JP3016940B2 - 電子ビーム励起式プラズマ処理装置 - Google Patents

電子ビーム励起式プラズマ処理装置

Info

Publication number
JP3016940B2
JP3016940B2 JP4024783A JP2478392A JP3016940B2 JP 3016940 B2 JP3016940 B2 JP 3016940B2 JP 4024783 A JP4024783 A JP 4024783A JP 2478392 A JP2478392 A JP 2478392A JP 3016940 B2 JP3016940 B2 JP 3016940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
forming means
electron beam
field forming
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4024783A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05190498A (ja
Inventor
陽一 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP4024783A priority Critical patent/JP3016940B2/ja
Priority to US08/004,066 priority patent/US5397956A/en
Priority to KR1019930000385A priority patent/KR0159039B1/ko
Publication of JPH05190498A publication Critical patent/JPH05190498A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3016940B2 publication Critical patent/JP3016940B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/26Bombardment with radiation
    • H01L21/263Bombardment with radiation with high-energy radiation
    • H01L21/265Bombardment with radiation with high-energy radiation producing ion implantation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造等に
利用される電子ビーム励起式プラズマ処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラズマ処理装置は、半導体装
置の製造等に利用され、プラズマによりエッチング、成
膜等を行なう。
【0003】このようなプラズマ処理装置としては、従
来からいくつかの種類の装置が知られているが、本発明
者は従来から電子ビームによって反応ガスを励起しプラ
ズマを発生させるシステム(Electron beam excited pl
asma system )を提案している。
【0004】このシステムでは、例えばグロー放電等に
よりプラズマを形成し、このプラズマ中から電子を引出
し、加速して所定の反応ガス雰囲気とされた領域に導入
し、この電子ビームにより上記反応ガスを活性化して高
密度のプラズマを発生させる。なお、このシステムで
は、上記電子ビームの進行方向に沿って磁場を形成し、
この磁場によって電子ビームをガイドする。この種の装
置は、特開平1−143327,特開平1−16001
8,特開昭64−53422,特開平1−14332
8,特開平1−105539,特開平1−10554
0,特開昭63−190299,特開昭63−2154
0等に開示され公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば半導
体装置の製造等においては、その処理特性の一つとして
被処理体面内において均一な処理レートを確保すること
が求めらている。特に、半導体ウエハは8インチ、12
インチ等に大口径化される傾向にあるため、プラズマ処
理装置においては、より広い領域において均一な処理レ
ートを達成する必要性が高まっている。
【0006】本発明の目的とするところは、高密度であ
って、かつ均一なプロセスを行うようにプラズマを制御
できる磁場分布を実現できる電子ビーム励起式プラズマ
処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を達成するための手段】本発明は、プラズマから
電子を引出し加速して形成される電子ビームを照射する
ことにより、所定の反応ガスをプラズマ化し、このプラ
ズマにより被処理体を処理する電子ビーム励起式プラズ
マ処理装置において、前記電子ビームの中心軸の周囲に
環状に配置された複数の環状磁場形成体から構成され、
前記電子ビームにほぼ平行する磁場を形成して前記電子
ビームをガイドする第1の磁場形成手段と、前記中心軸
上に配置され、前記被処理体の被処理面と対向する領域
にて、前記第1の磁場形成手段により形成される磁場を
