JP2002359590A - 移動体通信無線基地局システム - Google Patents
移動体通信無線基地局システムInfo
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Abstract
との間に他の無線基地局あるいは中継局が介在する場合
でも信号の遅延を最小限に抑え、また電力の安定供給も
行うことのできる移動体通信無線基地局システムを得る
こと。 【解決手段】 第Nの無線基地局103Nは、第1およ
び第2のサテライト中継無線基地局104、105なら
びにサテライト無線基地局106を介して移動体端末1
081〜108Mと通信する。このとき、中継する各局1
04〜106は全体のスロットタイミングを同期させて
1スロットずつ遅延させながら信号を伝送するか、受信
した信号を周波数のみ変えて同期させることなく次の宛
先に送信することで、局のペアでスロットタイミングを
同期させていた従来よりも信号に遅延を生じさせること
なく伝送が可能になる。中継のための各局104〜10
6は太陽電池やバッテリ等の補助電源を備えている。
Description
的低い地域のように有線の基地局の設置が困難な地域に
特に有効な移動体通信無線基地局システムに関する。
おり、特にPHS(Personal Handyphone System)や携
帯電話機の普及は著しいものがある。このような移動体
無線には、無線通信を行うための移動体通信無線基地局
が必要である。移動体通信無線基地局が移動体端末との
間で通信をカバーするエリアの範囲は限定されている。
したがって、移動体通信無線基地局を比較的高密度に配
置する必要がある。
の要部を表わしたものである。このシステムは、公衆網
201に接続された移動体通信交換局202とこの移動
体通信交換局202と有線で接続された第1〜第Nの無
線基地局2031〜203Nを備えている。このうちのた
とえば第Nの無線基地局203Nは、無線エリア204
内の移動体端末2081〜208Mと無線で通信を行うよ
うになっている。したがって、第1〜第Nの無線基地局
2031〜203Nを比較的高密度に地上に配置しようと
すると、特に過疎地等でその設備に費用がかかるだけで
なく、非効率的な利用形態とならざるを得ない。
提案された無線通信システムの一例を表わしたものであ
る。特許第3090306号(特開平9−65420号
公報)に開示されたこの提案では、交換機211に接続
されたPHS基地局212のサービスエリア213内に
第1のPHS基地局中継装置214を配置する。また、
第1のPHS基地局中継装置214のサービスエリア2
15内に第2のPHS基地局中継装置216を配置す
る。このようにPHS基地局中継装置214、216を
多段構成とすることで、最後に配置された第2のPHS
基地局中継装置216のサービスエリア217は遠隔地
等をカバーすることができる。すなわち、本来のPHS
基地局212のサービスエリア213から外れたサービ
スエリア217内の移動体端末(PHS端末)218が
PHS基地局212との間で無線による通信を行うこと
ができる。
存在する場合のPHS基地局と移動体端末との通信の様
子を表わしたものである。すなわち図6における第2の
PHS基地局中継装置216が存在しないより単純な例
を示している。PHSのプロトコルでは、通話中の1バ
ーストが5m秒で構成される。1バーストは8個のスロ
ットに割り振られており、このうちの4個が下り用スロ
ットであり、残りの4個が上り用スロットである。PH
S基地局212と第1のPHS基地局中継装置214同
士は互いにスロットを同期させ、第1のPHS基地局中
継装置214と移動体端末218はこれとは別の体系で
互いにスロットを同期させている。
がその下り方向の第1のスロットS 1A-1を使用して第1
のPHS基地局中継装置214に信号を送信したとする
と、第1のPHS基地局中継装置214はその上り用の
アンテナ214Aを使用してこのスロットで信号を受信
する。そして、第1のPHS基地局中継装置214と移
動体端末218との間で同期している下り方向の第1の
スロットS1B-1を使用して下り用アンテナ214Bから
信号を送信する。移動体端末218はこれを受信する
