JP3018263U - 植物運搬用台車 - Google Patents

植物運搬用台車

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JP3018263U
JP3018263U JP1995004649U JP464995U JP3018263U JP 3018263 U JP3018263 U JP 3018263U JP 1995004649 U JP1995004649 U JP 1995004649U JP 464995 U JP464995 U JP 464995U JP 3018263 U JP3018263 U JP 3018263U
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JP1995004649U
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Inventor
原澤俊
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ハラックス株式会社
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 植物運搬用台車に積載された植物に対し、容
易かつ適正に灌水できるようにする。 【構成】 底面に走行車輪14,15を備えた基台1の
角部に、支柱2が互いに対向する状態で固定され、その
支柱2に高さ調整可能な棚板3が多段状を成して支持さ
れるようにしてある。特に、棚板2に排水口42を設け
た合成樹脂製のトレイ4が設置してある。そして、その
トレイ4の中に育苗ポットなどに植えられた植物を配置
し、その状態でトレイ4中を水で満たすことにより植物
に対して底面から灌水することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、花卉や野菜類などの植物を運搬するのに用いられる植物運搬用台車 に関し、特に積載された植物に対し容易かつ適正な灌水を行えるようにした植物 運搬用台車である。
【0002】
【従来の技術】
従来、花卉や野菜類といった植物の栽培にあって、ポリエチレンなど軟質な合 成樹脂製の育苗ポットが多用されているが、その育苗ポットは一般にカゴトレイ と呼ばれる合成樹脂製のケースに収容された状態で流通されている。
【0003】 例えば、育苗ポットにて生育された花卉などは育苗ポットに植え込まれた状態 のままカゴトレイに収容されるのであって、これを生産者から生花市場を通じて 販売店などへ流通し、その形態のままで店頭販売している。
【0004】 ところが、そのカゴトレイなどに入れた植物は、トラックの荷台に棚を設けて 積載していたので、その積み降ろしに労力と時間を要してしまい作業効率が悪い という問題があった。そこで、近年にあって流通を円滑とし、また店頭販売にお ける省スペース化を図ることなどを目的として、例えば実公平6−26461号 あるいは特開平7−76278号に開示されている花卉運搬用台車の利用が顕著 である。
【0005】 その種の台車は、底面に走行車輪を備えた基台の角部に支柱を互いに対向する 状態で固定し、その支柱に高さ調整可能な棚板が多段状を成して支持されるよう にして成り、その棚板に植物を収容したカゴトレイなどを配置できるようになっ ている。そして、その台車をトラックにて搬送し、販売店などでは台車ごと植物 を陳列して販売できるようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の花卉運搬用台車によれば、積載された植物は多段状 を成す棚板上にあって常時外気に晒されるので土壌の乾燥が非常に速く、それ故 に灌水を絶えず行わなければならないという煩わしさがあった。
【0007】 特に、その灌水はジョウロなどを用いて植物の上から行っているのであって、 下段側の棚板に配置されている植物は上段側の棚板が障害となって灌水が思うよ うにできず、また上面灌水であるがために花や葉に水が付着して傷んでしまった り、飛散した水で周囲を汚してしまうなどの欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記事情に鑑み、台車に積載された植物に対して容易に潅水が行え、 且つ潅水による植物などへの悪影響を無くすることを主たる目的とするものであ り、その手段として、底面に走行車輪を備えた基台の角部に支柱を互いに対向す る状態で固定し、その支柱に高さ調整可能な棚板が多段状を成して支持されるよ うにした植物運搬用台車において、前記棚板に所要量の貯水が可能な灌水用のト レイを設置したことを特徴とする植物運搬用台車を提供するものである。
【0009】 特に、好適な態様として、トレイの底面に止栓にて開閉される排水口を設け、 またそのトレイを合成樹脂製としている。
【0010】 一方、他の手段として、底面に走行車輪を備えた基台の角部に支柱を互いに対 向する状態で固定し、その支柱に高さ調整可能な棚板が多段状を成して支持され るようにした植物運搬用台車において、栓部材にて開閉される排水孔を設けた底 板と、この底板の周囲に形成され且つ前後端面に鉤状金具が突設された周壁とに より棚板を構成し、この棚板の中に所要量の貯水を可能としたことを特徴とする 植物運搬用台車を提供するものである。