中心より外方に向けて散乱させながら前記電子ビームを
前記被処理体に向かう方向にガイドする磁力線を形成
る第2の磁場形成手段と、前記第2の磁場形成手段によ
り散乱された磁場を前記被処理体の周辺に引き込む第3
の磁場形成手段と、を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、第1の磁場形成手段によって
形成された磁場により、プラズマ中より電子を引き出し
加速され形成された電子ビームを、その進行方向に沿っ
てガイドしている。第1の磁場形成手段により形成され
た磁場は、第2の磁場形成手段により、中心より外方に
向けて散乱され、さらにこの散乱された磁場は、第3の
磁場形成手段により、被処理体の周辺部に引き込まれ
る。このように、従来中心付近に集中していた高エネル
ギーの電子は径方向に散乱されるが、発散することなく
被処理体の周辺に引き込まれてガイドされる。この結
果、高エネルギーの電子の経路で電離したプラズマによ
り、磁力線に沿った軸対象の外郭が形成され、その内部
には非常に磁場の弱い領域が存在するために、磁場の束
縛の弱い均一なプラズマが存在することになる。さらに
は散乱した磁場を第3の磁場形成手段により閉じ込めて
いるので、高密度なプラズマを確保することができる。
このように、磁場強度の強い軸対象の外郭磁場の内側
は、均一なプラズマ密度となり、これと対向する位置に
配置された被処理体の処理レートの均一性が向上する。
【0009】より均一なプラズマ密度を得るためには、
第3の磁場形成手段により形成される、電子の進行方向
と同一又は逆方向に沿った磁場を打ち消すため、第4の
磁場形成手段を設けると、さらに被処理体の処理レート
の均一性の向上に良い。
【0010】
【実施例】以下本発明ドライエッチング装置の実施例を
図面を参照して説明する。
【0011】図4において、例えば、ステンレス等によ
り円筒状に形成された密閉容器1内の一方の端部には、
中央部にプラズマ生起用ガス例えばアルゴン(Ar)ガ
ス等の放電用ガスを導入するための放電用ガス導入孔2
aを備えた外径ほぼ円筒状のカソード電極2が突出して
設けられている。上記ガスはプラズマを生起させ電子を
発生されるためのもので、上記Arガスに限らずいずれ
かでもよい。
【0012】また、密閉容器1内のカソード電極2と反
対側の端部には、半導体ウエハ3を保持するウエハホル
ダ4が配置されている。
【0013】さらに、カソード電極2とウエハホルダ4
との間には、カソード電極2側から順に、それぞれ同軸
的に中央部に貫通孔を有する中間電極5および中間電極
6そしてアノード電極7を設け、この電極7およびカソ
ード電極2間に放電電圧を印加し、放電させ、カソード
電極2を収容する室にプラズマを生起する。このプラズ
マ中の電子を加速する如く電子ビーム加速用電極8が配
置されている。そして、上記各中間電極5,中間電極
6,アノード電極7,電子ビーム加速用電極8外側縁部
で上記容器1外には、それぞれ環状に形成されたコイル
9〜12が位置されている。
【0014】そして、中間電極6とアノード電極7との
間に配置された排気孔13,アノード電極7と電子ビー
ム加速用電極8との間に配置された排気孔14,電子ビ
ーム加速用電極8とウエハホルダ4との間に配置された
排気孔15、およびエッチングガス導入孔16により差
動排気し、それぞれの間の圧力が調節可能に構成されて
いる。
【0015】上記構成のドライエッチング装置では、カ
ソード電極2とアノード電極7との間が放電領域20と
され、アノード電極7と電子ビーム加速用電極8との間
が電子ビーム加速領域21とされ、電子ビーム加速用電
極8とウエハホルダ4との間がエッチング領域22とさ
れる。
【0016】尚、各電極への通電回路は図4に示す通り
であるが、その構成については公知であるので、詳細な
説明は省略する。
【0017】次に、図1を参照して、電子ビーム加速領
域21およびエッチング領域22での磁場分布、および
その磁場形成手段について説明する。
【0018】コイル9〜12は、本発明の第1の磁場形
成手段を構成するもので、電子の進行方向である図示矢
印方向に沿って磁場を形成する。即ち、同図に示すよう
な磁力線B1 を形成することで、電子ビームをガイドし
ている。本実施例では、各コイル9〜12は、図中の左
側をS極とし右側をN極としている。
【0019】さらに、エッチング領域22には、ウエハ
3の被処理面と対向する位置に、第1の磁場形成手段で
あるコイル9〜12により形成される磁場を、中心より
外方に向けて散乱するための第2の磁場形成手段である
円盤状,円錐台または棒状の散乱磁石32が配置されて
いる。この散乱磁石32は、例えば永久磁石で構成さ
れ、図中の左側をN極とし右側をS極とし、第1の磁場
形成手段とはその磁極の向きが逆となっている。この散
乱磁石32により磁力線B2 が形成され、磁力線B1
中心より外方に向けて拡散される。
【0020】さらに、ウエハ3の裏面側、例えばサセプ
タ4の内部には、ボトム磁石40が配置されている。こ
のボトム磁石40は、第3の磁場形成手段としてのリン
グ状の永久磁石42と、第4の磁場形成手段としての円
盤状の永久磁石44とを、それぞれ平行に配置すること
で構成している。各磁石42,44は、図中の左側がS
極、右側がN極であり、この磁極の向きは第1の磁場形
成手段を構成するコイル9〜12の磁極の向きと同一と