と、上り方向の同一番号の第1のスロットS2B-1を使用
して信号を第1のPHS基地局中継装置214に向けて
送信する。第1のPHS基地局中継装置214はこれを
そのスロットで下り用アンテナ214Bを使用して受信
し、今度は第1のPHS基地局中継装置214との間で
同期している上り方向の同一番号の第1のスロットS
1B-1を使用して上り用のアンテナ214AからPHS基
地局212へ送信することになる。
移動体通信無線基地局システムでは、それぞれ無線で通
信を行う局または端末同士が独自にスロットの同期を行
っている。このためPHS基地局中継装置214、21
6が縦続される段数が多くなればなるほど、これに伴っ
て下り方向および上り方向の信号の遅延が増大してしま
うという問題があった。
置される可能性が高いものの、この提案のシステムでは
電源の供給についての特別の配慮がされていない。従来
通り無線基地局や移動体通信交換局から給電を行うとい
う手法もあるが、PHS基地局中継装置が多段接続され
てこれらの局からの距離が長くなると、電源供給のため
の線路の電圧降下が著しくなって、効率的な電力供給が
できなくなるという問題がある。この点に関しては、特
開平10−336094号公報にイベント会場や臨時の
工事現場で使用する太陽電池を備えた衛星通信用の基地
局の開示があるが、常設される中継装置としては不十分
なものである。
た無線基地局と移動体端末との間に他の無線基地局ある
いは中継局が介在する場合でも信号の遅延を最小限に抑
えることのできる移動体通信無線基地局システムを提供
することにある。
を最小限に抑えると共に、前記した他の無線基地局ある
いは中継局の電力供給を交換機側の設備に頼ることなく
安定して行うことのできる移動体通信無線基地局システ
ムを提供することにある。
は、(イ)移動体用の交換局に接続され、無線スロット
単位で信号の送受信を行う交換機側無線基地局と、
(ロ)サテライトゾーンとしての所定のエリア内に存在
する移動体端末と無線で通信を行う基地局としてのサテ
ライト無線基地局と、(ハ)交換機側無線基地局および
サテライト無線基地局の間を中継する基地局であって、
交換機側無線基地局に送信する場合を除いて、受信した
信号を無線スロットに同期させることなくそのまま送信
信号に変換して移動体端末の方向としての下り方向ある
いは交換機側無線基地局の方向としての上り方向に順次
送信する1または複数の中継無線基地局とを移動体通信
無線基地局システムに具備させる。
側無線基地局からサテライト無線基地局のサテライトゾ
ーンに存在する移動体端末に下り方向の信号の送出を行
う場合に、途中に中継のために存在する中継無線基地局
およびサテライト無線基地局が受信した信号を無線スロ
ットに同期させることなくそのまま送信信号に変換して
順次送信することにしている。また、移動体端末から上
り方向に送出される信号も、交換機側無線基地局へこの
信号を直接送出する中継無線基地局までは、それぞれの
局が受信した信号を無線スロットに同期させることなく
そのまま送信信号に変換して順次送信することにしてい
る。このように無線スロットに同期させて信号を送出す
る信号処理を必要最小限に抑えたので、中継の段数が多
くなっても信号の遅延を最小限にすることができる。
の交換局に接続され、無線スロット単位で信号の送受信
を行う交換機側無線基地局と、(ロ)サテライトゾーン
としての所定のエリア内に存在する移動体端末と無線ス
ロット単位で無線で通信を行う基地局としてのサテライ
ト無線基地局と、(ハ)交換機側無線基地局およびサテ
ライト無線基地局の間を中継する基地局であって、交換
機側無線基地局とサテライト無線基地局の間と同一のス
ロットタイミングを予め確立し、受信した信号を送信信
号に変換して、送信するスロット位置を最小限の範囲で
前記無線スロット単位でずらしながら移動体端末の方向
としての下り方向あるいは交換機側無線基地局の方向と
しての上り方向に順次送信する1または複数の中継無線
基地局とを移動体通信無線基地局システムに具備させ
る。
側無線基地局からサテライト無線基地局のサテライトゾ
ーンに存在する移動体端末に下り方向の信号の送出を行
う場合に、途中に中継のために存在する中継無線基地局
およびサテライト無線基地局がすべて交換機側無線基地
