JP3016879U - 履 物 - Google Patents

履 物

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JP3016879U
JP3016879U JP1994015700U JP1570094U JP3016879U JP 3016879 U JP3016879 U JP 3016879U JP 1994015700 U JP1994015700 U JP 1994015700U JP 1570094 U JP1570094 U JP 1570094U JP 3016879 U JP3016879 U JP 3016879U
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Japan
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footwear
insole
footwear body
foot
polymer material
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Application number
JP1994015700U
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English (en)
Inventor
久雄 吉田
Original Assignee
オー・ジー株式会社
株式会社吉久
株式会社細谷信吉商店
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 衛生的に繰り返し使用することができ、しか
も使用後に廃棄処理する場合にも容易に分解することが
でき、環境汚染を生じさせることのない履物を提供する
ことを目的とするものである。 【構成】 分解性高分子材料からなる履物本体1 を具備
することを構成上の要旨とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、サンダル、スリッパ、草履等の履物、特に旅館や病院内等において 不特定多数の人が使用する履物の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、病院、旅館等において客用の履物としては、塩化ビニルや人工皮革等の 合成樹脂製のスリッパやサンダル等が使用されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような場所では通常不特定多数の人が1つの履物を使用するため 、衛生面において問題があった。
【0004】 そのため、ある程度使用した後は、履物を廃棄処分して使い捨てとすることが 行われているが、合成樹脂を主体としているため、焼却した場合には窒素ガス等 の有毒ガスが発生するという問題があった。 また、焼却せずに廃棄物として処分する際に埋め立てた場合にも合成樹脂であ るため分解されることなく半永久的に原型を止めたまま地中に残存することにな る。
【0005】 さらに、履物全体を使い捨てで使用するためコストがかかり、経済的に負担が 大きくなるという問題があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、以上のような問題点を解決するためになされたもので、衛生的に繰 り返し使用することができ、しかも使用後に廃棄処理する場合にも容易に分解す ることができ、環境汚染を生じさせることのない履物を提供することを課題とす るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案が、このような課題を解決するためになされた手段としては、分解性高 分子材料からなる履物本体1 を具備することにある。
【0008】 また、別の手段としては履物本体1 が一体成形されてなることにある。
【0009】 さらに、足の裏に当接する中敷部2 の表面が天然素材から形成され、且つ該中 敷部2 が履物本体1 に着脱自在に取り付けられていることにも別の手段を有する 。
【0010】
【作用】
本考案の履物は、分解性高分子材料からなるため、使用後に廃棄処分する際に 埋め立てた場合には微生物等によって無害な物質に分解され残存することがない 。 また、焼却した場合にも有毒ガスが発生するおそれがないため使用後の廃棄処 分が容易であり、環境を汚染するおそれがない。
【0011】 また、足の裏に当接する中敷部の表面を天然素材から形成した場合には、足に 直接接触する部分が吸水性を有し、さらに感触が良好である。
【0012】 さらに、中敷部を履物本体から着脱自在に取り付けた場合には、一度使用した 後に、該中敷部のみを取り替えて再び使用することができるため経済的であり、 且つ足に直接触れる部分を常に衛生的に保つことができる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面に従って説明する。 図1及び図2において、1は生分解性を有する合成樹脂からなる履物本体で、 履物本体1は底部6と該底部6の前方に一体的に取り付けられた甲部7からなる 。
【0014】 このような生分解性を有する合成樹脂としては、デンプンとポリビニルアルコ ール共重合体に植物油等を混合した混合物等の分解性高分子が使用される。
【0015】 2は、図3(イ)に示すように、前記履物本体1に着脱自在に取り付けられた 中敷部で、該中敷部2は図3(ロ)に示すように、履物本体1と同様の生分解性 を有する芯材4と、該芯材4の表面を被覆するイグサを加工した天然素材からな る表面部3とからなる。
