JP3016081B2 - アルミ形材の積降ろし装置 - Google Patents

アルミ形材の積降ろし装置

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JP3016081B2
JP3016081B2 JP9014769A JP1476997A JP3016081B2 JP 3016081 B2 JP3016081 B2 JP 3016081B2 JP 9014769 A JP9014769 A JP 9014769A JP 1476997 A JP1476997 A JP 1476997A JP 3016081 B2 JP3016081 B2 JP 3016081B2
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誠一 政
弘明 桶
秀昭 角地
裕伸 加藤
信彦 沢井
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富山軽金属工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウムの押
出し形材あるいはアルミニウム合金の押出し形材(以
下、アルミ形材と称する)を、搬送用のラックに積み込
んだり、このラックから積み降ろしたりするための、ア
ルミ形材の積降ろし装置に関する。
【0002】本発明は具体的には、押出し成形後、所定
の長さに切断されたアルミ形材を、熱処理するために、
さらには表面処理するために、あるいは梱包処理するた
め等に、搬送用のラックに積み込んだり積み降ろしたり
するための、アルミ形材積降ろし装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、アルミ形材の製造プロセスにおい
て、アルミの押し出し成形の後に、所定の長さに切断し
たアルミ形材を、積み込み装置によって搬送用のラック
に一段ずつ段積みし、このラックのアルミ形材全部を一
括して、ラックごと熱処理工程、表面処理工程などに搬
送し、ラックの処理されたアルミ形材を全部一括して、
積降ろし装置により積み降ろししていた。
【0004】言い換えると従来は、たとえば表面処理の
仕様あるいは梱包処理の仕様が異なるアルミ形材の場
合、同一のラックには積み込みが出来ず、積み込みは一
ラック一仕様を原則としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、最近の小ロ
ット化の傾向により、ラックの使用台数が著しく増加
し、しかも一ラックあたりのアルミ形材の積載量が低下
するという問題があった。
【0006】さらに従来の積み込み装置では、ラックの
入れ替え台数の頻度が多くなり、作業能率が低下すると
いう問題点があった。加えて、熱処理炉では、ラックの
使用台数の増加により、処理能力が不足するという問題
もあり、また、一ラックあたりの積載量の低下によっ
て、灯油の原単位が高くなるという問題点もあった。
【0007】本発明の目的は、ラックの積載量をアップ
して、積み込み装置ならびに熱処理炉の効率を高めるこ
とにある。
【0008】言い換えると、本発明は一ラック一仕様の
アルミ形材を原則として受け入れてきた、従来の積降ろ
し装置を改良して、一ラック複数仕様のアルミ形材を受
け入れできるようにする目的から開発されたものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】 本発明は少なくとも、
床面の上方に配置されて当該床面と平行な一方向に往復
動自在になる台と、この台の下面に配置されて前記床面
と平行な方向で且つ当該台の往復動方向に対し直角方向
