JP3017152U - 航空機用貨物運搬ネット装置 - Google Patents

航空機用貨物運搬ネット装置

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JP3017152U
JP3017152U JP1995003539U JP353995U JP3017152U JP 3017152 U JP3017152 U JP 3017152U JP 1995003539 U JP1995003539 U JP 1995003539U JP 353995 U JP353995 U JP 353995U JP 3017152 U JP3017152 U JP 3017152U
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JP1995003539U
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秀穂 小野田
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秀穂 小野田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は航空機用貨物運搬ネット装置に関
し、ネットの重量が軽量で展開作業や取扱が容易に行
え、しかも労力と時間とを要することがなく、パレット
に対するネットの着脱が簡単且つ確実に行えることを目
的とする。 【構成】 貨物2を載置するパレット1と、貨物に覆い
被せて包み込むネット3と、該ネットの周縁をパレット
に着脱可能に係止する係留金具4とを備え、該係留金具
は、ネット3の網目3aに係脱可能なフック6を有し、
パレット側に所望数個が設けられた構成により、フック
をネットの網目に係止し、荷造りをする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は航空機用貨物運搬ネット装置に関し、航空機により貨物を空輸する際 にパレット上に載置した貨物にネットを容易且つ確実に覆い被せて貨物を包み込 むようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、航空機により貨物を空輸する場合に、貨物の荷崩れを防止する点と、貨 物の形状に適合し易い点と、一個所にかかる荷重を分散し易い点とから貨物にネ ットを覆い被せて包み込んで空輸を行う航空機用貨物運搬ネット装置がある。こ の航空機用貨物運搬ネット装置には例えば図3乃至図7に示すものがある。 すなわち貨物2を載置するパレット1と、前記貨物2に覆い被せて貨物2を包 み込むネット3と、該ネット3の周縁に所望数個、装着され、前記パレット1に 着脱可能に係止するようにパレット1の上面周縁に設けた案内溝1a内に摺動可 能に係入されて該案内溝1aに間欠的に設けた解放孔1a1 に合致されると、案 内溝1a1 からの係合が解除可能になる係合脚部5aを金具本体5の左右両側の 前後に突設するとともに該金具本体5の一端の下面にはパレット1の上面に摩擦 、係合可能になる押圧子8をコイルばね7によりばね附勢して設ける。前記ネッ ト3は展開状態において平面形状が例えば略十字形に形成され、このうち4つの ネット側面部3A、3B、3C、3Dの側縁を相互に綴合わせて結合するための 4本の綴紐20を展開状態における対角線方向に設けた構成である。
【0003】 そして航空機を用いて貨物2を空輸するに際して荷造りを行うのには、先ずパ レット1上に貨物2を載置する。次いでこの貨物2に上面からネット3を覆い被 せる。 それから、展開状態において平面略十字形のネット3の周縁に装着した所望数 個、図では左右に対向するネット側面部3A、3Cには4個づつ、また前後に対 向するネット側面部3B、3Dには5個づつの合計18個の係留金具4′をパレ ット1の周縁に固定する。 これには各係留金具4′の金具本体5の左右の側面の前後に突設した4個の係 合脚部5aをパレット1の周縁に設けた案内溝1aに間欠的に有する解放孔1a 1 に合致させてから案内溝1a内に係合脚部5aを挿入する。その後、係留金具 4′の金具本体5を案内溝1a内に摺動することにより4個の係合脚部5aを案 内溝1a内に係止させる。この際、係留金具4′の一端下面には、コイルばね7 によりばね附勢されている係合子8が、パレット1の上面に摩擦、係合するので 、金具本体5はパレット1に対して固定され、移動は阻止される(図3参照)。 その後、ネット3の4つのネット側面部3A,3B,3C,3Dの側縁相互を 綴紐20により綴合わせることにより、パレット1上の貨物2をネット3にて包 み込む。 こうしてネット3の周縁に18個設けた係留金具4′をパレット1に対して各 々固定し、パレット1上に覆い被せたネット3により荷物2を包み込むことによ り荷崩れを防止し、航空機による運搬を行う。
