分がその最大数となり、多重化
には制限が発生する。
【0012】本発明は、かかる問題を解決するためにな
されたものであり、時分割多重方式での通信効率を飛躍
的に向上させることが可能なデジタル無線通信装置を提
供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本請求項1にかかる発明は、時間軸上の1フレーム
をN個に分割した通信スロットを使用して双方向の時分
割多重通信を行うデジタル無線通信装置であって、異な
る周波数の局部発振信号を発生する少なくとも2つ以上
の局部発振回路と、受信期間に、前記局部発振回路の1
つに対し、その発する第1の局部発振信号を受信回路へ
供給するように制御する第1の制御手段と、双方向の時
分割多重通信のチャネルの数を、1フレームを構成する
通信スロットの数の半分より増やす場合には使用するチ
ャネルに応じて前記受信期間を同時に送信期間として使
用すると判断し、チャネルの数を1フレームを構成する
通信スロットの数の半分より増やさない場合には前記受
信期間を同時に送信期間として使用しないと判断する判
断手段と、前記受信期間を同時に送信期間として使用す
るものと判断された場合に、使用するチャネルに応じ
て、受信期間と他の送信期間中、他の1つの局部発振回
路に対し、その発する第2の局部発振信号を送信回路へ
供給するように制御する第2の制御手段と、前記受信期
間を同時に送信期間として使用するものと判断された場
合に、使用するチャネルに応じて、受信期間中、受信回
路及び送信回路が共に動作するよう両回路への電源供給
を制御する第3の制御手段と、を備えていることを特徴
としている。
【0014】また、本請求項2にかかる発明は、請求項
1記載の発明であって、前記デジタル無線通信装置が、
更に、使用する全ての送信及び受信スロットを、時間軸
上の1/2フレーム毎に相互に配列することにより複数
の送信及び受信チャネルを形成するチャネル形成手段を
備え、前記チャネル形成手段は更に、前記判断手段によ
って、時間軸上の1フレームを構成する後段の1/2フ
レーム期間における所定の受信期間を送信期間として使
用するものと判断された場合に、該当するチャネルを送
受信兼用チャネルとして形成することを特徴としてい
る。
【0015】また、本請求項3にかかる発明は、請求項
2記載の発明であって、前記デジタル無線通信装置が、
異なる周波数の局部発振信号を発生する第1及び第2の
2つの局部発振回路を備える場合に、前記第1の制御手
段は、前記チャネル形成手段によって形成された受信及
び送受信兼用チャネルに対して、前記第1の局部発振回
路が発する第1の局部発振信号を受信回路へ供給するよ
うに制御し、前記第2の制御手段は、前記チャネル形成
手段によって形成された送信及び送受信兼用チャネルに
対して、前記第2の局部発振回路が発する第2の局部発
振信号を送信回路へ供給するように制御し、前記第3の
制御手段は、前記チャネル形成手段によって形成された
送受信兼用チャネルに対して、受信回路及び送信回路へ
の同時電源供給を制御することを特徴としている。
【0016】
【作用】上記請求項1記載の発明の構成によれば、本デ
ジタル無線通信装置には、異なる周波数の局部発振信号
を発生する少なくとも2つ以上の局部発振回路が設けら
れている。そして、受信期間には、第1の制御手段によ
って、局部発振回路の1つが、その発する第1の局部発
振信号を受信回路へ供給するように制御される。この結
果、受信回路では、受信信号の中間周波数信号への周波
数変換が行われる。
【0017】一方、判断手段によって、双方向の時分割
多重通信のチャネルの数を、1フレームを構成する通信
スロットの数の半分より増やす場合には使用するチャネ
ルに応じて前記受信期間を同時に送信期間として使用す
との判断がなされ、チャネルの数を1フレームを構成
する通信スロットの数の半分より増やさない場合には前
記受信期間を同時に送信期間として使用しないとの判断
がなされる。そして、受信期間を同時に送信期間として
使用するものと判断された場合には、第2の制御手段に
よって、使用するチャネルに応じて、受信期間と他の送