に往復動自在になるフレームと、このフレームに垂下さ
れて上下方向に伸縮自在になる複数個のアームと、これ
らアームの各下部にそれぞれ垂下されているフォーク
と、このフォークを個々に上方向に移動するための昇降
手段と、前記フォークそれぞれの上下方向に配設されて
前記床面と平行な方向に突出自在になる爪と、を備えて
いることを特徴としたアルミ形材の積み降ろし装置であ
る。
【0010】 また本発明は、前記台に複数個配設され
てそれぞれが縦に長く下端部に突起を有するリフトと、
このリフトを昇降自在に駆動するための手段と、を備え
ていることを特徴としたアルミ形材の積降ろし装置であ
る。
【0011】 また本発明は、前記爪が油圧シリンダを
備えていることを特徴としたアルミ形材の積降ろし装置
である。
【0012】 また本発明は、前記昇降手段が油圧シリ
ンダを備えていることを特徴としたアルミ形材の積降ろ
し装置である。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明を、その実施につい
て、添付の図面を参照して説明する。図1は、本発明に
よる一実施例を、概略的に示す正面図であり、図2、図
3、図4はそれぞれ、同上実施例の動作を説明するため
の正面図である。
【0015】さらに、図5は、図4を右から見た側面図
であり、図6、図7、図8、図9、図10はそれぞれ、
同上実施例の動作を説明するための正面図である。ま
た、図11、図12、図13はそれぞれ、同上実施例の
他の動作を説明するための正面図である。
【0016】まず、図1下方の21は床面で、床面21
の適所下方には、図5に示されるように、テ−ブル・リ
フタ5が配置されており、テ−ブルが床面21から昇降
自在になるように配設されている。
【0017】図1下方の1はラックで、テ−ブル面には
ラックを搬送するためのロ−ラ−コンベアが配置されて
いる。等間隔に起立される複数個の柱1Bには上下方向
に等間隔に突出される多数個のスペ−サ−支持片8が取
付けられている。
【0018】図1の上方には積降ろし装置が示されてい
る。ここで、この積降ろし装置を概略的に説明すると、
積降ろし装置は、テ−ブル・リフタ5を挟むようにし
て、床面21に起立されている複数個の柱22と、これ
らの柱22の各頂部に形成されている一対のレ−ル24
(図5を参照)と、これらレ−ル24間に架け渡されて
いる板形状の台26と、長手の台26の各端部に配設さ
れている走行車10と、台26に長さ方向等間隔かつ昇
降自在に配設されている四対のスペ−サ−・リフタ14
と、台26の下面に形成されている二対の保持部7と、
これらの保持部7内にそれぞれ横方向スライド自在に収
納されている断面T字形の長いレ−ル28と、これらレ
−ル28の下面に配置されている長い板形状のフレ−ム
29と、このフレ−ム29の下面に長さ方向等間隔に伸
縮自在なパイプ構造のア−ム64を介在して、吊下形成
されている四対のフォ−ク6と、からなる。
【0019】なお、フレ−ム29は台26に取り付けら
れた油圧シリンダ4によって、図1の左右方向に移動さ
れる。
【0020】また、各フォ−ク6は、図1ならびに図5
に示されように、左右対になる柱形のブロックと、これ
らのブロックそれぞれに上下方向に段階的に配設される
六個のエアシリンダ62と、これらのエアシリンダ62
によって突出自在になる、左右一対の爪61と、ブロッ
クを上下するための昇降用の油圧シリンダ63と、から
なる。
【0021】また、スペ−サ−・リフタ14は図7から
図10に示されるように、台26に設置された電動ギア
142によってラック141を介在して昇降自在にな
る。
【0022】
