JP3016721B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

Info

Publication number
JP3016721B2
JP3016721B2 JP7285873A JP28587395A JP3016721B2 JP 3016721 B2 JP3016721 B2 JP 3016721B2 JP 7285873 A JP7285873 A JP 7285873A JP 28587395 A JP28587395 A JP 28587395A JP 3016721 B2 JP3016721 B2 JP 3016721B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airbag
cover body
airbag device
lead wire
insertion portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7285873A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09123859A (ja
Inventor
裕恵 井上
守正 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
Priority to JP7285873A priority Critical patent/JP3016721B2/ja
Publication of JPH09123859A publication Critical patent/JPH09123859A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3016721B2 publication Critical patent/JP3016721B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグをカバ
ー体で覆ったエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車において、シート
ベルトと併用される補助安全装置であるエアバッグ装置
が用いられている。このエアバッグ装置は、例えば、自
動車のステアリングホイールの中央のボス部(パッド
部)などに設けられている。そして、このエアバッグ装
置は、ステアリングホイール本体に取り付けられるベー
スプレートを備えているとともに、このベースプレート
に、ガスを噴射するインフレータと、このガスにより膨
張するエアバッグと、このエアバッグを覆う樹脂製のカ
バー体とが取り付けられている。そして、エアバッグ
は、折り畳まれた状態でカバー体の内部に収納され、自
動車の衝突などに際してインフレータから噴射されるガ
スの圧力により急速に膨張してカバー体を開裂させ、運
転者の前面に展開されて、運転者を衝突の衝撃から保護
するようになっている。
【0003】また、インフレータの底部からはリード線
が導出され、インフレータは、このリード線を介して衝
突検出装置に接続されている。そして、この衝突検出装
置は、所定の条件で起動用の電気エネルギを供給し、イ
ンフレータを起動させるようになっている。
【0004】さらに、このエアバッグ装置のカバー体の
上面には、ホーンスイッチ機構が押動可能に設けられ、
このホーンスイッチ機構から導出されたリード線が、エ
アバッグ装置の下面に沿って配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
エアバッグ装置のインフレータやホーンスイッチ機構か
ら導出されたリード線が固定されていないと、車両の組
み立て工程などにおいて他の部品に挟み込まれ、あるい
は、車両の走行時の振動を受けて鋼板製のベースプレー
トの端縁部に接触するなどのおそれがあるため、リード
線は、例えば、粘着テープを用いてベースプレートに固
定されている。しかしながら、粘着テープを用いてリー
ド線を固定する構成では、耐久性の向上が困難で、温度
などの環境条件が厳しい場合に、長期にわたり安定して
リード線を支持することが困難である問題を有してい
る。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、リード線を容易に配線できるエアバッグ装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【問題を解決するための手段】請求項1記載のエアバッ
グ装置は、ガスにより膨張展開するエアバッグと、この
エアバッグを覆うカバー体と、このカバー体が取り付け
られる支持部材と、ケーブルとを具備し、前記支持部材
には、係止受部が設けられ、前記カバー体には、前記係
止受部に当接嵌合して係止される係止面、および前記ケ
ーブルを案内する案内面が形成された係止部が設けられ
たものである。
【0008】前記係止部の案内面に臨んで、ケーブルが
挿通されて案内される挿通部が設けられ、この係止面は
前記挿通部に挿通される前記ケーブルを囲んである。
【0009】そして、この構成では、エアバッグは、カ
バー体によって覆われ、エアバッグが膨張展開する際に
は、カバー体が所定の部位より破断してエアバッグが突
出する。そして、カバー体は、係止突部の係止面を係止
受部に当接嵌合して係止して位置決めおよび仮固定など
され、カバー体が支持部材に容易に取り付けられるとと
もに、この係止部の案内面により囲まれ、ケーブルが支