局とサテライト無線基地局の間と同一のスロットタイミ
ングを予め確立している。そして、交換機側無線基地局
と移動体端末の間で通信が行われる際には、受信した信
号を無線スロット単位で、送信するスロット位置を最小
限の範囲でずらしながら順次送信することにしている。
各交換機側無線基地局やサテライト無線基地局の間で同
一のスロットタイミングが確立されるので、局間でのス
ロットタイミングの食い違いや上りと下りのスロット番
号の食い違いといった現象が生ぜず、中継の段数が多く
なっても信号の遅延を最小限にすることができる。
請求項2記載の移動体通信無線基地局システムで、サテ
ライト無線基地局および中継無線基地局のいずれかは、
電源の全部または一部に太陽電池を使用していることを
特徴としている。
1または請求項2記載の移動体通信無線基地局システム
のサテライト無線基地局あるいは中継無線基地局の電源
の全部または一部として太陽電池を使用することにして
いる。これにより、これらの局が交換機から地理的に離
れた位置に存在しても、電力の供給を確保することがで
きる。
請求項2記載の移動体通信無線基地局システムで、サテ
ライト無線基地局および中継無線基地局のいずれかは、
電源の全部または一部に商用電源を使用していることを
特徴としている。
1または請求項2記載の移動体通信無線基地局システム
のサテライト無線基地局あるいは中継無線基地局の電源
の全部または一部が商用電源を使用することで、交換機
から地理的に離れた位置に存在する場合のこれらの間の
電源用の線路の敷設が不要になり、設備費用の低減と効
率的な電力供給を実現することができる。
請求項2記載の移動体通信無線基地局システムで、サテ
ライト無線基地局および中継無線基地局は、受信した信
号の周波数と送信する信号の周波数が異なっていること
を特徴としている。
た信号の周波数と送信する信号の周波数を異ならせるこ
とで、信号の迅速な処理が可能になる。
請求項2記載の移動体通信無線基地局システムで、サテ
ライト無線基地局および中継無線基地局は、指向性の強
いアレーアンテナを使用していることを特徴としてい
る。
イト無線基地局および中継無線基地局が、指向性の強い
アレーアンテナを使用することで電波の届く距離を増大
させ、中継に要する設備の低減によるコストダウンを図
ることができる。
信無線基地局システムの構成を表わしたものである。こ
のシステムは、公衆網101に接続された移動体通信交
換局102とこの移動体通信交換局102と有線で接続
された第1〜第Nの無線基地局1031〜103Nを備え
ている。このうちの第Nの無線基地局103Nは、第1
のサテライト中継無線基地局104との間で無線による
通信を行うようになっている。第1のサテライト中継無
線基地局104は、第2のサテライト中継無線基地局1
05に対して無線による中継を行うようになっており、
第2のサテライト中継無線基地局105はサテライト無
線基地局106に対して無線による中継を行うようにな
っている。サテライト無線基地局106は、サテライト
ゾーン107内の移動体端末1081〜108Mとの間で
無線による通信を行うようになっている。このように移
動体端末1081〜108Mは、第1および第2のサテラ
イト中継無線基地局104、105を中継して第Nの無
線基地局103Nとの間で無線通信を行うので、中継に
よる信号の遅延が問題となってくる。
ライト中継無線基地局の構成を表わしたものである。こ
の図に示した第1のサテライト中継無線基地局104
と、図1に示した第2のサテライト中継無線基地局10
5ならびにサテライト無線基地局106は基本的に同一
の構成となっている。そこで、第2のサテライト中継無
線基地局105ならびにサテライト無線基地局106に
ついては、これらの構成の説明を省略する。
04は、上りの装置との間で送受信を行う上り用アンテ
ナ111と、下りの装置との間で送受信を行う下り用ア
ンテナ112の2つのアンテナを備えている。ここで
「上り」とはサテライトゾーン側から図1に示した第N
の無線基地局103Nに向かう電波の方向をいい、「下
り」とはこの逆の方向をいう。上り用アンテナ111
は、アンテナ切替スイッチ113の第1の切替接点11