【0004】 また貨物2を空輸した使用後は、押圧子8に対するコイルばね7のばね附勢力 に抗して金具本体5を強制的に案内溝1a内において摺動する。こうして係留金 具4′の係合脚部5aを案内溝1aの側縁に間欠的に設けた解放孔1a1 の設置 個所に合致させる。そして案内溝1aの解放孔1a1 から金具本体5の係止脚部 5aを上方へ引抜くことにより、案内溝1aに対する係止脚部5aの係止を解除 し、パレット1に対する係留金具4′の固定を解く。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら図3乃至図7に示す上記従来の航空機用貨物運搬ネット装置は、 パレット1にネット3を固定するための係留金具4′が、ネット3の周縁に所望 個数、例えば18個が装着されている。従って、貨物2を航空機により空輸した 後に、パレット1に対する係留金具4′の固定を解除して貨物2からネット3を 取り去ると、それぞれの係留金具4′はネット3の網目3aに沈み込んだり、ネ ット3に絡まってしまう。 このため貨物2を再びネット3を用いて空輸しようとする場合に、先ずネット 3を平面略十字形に展開して拡げることにより貨物2を覆い易くする。しかもネ ット3の網目3aから係留金具4′の落ち込みや絡み付きを解くことにより係留 金具4′のパレット1に対する固定をし易くしなければならない。 またネット3には例えば18個の係留金具4′が装着されているので、ネット 3の重量は増大する。この結果、ネット3の展開作業や係留金具4′のネット3 からの引出作業には、数人の労力を要するとともに多くの時間がかかっていた。
【0006】 本考案は上記従来の問題点を解決するものであり、ネットの重量が軽量で展開 作業や取扱が容易に行え、しかも労力と時間とを要することがなく、パレットに 対するネットの着脱を簡単且つ確実に行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を達成するために、荷物を載置するパレットと、前記荷物に 覆い被せて包み込むネットと、該ネットの周縁を前記パレットに着脱可能に係止 する所望数個の係留金具とを備えた航空機用貨物運搬ネット装置において、該係 留金具はネットの網目に係脱可能なフックを有してパレット側に所望数個が設け られたという手段を採用した。
【0008】
【作用】
貨物を空輸する場合に、先ずパレット上に載置した貨物にネットを覆い被せて 包み込む。次いでパレット側に装着した係留金具のフックをネットの網目に係止 することにより荷造りし、空輸に供する。
【0009】
【実施例】
以下図1および図2に従って本考案の一実施例を説明する。 この実施例において荷物2を載置するためのパレット1と、荷物2に覆い被せ るためのネット3とについては、図3乃至図7に示す従来例と同様であるので、 繰り返しの説明を省略する。
【0010】 4はパレット1側に設けられた係留金具であり、この係留金具4は所望数個、 本実施例においては図2に示すように展開状態において平面略十字形に形成され たネット3の左右対向するネット側面部3A,3Cに4個づつが、また前後対向 するネット側面部3B,3Dには5個づつに対応する様に、合計18個が各々装 着される。そしてこの係留金具4は、ネット3の周縁をパレット1に着脱可能に 係止させるために使用される。 またこの係留金具4は、ネット3の網目3aに係合可能に金具本体5に取付け られたフック6と、該金具本体5の左右の側面の下方に突設されることにより、 パレット1の上面、周縁に設けた案内溝1a内に摺動可能に係入されるように前 後左右に設けられた4個の係合脚部5aと、該金具本体5の長手方向の一端の下 面に、前記パレット1の上面に摩擦、係合可能にコイルばね7によりばね附勢し て設けられた押圧子8とから形成される。
【0011】 9は金具本体5の取付孔5b内に挿入されることにより装着された略8字状の 縒環であり、この縒環9はその上半部9aと下半部9bとが略90°に捻回され ている。そしてこの縒環9を介して前記フック6はネット3の網目3aに係止可 能に設けられる。このように縒環9の上半部9aと下半部9bとを略90°に捻 回してフック6を取付けるようにしたのは、フック6の係止顎部6aをネット3 の略直角方向に向けて配置させることにより、貨物2を包み込んだ状態でもフッ ク6をネット3の網目3a係合し易くするためである。
【0012】 1a1 はパレット1の前記案内溝1aの左右の側縁に間欠的に対向して設けら れる解放孔であり、この解放孔1a1 の設置個所に係留金具4の左右の側面下方 に突設された4個の前記係合脚部5aが合致される時に、各係合脚部5aを各解 放孔1a1 から引き抜くことができる。こうして係合脚部5aの案内溝1a1 に 対する係合を解除するようになっている。
【0013】 本考案の一実施例は上記構成からなり、貨物2を航空機により空輸する場合に 、先ずパレット1上に荷物2を載置し、次いで展開した平面略十字形のネット3 を荷物2の上方から被せて覆うことは図3乃至図7に示す従来の装置と同様であ る。
【0014】 しかしながら本実施例においては、フック6を有する係留金具5がパレット1 側に所望数個が設けられているので、この係留金具5のフック6を荷物2に被せ たネット3の網目3a内に係入させて荷造りを行う。この際、フック6はその上 半部9aと下半部9bとが略90°に捻回された縒環9を介して係止顎部6aが 略一定方向の内側に係止顎部6aが向くように取付けられているので、ネット3 の網目3aに対するフック6の係止操作は貨物2にネット3を被せた状態で外側 から迅速且つ確実に行うことができる。
【0015】 また係留金具5は、パレット1の周縁に設けた案内溝1a内に金具本体5の左 右の下方に設けた4個の係合脚部5aが係止され、しかも金具本体5の一端の下 面に設けた係合子8はコイルばね7によりばね附勢されることによりパレット1 に摩擦、係合され、固定されている。従ってネット3に対する係留金具4の取付 位置の調整は、コイルばね7の附勢力に抗して金具本体5を摺動させることによ り係合脚部5aの係止位置を変化させて容易に行える。
【0016】 このようにパレット1上の荷物2は、ネット3により覆われて包み込まれて荷 造りが行われ、航空機により空輸される。
【0017】 貨物2を航空機により空輸した後は、パレット1の周縁に設けた案内溝1a内 に係止、固定されている各係留金具4のフック6に係止されているネット3を外 すことにより、貨物2に対するネット3の覆いを解放する。 このように貨物2に対して覆いが解放されたネット3には、従来のように係留 金具が装着されてはいないので、ネット3は従来よりも軽量になる。しかも係留 金具がネット3の網目3a内に落ち込んだり、絡み付くのが防止される。このた めネット3の取扱操作や時期使用に対する展開作業が少数人にて短時間に容易且 つ確実に行なえる。
【0018】 なお上記実施例においては、縒環9を介してフック6を係留金具4の金具本体 5に取付けているが、縒環9は必ずしも必要部品ではなく、フック6を係留金具 4の金具本体5に直接取付けてネット3の網目3aにフック6を係止するように してもよい。
【0019】
【考案の効果】
本考案は以上のように、ネットの重量が軽量で展開作業や取扱が容易に行え、 しかも労力と時間とを要することがなく、パレットに対するネットの着脱が簡単 且つ確実に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の航空機用貨物運搬ネット装置の一実施
例を示す斜面図である。
【図2】同じく展開状態を示すネットの平面図である。
【図3】従来のこの種の航空機用貨物運搬ネットの取付
状態を示す斜面図である。
【図4】同じく展開状態を示す従来型のネットの平面図
である。
【図5】同じくパレットに係留金具を取付けた状態を示
す斜面図である。
【図6】同じく係留金具を用いてネットをパレットに固
定した状態を示す部分切欠側面図である。
【図7】同じくパレットに係留金具を取付けた状態を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 パレット 2 貨物 3 ネット 3a 網目 4 係留金具 5 金具本体 5a 係合脚部 8 押圧子 9 縒環

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貨物を載置するパレットと、前記貨物に
    覆い被せて包み込むネットと、該ネットの周縁を前記パ
    レットに着脱可能に係止する所望数個の係留金具とを備
    えた航空機用貨物運搬ネット装置において、該係留金具
    は前記ネットの網目に係脱可能なフックを有してパレッ
    ト側に所望数個が設けられたことを特徴とする航空機用
    貨物運搬ネット装置。
  2. 【請求項2】 前記係留金具は、ネットの網目に係脱可
    能なフックを金具本体に設け、パレットの上面の周縁に
    設けた案内溝内に摺動可能に係入され、合致されると案
    内溝に対する係合が解除可能になる係合脚部を前記金具
    本体の少なくとも一側面に突設するとともに該金具本体
    の一端の下面には前記パレットの上面に摩擦、係合可能
    になる押圧子をばね附勢して設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の航空機用貨物運搬ネット装置。
  3. 【請求項3】 前記係留金具は、ネットの網目に係脱可
    能に係止する前記フックを略8字状の縒環を介して金具
    本体に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の航空機用貨物運搬ネット装置。
JP1995003539U 1995-04-19 1995-04-19 航空機用貨物運搬ネット装置 Expired - Lifetime JP3017152U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210000419A (ko) * 2019-06-25 2021-01-05 김진섭 알루미늄 조립 팔레트

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