【実施例】上述の構成からなる本発明の実施例は、まず
図1に示されるように、左側のコンベア2によってラッ
ク1を積降し装置内に搬入する。なお、図1は、アルミ
形材Sを満載したラック1が積降ろし装置内に搬送され
た状態を示す図である。また、図1の右側に示されるコ
ンベア3はラック1を積降ろし装置内から搬出するため
のものである。
【0023】ここで、アルミ形材Sの製造プロセスにお
けるコンピュ−タ管理を若干説明する。下記の表1は、
搬送されるラック1のアルミ形材情報を管理しているコ
ンピュ−タ画面を概略的に示したものである。
【0024】
【表1】
【0025】アルミ形材Sの表面処理工程においては、
表面処理の仕様別にアルミ形材Sを積み降ろすため、最
初に表面処理の仕様別に情報を表示する様になつてい
る。表1は表面処理仕様のコ−ドを[2]にしたときの
コンピュ−タ画面である。表面処理の仕様コ−ドが
[2]のアルミ形材Sが積み込まれているラック情報が
ラック1ごとに示されている。
【0026】縦2列目はラック1の番号を示し、縦3列
目は各ラック1内の上段、下段、全段のどれが積降ろし
対象かを示している。「全段」表示はラック1内に段積
されているアルミ型材Sすべてが積降ろし対象であり、
「上段」表示はラック1の上の方に段積されているアル
ミ形材Sが積降ろし対象であり、「下段」表示はラック
1の下の方に段積されているアルミ形材Sが積降ろし対
象であることを示している。
【0027】なお、縦4列目ならびに縦5列目は、積降
ろし対象となっているアルミ形材Sで、それぞれ1番下
側に積まれているアルミ形材Sの形番、ならびに1番上
側に積まれているアルミ形材Sの形番を示している。ま
た、縦6列目は積降ろし対象のアルミ形材Sで1番下側
に積まれているアルミ形材Sの納期を示している。
【0028】したがって、たとえば、縦1列目の選択欄
に搬送指令を入力すると、コンピュ−タは設備プラント
に積降ろし装置への所定番号のラック1の搬送を指示
し、設備プラントより、搬送完了の信号を受けて、積降
ろし装置にアルミ形材Sの積み降ろしを指示する。
【0029】(1)、まず、ここで、全段のアルミ形材
Sを積み降ろす場合を説明する。図2に示されるよう
に、テ−ブル・リフタ5を上昇限度まで上昇させ、さら
に油圧シリンダ4によって、フォ−ク6を図2の右方向
に移動して、各々のスペ−サ−9の下方にフォ−クの爪
61を挿入する。
【0030】つぎに、図3に示されるように、油圧シリ
ンダ63により、上昇しているラック1を使用して、フ
ォ−ク6を一段の間隔内でさらに上昇させて、フォ−ク
の爪61にスペ−サ−9ごとアルミ形材Sを乗せる。
【0031】この後さらに、油圧シリンダ4を元に戻す
ことで、フォ−ク6が図3の左方向へ動き、フォ−クの
爪61とラック1のスペ−サ−支持片8とが離れること
になる。
【0032】つぎに、図4に示されるように、油圧シリ
ンダ63を元に戻しつつ、テ−ブル・リフタ5を下降さ
せる。これによって、ラック1内のアルミ形材Sの全部
が、スペ−サ−9と共に積降ろし装置内に取り出される
ことになる。
【0033】なお、空のラック1は、コンベア3を介在
して適所に搬出される。
【0034】図4の状態を右側から見た側面図が、図5
に概略的に示されている。なお、図5の右下方に示され
る矩形状のものは、スペ−サ−9を回収するためのコン
ベアであり、その上方の13は、アルミ形材Sを外部に
搬送するためのコンベアである。また、さらに上方の1
2は、アルミ形材Sを受け取るための昇降自在なロ−ラ
・コンベアである。
【0035】図4、図5の積降ろし装置内に取り出され
たアルミ形材Sと、スペ−サ−9とを分離するために
は、まず、上方に示された走行車10を介在して、積降