【0011】
【作用】 請求項1の考案によれば、植物を入れたカゴトレイなどを棚板に設置されたト レイの中に配置し、その状態のトレイ中に注水することにより、植物が植えてあ る育苗ポットなどの底面から灌水することができる。このため、植物に対する灌 水が容易であり、各棚板に配置されている植物に一様な灌水ができる。特に、植 物の葉や花に水が付着することはなく、葉や花の傷みを防止することができる。
【0012】 また、排水口の開放を以ってトレイ中の水を素早く外部に排出することができ るので、灌水の過剰による根腐れなどを防ぎ得る。
【0013】 更に、トレイを合成樹脂製とすることにより、軽量化と材料費の低減を図れ、 また耐食性を向上することができる。
【0014】 一方、請求項4の考案によれば、棚板における底板上に育苗ポットなどに植え られた植物を配置し、そこに注水することにより育苗ポットなどの底面から灌水 することができる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図1は本考案に係わる植 物運搬用台車の斜視概略図を示す。図中、1は基台、2は支柱、3は棚板であり 、基台1の角部には4つの支柱2,・・・が互いに対向する状態で固定され、そ の支柱2,・・・には棚板3,・・・が多段状を成して支持されるようになって いる。特に、最下段にある基台1を含め、棚板2,・・・には潅水用のトレイ4 ,・・・が嵌合する状態に設置されるようにしてある。
【0016】 基台1は、アルミニウム製の角パイプを結合せしめて成る枠体12の下面に、 走行車輪14,15を固定することにより構成してある。取り分け、一方の走行 車輪14は固定輪、他方の走行車輪15は旋回自在輪とされており、台車の小回 り性と直進性とが得られるようにしてある。
【0017】 また、支柱2はコの字形状の断面をもつアルミニウム製であって、前述の如く 基台1の角部に互いに対向する状態で固定してある。特に、その対向面には一定 の間隔で係止孔23,・・・が開口してあり、それら係止孔23,・・・にて棚 板3,・・・を支持できるようにしてある。
【0018】 その棚板3は、アルミニウム製の角パイプを結合せしめて成る枠体31をベー スとし、それぞれ支柱2における係止孔23の間隔を以って高さ調整可能とされ ている。
【0019】 図2に示すように、棚板3には鉤状を呈するフック33が突設されており、そ のフック33と支柱2における係止孔23の係合を以って棚板3が支柱2に対し て多段状に支持されるようになっている。なお、係止孔23は長孔状であり、そ の係止孔23の上部側にて棚板3を支柱から離脱することができ、また下部側に て棚板3を支柱2に対し水平状を成して堅固に固定することができる。
【0020】 次に、図3で明確にしているように、支柱2は基台1に固着される固定ガイド 21と、この固定ガイド21に嵌合される長杆22とにより構成してあって、所 定の範囲内にて伸縮できるようにしてある。すなわち、固定ガイド21には調整 ネジ24にて固定される座板25が摺動自在に設けられており、その座板25に て長杆22の下端が支持されるようにしてある。このため、調整ネジ24を以っ て座板25の固定位置を変えることにより支柱2を伸縮させることができる。な お、支柱として一本の型材を用いるようにしても構わない。
【0021】 次に、図4は棚板3とトレイ4を分離した状態を示す。棚板3において枠体3 1の下面にはアルミ板などから成る複数のリブ32,・・・が固定されており、 また枠体31の長手方向における端面には、前述のフック33がそれぞれ2つず つ突設してある。
【0022】 一方、トレイ4は凹字形状の断面をもつ合成樹脂製の容器であって、その中に 所要量の水を蓄え得るようにしてある。特に、トレイ4の底面には止栓41にて 開閉される排水口42が設けてあって、その排水口42の開放を以ってトレイ4 中に蓄えられた水を外部に排出できるようにしてある。そして、このトレイ4は 棚板3における枠体31の中に嵌合され、このときトレイ4の底面がリブ32, ・・・にて支持されるようにしてある。なお、止栓41はチェーン43を以って トレイ4の所要箇所に連結してある。
【0023】 次に、図5に使用状態にある棚板3の断面を示す。図中、Pは花卉などが植え てある育苗ポット、Tはその育苗ポットPを収容しているカゴトレイであって、 トレイ4の中には適当数のカゴトレイTを配置できるようになっている。
【0024】 特に、この図で明確にしているように、トレイ4の底面に設けた排水口42は 下部側に突出されており、ここにゴムホースなど排水用の可撓性配管Rを接続で きるようにしてある。なお、その可撓性配管Rは支柱などに沿って台車の下部へ 導かれるのであって、トレイ4中の水を円滑に排出できるようになっている。
【0025】 なお、トレイ4中に水を満たすことにより、カゴトレイTを通じて育苗ポット Pの底面から植物に対して灌水(底面灌水)が成されるのであって、台車に積載 された植物に対する灌水と、その排水を容易に行うことができる。
