JP3018810U - 簡易着脱プラスチックタイル - Google Patents
簡易着脱プラスチックタイルInfo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 歩行頻度が高くても問題のないプラスチック
タイルで、かつケーブル配線が可能である着脱可能な置
き敷きプラスチックタイルを提供することにある。 【構成】 簡易着脱プラスチックタイルは、塩化ビニル
樹脂製等のプラスチックタイルにより形成されている。
この簡易着脱プラスチックタイルは、接地面がマイクロ
ポーラスな連続気泡構造を有する粘着シート状物で構成
されている。
タイルで、かつケーブル配線が可能である着脱可能な置
き敷きプラスチックタイルを提供することにある。 【構成】 簡易着脱プラスチックタイルは、塩化ビニル
樹脂製等のプラスチックタイルにより形成されている。
この簡易着脱プラスチックタイルは、接地面がマイクロ
ポーラスな連続気泡構造を有する粘着シート状物で構成
されている。
Description
【0001】
本考案は簡易着脱プラスチックタイル、特に置き敷き用であって、接着剤を使 用することなしに安易に施工が可能で、かつ必要なときに容易に剥離可能な簡易 着脱プラスチックタイルに関する。
【0002】
現行プラスチックタイルは、施工を実施する場合、酢酸ビニル系、又はエポキ シ系の接着剤を床面に塗工して施工する方式が一般に普及している。 一方、近年OA化の普及に伴い、床面にケ−ブル配線を行うニ−ズが増大して いる。 従って、接着剤での施工を必要とするプラスチックタイルは,OAフロア−に は不適である。 この結果、近年、この分野に置き敷きが可能なタイルカ−ペットにシェヤ−を とられているのが実情である。
【0003】
しかしながら、上記の従来技術には、次のような課題がある。 (1)土足で歩行する頻度の高い通路部分や水廻り箇所等は、汚れがつき易いた め、メインテナンスの面から上述したタイルカーペットでは、問題がある。 (2)近年、商業地域等においても、POSシステムの普及に伴い、床面にケー ブル配線を必要とするケースも増大している。 この分野では、歩行頻度が極めて高いため、本来、上記タイルカーペットの使 用は、不可能である。
【0004】 本考案は、以上の状況からなされたもので、その目的は、歩行頻度が高くても 問題のないプラスチックタイルで、かつケーブル配線が可能である着脱可能な置 き敷きプラスチックタイルを提供することにある。
【0005】
この課題を解決するために、本考案者は、次の処方を考案した。 (1)第1の手段として、剥がす時に簡易に剥がせ、かつ接着剤が床面に残らな いようにするために、タック力(粘着力)の低い粘着剤を採用する。
【0006】 (2)第2の手段として、施工後、タイルのすわりを良くして歩行頻度の高い所 でも固定し易くするために、床面との密着力を上げることに着目した。 即ち、タイルの接地面(裏面)に、マイクロポ−ラスな構造を有するフィルム 、又は不織布等のシ−ト状物を採用し、粘着層をマイクロポーラスな連続気泡構 造を有するものとする。
【0007】 (3)第3の手段として、粘着力の低い粘着剤で比較的高い固着力を得るために 、粘着剤の絶対量を多くする目的で第2の手段のシート状物に一定の厚み(30 〜100μm)を有するものを採用することにより、粘着剤がシート状物の内部 に浸透する状態にする。 この場合、粘着剤は、低粘度のものが望ましい。 以上、3つの手段の組み合わせによる粘着シート状物をプラスチックタイルの 裏面に用いる処方により、上記課題が解決することが判明した。
【0008】
上述したように、マイクロポーラスな連続気泡構造を有する低タック力の粘着 性シート状物をプラスチックタイルの接地面に応用することにより、次のような 効果が得られることが判明した。
【0009】 (1)モルタル床、プラスチック製のフリーアクセス床に、当該タイルを置き敷 きして圧着することにより、極めて固着力の高い接着力が得られた。 特に、水平方向の密着力が高いことから、高度の歩行頻度にも耐え得ることが 判明した。
【0010】 (2)ケーブル配線の変更、補修等のため、部分的にタイルを剥がす必要が生じ た場合、必要箇所のタイルの接地面にヘラを挿入して垂直方向に持ち上げると、 簡単に剥がすことが可能である。 また、剥離後、床面に粘着剤のあとが残らないことも判明した。
【0011】
以下、本考案を実施例により添付図面を参照して詳述する。 図1は、本考案に係る簡易着脱プラスチックタイルの実施例を示す断面図であ る。 図示する実施例では、粘着シートとして高密度発泡ウレタンフィルムを使用し 、簡易着脱プラスチックタイルを、次のようにして、作成する。
【0012】 (1)表材Aの作成 初めに、グラビア印刷により所定の意匠を施した厚さ0.1mm、幅980m mの塩化ビニルシートを用意する。 この用意した塩化ビニルシートの表面(意匠面)に、厚さ0.2mm、幅98 0mmの塩化ビニルクリヤシートを重ね、熱ラミネートすることにより、厚さ0 .3mmのタイル用表材Aを作成する。
【0013】 (2)粘着シートBの作成 次に、マイクロポーラスな連続気泡構造を有する厚さ100μmの高密度発泡 ウレタンフィルムに、ロールコーターでTg50のウレタン樹脂系の低タック粘 着剤(大日本インキ製)を40g/m2 量コーティングし、熱処理後離型フィル ムEを介して捲き上げ連続気泡構造の粘着シートBを作成する。
【0014】 (3)簡易着脱プラスチックタイル用シート(複合シートF)の作成 次いで、塩化ビニルタイルのバッキング材用として、別に配合したコンパウン ドを使用し、カレンダー圧延方式により、厚さ2.5mmのバッキング材Gを作 成する。 この圧延工程中に、先に作成した表材Aを上記バッキング材Gの表面に連続的 に熱ラミネートすることにより、タイル粗材Cを作成する。
【0015】 同時に、同工程において、粘着シートBのウレタンフィルム面(非粘着面)と タイル粗材Cとの間に、ホットメルト接着剤Dを挿入し、熱ラミネートすること により、複合シートFを作成する。