4に接続されており、下り用アンテナ112は第2の切
替接点115に接続されている。このアンテナ切替スイ
ッチ113は第1および第2の可動接片116、117
を備えており、それぞれが第1および第2の切替接点1
14、115のいずれか一方に選択的に接続可能になっ
ている。
119のアンプ121の入力側に接続されている。アン
プ121は受信した信号を増幅するためのものである。
増幅された信号は第1のミキサ122によって発振部1
23の選択した周波数の信号と混合され、バンドパスフ
ィルタ124で所定の帯域の信号のみが変復調部125
に送られる。バンドパスフィルタ124は隣接チャネル
との特性、感度、スプリアス特性等を満足させるために
設けられている。発振部123は、第1および第2の発
振器127、128を配置しており、受信側スイッチ1
29によってこれらのうちのいずれかの発振出力を選択
するようになっている。
処理装置)およびROM(リード・オンリ・メモリ)な
らびにRAM(ランダム・アクセス・メモリ)等を備え
たCPUメモリ部126によって制御されるようになっ
ている。この変復調部125は、受信した信号を復調す
ると共に、送信のために変調し、第2のミキサ132に
送り出す。送信部131内の第2のミキサ132はπ/
4だけ位相をシフトさせると共に第2のローカル周波数
と送信信号の作成を行う。第3のミキサ133は既に説
明した第1および第2の発振器127、128のいずれ
かの発振出力を入力して混合し、第2のミキサ132の
出力する信号を所定の送信周波数まで引き上げると共
に、第1のローカル周波数と合成するようになってい
る。第3のミキサ133の出力は複数段接続されたアン
プ134によって増幅された後、第2の可動接片117
に出力される。この状態で第2の可動接片117は第2
の切替接点115と接続されており、増幅後の送信信号
は下り用アンテナ112から送出されることになる。
から信号が受信された場合、この信号は第1の可動接片
116を介して前記した受信部119に送られる。この
とき、送信部131から送り出される信号は第2の可動
接片117から第1の切替接点114に送られ、上り用
アンテナ111から送出されることになる。
は、図1に示した第Nの無線基地局103Nや移動体通
信交換局102のような局から直接給電されることが困
難な場合が多い。これは、これらの局との間の距離が大
きく離れているために、電源供給のための線路が存在し
ない場合が多いことと、このような線路を特別に設けた
としても、線路抵抗が大きくなって電圧降下が著しく、
効率的な電力供給ができないおそれがあるからである。
そこで、第1のサテライト中継無線基地局104を動作
させるための電源135には、特別の配慮がされてい
る。まず、第1のサテライト中継無線基地局104には
太陽電池136が備えられていると共に、これによって
得られた電気を蓄えるバッテリ137が備えられてい
る。これにより、晴れている日の日中は太陽電池136
で電力をまかなうことができる。また、夜間や曇った日
等のように太陽電池136の電力に頼ることができない
場合や太陽電池136のみでは十分な電力を得ることが
できない場合には、昼間の余剰の電気を充電したバッテ
リ137が活用されるようになっている。また、電源1
35は商用電源用のコンセント138を備えており、周
囲に何らかの家庭用の電源あるいは非常用の電源がある
場合には、これを利用できるようになっている。バッテ
リ137は太陽電池136だけでなく、このような電源
からも必要に応じて充電できるようになっていてもよ
い。
よびサテライト無線基地局106も、電力の供給につい
て第1のサテライト中継無線基地局104と同様の状況
にある場合が多い。そこで、電源の供給に関する回路に
ついても第1のサテライト中継無線基地局104と同様
の配慮がされている。
局システムでは、PHS(PersonalHandyphone Syste
m)の無線プロトコルを使用して無線通信を行う。図1
に示した第1のサテライト中継無線基地局104は、第
Nの無線基地局103Nから制御チャネルの電波を受信
し、無線区間でのスロットタイミングの同期合わせを行
って、下り方向の信号についてその受信すべきスロット
位置を把握する。そして、該当するスロットでの下り制