持部材に接触しないように案内して保護される。また、
カバー体を支持部材に係止する構成と、ケーブルを案内
する構成とが共用され、製造コストが低減される。
【0010】さらにこの構成では、ケーブルは、係止部
の案内面により案内されるとともに、挿通部に挿通して
適切な位置に保持される。
【0011】請求項記載のエアバッグ装置は、請求項
記載のエアバッグ装置において、カバー体には、挿通
部とこのカバー体の端縁部とを連通させる挿入部が設け
られたものである。
【0012】そして、この構成では、挿入部を通してケ
ーブルが挿通部に容易に挿入され、エアバッグ装置の組
み立てが容易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアバッグ装置の
一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】図1において、11はエアバッグ装置で、こ
のエアバッグ装置11は、図示しない自動車のステアリン
グホイールのボス部に設けられ、センタパッドに内蔵さ
れた状態で装着されている。
【0015】そして、エアバッグ装置11は、支持部材と
しての金属製のベースプレート21を備え、このベースプ
レート21には、略六角形の平板状をなす上板部22と、こ
の上板部22の周縁部から下方に向かって屈曲された筒状
をなす周壁部23とが形成されている。そして、上板部22
の中央部には、円孔状のインフレータ取付孔24が形成さ
れているともに、このインフレータ取付孔24の周辺部
に位置して、等間隔で4か所にボルト用通孔25が形成さ
れている。また、周壁部23には、所定の間隔でリベット
孔26が形成されているとともに、この周壁部23の両側部
からは、それぞれ下方に向かってブラケット部27が延設
されている。そして、これらブラケット部27に設けた長
孔状の取付通孔28を挿通するボルトを、ステアリングホ
イール本体のブラケットに締め付け固定して、エアバッ
グ装置11がステアリングホイール本体に取り付けられて
いる。また、周壁部23の前側部には、前側に湾曲した湾
曲部29が形成されているとともに、後側部からは下方に
向かって矩形板状に延設部30が延設され、この延設部30
の下端の端縁の中央部を切り欠くようにして、係止受部
31が形成されている。
【0016】また、33はエアバッグで、このエアバッグ
33は、袋状をなし、上板部22の形状に合わせて小さく折
り畳んだ状態で、ベースプレート21の上板部22の上面に
配置されている。そして、このエアバッグ33には、イン
フレータ取付孔24とほぼ同じ径寸法の円形の開口部34が
形成されているとともに、この開口部34の周囲に図示し
ない複数のボルト用通孔が形成されている。さらに、エ
アバッグ33の内側には、開口部34を介して、図示しない
円環状のリテーナが挿入され、エアバッグ33の開口部34
をベースプレート21のインフレータ取付孔24に位置合わ
せした状態で、このリテーナに一体に固定された4本の
取付ボルト(スタッドボルト)37が、エアバッグ33およ
びベースプレート21のボルト用通孔25を挿通し、ベース
プレート21の上板部22の下面側に突出するようになって
いる。
【0017】そして、41はインフレータで、このインフ
レータ41は、略円柱状をなす本体部42を有し、この本体
部42の上側部の周面に、ガスを噴射するガス噴射口43が
複数形成されている。また、このインフレータ41には、
板状をなすフランジ部45が放射状に延設され、このフラ
ンジ部45の4か所に、ボルト用通孔46が形成されてい
る。さらに、この本体部42の底面からは、通電手段とな
るケーブルとしてのリード線47が複数本導出され、これ
らリード線47の端部には、コントローラ(衝突検出装
置、衝突診断ユニット)あるいはステアリングホイール
側と車体側との間の電気的な接続を行う図示しないケー
ブル用リール装置などに接続されるコネクタ48が設けら
れているとともに、これらリード線47の中間部は、束帯
49により束ねられている。そして、このインフレータ41
は、リード線47を介して電力を供給されることにより起
動して、ガス噴射口43から瞬時に大量の不活性ガスを噴
射するようになっている。
【0018】さらに、51はホーンスイッチで、このホー
ンスイッチ51は、左右に対をなす左スイッチ本体52と右
スイッチ本体53とを有している。そして、これらスイッ
チ本体52,53には、それぞれ図示しない対をなす接点部
が収納されているとともに、これらスイッチ本体52,53
の上部には、これら接点部を接離させる押動部54が設け
られている。さらに、これらスイッチ本体52,53の下部
には、それぞれ円筒状をなす固着ボス55が設けられてい
るとともに、接点部に電気的に接続された端子部に臨む
一対の接続孔56が形成されている。さらに、これら接続
孔56には、リード線57の一端部に設けた差し込み金具58
が着脱可能に接続されている。また、リード線57の他端
部には、ケーブル用リール装置などに接続されるコネク
タ59が設けられているとともに、これらリード線57の中
間部は、束帯60により束ねられている。
【0019】また、61はカバー体で、このカバー体61
は、ポリウレタン、ポリエステル、ポリオレフィンなど
の各種エラストマーなど軟質の樹脂を射出成形して、ス
テアリングホイール本体のボス部およびスポーク部の一
部を覆う被覆部62と、この被覆部62の裏面から下側に突
設された取付片部64とが一体に形成され、下面を開口し
た略箱状に形成されている。