【0016】 次に上記のような構成からなる履物をスリッパ5として使用する場合について 説明する。 スリッパ5の甲部7の内部に足を入れて使用するが、この時足の裏が直接当接 する中敷部2の表面部3がイグサからなる天然素材であるため、吸水性があり、 しかも感触が良好である。
【0017】 このようなスリッパ5を一度使用し終えた場合には、図4に示すように中敷部 2のみを履物本体1から取り外して廃棄し、新しい中敷部2を入れることによっ て、例えば別の人の使用に供した場合にも、足に直接当接する部分が新品である ため、使用感が良く且つ衛生的である。
【0018】 さらに、使用後の中敷部2を廃棄する場合に、該中敷部2は天然素材からなる 表面部3と生分解性を有する合成樹脂性の芯材4からなるため、埋め立てても微 生物によって二酸化炭素と水に自然に分解され、また焼却処分しても有害ガスが 発生するおそれがない。
【0019】 尚、上記実施例では、履物本体1の材料の分解性高分子材料としてポリビニル アルコール共重合体に植物油を混合した混合物を使用したが、他の分解性高分子 材料を使用することも可能である。 例えば、脂肪族系のポリエステルや、微生物によって低分子に分解されるポリ エチレングリコールやポリウレタン等を含む混合物等の生分解性高分子材料を使 用してもよいのである。
【0020】 この他、分解性を有する高分子材料としては微生物が存在しない条件下でも分 解される、いわゆる易分解性高分子材料、例えば光分解あるいは加水分解しやす い化学結合を主鎖中に含む高分子材料等を使用することもできる。 要は土壌などに放置した場合に、自然条件下において分解され、且つ焼却した 場合には窒素等の有毒ガスが発生しない材料であれば適宜使用できる。
【0021】 また、中敷部2の表面に設けられた表面部3の材質として、上記実施例ではイ グサを使用したが、この他、シュロ等の植物の加工品、布や木材等の吸湿性にす ぐれており、使用した時に足の感触が良好な材質の天然素材であれば任意の材質 が使用できる。
【0022】 さらに、上記実施例では中敷部2を天然素材からなる表面部3と生分解性を有 する合成樹脂製の芯材4から形成したが、例えば天然素材のみ、又は生分解性を 有する合成樹脂のみから中敷部2を形成することもできる。
【0023】 また、上記実施例では中敷部2を履物本体1から着脱自在に形成したが、図5 に示すように中敷部2と履物本体1を生分解性を有する高分子材料から一体成形 等によって一体的に成形してもよい。 このように一体成形によって履物を製造した場合には、製造コストを低廉に抑 えることができるという利点がある。
【0024】 さらに、上記実施例では、スリッパ5として使用したが、この他サンダルや草 履等として使用することもでき、履物本体1の形状等は上記実施例に限定される ものではない。
【0025】
【考案の効果】
叙上のように、本考案は、分解性高分子材料で履物本体を成形したため、使用 後に廃棄、又は焼却処分した場合にも、無害な無機質に分解され有毒ガス等が発 生せず環境を汚染する等の問題を生じない。
【0026】 また、足に当接する中敷部を着脱自在に形成した場合には、この部分を取り替 えるだけで清潔かつ新品同様の状態で使用することができ、衛生的に何度も使用 することができる。
【0027】 さらに、足に直接触れる部分に天然素材を使用した場合には、吸水性や感触が 良好であるため、使い心地のよい履物を経済的に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のスリッパを示す正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】(イ)は本考案に係る中敷部の正面図、(ロ)
は(イ)のA−A線断面図。
【図4】一実施例のスリッパの中敷部を取り外した状態
を示す側面図。
【図5】本考案の他実施例のスリッパを示す側面図。
【符号の説明】
1 履物本体 2 中敷部 3 表面部 4 芯材 5 スリッパ 6 底部 7 甲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A43B 17/00 A

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分解性高分子材料からなる履物本体(1)
    を具備することを特徴とする履物。
  2. 【請求項2】 前記履物本体(1) が一体成形によって形
    成されてなる請求項1に記載の履物。
  3. 【請求項3】 足の裏に直接当接する中敷部(2) の表面
    が天然素材から形成され、且つ該中敷部(2) が履物本体
    (1) に着脱自在に取り付けられている請求項1に記載の
    履物。
JP1994015700U 1994-12-20 1994-12-20 履 物 Expired - Lifetime JP3016879U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022504908A (ja) * 2018-10-13 2022-01-13 プーマ エス イー 衣類、特にスポーツ衣類

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022504908A (ja) * 2018-10-13 2022-01-13 プーマ エス イー 衣類、特にスポーツ衣類
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