御チャネルの電波を受信すると同時に、この受信した信
号を受信した周波数と異なった周波数で下り方向に送信
する。これは、PHSで使用されている高速ハンドオー
バの技術と同様に異なった周波数を使用することで高速
処理を可能にするためである。
送信した電波は、サテライト無線基地局105で受信さ
れる。サテライト無線基地局105は受信したタイミン
グでスロットタイミングの同期合わせを行う。そして、
下り方向における受信すべきスロット位置を把握して、
第1のサテライト中継無線基地局104と同様に下り方
向の送信を行う。
サテライト中継無線基地局104、105に下り方向の
送信を行う例を説明したが、第1〜第(N−1)の無線
基地局1031〜103N-1と図示しない下位のサテライ
ト中継無線基地局の間の通信も同様である。これらの場
合にも、第1〜第(N−1)の無線基地局1031〜1
03N-1は、自分自身のスロットタイミングを把握しな
がら、サテライト中継無線基地局(図示せず)に制御チ
ャネルの電波を送信して、サテライトゾーンへの制御チ
ャネルの送信が行われる。
基地局104、105等は自分自身が対応する無線基地
局103およびサテライト無線基地局106に対して、
何番目に中継する中継基地であるかを予め知っている。
また、1つの中継無線基地局での電波の受信から送信ま
での遅延時間は、たとえば25μ秒というようにその基
地局での回路構成で決まってくる値である。各基地局1
04〜106は受信した信号をこれら固有の遅延時間で
次の局に送信する。このため、下り方向の信号の受信タ
イミングによって、上り方向の信号の受信タイミングも
把握することができる。そこで、それぞれのサテライト
中継無線基地局104、105等は、時間的な受信窓す
なわち受信タイミングの時間幅を仮に設定することがで
き、上り方向の受信に備えることができる。そして、実
際に受信が行われたときには、無線区間での伝送遅延も
含めて微調整を行い、最終的な受信窓を決定することに
している。
通話中の1バーストが5m秒で構成される。1バースト
は8個のスロットに割り振られており、このうちの4個
が下り用スロットであり、残りの4個が上り用スロット
である。通常の場合、下り用に第1スロットを使用した
場合には上り用にも第1スロットを使用するように決め
られている。
トを使用して通信を行う場合を例に挙げて、第1の移動
体端末との間の伝送タイミングを表わしたものである。
第Nの無線基地局103Nが下り方向の第1のスロット
S1-1を使用して第1の移動体端末1081に対する信号
を送信したとする。この信号は第Nの無線基地局103
Nから第1のサテライト中継無線基地局104との間の
第1の無線区間141の間を伝送されて第1のサテライ
ト中継無線基地局104で受信される。
これを受信すると共に周波数を変更して、第2のサテラ
イト中継無線基地局105との間の第2の無線区間14
2の間でこれを送信する。第2のサテライト中継無線基
地局105は同様にこれを受信して周波数を変更し、サ
テライト無線基地局106との間の第3の無線区間14
3の間でこれを送信する。サテライト無線基地局106
は同様にこれを受信して周波数を変更し、サテライトゾ
ーン107内の移動体端末1081〜108Mとの間の第
4の無線区間144の間でこれを送信することになる。
このとき、太線の矢印で示したように信号は1バースト
の半分の2.5m秒の区間内で順次遅延して伝送される
ことになる。すなわち各基地局104〜106は下り方
向の信号のビット同期自体はとっているが、受信した信
号を送信するときにスロットに同期させて送信を行って
はおらず、これを遅延されたそのままの状態で、次の区
間に送信している。
第1〜第4の無線区間141〜144を伝送された電波
を受信する第1の移動体端末1081は、通信を直接行
うサテライト無線基地局106を、あたかも第Nの無線
基地局103Nのように認識している。すなわち、第N
の無線基地局103Nから直接、第1のスロットS1-1を
使用して信号が送信されたものと認識している。したが
って、第1の移動体端末1081が上り方向の送信を行
う場合には、通常の通信の場合と同様に上り方向の第1
のスロットを使用して第4の無線区間144に送信を行