【0020】そして、被覆部62は、ステアリングホイー
ルのセンタバッドとなるもので、スポーク部と滑らかに
連接される曲面状に形成されている。また、この被覆部
62の裏面部は、平面略H字状に凹設され、破断可能なテ
アライン65が形成されている。
【0021】また、取付片部64は、ベースプレート21の
周壁部23に嵌合する略多角形筒状をなし、所定の間隔で
リベット孔66が形成されているとともに、この取付片部
64の両側部には、それぞれ下端縁に連通したブラケット
溝67が形成されている。さらに、取付片部64の前側部に
は、周壁部23の湾曲部29に係合する湾曲受部69が形成さ
れているとともに、取付片部64の後側部には、下方に向
かって略矩形板状の突設部70が延設されている。
【0022】そして、図2に示すように、この突設部70
からは、周壁部23の内周側に向かって、上部壁71a と両
側の側壁71b とを有した略コの字状をなす係止突部72が
所定の突設寸法Dだけ突設され、この係止突部72の上側
および外側に向かう面が、係止面72a になっているとと
もに、内側に向かう面が、案内面72b になっている。さ
らに、この突設部70には、この案内面72b に臨み、係止
突部72に囲まれた部分が略T字状に切り欠かれ、略矩形
状の挿通部74と、この挿通部74と突設部70の先端の端縁
部とを連接する挿入部75とが形成されている。
【0023】さらに、カバー体61の両側部には、それぞ
れ、被覆部62の端部に連続して、ステアリングホイール
本体のスポーク部の芯金を覆う被覆部の端部に当接する
端面部76が形成されているとともに、これら端面部76と
取付片部64との間に位置して、ホーンスイッチ51を取り
付けるホーンスイッチ取付部77が一体に形成されてい
る。そして、このホーンスイッチ取付部77は、上側に開
口した略箱状をなし、底部にはそれぞれねじ用通孔78と
リード線接続用通孔79とが形成されている。
【0024】次に、このエアバッグ装置11の組み立て動
作を説明する。まず、ホーンスイッチ51は、各スイッチ
本体52,53からリード線57を取り外した状態で、これら
スイッチ本体52,53を上側から各ホーンスイッチ取付部
77に圧入して組み込む。さらに、各ホーンスイッチ取付
部77の底部側からねじ用通孔78を介してビス81を固着ボ
ス55に捩じ込み、カバー体61の各ホーンスイッチ取付部
77に各スイッチ本体52,53を強固に取り付ける。続い
て、取り外しておいたリード線57の差し込み金具58を、
リード線接続用通孔79を介して各スイッチ本体52,53の
接続孔56に挿入して接続する。
【0025】また、エアバッグ33は、ベースプレートの
上板部22の形状に合わせて小さく折り畳み、内側に挿入
したリテーナの取付ボルト37をエアバッグ33およびベー
スプレート21のボルト用通孔25を挿通した状態で、図示
しないリベットを用いるなどしてベースプレート21の上
板部22の上面に取り付ける。
【0026】さらに、この折り畳んだエアバッグ33を載
置したベースプレート21に、上側からカバー体61を被
せ、カバー体61の突設部70を後側(外側)に弾性的に変
形させながら、周壁部23の外周に取付片部64を嵌合す
る。そして、取付片部64の突設部70が復帰変形した状態
で、この突設部70から突設した係止突部72が、ベースプ
レート21の周壁部23に形成した係止受部31に嵌合して係
止され、カバー体61がベースプレート21に位置決めして
仮止めされる。
【0027】続いて、カバー体61およびベースプレート
21のリベット孔66,26にそれぞれ外周側からリベットR
を挿入してかしめることにより、カバー体61がベースプ
レート21に強固に固定される。
【0028】さらに、ベースプレート21の下側から、各
ボルト用通孔46に取付ボルト37を挿通させながら、イン
フレータ取付孔24および開口部34を介して、エアバッグ
33の内側にインフレータ41の本体部42を押し込み、フラ
ンジ部45をベースプレート21の下面に当接させる。この
状態で、取付ボルト37の下端部にナット83を螺合して締
め付けることにより、リテーナとナット83との間に、エ
アバッグ33、ベースプレート21、およびインフレータ41
が共締めして強固に連結固定される。
【0029】また、インフレータ41から導出したリード
線47は、カバー体61の突設部70に形成した挿入部75を介
して挿通部74に挿入する。この状態で、リード線47はか
るく抜け止めされた状態で挿入部75に保持されるととも
に、係止突部72の案内面72bに所定の突出寸法Dだけ案
内されて、所定の位置で、ベースプレート21の端縁部に
当接しないようにして保持される。また、リード線47の
コネクタ48は、コントローラあるいはケーブル用リール
装置などに接続する。
【0030】そうして、この状態で、エアバッグ装置11
の組み立てが完了し、完成したエアバッグ装置11は、ボ
ルトなどを用いてステアリングホイール本体に固定され
る。
【0031】また、自動車が衝突した際などには、コン
トローラから供給される電気エネルギによりインフレー
タ41の点火器が起動され、充填した推進薬を反応させる
ことにより、周面に形成されたガス噴射口43からエアバ
ッグ33の内部に窒素ガスなどが急速に噴射されて、折り
畳まれたエアバッグ33が急激に膨張する。すると、この
エアバッグ33の膨張の圧力により、カバー体61の被覆部
62がテアライン65に沿って開裂し、前後一対の扉片部が
形成され、さらに、これら扉片部が前後に回動してエア