なっている。
【0021】第3の磁場形成手段として機能するリング
状永久磁石42は、散乱磁石32により散乱された磁場
をウエハ3の周辺に引き込む作用を成し、図1に示すよ
うな磁力線B3 を形成する。この結果、ウエハ3の周辺
には、磁場強度の高い円筒状の領域が形成され、ここに
プラズマが封じ込められることになる。
【0022】このように、リング状永久磁石42は、散
乱された磁場をウエハ3の周辺に引き込む作用を成すも
のであるが、その反面、ウエハ3の近傍には、図2の磁
力線B4 で示すように、電子の進行方向とは逆向きの方
向に磁場を形成することになる。そこで、第4の磁場形
成手段として機能する円盤状永久磁石44を配置し、こ
の磁石44により磁力線B4 とは反対の向きの磁力線B
5 を形成し、電子の進行方向とは逆向きの磁場を打消す
ような磁場を形成している。この結果、ウエハ3の近傍
には、S極またはN極にシフトした磁場が生成されるこ
とを防止できる。
【0023】図3は、上記構成を有する装置でのウエハ
3上のターゲット面における磁場強度分布、およびエッ
チングレートの分布を示している。
【0024】この実験データは、下記の各種条件の下に
於いて測定された。
【0025】 磁石42,44の外径 10cm 磁石42の内径 6.8cm ターゲット面から散乱磁石32の左側面までの距離 6cm ターゲット面からコイル12の中心線までの距離 43cm ウエハ3の被エッチング層(上層) 多結晶シリコン ウエハ3の中間層 SiO2 ウエハ3の下層 単結晶シリコン 図3から明らかなように、中心付近の磁場強度分布はほ
ぼ均一であり、しかもその強度は殆ど無磁場状態となっ
ている。また、この均一磁場領域の周辺では、外方に向
かうに従い急激に磁場強度が立上がり、上述したように
磁場強度の強い円筒状の磁場領域が形成されていること
が判る。このように均一磁場領域の周辺に磁場強度の高
い領域を確保することで、この領域にプラズマを封じ込
めることができる。そして、プラズマ化された反応ガス
のイオンが、円筒状のプラズマ領域の内側に拡散する。
このため、中心領域に於ける無磁場状態と対向する領域
には、比較的低いエネルギーにて高いイオン電流密度を
得ることができる。このイオンがウエハ3をスパッタエ
ッチングすることで、ウエハ3上の被エッチング層であ
る多結晶シリコンのエッチングが実現される。このエッ
チングレートの分布は図3に示す通りであり、磁場強度
の高い円筒状プラズマ領域の内側に於ける無磁場状態に
於いて、ほぼ均一のエッチングレートを確保することが
でき、しかも毎分100オングストロームのエッチング
レートを達成することができた。
【0026】比較例 図5は、図1における円盤状磁石44を除去し、他の条
件を同一とした場合の、ウエハ3の径方向での磁束密度
を測定した特性図である。同図から明らかなように、径
方向の中心領域においては、図3の特性図と同様に、そ
の磁場強度の分布がほぼ均一となっている。しかしなが
ら、その中心領域における磁場強度は、S極側にかなり
シフトした強度分布となっている。この結果、径方向中
心領域においても、プラズマ密度の分布の偏りが生じて
いると思われる。これは、図6に示す、エッチングレー
トの分布を見ることによりより明瞭となる。図6は、図
5に示す磁場分布特性を持つ装置において、ターゲット
面上,ターゲット面から1cmの位置およびターゲット
面から3cmの位置におけるそれぞれのエッチングレー
トを測定したものである。同図から明らかなように、そ
れぞれの場合における中心エリアのエッチングレート
は、中心付近にて極端にレートが上がるかあるいは下が
るかしており、その均一性が極めて悪化している。これ
は、径方向中心領域におけるプラズマ密度の偏りに起因
していると思われる。これに対して本実施例では、ウエ
ハ3面上での径方向中心領域における磁場強度分布をほ
ぼ均一とし、しかもその領域内にて無磁場状態に近い状
態とすることで、エッチングレートの面内均一性が向上
することが判る。
【0027】上記実施例では、エッチングレートの均一
性を確保できる領域を直径4〜5cm程度の範囲のもの
について説明したが、本発明者の実験によれば、このエ
リアをさらに拡大するように構成した場合、必ずしも円
盤状永久磁石44を設けずとも、そのエリア内における
磁場強度分布を均一にして、かつ無磁場状態に近い状態
又は非常に弱い磁場強度に設定できることが確認でき
た。このように、円盤状永久磁石44は、散乱された磁
場をウエハ3の周辺に引込むためのリング状永久磁石4
2によって形成されてしまうエッングエリア内の磁場を
補正するためのものであり、このエッチングエリア内の
余分な磁場がエッチングレートの均一性を確保する上で
殆ど影響が無い場合には、円盤状永久磁石44を必ずし
も配置しなくてもよい。
【0028】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可
能である。
【0029】本発明の他の実施例として、図1における
第1の磁場形成手段であるコイル9,10,11,12
の磁場の向きを反転した例を挙げることができる。
【0030】その場合目的とする電子ビームは、コイル
9,10,11,12により形成される磁場により、ガ
イドされて電子ビームが集束した形状を保って第2の磁
場形成手段である散乱磁場32の対向領域に達して、こ
