JP3017180U - 超硬チップ付ブレード - Google Patents

超硬チップ付ブレード

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JP3017180U
JP3017180U JP1995004685U JP468595U JP3017180U JP 3017180 U JP3017180 U JP 3017180U JP 1995004685 U JP1995004685 U JP 1995004685U JP 468595 U JP468595 U JP 468595U JP 3017180 U JP3017180 U JP 3017180U
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JP
Japan
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blade
steel plate
carbide tip
thickness
tip
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JP1995004685U
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English (en)
Inventor
繁樹 村瀬
Original Assignee
有限会社三信商工
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴルフ場の芝の管理や播種に使用する芝管理
機に装備して、芝及び土を溝状に切るための極めて長寿
命な超硬チップ付ブレードを提供することを目的とす
る。 【構成】 中心部に角穴2Bがあり、外周側に向けて全
周を等分配した放射状の突起部より形成された鋼板製ブ
レード2、及び各突起部2Aの先端側の回転方向側の切
り欠き部に固定された鋼板製ブレード2より若干厚い寸
法の長方体の超硬チップ3より構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ゴルフ場の芝の管理の内、刈り残し草(以下、「サッチ」と称す )を除去するために浮き上がらせたり、芝の播種に使用する機械(以下、これ等 の作業を行う機械を「芝管理機」と総称する)に装備される、芝及び土を溝状に 切ってゆく、超硬チップ付ブレードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のものにあっては、下記のようになっている。 図5を参照して、芝管理機の地面近くに進行方向と直交方向に配設した断面が 4角の軸(以下これを「ブレード軸」と称す)に、側面視にて、中心部にブレー ド軸に嵌合する角穴があり、中心と外周のほぼ中央から外周へ向けて、周を例え ば10等分して、外周へ近付くにしたがって幅が狭くなる放射状の突起部を持っ た状態に形成された鋼板製のブレード6(以下これを「鋼板製ブレード」と称す )を、軸に設けたスペーサーにより、適宜間隔を持たせて連設し、これをトラク ターで牽引すると同時に、トラクターのP.T.O.軸より動力を取り出し、ブ レード軸をトラクター前進時のタイヤの回転と同方向に高速回転させて作業を行 っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術にあっては、次のような問題点を有していた。 即ち、鋼板製ブレードが土との摩擦により、その突起部の先端側より摩耗し、 有効直径が順次小さくなっていく。 特に、火山灰等のように、鋼板をすり減らす度合いの大きい土質の場合は、鋼 板製ブレードの減耗が著しく、例えばゴルフ場の2ホール程度のフェアウエイの 作業を行っただけで、使用できない程度まで摩耗してしまう。 また、鋼板製ブレードの直径が減じたときには、軸の両端部の支持部を下げて 溝切りの深さを調節しなければならない。 上記のごとく、鋼板製ブレードの減耗が激しいので、頻繁に軸の位置の移動、 または鋼板製ブレードの交換を行わなければならず、そのため多くの時間を要し 、作業コストも高額になっているのが現状である。 本考案は、これ等の問題点を解決するために行われたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記の問題を解決するため、次のようになるものである。 鋼板製ブレードの摩耗を防止するため、鋼板製ブレードの各突起部の、鋼板製 ブレードの回転方向側、即ち芝及び土を切って行く側(以下「前側」と称す)の 先端から中心方向に向けて一定の距離だけ切り欠き部を設け、その部分に、例え ばチタン合金等による超硬質の長方体の金属(以下「超硬チップ」と称す)を蝋 付けすることにより、鋼板製ブレードの摩耗を防止するものである。
【0005】 また、超硬チップの厚さは、鋼板製ブレードの板厚よりも若干大きな寸法とし 、片面は鋼板製ブレードと超硬チップの面を合わせて平滑な面に設定し、反対面 は鋼板製ブレード面より超硬チップの面が、それぞれの厚さの差だけ超硬チップ が鋼板製ブレードの面より突出するように構成し、隣接する突起部の超硬チップ の突出方向が、順次逆向きになるように構成されている。
【0006】
【作用】
上記の構成によるものでは、鋼板製ブレードを回転させて芝及び土を切削する ときの切削抵抗の殆どを、超硬チップが受けることになり、超硬チップは鋼板に 比して格段の耐摩耗性があるので、寿命を飛躍的に伸ばすことができる。 また、超硬チップの厚さを、鋼板製ブレードの厚さより大とし、超硬チップの 側方への突出方向が交互になるように構成したことにより、超硬チップの後方の 鋼板が、あらかじめ超硬チップで破砕された後を通過することになるので、鋼板 製ブレードの摩耗も大幅に減少させることができる。
【0007】
【実施例】 以下、図面を参照しながら本考案の実施例について説明する。 1は本考案による超硬チップ付ブレードである。 2は鋼板製ブレードであり、その中心部には軸に組み込むための角穴2Bが設 けられ、また、その中心から放射状に設けられた各突起部2Aの前側の切り欠き 部に、超硬チップ3が蝋付けされている。 超硬チップ3の厚さは、鋼板製ブレード2の厚さより若干大きな寸法に設定さ れており、片面は鋼板製ブレード2と超硬チップ3の面を合わせて平滑な面に設 定され、反対面は超硬チップ3の側面が、鋼板製ブレード2との厚さの差だけ突 出するよう構成され、隣接する突起部2Aの超硬チップ3の突出の方向が、順次 逆向きになるように構成されている。 なお、寸法は下記の程度のものが好適であった。 鋼板製ブレード2の厚さ〜約2.5mm、超硬チップ3の厚さ〜約3mm。
【0008】 4は鋼板製ブレード2を組み込むためのブレード軸であり、5は鋼板製ブレー ド2の位置を決めるスペーサーである。 スペーサー5を用いて、鋼板製ブレード2を適宜のピッチで軸上に配設し、両 端部はカラー等で固定される。 ブレード軸4は、両端部を公知の芝管理機に支持され、トラクターのP.T. O.軸から動力伝達装置を経て、トラクター前進時のタイヤの回転方向と同方向 に高速に回転するよう構成されている。 図中、7はスプロケット、8はスプロケット、9は駆動チェーンである。
【0009】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 即ち、鋼板製ブレード2の各突起部2Aの先端側の前側に、超硬チップ3を配 設、固定したことにより、作業時の摩耗を極端に減少させることができる。 更に、鋼板製ブレード2の厚さに対し、超硬チップ3の厚さを若干大きな寸法 に設定し、片側は鋼板製ブレード2と超硬チップ3の面を合わせて平滑面となし 、反対側はそれぞれの厚さの差だけ超硬チップ3が突出するように構成され、隣 接する突起部2Aの超硬チップ3の突出方向が順次逆向きに設定されていること により、超硬チップ3の後方の鋼板が、あらかじめ超硬チップで破砕された後を 通過することになるので、鋼板製ブレードの突起部2Aの摩耗も大幅に減少させ ることができる。
【0010】 本考案のものによれば、前記のごとく鋼板製ブレード2の突起部2Aの部分の 摩耗を防ぎ、寿命を大幅に伸ばすことができるので、ブレード軸4の高さの調整 や、鋼板製ブレード2の交換などの手間を省き、作業効率を飛躍的に向上させる とともに、作業コストを大幅に下げることを可能としたものであり、ゴルフ場に おける芝の管理や播種作業の合理化に大きく寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】超硬チップ付ブレードを示す側面図である。
【図2】超硬チップの配列を示す展開した状態の拡大横
断面図である。
【図3】超硬チップ付ブレードをブレード軸に組み立て
た状態を示す1部を切欠いた平面図である。
【図4】作業状態を示す側面図である。
【図5】従来の技術によるブレードを示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 超硬チップ付ブレード 2 鋼板製ブレード 2A 突起部 2B 角穴 3 超硬チップ 4 ブレード軸 5 スペーサー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板製ブレード(2)における中心部に
    は軸に組み込むための角穴(2B)が設けられ、また、
    その中心から放射状に設けられた各突起部(2A)の前
    側の切り欠き部に、超硬チップ(3)が蝋付けされてい
    るものにおいて、超硬チップ(3)の厚さは、鋼板製ブ
    レード(2)の厚さより若干大きな寸法に設定されてい
    ることを特徴とする超硬チップ付ブレード。
  2. 【請求項2】 鋼板製ブレード(2)における中心部に
    は軸に組み込むための角穴(2B)が設けられ、また、
    その中心から放射状に設けられた各突起部(2A)の前
    側の切り欠き部に、超硬チップ(3)が蝋付けされてい
    るものにおいて、超硬チップ(3)の厚さは、鋼板製ブ
    レード(2)の厚さより若干大きな寸法に設定されてお
    り、片面は鋼板製ブレード(2)と超硬チップ(3)の
    面を合わせて平滑な面に設定されていると共に、反対面
    は超硬チップ(3)の側面が、鋼板製ブレード(2)と
    の厚さの差だけ突出するよう構成され、隣接する突起部
    (2A)の超硬チップ(3)の突出の方向が、順次逆向
    きになるように構成されていることを特徴とする超硬チ
    ップ付ブレード。
  3. 【請求項3】 鋼板製ブレード(2)の厚さが約2.5
    mm、超硬チップ(3)の厚さが約3mm程度のもので
    ある請求項1あるいは請求項2記載の超硬チップ付ブレ
    ード。
JP1995004685U 1995-04-19 1995-04-19 超硬チップ付ブレード Expired - Lifetime JP3017180U (ja)

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