し装置を図5の右方向に移動し、スペ−サ−9の回収コ
ンベア11の上方に停止させる。
【0036】この状態を正面から見たのが図6である。
言い換えると、積降ろし装置が、回収コンベア11の上
方に移動された状態が、図6に示されている。
【0037】つぎに、図7に示されるように、スペ−サ
−・リフタ14を降下して各下端を、一番下のフォ−ク
爪63の下方まで下げると共に、油圧シリンダ4の操作
によって、フォ−ク6を図7の右側へ移動させ、スペ−
サ−・リフタ14の下端にスペ−サ−9ごとアルミ形材
Sを受け取とることができる状態にする。
【0038】こののち、図8に示されるように、スペ−
サ−・リフタ14をやや上昇させて1番下のアルミ形材
Sのみをスペ−サ−9ごと、スペ−サ−・リフタ14の
下端に受け取ると共に、油圧シリンダ4を元に戻して、
フォ−ク6とスペ−サ−・リフタ14とを分離する。
【0039】つぎに、図9に示されるように、スペ−サ
−・リフタ14を再び降下させて、アルミ形材Sを昇降
式のロ−ラ・コンベア12上に乗せ、さらにスペ−サ−
・リフタ14を下降させて、スペ−サ−9を回収コンベ
ア11の上に乗せる。
【0040】そしてさらに、回収コンベア11を、図9
において、反時計方向にやや回転する。言い換えると、
スペ−サ−・リフタ14の下端から、回収コンベア11
の上のスペ−サ−9が外れる所まで、左回転の移動をす
る。
【0041】このあと、図10に示されるように、ま
ず、つぎのアルミ形材Sを受け取る位置まで、すなわ
ち、図10において最下位置のアルミ形材Sを受け取る
位置まで、スペ−サ−・リフタ14を上昇させ、つぎ
に、回収コンベア11を図において時計方向に回転させ
る。
【0042】こうして、回収コンベア11の上のスペ−
サ−9を、図10の右側に示されるスペ−サ−回収装置
31へ送り込むと共に、ロ−ラ・コンベア12を下降さ
せて、アルミ形材Sを搬送コンベア13に移載して表面
処理工程などへ送り込む。
【0043】このあと、ロ−ラ・コンベア12が上昇さ
れて元の位置に戻され、積降ろし装置内の下方にある次
の段のアルミ形材Sが、スペ−サ−・リフタ14によっ
て積み降ろしができることになる。
【0044】以上のようにして、一段ずつ積降ろし装置
のフォ−ク6内のアルミ形材Sが全て積み降ろしされ
る。このあと、スペ−サ−・リフタ14は上限まで上昇
されると共に、図5について説明したのとは逆に、搬入
されるラック1の上方位置まで移動される。
【0045】(2)、つぎに、上段のアルミ形材のみを
積み降ろしする場合を説明する。まず、表2は、積降ろ
し装置の操作盤面にある、コンピュ−タより受けた指示
信号を示すパネルの表示部分である。
【0046】
【表2】 表2の2行目1番目の[ ]内は、積降ろし装置内のラ
ック1の番号を示し、2行目2番目の[ ]内は、設定
された積降ろし段数を示し、2行目3番目の[]内は、
積降ろし段数の現在値を示す。4行目の三個の〇は、積
降ろし対象のアルミ形材Sが、全段か、上段か、下段か
を表示するランプである。
【0047】上述のように、積降ろし装置が、コンピュ
−タより上段の積降ろしの指示信号を受けた場合、図1
とほぼ同様な図11に示されるように、ラック1の上で
待機する。
【0048】なお、コンピュ−タの積降ろし段数は、積
み込まれているアルミ形材Sの段数であり、アルミ形材
Sの高さによつては、ラック1の上下にあるスペ−サ−
の支持片8の段数を2段以上使用することがある。ま
た、積降ろし段数とラック1のスペ−サ−の支持片8の
段数に違いが生じることがあり得る。したがって、積降
ろし段数をそのままラック1の段数とすることができな
い場合がある。