こで磁場の中心より外方に向けて散乱する。
【0031】しかるのち、第3の磁場形成手段であるリ
ング状の永久磁石42により、前記散乱された電子ビー
ムは再度被処理体の周辺に引き込まれ、反応ガスを活性
化して高密度のプラズマを被処理体の周辺に発生させ
る。リング状の永久磁石42で形成された磁場は、第4
の磁場形成手段である円盤状の永久磁石44により、被
処理体の被処理面と対向する領域をできるだけ無磁場状
態に近い磁場強度分布とすることにより、前記プラズマ
を磁場の束縛の弱い均一なプラズマとすることができ
た。
【0032】更に、図7は、図1に示すボトム磁石40
の変形例を示すもので、リング状磁石46と円盤状磁石
48とはある距離を隔てて平行に配置している。この
際、リング状磁石46は、必ずしも永久磁石に限らず、
電磁石で構成するこもできる。
【0033】図8は、第3,第4の磁場形成手段に相当
する手段を、同軸に配置された径の異なる複数例えば2
つのリング状電磁石50,52で構成した例を示してい
る。各磁石50,52は電磁石または永久磁石のいずれ
であってもよい。また、磁石50と52の間の合成磁界
の磁極の向きは、第1の磁場形成手段であるコイル9〜
12の向きと同一となっている。このような磁石50,
52によれば、その双方の作用として、散乱磁石32に
て中心より外方に向けて散乱された磁場をウエハ3の周
辺に引込む作用を成す。また、同軸配置された径の異な
る2つのリング状磁石50,52は、その内側エリアに
おいて互いに磁場を打消す方向に作用することになり、
図3の特性図で示すように、径方向中心領域においてほ
ぼ無磁場状態にて均一な磁場を形成することが可能とな
る。
【0034】尚、図8に示した実施例においても、エッ
チングレートの均一性を確保する領域の径を大きくした
場合には、単一のリング状永久磁石50のみによって、
図3に示すような特性を得ることが可能である。
【0035】また、上記実施例では本発明を電子ビーム
励起式のドライエッチング装置に適用した例を示した
が、これ以外にプラズマを利用して各種処理を行なうプ
ラズマ処理装置にも同様に適用することが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電子ビ
ーム励起式プラズマ処理装置によれば、被処理体と対向
する領域を、比較的磁場強度の強い外郭磁場で囲まれた
できるだけ無磁場状態に近い磁場強度分布とすること
で、その領域における処理レートを均一にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を電子ビーム励起式ドライエッチング装
置に適用した実施例を示し、電子加速領域およびエッチ
ング領域における磁場の分布状態、およびそれらを形成
するための磁場形成手段を説明するための概略説明図で
ある。
【図2】リング状磁石および円盤状磁石における磁場の
打消し作用を説明するための概略説明図である。
【図3】実施例装置によって得られた磁場強度分布およ
びエッチングレートの分布を示す特性図である。
【図4】実施例装置の全体構成を示す概略説明図であ
る。
【図5】図1における円盤状磁石を除外した場合の磁場
強度分布を示す特性図である。
【図6】図5に示す磁場強度分布の状態において、ター
ゲット面から異なる距離におけるそれぞれのエッチング
レートを示す特性図である。
【図7】第3,第4の磁場形成手段をそれぞれ離間して
配置した構成を示す概略説明図である。
【図8】第3,第4の磁場形成手段を共に同軸に配置し
た径の異なるリング状磁石で構成した例を示す概略説明
図である。
【符号の説明】
9〜12,30 第1の磁場形成手段 32 第2の磁場形成手段(散乱磁石) 42 第3の磁場形成手段(リング状永久磁石) 44 第4の磁場形成手段(円盤状永久磁石)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマから電子を引出し加速して形成
    される電子ビームを照射することにより、所定の反応ガ
    スをプラズマ化し、このプラズマにより被処理体を処理
    する電子ビーム励起式プラズマ処理装置において、前記電子ビームの中心軸の周囲に環状に配置された複数
    の環状磁場形成体から構成され、 前記電子ビームにほぼ
    平行する磁場を形成して前記電子ビームをガイドする第
    1の磁場形成手段と、前記中心軸上に配置され、 前記被処理体の被処理面と対
    向する領域にて、前記第1の磁場形成手段により形成さ
    れる磁場を中心より外方に向けて散乱させながら前記電
    子ビームを前記被処理体に向かう方向にガイドする磁力
    線を形成する第2の磁場形成手段と、 前記第2の磁場形成手段により散乱された磁場を前記被
    処理体の周辺に引き込む第3の磁場形成手段と、 を有することを特徴とする電子ビーム励起式プラズマ処
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記電子ビームと同一方向又は逆方向に沿って前記第3
    の磁場形成手段により形成される被処理体の被処理面と
    対向する領域の磁場を打ち消すための磁場を形成する第
    4の磁場形成手段をさらに設けたことを特徴とする電子
    ビーム励起式プラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記第3の磁場形成手段は、前記被処理体と平行に配置
    され、前記第1の磁場形成手段の磁極と同じ向きの磁極
    を持つリング状の電磁石又は永久磁石であり、 前記第4の磁場形成手段は、前記第3の磁場形成手段と
    平行に配置され、前記第1の磁場形成手段の磁極と同じ
    向きの磁極を持つ円盤状の永久磁石であることを特徴と
    する電子ビーム励起式プラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記第3,第4の磁場形成手段は同軸に配置された径の
    異なる複数のリング状の電磁石又は永久磁石で構成され
    たことを特徴とする電子ビーム励起式プラズマ処理装
    置。
JP4024783A 1992-01-13 1992-01-13 電子ビーム励起式プラズマ処理装置 Expired - Fee Related JP3016940B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4024783A JP3016940B2 (ja) 1992-01-13 1992-01-13 電子ビーム励起式プラズマ処理装置
US08/004,066 US5397956A (en) 1992-01-13 1993-01-13 Electron beam excited plasma system
KR1019930000385A KR0159039B1 (ko) 1992-01-13 1993-01-13 전자빔 여기식 플라즈마 처리장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4024783A JP3016940B2 (ja) 1992-01-13 1992-01-13 電子ビーム励起式プラズマ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05190498A JPH05190498A (ja) 1993-07-30
JP3016940B2 true JP3016940B2 (ja) 2000-03-06

Family

ID=12147786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4024783A Expired - Fee Related JP3016940B2 (ja) 1992-01-13 1992-01-13 電子ビーム励起式プラズマ処理装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3016940B2 (ja)
KR (1) KR0159039B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022090207A (ja) * 2020-12-07 2022-06-17 株式会社日立製作所 プラズマ装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR930017089A (ko) 1993-08-30
JPH05190498A (ja) 1993-07-30
KR0159039B1 (ko) 1999-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5397956A (en) Electron beam excited plasma system
JP3020580B2 (ja) マイクロ波プラズマ処理装置
US5266146A (en) Microwave-powered plasma-generating apparatus and method
JP3254069B2 (ja) プラズマ装置
JP3016940B2 (ja) 電子ビーム励起式プラズマ処理装置
JP2535564B2 (ja) プラズマ処理装置
JP3294839B2 (ja) プラズマ処理方法
JP2000012293A (ja) 中性ビーム発生装置
JP2674995B2 (ja) 基板処理方法およびその装置
JP3045619B2 (ja) プラズマ発生装置
JPH0722195A (ja) 高密度プラズマ処理装置
JP2564572B2 (ja) プラズマ処理装置
JP3205542B2 (ja) プラズマ装置
JP3100242B2 (ja) プラズマ処理装置
JP2929151B2 (ja) プラズマ装置
JPH0626197B2 (ja) ドライエッチング装置
JP2953222B2 (ja) マイクロ波プラズマ処理装置
JPH0578849A (ja) 有磁場マイクロ波プラズマ処理装置
JPH09106969A (ja) 多重陰極電子ビームプラズマ食刻装置
JP3024793B2 (ja) マイクロ波放電反応装置
JPH06310494A (ja) Ecr型プラズマ発生装置
JP3086690B2 (ja) イオン源
JPS63299338A (ja) プラズマ処理装置
JPS63250822A (ja) プラズマ装置
JPH01176633A (ja) 電子ビーム励起イオン源

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991130

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees