JP3018120U - ロック機構を備えた首振りラチェットレンチ - Google Patents

ロック機構を備えた首振りラチェットレンチ

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JP3018120U
JP3018120U JP1995004600U JP460095U JP3018120U JP 3018120 U JP3018120 U JP 3018120U JP 1995004600 U JP1995004600 U JP 1995004600U JP 460095 U JP460095 U JP 460095U JP 3018120 U JP3018120 U JP 3018120U
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JP
Japan
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fitting
handle
spherical body
head
tooth portion
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Application number
JP1995004600U
Other languages
English (en)
Inventor
山下昭一朗
Original Assignee
株式会社山下工業研究所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体頭部とハンドルの角度設定と、固定を簡
単に行うことである。 【構成】 ラチェット機構を備えた頭部2の基部側に設
けた嵌合片2aと、前記嵌合片2aを嵌める嵌合凹部3
aを設けたハンドル3を軸19により揺動可能に軸支す
ると共に、前記嵌合片2aの端面は歯部18を設けて球
面に成形し、更に、前記嵌合凹部3a側には、ハンドル
3の中央線に沿って前記歯部18に係脱させる球体20
を嵌める横孔21を穿つと共に、この横孔21に直交さ
せて横孔21に連絡させた挿入孔22を穿ち、この挿入
孔22内には、球体20と対応させて、球体20を押出
す切欠した凹面24bと、この凹面24bの一部に球体
20を逃す没入凹部24cを設けたロックピン24をス
プリング23を付勢して挿入して構成し、前記ロックピ
ン24の移動で球体20を歯部18に係合させて固定
し、また、球体20を没入凹部24に嵌めて逃すことで
歯部18との係合を解除するようにした構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラチェット頭部と、これに連結するハンドルからなるラチェットレ ンチにおける、ロック機構を備えた首振りラチェットレンチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のラチェットレンチにおいては、図1に示すように、ラチェット機構を内 蔵した頭部aと、この頭部aからの突出嵌合片bを嵌めて軸cで軸支する嵌合凹 部dを、先端部に設けたハンドルeでラチェットレンチfは構成され、前記嵌合 片bの端面には弧状にした歯部gを設けて、ハンドル嵌合凹部d側に設けた横孔 hに挿入したピンiをスプリングjで歯部gに向けて進退可能にして頭部aを自 由な角度にする首振りラチェットレンチがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来用いられている首振りラチェットレンチでは、頭部に角度をもたせて ハンドルを位置させた場合、ハンドルでトルクをあたえると、トルクが大きい場 合は、ハンドルが平行にトルクが伝えられないために、頭部とハンドルはスプリ ングを付勢させたピンで係止されたのみで固定されていないので変化する。その ため危険である。特に高所の作業では最も危険性が高く、改良が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は斯様な実情に鑑み、この課題に対処するために創案し改良したもので ある。
【0005】 外周に連続させたラチェット歯部を設けた回転子と、前記ラチェット歯部に対 向させて、切換カム体を間にした一対の係合爪体を配して内蔵したラチェット機 構を備えた頭部を有し、更にこの頭部の一端に歯部を設けて弧状にして突出させ た嵌合片を、ハンドルの先端に設けた嵌合凹部内で軸支したラチェットレンチに おいて、前記ハンドルの嵌合凹部内には、前記頭部嵌合片の歯部と対応する中心 線上に、歯部と係脱する球体を嵌める横孔を穿つと共に、嵌合凹部の近傍に横孔 に連絡させた直交する挿入孔を貫通して設け、この挿入孔に、前記球体と対応す る腹部に、球体を押出す切欠した凹面と、凹面の一部に球体を逃す没入凹部を設 けたロックピンを挿入して設けたことを特徴としたロック機構を備えたもので、 簡単に角度位置の設定と、頭部とハンドルの固定を行うことを目的に提供するも のである。
【0006】
【作用】
本考案は、従動側に回転子7と一体の角軸7cを挿込み、回転を伝える時ハン ドル3の使用は、場所に応じて角度を必要とする場合が生ずる。この場合にはハ ンドル3側に設けた挿入孔22に挿込まれたロックピン24をスプリング23に 抗して押し、球体20と歯部18の係合状態にある球体20を凹面24bを移動 して、凹面24bに設けた没入凹部24cと球体20と一致するまでロックピン 24を押し、球体20と没入凹部24cと一致させると、球体20の歯部18と の係合は解除されハンドル3は軸19を中心に自由角度位置に調整することがで き、位置が調整できると、ロックピン24の押圧を解除すると、ロックピン24 はスプリングの反発作用で押上げられ、没入凹部24c内に逃れて位置した球体 20はロックピン24の押上げで球体20は凹面24bに移り、押出され、対応 する歯部と係合し、球体20によって歯部18はロック状態となって固定されハ ンドル3の操作でトルクは伝えられることになる。すなわちロックピン24の操 作で頭部2とハンドル3の固定解除は簡単に容易に行われることになる。
【0007】
【実施例】
図は、本考案に係るロック機構を備えた首振りラチェットレンチの一実施例を 示したもので、以下図2〜図4に基づいて具体的に説明する。
【0008】 1は頭部2とハンドル3で構成した本体で、この本体1の頭部2は、内部を連 続させた二つの環状部4,5からなる略繭状の凹部6に成形し、この一方の環状 部4側には、外周に連続させたラチェット歯部7aと上下に軸受部7b,7bと なる段部を有し、更に、一方の軸受部7bには一体に延出させた角軸7cを有す る回転子7を嵌めると共に、前記一方の軸受部7bを嵌める軸孔8を穿設し、ま た回転子7の他方の軸受部7bは、前記軸孔8と対応させた、前記凹部6を覆う カバー9に穿った軸孔10に嵌めて回転子7を回動可能に支承している。更に凹 部6の他方の環状部5内には、前記ラチェット歯部7aに係離させる一対の板状 細長片からなる係合爪体11,11を切換カム体12を間に対向させ定置させ、 更に各係合爪体11,11の先端には、ラチェット歯部7aに係離させる爪部T ,Taを2ヵ所に形成し、また基端側は、環状部5の凹部6の内壁に間隔をおい て設け、かつ前記凹部6内と一部を連絡させた嵌合孔13,13に嵌まってホー ルドされる弧面14に形成し、この弧面14は、前記嵌合孔13,13に嵌めた とき離脱しないように半分以上が弧面ととなるようにしてある。
【0009】 また、前記係合爪体11,11には、頭部2の中心線上に向けたスプリング1 5,15を付勢させて設けてある。
【0010】 前記係合爪体11,11の間に位置させた前記切換カム体12は、頭部2の中 心線上に設け軸孔16を通して回動可能な軸12aを設け、更に、この軸12a には操作レバー17を取付け、操作レバー17の回動で係合爪体11,11の切 換を行うようにしてある。操作レバー17は、回動する範囲を規制する構成を設 けてある。
【0011】 本体1の前記頭部2には、ハンドル3と接続する基部側に、ハンドル先端に設 けた嵌合凹部3aに嵌合させる突出させた嵌合片2aを設け、この嵌合片2aの 端面は弧状とした面に或いは球面に歯部18が連設されて、前記嵌合凹部3a内 で軸19により軸支されて接続連結してある。
【0012】 また、ハンドル3の嵌合凹部3aには、長手方向中心線上に歯部18と係脱す る球体20を嵌める横孔21を嵌合凹部3a側から穿つと共に、嵌合凹部3aに 近接して横孔21に連通させた縦方向の挿入孔22を穿ってある。
【0013】 挿通孔22は貫通させると共に、挿入側の一端には、僅かに径を大きくしたス プリング23、受部22aを形成してある。挿入孔22には、上端に頭部24a と、前記横孔21と対応する中央部の腹部に、切欠による凹面24bを成形し、 更に、この凹面24aには一部に横孔21に嵌めた前記球体20を逃すための没 入凹部24cを形成したロックピン24を挿入して設け、ロックピン24の没入 凹部24cに球体20を対応させ逃した時球体20と歯部18との係合の解除を 行い、凹面24aによって球体20を押出し、球体20が歯部18との係合状態 で本体1の頭部2を固定するようにしてある。
【0014】 前記ロックピン24と頭部24aと受部22aの間には、ロックピン24の押 上げ方向に付勢させた前記スプリング23を介装し、通常ロックピン24は、ス プリング23の作用で押上げられている。この状態ではロックピン24は、球体 20がロックピン24の切欠による凹面24bの端縁により係止され離脱が防止 されている。
【0015】
【考案の効果】
本考案は上述のように、ラチェット機構を備えた頭部とハンドルを軸により接 続させてなるラチェットレンチにおいて、ハンドルの先端側に設けた頭部との接 続する嵌合凹部内には、頭部の接続側に突出させて設けた嵌合片の端部に設けた 歯部と対応させた中心線上に、歯部と係脱する球体を嵌める横孔を穿つと共に、 嵌合凹部の近傍に、横孔に連絡させた直交させた挿入孔を貫通して設け、この挿 入孔に前記球体と対応させた腹部に、球面を押出す切欠した凹面と、凹面の一部 に球体を逃す没入凹部を設けたロックピンを挿入したことで、ロックピンに設け た切欠凹面と、凹面の一部に設けた球体を嵌めて逃す没入凹部を設けたことで、 ロックピンの移動させる操作で、球体によって、ハンドルと頭部の接続部に設け た頭部側の嵌合片に設けた歯部との係合解除が簡単にでき、従って頭部とハンド ルとの角度位置の設定及び固定状態が容易にでき、かつ便利である効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の首振りラチェットレンチの一部を断面し
た平面図である。
【図2】本考案によるロック機構を備えた首振りラチェ
ットレンチの一実施例を示し一部断面の平面図である。
【図3】図2のX−X線の縦断側面図である。
【図4】ロックピンの斜視図である。
【符号の説明】
1 本体 2 頭部 2a 嵌合片 3 ハンドル 3a 嵌合凹部 4,5 環状部 6 凹部 7 回転子 7a ラチェット歯部 7b 軸受部 7c 角軸 8,10,16 軸孔 9 カバー 11 係合爪体 12 切換カム体 12a 軸 13 嵌合孔 14 弧面 15,23 スプリング 17 操作レバー 18 歯部 19 軸 20 球体 21 横孔 22 挿入孔 22a 受部 24 ロックピン 24a 頭部 24b 凹面 24c 没入凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に連続させたラチェット歯部を設け
    た回転子と、前記ラチェット歯部に対向させて、切換カ
    ム体を間にした一対の係合爪体を配して内蔵したラチェ
    ット機構を備えた頭部を有し、更にこの頭部の一端に歯
    部を設けて弧状にして突出させた嵌合片を、ハンドルの
    先端に設けた嵌合凹部内で軸支したラチェットレンチに
    おいて、前記ハンドルの嵌合凹部内には、前記頭部嵌合
    片の歯部と対応する中心線上に、歯部と係脱する球体を
    嵌める横孔を穿つと共に、嵌合凹部の近傍に横孔に連絡
    させた直交する挿入孔を貫通して設け、この挿入孔に、
    前記球体と対応する腹部に、球体を押出す切欠した凹面
    と、凹面の一部に球体を逃す没入凹部を設けたロックピ
    ンを挿入して設けたことを特徴としたロック機構を備え
    た首振りラチェットレンチ。
JP1995004600U 1995-05-16 1995-05-16 ロック機構を備えた首振りラチェットレンチ Expired - Lifetime JP3018120U (ja)

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