う。このとき、図3に示すように受信した信号に対して
送信する信号は1バーストの半分の2.5m秒遅延して
いる。
送信された信号は、サテライト無線基地局106で受信
され、周波数変換されて第2のサテライト中継無線基地
局105に送信される。以下同様に順次固有の遅延時間
で遅延されながら第2のサテライト中継無線基地局10
5から第1のサテライト中継無線基地局104へ、また
第1のサテライト中継無線基地局104から第Nの無線
基地局103Nへと送信される。ただし、第1のサテラ
イト中継無線基地局104は第Nの無線基地局103N
と接続する必要から、第2のサテライト中継無線基地局
105から送られてきた信号が第1のスロットS2-1に
タイミングを合わせて送出するようにしている。これ
は、各中継によって生じた遅延のままで信号を第Nの無
線基地局103Nに向けて送信すると、これが上り方向
の第2のスロットS2-2あるいは第3のスロットS2-3に
食い込んでしまって、接続が成立しなくなるためであ
る。そこで、第1のサテライト中継無線基地局104は
次の第1のスロットS2-1の送出タイミングまで信号を
遅延させて、これを第Nの無線基地局103Nに送出す
ることになる。
して下り方向の送信を行う際には、上り方向の受信を基
にして上り方向の送信を行う処理との同時動作で、周波
数の変更を行い送信する機能を有している。
ライトエリア範囲の状況に応じて、指向性のないアンテ
ナを使用したり、指向性の強いアンテナを使用する等の
アンテナの使い分けを行い、サービスエリアの効率的な
拡大を図っている。一方、第1および第2のサテライト
中継無線基地局104、105は中継距離を伸ばす必要
から指向性の強いアレーアンテナ等のアンテナを備えて
いる。
第Nの無線基地局1031〜103Nと移動体端末108
1〜108Mとの間にサテライト中継無線基地局104、
105やサテライト無線基地局106等のサテライト局
が存在する場合に、それぞれの局で受信した信号の周波
数を変えて送信することにしたので、遅延の少ない信号
による応答性の良い通信が可能になる。
る。この変形例で移動体通信無線基地局システムの構成
は図1に示したものと同一であり、第1のサテライト中
継無線基地局104と、第2のサテライト中継無線基地
局105ならびにサテライト無線基地局106は図2に
示したような構成となっている。そこで、図4で先の実
施例の図1等と同一部分には同一の符号を付しており、
これらの説明を適宜省略する。
ト中継中の無線通信でスロットの有効利用を高める工夫
をしている。第Nの無線基地局103Nと第1の移動体
端末1081との間の通信を例に説明すると、このため
にこれらの間に配置された第1、第2のサテライト中継
無線基地局104、105およびサテライト無線基地局
106が第Nの無線基地局103Nとスロットタイミン
グの同期を図っている。たとえば第1のサテライト中継
無線基地局104は、第Nの無線基地局103 Nから送
られてくる制御チャネルの電波を受信し、無線区間での
スロットタイミングの同期合わせを行って、下り方向の
信号についてその受信すべきスロット位置を把握する。
そして、この下り方向の制御チャネルの該当スロット
(下り方向の第1のスロットS1-1)の受信を行う。受
信したデータについては、図示しない回路部分で受信デ
ータ中に挿入されているCRC(Cyclic Redundancy Ch
eck)ビットを使用してエラーのチェックを行う。エラ
ー無しとされた場合には、次のスロットとしての下り方
向の第2のスロットS1-2のタイミングでこの信号の送
信を行う。
同様に無線区間でのスロットタイミングの同期合わせを
行って、下り方向の信号についてその受信すべきスロッ
ト位置を把握している。そして受信した信号を基にし
て、次のスロットとしての下り方向の第2のスロットS
1-3のタイミングでこの信号の送信を行う。このように
下位の中継局が順次、受信と送信を行い、そのたびに1
つずつタイムスロットをずらして信号の送出を行う。そ
して目的とするサテライトゾーン107をカバーするサ
テライト無線基地局106からサービスのための無線電
波の送信が行われる。
ムでは、サテライト中継無線基地局104、105およ