【0049】ここでの説明の場合、たとえば、ラック1
の上方3段のみを分別して積み降ろす場合は、図11に
示されるように、上から4段目より下方のフォ−クの爪
61を、エアシリンダ62の操作によって引き込ませ
る。
【0050】つぎに、図12に示されるように、フォ−
ク5の下端までテ−ブル・リフタ5を上昇させると共
に、油圧シリンダ4を操作して、フォ−ク6を図12の
右方向に移動させる。
【0051】こののち、油圧シリンダ63により、フォ
−ク6をさらに上昇させて、上3段のアルミ形材Sのみ
をスペ−サ−9ごと積降ろし装置のフォ−ク6に受け取
る。さらに、図13に示されるように、油圧シリンダ4
の操作でフオ−ク6を図の左側に戻すと共に、ラック1
を載置しているテ−ブル・リフタ5を下降させる。
【0052】以上によって、ラック1に段積みされたア
ルミ形材Sのうち、上方3段のアルミ形材Sのみを分別
して、積降ろしすることができる。
【0053】(3)、最後に、下段のアルミ形材のみを
積み降ろす場合を説明する。この場合、ラック情報がコ
ンピュ−タを通して、積降ろし装置にいき自動的に取出
し段数を設定する。積降ろし装置が下段積降ろしの指示
を受けた場合は、図1から図5に示され説明したよう
に、ラック1内のアルミ形材Sの全部を一括して取り出
した後、図6から図10に示され説明したように、積み
降ろしする段数を一段ずつ分離していく。
【0054】そして、積降ろし装置のフォ−ク6の上に
残ったアルミ形材Sは、ラック1に戻す。なお、この場
合、積降ろしプロセスとは逆のプロセスによって、積降
ろし装置を操作する。すなわち、図4から図1へと逆の
操作を行なって、積降ろし装置のフォ−ク6に残ったア
ルミ形材Sをラック1に戻す。
【0055】以上説明したように本実施例は、アルミ形
材の押出工程後の積み込みにおいて、表面処理仕様ある
いは梱包仕様などが異なる、複数仕様のアルミ形材を、
同一のラックに積み込むことが出来ることになる。
【0056】つぎの表3は、押出し作業を指示するテ−
ブルの例である。
【0057】
【表3】
【0058】表3の押出し順は主として納期順が考慮さ
れ、従として表面の処理仕様が考慮されている。なお、
表3のNo.8、No.9の例の様に、同一の形であっ
ても複数の表面処理仕様であるロットの場合は、形を優
先している。
【0059】従来では、同一のラックに混載可能なもの
は、表3においてNo.3とNo.4との組合せ、なら
びにNo.5とNo.6との組合せの様に、表面処理仕
様が同じもののみであった。
【0060】したがって、従来は、No.8−2ならび
にNo.9−2の様なロットは、それぞれ単独の1ラッ
ク分として、熱処理工程前で一時的にストックしてお
き、オフラインにより2人×3時間/日の人手をかけ
て、同じ表面処理仕様のラックに積み合わせていた。
【0061】表3から明らかなように、本発明の実施例
により、従来では混載出来なかったNo.8−2とN
o.9−1との組合せ、ならびにNo.9−2とNo.
10との組合せの場合も、押出し工程後の積込み装置で
混載が可能となり、積み合わせの人手が省かれることに
なった。
【0062】また、表3からは明らかではないが、ラッ
クの使用台数が1日当り133ラックから129ラック
に減少し、ラックの積載量が177Kg/ラックから1
83Kg/ラックにアップした。
【0063】ラックの使用台数の減少によって、ラック
の台入れ替えも、9.8分に1回から10.8分に1回
となり、ラック入れ替えのロスタイムが8.3分/日減
少し、したがって生産性が0.6%アップした。
【0064】また、ラックの積載量がアップしたことに
より、熱処理炉の処理能力が67.8t/日から70.