【0026】 次に、本考案の他の実施例として、図6に棚板5の斜視図を示す。この棚板5 は、栓部材51にて開閉される排水孔52を設けた底板53と、この底板53の 周囲に形成された周壁54とにより構成してある。特に、周壁54の前後端面に は鉤状金具55を突設している。そして、この棚板5は図1に示す支柱2の係止 孔23と鉤状金具55の係合を以って多段状に支持され、高さ調整可能となって いる。
【0027】 また、棚板5の中には所要量の水を蓄えることができ、その棚板5における底 板53上には、上記実施例のようにカゴトレイなどを配置できるようになってい る。なお、底板53と周壁54とはアルミ板などをプレス加工にて一体成形する か、あるいはアルミニウム製の角パイプなどにて周壁54を形成する一方、その 下面にアルミ板などで成形した底板53を固着することなどにて構成することが できる。
【0028】
【考案の効果】
本考案によれば、底面に走行車輪を備えた基台の角部に支柱を互いに対向する 状態で固定し、その支柱に高さ調整可能な棚板が多段状を成して支持されるよう にした植物運搬用台車にあって、前記棚板に所要量の貯水が可能な灌水用のトレ イを設置しているので、育苗ポットなどに植えてある植物をトレイ中に配置し、 そのトレイ中を水で満たすことにより、積載された植物に対して底面から灌水す ることができる。このため、灌水時にあって植物の葉や花に水が付着するのを防 止できるので、それによる植物の傷みを防げるという格別な効果を得る。特に、 トレイ中に注水を行うことで植物に対する灌水が成されるので、灌水作業が容易 であって、各段の植物に対して一様に灌水することができる。
【0029】 また、トレイの底面に止栓にて開閉される排水口を設けることにより、トレイ の排水を容易かつ迅速に行うことができる。このため、灌水の時間などを適正に 管理でき、灌水の過剰による根腐れなどを防ぐことができる。
【0030】 また、そのトレイを合成樹脂製とすることにより、軽量化とコストの低減を図 ることができ、同時にトレイの耐食性を向上できるという効果を得る。
【0031】 一方、栓部材にて開閉される排水孔を設けた底板と、この底板の周囲に形成さ れ且つ前後端面に鉤状金具が突設された周壁とにより棚板を構成したことにより 、その棚板の中に配置された植物に対し、底面から灌水することができるという 同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる植物運搬用台車の一例を示す斜
視概略図
【図2】その植物運搬用台車における棚板の設置状態を
示す部分拡大図
【図3】その植物運搬用台車の一部を破断した状態を示
す部分拡大図
【図4】棚板とトレイを分離した状態を示す斜視図
【図5】使用例を示す棚板の断面図
【図6】本考案の他の実施例を示す棚板の斜視図
【符号の説明】
1 基台 12 枠体 14,15 走行車輪 2 支柱 21 固定ガイド 22 長杆 23 係止孔 3,5 棚板 4 トレイ 41 止栓 42 排水口 51 栓部材 52 排水孔 53 底板 54 周壁 55 鉤状金具

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に走行車輪を備えた基台の角部に支
    柱を互いに対向する状態で固定し、その支柱に高さ調整
    可能な棚板が多段状を成して支持されるようにした植物
    運搬用台車において、前記棚板に所要量の貯水が可能な
    灌水用のトレイを設置したことを特徴とする植物運搬用
    台車。
  2. 【請求項2】 トレイの底面に止栓にて開閉される排水
    口が設けられている請求項1記載の植物運搬用台車。
  3. 【請求項3】 トレイは合成樹脂製である請求項1記載
    の植物運搬用台車。
  4. 【請求項4】 底面に走行車輪を備えた基台の角部に支
    柱を互いに対向する状態で固定し、その支柱に高さ調整
    可能な棚板が多段状を成して支持されるようにした植物
    運搬用台車において、栓部材にて開閉される排水孔を設
    けた底板と、この底板の周囲に形成され且つ前後端面に
    鉤状金具が突設された周壁とにより棚板を構成し、この
    棚板の中に所要量の貯水を可能としたことを特徴とする
    植物運搬用台車。
JP1995004649U 1995-05-17 1995-05-17 植物運搬用台車 Expired - Lifetime JP3018263U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019018834A (ja) * 2017-07-18 2019-02-07 幸雄 星野 介助運搬車
CN113120047A (zh) * 2021-03-03 2021-07-16 潍坊郭牌农业科技有限公司 一种可定量运输西瓜苗的移动装置及其实施方法

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