びサテライト無線基地局106が、自分自身が中継基地
局の上から何番目で下から何番目に位置するかを予め知
っている。そして下り方向のスロット位置からこれに対
応する上り方向の受信信号のスロット位置の推測を行う
ようになっている。また、第1の移動体端末1081か
ら送られてくる制御チャネルの上り信号に対する全スロ
ット受信を行い、上り受信スロットの位置の再確認とタ
イミング調整作業を行うようになっている。
無線基地局106に送られてくる上り方向の信号につい
ては、下り方向と同様に受信してそのデータのチェック
が行われる。そして、1スロットだけずらして第2のサ
テライト中継無線基地局105へ向けて信号が送信され
る。この例では上り方向の第4のスロットS2-4の信号
を受信したので、次のバーストの上り方向の第1のスロ
ットS2-1のタイミングで信号が第2のサテライト中継
無線基地局105に送り出される。以下同様にして順次
スロットが1つずつ、あるいは同一のバーストに先の信
号が存在するような場合には次のバーストまで遅延され
る等の処理が行われて各スロットに同期して信号が上り
方向に送信されていく。
基地局システムの場合には、全スロットを使用して信号
の中継が可能であり、通話回線の有効利用を図ることが
できる。
によれば、交換機側無線基地局からサテライト無線基地
局のサテライトゾーンに存在する移動体端末に下り方向
の信号の送出を行う場合に、途中に中継のために存在す
る中継無線基地局およびサテライト無線基地局が受信し
た信号を無線スロットに同期させることなくそのまま送
信信号に変換して順次送信する一方、移動体端末から上
り方向に送出される信号も、交換機側無線基地局へこの
信号を直接送出する中継無線基地局までは、それぞれの
局が受信した信号を無線スロットに同期させることなく
そのまま送信信号に変換して順次送信することにしたの
で、送受信に生じる遅延時間を大幅に短縮することがで
き、自然な会話やデータ等に対する迅速な応答が可能に
なる。
側無線基地局からサテライト無線基地局のサテライトゾ
ーンに存在する移動体端末に下り方向の信号の送出を行
う場合に、途中に中継のために存在する中継無線基地局
およびサテライト無線基地局がすべて交換機側無線基地
局とサテライト無線基地局の間と同一のスロットタイミ
ングを予め確立し、受信した信号を無線スロット単位
で、送信するスロット位置を最小限の範囲でずらしなが
ら順次送信するので、中継の段数が多くなっても信号の
遅延を最小限にすることができ、自然な会話やデータ等
に対する迅速な応答が可能になる。
イト無線基地局および中継無線基地局のいずれかは、電
源の全部または一部に太陽電池を使用するので、線路の
障害や電圧降下に基づく不具合の発生を心配する必要が
なく、電源供給の信頼性を向上させることができる。
イト無線基地局および中継無線基地局のいずれかは、電
源の全部または一部に商用電源を使用しているので、交
換機から遠く離れた場所であっても、近くに民家があっ
たり送電設備が配置されていればこれを利用することが
でき、設備費用の低減と効率的な電力供給が可能にな
る。
た信号の周波数と送信する信号の周波数を異ならせるこ
とで、発振器の周波数の安定するまでの時間を待機する
必要がなく、信号の迅速な処理が可能になる。
イト無線基地局および中継無線基地局が、指向性の強い
アレーアンテナを使用するので、電波の届く距離を増大
させ、中継に要する設備の低減によるコストダウンを図
ることができるだけでなく、ノイズの軽減にも寄与する
ことになる。
局システムの構成を表わしたシステム構成図である。
線基地局の構成を表わしたブロック図である。
を使用して通信を行う場合における第1の移動体端末と
の間の伝送タイミングを表わした説明図である。
1の移動体端末との間の伝送タイミングを表わした説明
図である。
部を示したシステム構成図である。
したシステム構成図である。
つだけ存在する場合のPHS基地局と移動体端末との通
信の様子を表わした説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 移動体用の交換局に接続され、無線スロ
ット単位で信号の送受信を行う交換機側無線基地局と、 サテライトゾーンとしての所定のエリア内に存在する移
動体端末と無線で通信を行う基地局としてのサテライト
無線基地局と、 前記交換機側無線基地局およびサテライト無線基地局の
間を中継する基地局であって、前記交換機側無線基地局
に送信する場合を除いて、受信した信号を前記無線スロ
ットに同期させることなくそのまま送信信号に変換して
前記移動体端末の方向としての下り方向あるいは前記交
換機側無線基地局の方向としての上り方向に順次送信す
る1または複数の中継無線基地局とを具備することを特
徴とする移動体通信無線基地局システム。 - 【請求項2】 移動体用の交換局に接続され、無線スロ
ット単位で信号の送受信を行う交換機側無線基地局と、 サテライトゾーンとしての所定のエリア内に存在する移
動体端末と前記無線スロット単位で無線で通信を行う基
地局としてのサテライト無線基地局と、 前記交換機側無線基地局およびサテライト無線基地局の
間を中継する基地局であって、前記交換機側無線基地局
とサテライト無線基地局の間と同一のスロットタイミン
グを予め確立し、受信した信号を送信信号に変換して、
送信するスロット位置を最小限の範囲で前記無線スロッ
ト単位でずらしながら前記移動体端末の方向としての下
り方向あるいは前記交換機側無線基地局の方向としての
上り方向に順次送信する1または複数の中継無線基地局
とを具備することを特徴とする移動体通信無線基地局シ
ステム。 - 【請求項3】 前記サテライト無線基地局および中継無
線基地局のいずれかは、電源の全部または一部に太陽電
池を使用していることを特徴とする請求項1または請求
項2記載の移動体通信無線基地局システム。 - 【請求項4】 前記サテライト無線基地局および中継無
線基地局のいずれかは、電源の全部または一部に商用電
源を使用していることを特徴とする請求項1または請求
項2記載の移動体通信無線基地局システム。 - 【請求項5】 前記サテライト無線基地局および中継無
線基地局は、受信した信号の周波数と送信する信号の周
波数が異なっていることを特徴とする請求項1または請
求項2記載の移動体通信無線基地局システム。 - 【請求項6】 前記サテライト無線基地局および中継無
線基地局は、指向性の強いアレーアンテナを使用してい
ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の移動
体通信無線基地局システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001163844A JP3699013B2 (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 移動体通信無線基地局システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001163844A JP3699013B2 (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 移動体通信無線基地局システム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002359590A true JP2002359590A (ja) | 2002-12-13 |
JP3699013B2 JP3699013B2 (ja) | 2005-09-28 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001163844A Expired - Fee Related JP3699013B2 (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 移動体通信無線基地局システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-05-31 JP JP2001163844A patent/JP3699013B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3699013B2 (ja) | 2005-09-28 |
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