JP3017309B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP3017309B2 JP3093747A JP9374791A JP3017309B2 JP 3017309 B2 JP3017309 B2 JP 3017309B2 JP 3093747 A JP3093747 A JP 3093747A JP 9374791 A JP9374791 A JP 9374791A JP 3017309 B2 JP3017309 B2 JP 3017309B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、画像読取装置に関し、より詳細
には、画像読み取りスキャナーにおけるフレア光低減、
SN比向上、および階調性向上等の機能を有する画像読
取装置に関する。
【0002】
【従来技術】画像読取装置は、原稿の画像情報を空間伝
達し、伝達された光信号を電気信号に変換するものであ
る。このために原稿を照明するための照明光源、照明し
た原稿の画像情報を空間伝達するための結像素子、結像
素子の光情報を光電変換するセンサを主構成要素として
ハウジング内に保持され一体構成されている。
【0003】図6(a),(b)は、従来のラインスキ
ャナ用の照明光源を説明するための図で、図6(a)は
従来のラインスキャナ用の照明用光源の長手方向に直交
する断面図、図6(b)は発光拡散特性を示す。図中、
20は基板、21はLED(発光ダイオード)チップ、
22は樹脂部材である。LEDチップ21は、LEDを
アレイ状に配設したLEDアレイ状光源である。ここで
LEDチップ21は、図示の如く樹脂部材22等で封止
されたものや、LEDチップ21そのものをむきだしに
したものを配列したものがある。樹脂部材22に曲率面
形状を持たせ、LEDの発光拡散特性をやや指向性を持
たせてはある。しかし、LEDチップ21は、基板20
と垂直な方向OY軸上において発光光量I0は最大とな
るが、発光角度方向θが直角でない方向の発光光量Iも
大きく、必要な照明位置以外を照明する光束が少なから
ず存在し、発光光源の照明光束への有効利用をしていな
かった。
【0004】図7は、本発明が適用される画像読取装置
の従来例を示す図で、図中、23はハウジング、24は
原稿、25は原稿保持部材、26は照明光源、27は結
像素子、28は基板、29はセンサエレメント、30は
駆動回路、31は押えローラーである。
【0005】図示において、画像読取装置は、コンタク
トガラス等の原稿保持部材25の位置で開口するハウジ
ング23内に照明光源26、結像素子27、センサエレ
メント29を一体的に配設したものである。原稿24
は、押えローラ31と原稿保持部材25との間に挿入さ
れ、矢印N方向に回転する押えローラ31により搬送さ
れる。搬送された原稿24は、照明光源26により照明
され、原稿24の画像情報は、読み取り位置Rにおい
て、光の濃度の情報として結像素子27により空間伝達
される。伝達された光の強弱を、光電変換素子等からな
るセンサエレメント29により電気的出力として情報を
読み取っている。ここで、結像素子(結像光学系)28
としては、ロッドレンズアレイや、ルーフミラーレンズ
アレイなどの等倍結像素子などが用いられる。センサエ
レメント29の光電変換素子としては、チャージカップ
リングデバイス(CCD)などのラインセンサーが用い
られる。また、照明光源26としては、LEDアレイ状
光源、蛍光灯、あるいはキセノン管などが用いられてい
る。また、必要に応じて、原稿保持部材25として、平
板ガラス状のコンタクトガラスなどが用いられる。
【0006】図8は、原稿面上、副走査方向の光量の分
布を示す図で、照明光源26は、読み取り位置R以外に
おいても照明していることを示している。このため、図
7に図示した照明光源26のPやQのような光束のよう
にセンサエレメント29の読み取り位置R以外の原稿2
4面上からの反射光が、画像読取装置内で迷光となって
センサエレメント29上に到達し、有効な情報信号に対
するノイズとして取り込まれてしまう。この光は、一般
にフレア光となって、原稿が黒、あるいは、ない場合の
グランドレベルを持ち上げてしまい、SN比の低下や階
調性の低下などの画像読取装置の性能を落す原因とな
る。さらに、読み取り品質の低下となってあらわれる。
【0007】ここで、従来の画像読取装置では、フレア
光が読み取り信号にどのように影響するかを説明する。
図9、図10、図11は従来の画像読取装置における画
像反射光と、読み取り信号との関係を示す図で、各々、
図(a)は、画像信号の形状をあらわし、主走査方向を
横軸に、白画像の各種パターンの反射強度を縦軸に示
し、図(b)は、対応する図における図(a)の画像信
号を受光して光電変換したセンサエレメント29の出力
信号波形をあらわし、主走査方向を横軸に、信号出力を
縦軸に示している。
【0008】いま、図9(a)に示すような矩形波状の
反射特性を示す白部分を、従来構成の画像読取装置で読
み取った場合、読み取り信号は、図9(b)のようにな
った一定レベルIの出力とする。このとき、図10
(a)に示すような反射強度の揃った断続波の反射特性
を示すパターンでは、本来なら、光学系の周波数特性に
応じた解像力低下の影響を受けて、図10(b)に示す
ような信号出力レベルI,I,Iをもったパターン
になるはずである。しかしながら、従来の画像読取装置
では、照明光が読み取りライン以外のところで反射した
光や、ハウジング内にある他の構成部品で反射して結像
素子20内に入り込み、有効光束とはならない迷光とな
ってセンサエレメント29上に達し、図10(c)に示
すように、読み取られる信号レベルが、図10(b)の
信号出力I,I,Iに対して、ある一定の量Vだけ
持ち上がってしまう現象を生じる。持ち上がるレベルが
常に一定であれば、この量を補正することが可能である
が、図11(a)に示すように、図10(a)の白黒パ
ターン形状は同一のものであっても、周りの白部分の割
現が異なる場合、信号出力は図11(b)のようにな
り、持ち上がり量Vがこの割合によって変化し、変化し
た持ち上り量V′(V′V)となってしまう。実際の
文章などの原稿情報は、1ラインごとに白黒の割合は変
化しており、1ラインごとの白黒パターンによって補正
する手段を備えない読取装置にあっては、白レベルの出
力変化となってあらわれ、解像力の低下や、SN比の低
下、さらに、階調性の再現性に乏しくなる。
【0009】また、実開平1−179658号公報「画
像読み取り装置」には、受光素子とレンズ系および光源
等の構成部品を保持するケース部の原稿面を除く内面を
鏡面としたことを特徴とした画像読取装置が開示されて
いるが、この手段によると、光源の正反射光が結像素子
に直接入り込み、有効光束以外の光量が迷光となって受
光素子(センサー)面上に到達する。これがフレア光と
なり、画像読取装置のSN比低下をもたらす。
【0010】
【目的】本発明は、上述の問題点に鑑みなされたもの
で、センサエレメント(ラインセンサー)用照明光源の
照明効率の向上をはかること、また、画像読取品質の向
上をはかること、さらに画像読取装置の原稿面の照明方
法及び読取方法の改善によって、フレア光の低減を図る
ようにした画像読取装置を提供することを目的としてな
されたものである。
【0011】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、原稿面
を照明するための照明光源と、原稿を保持する透明部材
で構成された原稿保持部材と、結像素子と、原稿面上の
光情報を、前記結像素子によって空間伝達し、像形成さ
れた前記原稿面の光情報を電気信号に変換する光電変換
素子を有するセンサと、前記各要素を一体化保持するハ
ウジング部材とで構した画像読取装置において、前記
照明光源と原稿面との間に照明光束を集光する平板状集
光素子を有し、該平板状集光素子が前記透明部材で構成
された原稿保持部材の面上に、複製により作成されてい
ことを特徴としたものである。以下、本発明の実施例
に基づいて説明する。
【0012】図1は、本発明の画像読取装置の一実施例
を説明するための構成図で、図中、1は原稿、2は原稿
保持部材、3は照明光源、4は平板状集光素子である一
方向集光型フレネルレンズ、5は等倍結合素子、6はセ
ンサエレメントである。
【0013】図示の画像読取装置は、LED(発光ダイ
オード)をアレイ状に配設した照明光源3と、長手方向
に直行する方向のみしか回折能力をもたない一方向集束
型フレネルレンズ4と、該一方向集束型フレネルレンズ
4を一体形成された原稿保持部材(図示ではコンタクト
ガラス)2と、原稿面上の情報を空間伝達する等倍結像
素子5と、該等倍結像素子5により像形成された原稿面
上の光強度情報を、電気的な情報に光電変換するセンサ
エレメント6および、これらを一体化保持するハウジン
グ部材(図示せず)によって構成される。
【0014】図2は、一方向集束型フレネルレンズ4を
一体化した原稿保持部材2を示す斜視図である。前記原
稿保持部材2に対して照明光源3から発光される照明光
の最高の光量となる光軸は、光軸が原稿読み取り位置R
を通るように選ばれる。一方向集束型フレネルレンズ4
は、面に垂直な光軸上に焦点を結ぶので、該一方向集束
型フレネルレンズ4は原稿保持部材2に対して照明光源
3の光軸に応じた所定の角度(例えば45°)をもって
一体に形成されている。このため、一方向集光型フレネ
ルレンズ4は、原稿保持部材2と同一の屈折率をもつガ
ラス等の部材を介して原稿保持部材2に固着されてお
り、図2の外形をなしている。
【0015】照明光源3は、前記LED以外に蛍光灯
や、キセノン管などの照明光源でもよい。また、樹脂封
止したLEDチップを配列したLED光源などでも良
い。この様な構成によって、照明光源3(LED光源)
から発せられた光束は、図1の図中の光線追跡図に示す
ように、所望の照明位置Rの近傍に集光して照明するた
めに、従来広がっていた光束の光強度より大きな強度と
なり照明光源の実質的な明るさ向上となる。図4は、一
方向集束型フレネルレンズを用いた場合の光量を示す図
で、読取位置Rにおいて最大光量をもっており、副走査
方向に読取位置Rから僅かに離れると急激に光量が減
じ、図8に示した従来の特性と比較して、著しい照明効
果の改善がなされたことを示す。
【0016】図3は、本発明の画像読取装置の他の実施
例を示す図で、図中、8は平板状集光素子である回折格
子で、その他図1と等しい作用をする部分には同一の符
号を付している。回折格子8は原稿保持部材2に対し
て、主走査方向(紙面に垂直な方向)に多数の溝を刻
み、各溝からの回折光相互の干渉によりスペクトルが得
られるようにするものである。図示の如く原稿保持部材
(コンタクトガラス)2を透過する透過型とすることに
より原稿保持部材2と回折格子8とを一体的に構成する
ことができる。図示のものは、必要な照明位置を集光で
きるように回折格子を設定した例である。照明光源3で
ある例えば、LEDなどのレイアウトは、図1のように
45度から方向のみならず、回折格子8の選定で原稿保
持部材(コンタクトガラス)2と平行にすることも可能
である。
【0017】また、次に述べる複製方法を採用すること
で平板型集光素子を作成しても良い。図5は、平板型集
光素子の作成の順序を示す図で、図中、10は基板、1
1はレジスト、12は物体光束、13は参照光束、14
はマスター、15は原盤、16は光感光性樹脂、17は
透明基板、18は平板型集光素子である。
【0018】以下、図の順に従って複製法による平板型
集光素子の作成方法を示す。平板基板10上に露光波
長に見合ったフォトレジスト11を均一に塗布する。
この基板10上に照明光源3となる物体光12と参照光
13との2光束干渉法によって、基板10上に光の強弱
の干渉縞を作成する。現像、定着を経て平板型集光素
子18を作成しマスター14とする。この一方向集束
型フレネルレンズをマスター14として電鋳法と呼ばれ
るニッケル(Ni)などの電着によって原盤15を作成
する。この原盤15から光感光性樹脂16や、熱硬化
性樹脂、自然硬化性樹脂などの液状物質を用いて透明基
板17上に転写する。剥離し平板型集光素子18を作
成する。この様な作成方法を採用することで、従来の読
取装置に使用されてる原稿保持部材3であるコンタクト
ガラスに直接複製することによって、一体化も容易に可
能となる。
【0019】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と以下のような効果がある。 (1)発光光源の光量を有効に照明用に利用できる。 (2)また、従来迷光となる原稿保持部材からの反射光
などを防ぎ、必要照明光としてとりこめることが可能と
なる。したがって、必要な読取位置以外の照明光を極力
抑えることができるので、原稿面の正反射光が二次光源
になり、光源以外の画像読取装置構成部品に反射し迷光
となることを防ぎ、スキャナーとしてのSN比の向上、
階調性の向上となって、より高品位、高信頼性に対応で
きる画像読取装置を実現できる。 (3)回折格子を用いることで、照明光源のレイアウト
の自由度が大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像読取装置の一実施例を説明する
ための構成図である。
【図2】 一方向集束型フレネルレンズを一体化した原
稿保持部材を示す斜視図である。
【図3】 本発明の画像読取装置の他の実施例を示す図
である。
【図4】 一方向集束型フレネルレンズを用いた場合の
光量を示す図である。
【図5】 平板型集光素子の作成の順序を示す図であ
る。
【図6】 従来のラインスキャナ用の照明光源を説明す
るための図である。
【図7】 本発明が適用される画像読取装置の従来例を
示す図である。
【図8】 原稿面上の副走査方向の光量の分布を示す図
である。
【図9】 従来の画像読取装置における画像反射光と読
み取り信号との関係を示す図である。
【図10】 従来の画像読取装置における画像反射光と
読み取り信号との関係を示す図である。
【図11】 従来の画像読取装置における画像反射光と
読み取り信号との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…原稿、2…原稿保持部材、3…照明光源、4…一方
向集光型フレネルレンズ、5…等倍結合素子、6…セン
サエレメント、8…回折格子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿面を照明するための照明光源と、原
    稿を保持する透明部材で構成された原稿保持部材と、結
    像素子と、原稿面上の光情報を、前記結像素子によって
    空間伝達し、像形成された前記原稿面の光情報を電気信
    号に変換する光電変換素子を有するセンサと、前記各要
    素を一体化保持するハウジング部材とで構した画像読
    取装置において、前記照明光源と原稿面との間に照明光
    束を集光する平板状集光素子を有し、該平板状集光素子
    が前記透明部材で構成された原稿保持部材の面上に、複
    製により作成されていることを特徴とする画像読取装
    置。
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