【0016】 (4)粗切り及び裁断 次に、上記(3)の工程で作成した複合シートFを連続的に950mmの長さ に切断して980mm×950mmの粗切りタイルを作成する。 そして、最後に、この粗切りタイルを裁断機にかけることにより、450mm 角の簡易着脱プラスチックタイルを作成する。
【0017】 尚、上記(2)の工程における粘着シートBの作成にあたって、粘着剤を塗工 するシートは、マイクロポーラスな連続気泡構造のもので、かつ耐水性のあるも のであれば、不織布でもよいし、他のフィルムでもよい。
【0018】
以上の処方により作成されたタイルを、離型フィルムEを剥がした後、プラス チック製のフリーアクセス床の上に置き敷きし、足で軽く圧着したところ、強い 密着力を示した。 この場合、特に水平方向には、容易に剥がし難い固着力が得られた。
【0019】 また、歩行テスト後、剥離テストを行ったところ、タイルの接着面にヘラを挿 入して垂直に押し上げると、容易に剥がすことができ、また後に粘着剤が残るこ ともなかった。
【0020】 この結果、商業地域や、歩行頻度の高いオフィスの通路部分等において、床下 にケーブル配線を必要とする場合等には、上記本考案の粘着置き敷きタイルを使 用すれば、汚れに対するメインテナンス上の問題もなくなった。
【0021】 更に、ケーブル配線の補修等の場合は、容易にタイルを剥がして再施工するこ とが可能となった。
【0022】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】 A タイル表材 B 粘着シート C タイル粗材 D ホットメルト接着剤 E 離型フィルム F 複合シート(簡易着脱プラスチックタイル用シー
ト) G バッキング材
ト) G バッキング材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 15/00 101 B 7416−2E
Claims (1)
- 【請求項1】 塩化ビニル樹脂製等のプラスチックタイ
ルにおいて、 接地面がマイクロポーラスな連続気泡構造を有する粘着
シート状物で構成されたことを特徴とする簡易着脱プラ
スチックタイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016357U JP3018810U (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 簡易着脱プラスチックタイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016357U JP3018810U (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 簡易着脱プラスチックタイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3018810U true JP3018810U (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=43154242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994016357U Expired - Lifetime JP3018810U (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 簡易着脱プラスチックタイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3018810U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003321928A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-11-14 | Toli Corp | 床施工用発泡シート、床施工用複合シート及びそれらを用いた床構造の施工方法並びに床構造体 |
JP2004044272A (ja) * | 2002-07-12 | 2004-02-12 | Niidobureen:Kk | プラスチックタイル及びプラスチックタイル敷き床のメインテナンス方法 |
JP2021014759A (ja) * | 2019-07-16 | 2021-02-12 | 大日本印刷株式会社 | 床材、床用材の施工方法、床構造 |
JP2021509630A (ja) * | 2018-01-09 | 2021-04-01 | アイ4エフ・ライセンシング・エヌヴィI4F Licensing Nv | タイル、特にカーペットタイル、およびそのようなタイルから成るカバーリング |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP1994016357U patent/JP3018810U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003321928A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-11-14 | Toli Corp | 床施工用発泡シート、床施工用複合シート及びそれらを用いた床構造の施工方法並びに床構造体 |
JP2004044272A (ja) * | 2002-07-12 | 2004-02-12 | Niidobureen:Kk | プラスチックタイル及びプラスチックタイル敷き床のメインテナンス方法 |
JP2021509630A (ja) * | 2018-01-09 | 2021-04-01 | アイ4エフ・ライセンシング・エヌヴィI4F Licensing Nv | タイル、特にカーペットタイル、およびそのようなタイルから成るカバーリング |
JP2021014759A (ja) * | 2019-07-16 | 2021-02-12 | 大日本印刷株式会社 | 床材、床用材の施工方法、床構造 |
JP7259606B2 (ja) | 2019-07-16 | 2023-04-18 | 大日本印刷株式会社 | 床材、床用材の施工方法、床構造 |
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