バッグ33の突出口が形成され、この突出口から、乗員の
前側にエアバッグ33が膨張するようになっている。
【0032】そして、本実施の形態のエアバッグ装置11
によれば、カバー体61をベースプレート21に嵌合した際
に、係止突部72の係止面72a を、ベースプレート21の係
止受部31に当接係止して位置決めおよび仮固定などでき
るため、カバー体61の取り付け作業を容易にすることが
できる。
【0033】また、カバー体61には、挿通部74が形成さ
れ、インフレータ41から導出されたリード線47などをこ
の挿通部74に挿通させることにより、リード線47を所定
の位置に保持し、カバー体61の取付片部64を越えて引き
出すことができるとともに、軟質樹脂である係止突部72
の案内面72b により、金属製のベースプレート21の周壁
部23の端縁部(エッジ部)にリード線47が接触しないよ
うに案内して保護することができる。そこで、エアバッ
グ装置11の組み付け工程および組み立て後の車両の振動
などを受けてもリード線47を確実に保持することができ
る。
【0034】そして、これら係止突部72および挿通部74
は、カバー体61に一体に形成され、部品点数の増加もな
いとともに、カバー体61をベースプレート21に係止する
構成と、リード線47を案内する構成とを共用でき、組み
立て作業性を向上できるとともに、構造を簡略化して、
製造コストを低減することができる。
【0035】また、リード線47は、挿入部75を通して挿
通部74に容易に挿入でき、エアバッグ装置11の組み立て
を容易にして、製造コストを低減することができる。な
お、このような挿入部75を設けずに、挿通部を通孔とし
て形成し、リード線47をこの通孔に先端部から挿入する
こともできる。また、このように、挿通部を通孔として
形成した場合には、リード線47の先端に小型の接続端子
を接続することもできる。
【0036】また、係止突部72の突出寸法Dは、適宜選
択することができ、ベースプレート21の周壁部23の板厚
以上の寸法であれば、リード線47の保護とカバー体61の
係止との作用効果を奏することができ、また、周壁部23
の板厚以下であっても、カバー体61を係止する作用効果
を奏し、周壁部23と挿通部74とを所定の幅だけ離間させ
ることにより、リード線47を周壁部23と接触しないよう
に保護できる。
【0037】さらに、上記の実施の形態では、係止突部
72および挿通部74にインフレータ41のリード線47を挿入
して案内したが、ホーンスイッチ51のリード線57を案内
することもできる。
【0038】また、図3および図4に示すように、係止
突部72の上部壁71a に、一対の切り欠き部72c を形成す
ることもできる。この構成では、カバー体61の取付片部
64の外側に沿って配設されたリード線57を、一旦挿入部
75を介して挿通部74に挿入して取付片部64の内側に引き
込み、切り欠き部72c に掛け回した後、再び挿入部75を
介して取付片部64の外側に引き出すことにより、リード
線57を弛みなく所定の位置に保持することができる。
【0039】さらに、図5に示すように、ホーンスイッ
チとして、カバー体61の被覆部62の裏面側に面状スイッ
チ91を配置した構成において、この面状スイッチ91から
導出されたリード線(引き出し線)92が挿通する円孔状
の挿通部94を、被覆部62近傍の取付片部64に形成するこ
ともできる。そして、この構成では、挿通部94を下側部
を囲むようにして、取付片部64から内周側に向かい、下
部壁96a と両側の側壁96b とを有した略コの字状をなす
係止突部96が所定の突設寸法だけ突設され、この係止突
部96の下側および外側に向かう面が係止面になっている
とともに、内側に向かう面が、案内面になっている。さ
らに、取付片部64には、被覆部62の端縁部と挿通部94と
を連通する長手寸法の大きい溝状の挿入部97が切り欠き
形成されている。
【0040】そこで、この図5に示す実施の形態では、
挿入部97を介して、先端にコネクタ98を備えたリード線
92を挿通部94に容易に挿入できるとともに、係止突部96
の下部壁96a を、係止受部となる図示しないベースプレ
ートの上板部の端縁部に当接係止して、カバー体61を位
置決めすることができる。
【0041】さらに、エアバッグ装置は、ステアリング
ホイールに装着するもののほか、助手席乗員用のインス
トルメントパネルに装着する構成などに適用することも
できる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載のエアバッグ装置によれ
ば、カバー体は、係止部の係止面を係止受部に当接嵌合
して係止して位置決めおよび仮固定などされ、カバー体
を支持部材に容易に取り付けできるとともに、この係止
の案内面により、ケーブルを支持部材の端縁に接触し
ないように囲んで保護することができる。また、カバー
体を支持部材に係止する構成と、ケーブルを案内する構
成とを共用でき、製造コストを低減することができる。
【0043】さらに上記のエアバッグ装置によれば、ケ
ーブルを、係止突部の案内面により案内するとともに、
挿通部に挿通して適切な位置に保持することができる。
【0044】請求項記載のエアバッグ装置によれば、
請求項記載の効果に加え、挿入部を通してケーブルを
挿通部に容易に挿入でき、エアバッグ装置の組立てを容
易にして、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を示す
分解斜視図である。