11t/日に増大した。この結果、灯油の原単位も1
1.3リットル/tから11.0リットル/tに減少で
きた。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明は、アルミニウム又
はアルミニウム合金の押出形材の押出工程後、所定の長
さに切断された形材を、搬送ラックに、スペ−サ−を介
して、形材の高さに応じた間隔で、一段づつ段積みし、
熱処理炉で人工時効処理に服せしめ、表面処理工程また
は梱包工程へ搬送後、搬送ラックより積降ろす装置で、
全段の形材をスペ−サ−ごと一括積降ろしするほか、搬
送ラックの上の方の任意の段数および下の方の任意の段
数に積まれた形材を分別して、スペ−サ−ごと積降ろし
することが出来るから、ラック装置の上の方の任意の段
数に積まれているアルミ形材を分別して、あるいは下の
方の任意の段数に積まれているアルミ形材を分別して、
スペ−サ−ごとに積降しすることができるため、一ラッ
ク複数仕様のアルミ形材の積込みが出来という、大きな
効果が得られる。
【0066】さらに、本発明を使用すると、アルミ形材
が積み込まれたラック装置の情報をコンピュ−タで管理
して、積降し装置に対して、積降し対象のラック装置
が、上段積降ろしか、下段積降ろしか、全段積降ろしか
などの操作を自動的に行なうことが出来るという実用的
な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例を概略的に示す正面図で
ある。
【図2】同上実施例の動作を説明するための正面図であ
る。
【図3】同上実施例の動作を説明するための正面図であ
る。
【図4】同上実施例の動作を説明するための正面図であ
る。
【図5】図4を右から見た側面図である。
【図6】同上実施例の動作を説明するための正面図であ
る。
【図7】同上実施例の動作を説明するための正面図であ
る。
【図8】同上実施例の動作を説明するための正面図であ
る。
【図9】同上実施例の動作を説明するための正面図であ
る。
【図10】同上実施例の動作を説明するための正面図で
ある。
【図11】同上実施例の他の動作を説明するための正面
図である。
【図12】同上実施例の他の動作を説明するための正面
図である。
【図13】同上実施例の他の動作を説明するための正面
図である。
【符号の説明】
S:アルミ形材 1:ラック 2、3:コンベア 4:油圧シリンダ(フレ−ム手段を構成する) 5:テ−ブル・リフタ 6:フォ−ク(シリンダ手段を構成する) 61:爪(爪手段を構成する) 62:エアシリンダ(シリンダ手段を構成する、爪手段
を構成する) 63:油圧シリンダ(ア−ム手段を構成する、昇降手段
を構成する) 64:ア−ム(ア−ム手段を構成する、昇降手段を構成
する) 7:保持部(フレ−ム手段を構成する、台手段を構成す
る) 8:支持片 9:スペ−サ− 10:走行車(台手段を構成する) 14:スペ−サ−・リフタ 141:ラック 142:ギア 21:床面 26:台(台手段を構成する) 28:レ−ル(フレ−ム手段を構成する) 29:フレ−ム(フレ−ム手段を構成する)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 裕伸 富山県新湊市奈呉の江13番地の3 富山 軽金属工業株式会社内 (72)発明者 沢井 信彦 富山県新湊市奈呉の江13番地の3 富山 軽金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−37625(JP,A) 特開 平4−12990(JP,A) 実開 昭49−131663(JP,U) 実公 昭48−38683(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 61/00 B66C 1/28 B65G 47/61

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、 床面の上方に配置されて当該床面と平行な一方向に往復
    動自在になる台とこの台の下面に配置されて前記床面と平行な方向で且つ
    当該台の往復動方向に対し直角方向に往復動自在になる
    フレームと、 このフレームに垂下されて上下方向に伸縮自在になる複
    数個のアームと、 これらアームの各下部にそれぞれ垂下されているフォー
    クと、 このフォークを個々に上方向に移動するための昇降手段
    と、 前記フォークそれぞれの上下方向に配設されて前記床面
    と平行な方向に突出自在になる爪と、 を備えており、各爪は、同一アームの上下の爪とは独立
    に、且つ他のアームの同一段の爪とは連動して伸縮する
    ことを特徴としたアルミ形材の積み降ろし装置。
  2. 【請求項2】 前記台に複数個配設されてそれぞれが縦
    に長く下端部に突起を有するリフトと、このリフトを昇
    降自在に駆動するための手段と、を備えていることを特
    徴とした請求項1に記載のアルミ形材の積降ろし装置。
  3. 【請求項3】 前記爪が油圧シリンダを備えていること
    を特徴とした請求項1あるいは請求項2に記載のアルミ
    形材の積降ろし装置。
  4. 【請求項4】 前記昇降手段が油圧シリンダを備えてい
    ることを特徴とした請求項1あるいは請求項2に記載の
    アルミ形材の積降ろし装置。
JP9014769A 1997-01-10 1997-01-10 アルミ形材の積降ろし装置 Expired - Fee Related JP3016081B2 (ja)

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