信期間中、他の1つの局部発振回路が、その発する第2
の局部発振信号を送信回路へ供給するように制御され
る。この結果、送信回路では、変調信号の無線送信周波
数信号への周波数変換が行われる。
【0018】ここで、受信期間が同時に送信期間として
使用される場合には、第1と第2の局部発振信号が異な
る周波数信号となっているため、送信信号が受信回路へ
入り込んで、同一チャネル妨害を発生することは回避さ
れる。また、同じく、受信期間を同時に送信期間として
使用するものと判断された場合には、第3の制御手段に
よって、使用するチャネルに応じて、受信期間中、受信
回路及び送信回路が同時に動作するように、両回路への
電源供給が制御される。そして、これ以外の時には、受
信回路と送信回路への電源供給は、夫々の回路の通常動
作時期のみ供給されることになる。
【0019】また、上記請求項2記載の発明の構成によ
れば、請求項1記載のデジタル無線通信装置には、更
に、チャネル形成手段が備えられている。そして、この
チャネル形成手段によって、使用される全ての送信及び
受信スロットが、時間軸上の1/2フレーム毎に相互に
配列され、複数の送信及び受信チャネルとして形成され
る。更に、このチャネル形成手段は、前記判断手段によ
って、時間軸上の1フレームを構成する後段の1/2フ
レーム期間における所定の受信期間を送信期間として使
用するものと判断された場合には、該当するチャネルを
送受信兼用チャネルとして形成するようになっている。
【0020】また、上記請求項3記載の発明の構成によ
れば、請求項2記載のデジタル無線通信装置には、異な
る周波数の局部発振信号を発生する第1及び第2の2つ
の局部発振回路が備えられている。この場合、第1の制
御手段によって、前記チャネル形成手段によって形成さ
れた受信チャネル及び送受信兼用チャネルに対して、前
記第1の局部発振回路が発する第1の局部発振信号が受
信回路へ供給されるように制御される。この結果、同一
周波数による時分割多重受信が可能となる。
【0021】また、第2の制御手段によって、前記チャ
ネル形成手段によって形成された送信チャネル及び送受
信兼用チャネルに対して、前記第2の局部発振回路が発
する第2の局部発振信号が送信回路へ供給されるように
制御される。この結果、同一周波数による時分割多重送
信が可能となる。以上の結果、時間軸上の1フレームを
更に分割した各通信スロットを送受信兼用のスロットと
して使用することが可能となり、双方向の時分割多重通
信に使用可能となるチャネル数は以前の場合の2倍に増
える。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面に従い具体
的に説明する。図1は、本発明にかかるデジタル無線通
信装置における送受信部の回路構成を示すブロック図で
ある。なお、図4に示す一般的な回路構成と共通する回
路ブロックについては、同一番号を付して示している。
【0023】図で示すように、この装置には、受信用ア
ンテナ10と送信用アンテナ11の2本のアンテナが個
別に設けられている。これは、自局の送信タイミングと
同一タイミングで以て自局の受信タイミングとするため
に、送信回路及び受信回路の夫々に専用のアンテナを配
置したものである。なお、この場合、2本以上のアンテ
ナを配置して、アンテナダイバーシチ回路を構成し、ア
ンテナ切換回路を設け、必要に応じてその内の1本のア
ンテナを送信用アンテナとして使用することも可能であ
る。
【0024】次に、このように、受信用アンテナ10と
送信用アンテナ11を個別に設けた場合には、図4に示
すような送受切替スイッチ回路2は不要となる。そし
て、受信用アンテナ10によって受信された通信対向機
からの通信用無線周波数信号は、高周波受信回路3にて
増幅され、周波数変換回路4で中間周波数信号若しくは
復調可能な周波数信号に変換され、更に、復調回路5で
音声若しくはその他の通信データに復調されて、信号処
理部へ渡される。
【0025】また、受信期間と同一期間に変調回路9を
動作させ、音声データ若しくはその他の通信データをデ
ジタル変調信号に変換し、続いて、次段の周波数変換回
路8にて、同一期間に受信している無線通信用受信信号
とは異なる無線通信用周波数信号に変換する。更に、高
周波送信回路7にて変換された無線通信用周波数信号を
所定の送信信号レベルに増幅した後、送信用アンテナ1
1より通信対向機に向けて送出される。
【0026】一方、ここに示す例では、2つの局部発振
回路14と15が設けられており、それらが同一タイミ
ングで以て周波数変換回路4と8に対して、所定の異な
る局部発振信号を個々に供給するようになっている。ま
た、そのための回路切替を行う第1局発切替回路12と
第2局発回路13とが設けられている。そして、これら
の各切替回路12、13は共に、システム制御回路16
によって、その切替制御が行われ、ここでは、第1局発
切替回路12については、切替制御信号Aによって、ま
た、第2局発切替回路13については、切替制御信号B
によって切り替えが行われるようになっている。なお、
それら切替制御信号AとBの動作タイミングについて
は、後述する。
【0027】そして、無線通信用周波数を設定するため
に、局部発振回路14では任意の局部発振信号を生成
し、もう1つの局部発振回路15では局部発振信号と
は異なる周波数の局部発振信号を生成するようになっ
ている。このように、異なる局部発振信号、を生成
することとしたのは、送信信号と受信信号の各周波数が
同一である場合に同時に送受信を行うと、送信信号が受
信回路に入り込み、同一チャネル妨害が発生するように
なるからである。
【0028】また、システム制御回路16では、各送信
及び受信区間に対して送信及び受信回路を動作させるた
めの電源供給についても制御も行っている。この場合、
使用するチャネル数に従い、送受信回路を同時に動作さ
せるか否かを決定するようになっている。具体的には、
最初に占有した送信チャネルから数えて1/2フレーム
を越えた後の1フレームを経過する迄の期間に送信を行
おうとする場合に、該当する受信区間が同時に送信区間
ともなるように、送信及び受信回路を同時に動作させる
ように制御する。
【0029】図2は、本発明にかかるデジタル無線通信
装置における通信タイミングを示す模式図である。な
お、ここでは、1フレームを構成するスロット数は、図
4に示したのと同じ8個としている。本装置では、
(f)で示すように、自局の全送信区間Tx1 〜Tx8
にわたって受信回路を動作状態となし、各区間におい
て、送信動作と受信動作が同時に行われるものとしてい
る。即ち、各送信区間Tx1 、Tx2 、Tx3 、T
4 、Tx5 、Tx6 、Tx7 、Tx8 に対応して、同
一時間軸上の同一時間位置を、受信区間Rx5 、R
6 、Rx7 、Rx8 、Rx1 、Rx2 、Rx3 、Rx
4 として割り当てている。
【0030】(g)は、Tx1 及びTx5 の各送信区間
と同一タイミングで以て受信区間Rx5 及びRx1 の夫
々の受信動作を行う例を示している。同様に(h)は、
Tx 2 及びTx6 の送信区間と同一タイミングで以て受
信区間Rx6 及びRx2 の夫々の受信動作を、(i)
は、Tx3 及びTx7 の送信区間と同一タイミングで以
て受信区間Rx7 及びRx3 の夫々の受信動作を、
(j)は、Tx4 及びTx8の送信区間と同一タイミン
グで以て受信区間Rx8 及びRx4 の夫々の受信動作を
行う例を夫々示している。
【0031】具体的には、双方向の時分割多重通信を行
うにあたり、Tx1 〜Tx4 の各送信スロットを使用す
る場合には、夫々3スロットを置いた時間位置のRx1
〜Rx4 の各受信スロットを使用して従来どおりの双方
向通信が行われる。また、Rx1 の受信区間に送信回路
を動作させることにより、Tx5 を同時に送信スロット
として使用することが可能となる。同様に、Rx2 の受
信区間をTx6 の送信区間となし、Rx3 の受信区間を
Tx7 の送信区間となし、Rx4 の受信区間をTx8
送信区間とすることも可能である。更に、各送信スロッ
トTx5 〜Tx 8 に対しては、夫々3スロットを置いた
時間位置のRx5 〜Rx8 が対応する受信スロットとし
て使用されるようになっている。この場合、各受信区間
Rx5 〜Rx8 は、同時に送信区間Tx1 〜Tx4 とし
て使用される。
【0032】このように、通信対向機との通信タイミン
グとしては、図で示すように、1フレーム8分割のスロ
ット構成をとった場合、最大8つのチャネルをとること
ができるので、従来に比べて、2倍の通信効率を得るこ
とができることになる。そして、自局の送信区間中に自
局の受信動作が同時に行われるようにするために、先述
したように、自局の無線通信用送信信号が、同一区間に
動作する自局の受信回路に対して妨害波信号となって影
響を及ぼさないように、送受信信号については夫々異な
る周波数に設定するものとしている。
【0033】図3は、図1に示す切替制御信号A及びB
の動作タイミングの例を示すタイムチャートであり、8
スロットの全てを送受信スロットとして使用する場合を
示している。図で示すように、第1局発切替回路12の
切替え制御を行う切替制御信号Aは、送信区間Tx1
Tx4 (或いは、受信区間Rx5 〜Rx8 )にわたっ
て”High”レベルとなっており、更に、送信区間T
5 〜Tx8 (或いは、受信区間Rx1 〜Rx4 )にわ
たって”Low”レベルとなっている。
【0034】また、第2局発切替回路13の切替え制御
を行う切替制御信号Bは、逆に、送信区間Tx1 〜Tx
4 (或いは、受信区間Rx5 〜Rx8 )にわたって”L
ow”レベルとなっており、更に、送信区間Tx5 〜T
8 (或いは、受信区間Rx 5 〜Rx8 )にわたって”
High”レベルとなっている。そして、ここでは、各
切替制御信号A,Bは、共に、”High”レベルの
時、スイッチ端子a−c間を接続するように制御し、”
Low”レベルの時、スイッチ端子c−b間を接続する
ように制御するようになっている。
【0035】従って、Rx5 〜Rx8 の受信区間中は、
切替制御信号Aによって、第1局部発振回路14からの
局部発振信号が、周波数変換回路4に対して供給され
る。また、同区間中に、切替制御信号Bによって、第2
局部発振回路15からの局部発振信号が、周波数変換
回路8に対して供給される。同様に、Rx1 〜Rx4
受信区間中は、切替制御信号Aによって、第2局部発振
回路15からの局部発振信号が、周波数変換回路4に
対して供給される。また、同区間中に、切替制御信号B
によって、第1局部発振回路14からの局部発振信号
が、周波数変換回路8に対して供給される。
【0036】この結果、Tx1 〜Tx4 並びにRx1
Rx4 の各送受信区間(スロット)を使用する4チャネ
ルの双方向時分割多重通信では、局部発振信号が使用
され、Tx5 〜Tx8 並びにRx5 〜Rx8 の各送受信
区間(スロット)を使用する4チャネルの双方向時分割
多重通信では、局部発振信号が使用され、結局、2つ
の周波数(搬送波)を使用した8チャネルの双方向時分
割多重通信が可能となる。
【0037】なお、8チャネルの全てが使用される場合
には、送受信回路は常に動作状態となるが、5〜7チャ
ネルが使用される場合には、使用するチャネルに応じて
送受信回路の各動作状態が規定され、夫々に電力供給が
行われるようになっている。
【0038】
【発明の効果】以上の本発明によれば、時分割多重方式
によるデジタル無線通信装置において、1フレームを構
成するスロットの全てが送信及び受信用として同時に使
用できるようになる。このため、従来の時分割多重方式
の通信に比べて、その周波数利用効率を2倍にすること
が可能となる。しかも、回路構成を大きく変更すること
なく、若干の改良を以て、回線の空待ち確立を大とする
ことができるため、極めて使い勝手を良くし、商品性能
の大幅な向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるデジタル無線通信装置における
送受信部の回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかるデジタル無線通信装置における
通信タイミングを示す模式図である。
【図3】図1に示す切替制御信号A及びBの動作タイミ
ングの例を示すタイムチャートである。
【図4】時分割多重通信方式の無線通信装置における送
受信部の一般的な回路構成を示すブロック図である。
【図5】従来の時分割多重通信における通信タイミング
を示す模式図である。
【符号の説明】
3 高周波受信回路 4、8 周波数変換回路 5 復調回路 7 高周波送信回路 9 変調回路 10 受信用アンテナ 11 送信用アンテナ 12 第1局発切替回路 13 第2局発切替回路 14 第1局部発振回路 15 第2局部発振回路 16 システム制御回路 A、B 切替制御信号
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 5/14 H04J 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間軸上の1フレームをN個に分割した
    通信スロットを使用して双方向の時分割多重通信を行う
    デジタル無線通信装置であって、 異なる周波数の局部発振信号を発生する少なくとも2つ
    以上の局部発振回路と、 受信期間に、前記局部発振回路の1つに対し、その発す
    る第1の局部発振信号を受信回路へ供給するように制御
    する第1の制御手段と、双方向の時分割多重通信のチャネルの数を、1フレーム
    を構成する通信スロットの数の半分より増やす場合には
    使用するチャネルに応じて 前記受信期間を同時に送信期
    間として使用すると判断し、チャネルの数を1フレーム
    を構成する通信スロットの数の半分より増やさない場合
    には前記受信期間を同時に送信期間として使用しないと
    判断する判断手段と、 前記受信期間を同時に送信期間として使用するものと判
    断された場合に、使用するチャネルに応じて、受信期間
    と他の送信期間中、他の1つの局部発振回路に対し、そ
    の発する第2の局部発振信号を送信回路へ供給するよう
    に制御する第2の制御手段と、 前記受信期間を同時に送信期間として使用するものと判
    断された場合に、使用するチャネルに応じて、受信期間
    中、受信回路及び送信回路が共に動作するよう両回路へ
    の電源供給を制御する第3の制御手段と、 を備えていることを特徴とするデジタル無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記デジタル無線通信装置は、更に、 使用する全ての送信及び受信スロットを、時間軸上の1
    /2フレーム毎に相互に配列することにより複数の送信
    及び受信チャネルを形成するチャネル形成手段を備え、 前記チャネル形成手段は更に、前記判断手段によって、
    時間軸上の1フレームを構成する後段の1/2フレーム
    期間における所定の受信期間を送信期間として使用する
    ものと判断された場合に、該当するチャネルを送受信兼
    用チャネルとして形成することを特徴とする請求項1記
    載のデジタル無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記デジタル無線通信装置が、異なる周
    波数の局部発振信号を発生する第1及び第2の2つの局
    部発振回路を備える場合に、 前記第1の制御手段は、前記チャネル形成手段によって
    形成された受信及び送受信兼用チャネルに対して、前記
    第1の局部発振回路が発する第1の局部発振信号を受信
    回路へ供給するように制御し、 前記第2の制御手段は、前記チャネル形成手段によって
    形成された送信及び送受信兼用チャネルに対して、前記
    第2の局部発振回路が発する第2の局部発振信号を送信
    回路へ供給するように制御し、 前記第3の制御手段は、前記チャネル形成手段によって
    形成された送受信兼用チャネルに対して、受信回路及び
    送信回路への同時電源供給を制御することを特徴とする
    請求項2記載のデジタル無線通信装置。
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