【図2】同上エアバッグ装置の一部の斜視図である。
【図3】本発明のエアバッグ装置の他の実施の形態を示
す斜視図である。
【図4】同上エアバッグ装置の一部の斜視図である。
【図5】本発明のエアバッグ装置のさらに他の実施の形
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 エアバッグ装置 21 支持部材としてのベースプレート 31 係止受部 33 エアバッグ 47 ケーブルとしてのリード線 61 カバー体 72 係止部としての係止突部 72a 係止面 72b 案内面 74 挿通部 75 挿入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスにより膨張展開するエアバッグと、
    このエアバッグを覆うカバー体と、このカバー体が取り
    付けられる支持部材と、ケーブルとを具備し、前記支持
    部材には、係止受部が設けられ、 前記カバー体には、前記係止受部に当接嵌合して係止さ
    れる係止面、および前記ケーブルを案内する案内面が形
    成された係止部が設けられ、前記係止部の案内面側に臨
    んで、ケーブルが挿通されて案内される挿通部が設けら
    れ、この係止面は前記挿通部に挿通される前記ケーブル
    を囲んだことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 カバー体には、挿通部とこのカバー体の
    端縁部とを連通させる挿入部が設けられたことを特徴と
    する請求項1記載のエアバッグ装置。
JP7285873A 1995-11-02 1995-11-02 エアバッグ装置 Expired - Fee Related JP3016721B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7285873A JP3016721B2 (ja) 1995-11-02 1995-11-02 エアバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7285873A JP3016721B2 (ja) 1995-11-02 1995-11-02 エアバッグ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09123859A JPH09123859A (ja) 1997-05-13
JP3016721B2 true JP3016721B2 (ja) 2000-03-06

Family

ID=17697145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7285873A Expired - Fee Related JP3016721B2 (ja) 1995-11-02 1995-11-02 エアバッグ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3016721B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09123859A (ja) 1997-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5992874A (en) Airbag module
JPH09216545A (ja) エアバッグ装置およびエアバッグ装置の製造方法
JPH05278550A (ja) 運転者拘束モジュールを自動車のステアリングホイールに取着するためのブラケット手段
US5149127A (en) Air bag structure for an automotive vehicle
EP1857326B1 (en) Ignitor, inflator, and airbag apparatus
JP3016721B2 (ja) エアバッグ装置
JP2001213326A (ja) ステアリングホイール
EP1857334B1 (en) Ignitor, inflator, and airbag apparatus
US5803484A (en) Extruded clip for attaching airbag wire harness to extruded module reaction can
JP3299454B2 (ja) エアバッグ装置
JP3078388B2 (ja) 自動車のエアバッグ取付構造
JPH08253099A (ja) ステアリングホイール
JP3109722B2 (ja) ステアリングホイール
JP2561777B2 (ja) ステアリングホイールのホーンスイッチ装置
KR100227647B1 (ko) 자동차의 조수석용 에어백 장치
JPH1044907A (ja) エアバッグ装置およびステアリングホイール
JPH0966790A (ja) エアバッグ装置
JP3235770B2 (ja) エアバッグ装置
JP2001018807A (ja) ステアリングホイール
JP3530950B2 (ja) エアバッグ装置
JP2702070B2 (ja) ステアリングホイール
JP2554159Y2 (ja) ステアリングホイール装置
JPH09277897A (ja) エアバッグ装置
JP6096028B2 (ja) ハンドル
JP2005238881A (ja) ステアリングホイール

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees