JP3017165B2 - サウンダ - Google Patents

サウンダ

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JP3017165B2
JP3017165B2 JP10124966A JP12496698A JP3017165B2 JP 3017165 B2 JP3017165 B2 JP 3017165B2 JP 10124966 A JP10124966 A JP 10124966A JP 12496698 A JP12496698 A JP 12496698A JP 3017165 B2 JP3017165 B2 JP 3017165B2
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達 高橋
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静岡日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用及び事務用
の電気製品の操作音や警報器等の音源として利用される
サウンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、サウンダをプリント基板に搭載
する場合、自動搭載機を用いて自動で搭載される。この
場合、サウンダはエンボステープに貼り付けられて供給
され、自動搭載機はエンボステープ上のサウンダを吸着
ノズルを使用して真空吸着し、これをプリント基板に搭
載する方法がある。
【0003】ところで、一般に、従来におけるサウンダ
の構造は図6に示すような構造になっている。図6にお
けるサウンダ51は、下ケース52aと、この下ケース
52aの上面を閉じる上ケース52bとでなるケース5
2を備え、このケース52内に発音部53が配され、そ
の発音部53上に音を発生させる振動板部54が実装さ
れた構造になっている。また、上ケース52bの中心に
は発音部53で発音された音を外部に発生させるための
放音孔55が形成されている。
【0004】そして、エンボステープに貼り付けられて
供給されるサウンダ51は、放音孔55が設けられてい
る上ケース52bを上に向けて供給されて来る。一方、
吸着ノズルは放音孔よりも大きなノズル穴径を有してい
て、放音孔55の全てを覆った状態にして上ケース52
を吸着し、これをプリント基板に搭載するようにしたケ
ースが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法においては、吸着した際、放音孔の真下に
あるケース内部の振動板が吸着の空気圧で変形し、特性
劣化を起こす可能性がある。そのため、特殊な吸着ノズ
ルが必要となり、コストを高くしている原因にもなって
いる。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は特別な吸着ノズルを用いなくて
も、内部の振動板に影響を与えることなく吸着すること
ができ、低コスト化が可能なサウンダを提供することに
ある。さらに、他の目的は、以下に説明する内容の中で
順次明らかにして行く。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次の技術的手段を講じたことを特徴とす
る。すなわち、内部に振動板を有し、吸着ノズルで吸着
されて基板上に搭載されるサウンダにおいて、内部の振
動板に負荷が加わらないようにして前記吸着ノズルで吸
着させるための吸着面を設け、前記吸着ノズルの穴径よ
り外側に、前記吸着面を囲って一対の放音孔を設けてな
り、該一対の放音孔は、前記吸着面として確保されたフ
ラットなモールド部の外周をそれぞれ囲み、全体として
略環状をなす構成としたものである。
【0008】これによれば、吸着ノズルでピックアップ
する場合に、吸着面を吸着することによって、吸着ノズ
ルから内部の振動板に負荷が加わることがないようにす
ることができる。これにより、吸着時における振動板に
対する変形を無くし、特性劣化を防止することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる形
態は、本発明の好適な具体例であるから技術的に好まし
い種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下
の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限
り、これらの形態に限られるものではない。
【0010】図1及び図2は本発明に係るサウンダの第
1の実施形態を示すもので、図1はその外観斜視図、図
2はその内部構造を示す分解斜視図である。図1及び図
2において、このサウンダ11は、大きくは、ケース1
2と、このケース12内に搭載された発音部13と、こ
の発音部13上に実装された振動板14等で構成されて
いる。
【0011】さらに詳述すると、ケース12は、下面が
端子部15a,15b等で閉じられている下ケース12
aと、この下ケース12aの上面を閉じて下ケース12
aに組み付けられる上ケース12bとで構成されてい
る。
【0012】その上ケース12bには、発音部13で発
音された音をケース12の外部に放出させるための一対
の放音孔16が設けられている。この一対の放音孔16
は、互いに上ケース12bの天面中央部を避けることに
よって、その中央部に吸着面としてのフラットなモール
ド部17を確保し、このモールド部17の外周を左右両
側からそれぞれ囲み、全体として略環状にされた状態に
して設けられている。また、ここでの放音孔15は、特
定の周波数で最適な音圧特性が得られるように、ケース
12内のキャビティ容積にあった面積が確保されてい
る。
【0013】発音部13は、筒状をしたプラスチックマ
グネット18と、外周にコイル19を巻回してプラスチ
ックマグネット18内に配設されている鉄心20とで構
成されている。また、コイル19には、端子部15a,
15bが接続されていて、この端子部15a,15bを
通してコイル19に電流を流すと、鉄心20が電磁石化
され、先端に磁力が発生する構造になっている。
【0014】振動板14は、永久磁石として構成されて
いる金属板21を有し、ある一定の磁界強度をもって発
音部13上にセットされている。そして、発音部13の
コイル19に電流が流されて鉄心20が電磁石化される
と、鉄心20に発生した磁極と振動板14のもっている
磁極により、振動板14は異極であれば鉄心20に吸収
され、同極であれば鉄心20により反発される。したが
って、コイル19に断続的に電流を流すことにより、振
動板14は上述した動作を繰返し、端子部15a,15
bに与えられた電流の周波数で振動を始め、放音孔16
より音が発生する。
【0015】このように構成されたサウンダ11を自動
搭載機を使用してプリント基板に搭載する場合は、例え
ば図示せぬエンボステープ上に、上ケース12bを上側
に向けて複数のサウンダ11が等間隔で貼り付けられて
供給される。そして、自動搭載機は、図3に示すように
吸着ノズル31を使用し、サウンダ11における上ケー
ス12bの中心、すなわちフラットなモールド部17を
真空吸着して、エンボステープ上よりピックアップし、
これをプリント基板まで運んで搭載する。なお、ここで
の吸着ノズル31のノズル径は、好ましくはモールド部
17の内径よりも小さく形成され、一対の放音孔16が
吸着ノズル穴の円径外に配置された状態にする。
【0016】したがって、この第1の実施形態の構造に
おけるサウンダ11では、吸着ノズル31でピックアッ
プする場合、フラットなモールド部17を吸着してピッ
クアップするので、吸着時には内部の振動板14等に吸
着ノズル31からの空気圧が加わることがない。これに
より、自動搭載時に内部の振動板14等の負荷を軽減す
ることができ、吸着時の振動板14の変形による特性劣
化を防止することができる。また、吸着ノズル31とし
て汎用のものを使用することができるので、製造コスト
を下げることができる。
【0017】図4は本発明に係るサウンダの第2の実施
形態を示すもので、図5は自動搭載時の吸着ノズルと部
品吸着位置を示す図である。図4及び図5において図1
乃至図3と同一符号を付したものは図1乃至図3と同一
のものを示している。このサウンダ11は圧電タイプの
もので、ケース12内に、圧電セラミックスに電極を形
成した圧電素子32と、金属板33を接着した圧電振動
板34が設けられている。そして、端子部15a,15
bから電圧が印加されると圧電効果により機械的な歪み
を生じ、圧電素子32が変形し、この変形を断続的に繰
り返すと圧電振動板34が振動する。これらの振動によ
り放音穴16から外部に音を発する。
【0018】また、この第2の実施形態におけるサウン
ダも、第1の実施形態におけるサウンダと同様、上ケー
ス12bには発音部13で発音された音をケース12の
外部に放出させるための一対の放音孔16が、その中央
部にフラットなモールド部17を確保し、このモールド
部17の外周を左右両側からそれぞれ囲み、全体として
略環状にされた状態にして設けられている。さらに、こ
こでのモールド部17の大きさは吸着ノズル31のノズ
ル穴径よりも大きいとともに、一対の放音孔16も吸着
ノズル穴の円径外に配置された状態に設定されている。
【0019】したがって、この第2の実施形態の構造に
おけるサウンダでも、吸着ノズル31でピックアップす
る場合、フラットなモールド部17を吸着してピックア
ップするので、吸着時には内部の振動板33等に吸着ノ
ズル31からの空気圧が加わることがない。これによ
り、自動搭載時に内部の振動板33等の負荷を軽減する
ことができ、吸着時の振動板34の変形による特性劣化
を防止することができる。また、吸着ノズル31として
汎用のものを使用することができるので、製造コストを
下げることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
吸着ノズルでピックアップする場合に、吸着面を吸着す
ることによって、吸着ノズルから内部の振動板に負荷が
加わることがないようにすることができるので、吸着時
における振動板に対する変形を無くし、特性劣化を防止
することができる効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態として示すサウンダ
の外観斜視図である。
【図2】 サウンダの内部構造を示す分解斜視図であ
る。
【図3】 サウンダの吸着方法説明図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態として示すサウンダ
の分解斜視図である。
【図5】 サウンダの吸着方法説明図である。
【図6】 従来におけるサウンダの構造を示す外観斜視
図である。
【符号の説明】
11 サウンダ 12 ケース 12a 下ケース 12b 上ケース 13 発音部 14 振動板 15a 端子部 15b 端子部 16 放音孔 17 モールド部(吸着面) 31 吸着ノズル 32 圧電素子 34 圧電振動板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に振動板を有し、吸着ノズルで吸着さ
    れて基板上に搭載されるサウンダにおいて、 内部の振動板に負荷が加わらないようにして前記吸着ノ
    ズルで吸着させるための吸着面を設け、前記吸着ノズル
    の穴径より外側に、前記吸着面を囲って一対の放音孔を
    設けてなり、該一対の放音孔は、前記吸着面として確保
    されたフラットなモールド部の外周をそれぞれ囲み、全
    体として略環状をなすことを特徴とするサウンダ。
JP10124966A 1998-05-07 1998-05-07 サウンダ Expired - Fee Related JP3017165B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102572665A (zh) * 2010-12-14 2012-07-11 宝星电子股份有限公司 适合于真空吸附安装的电容式麦克风结构及其安装方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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