JP3015979U - 緊急用表示シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 任意の寸法及び形状に切断したシート状マグ
ネットの周縁角部に丸みを形成し、かつ角部２又は縁部
に沿った位置に紐状体取付用貫通孔３を設け、表面１に
必要事項を表示したものである。 【効果】 磁性体壁面にはマグネットの吸着力で貼着
し、マグネットけを吸着できない場所は紐状体で取り付
けることができ、取付場所に応じた使い分けにより、い
ずれの場所でも迅速に取り付けることができるようにし
たものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は緊急時に自動車や壁面用サインとして用いられる緊急用表示シートに 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、事故や災害の現場あるいは現場に急行する車両などに用いる緊急用表示 シートは着脱の容易性を必要とする関係上、取付部品なしに着脱できるものとし てシート状マグネットを用い、その表面に必要事項を表示して自動車の車体や壁 面などに貼着している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記のようなシート状マグネットを用いた緊急用表示シートは貼着する場所が 磁性体であること、シートを密着できるだけの平面があることが使用の条件とな る。貼着面に凹凸のある場合や磁性体でない壁面にはマグネット製の緊急用表示 シートを貼ることができない。マグネットを使用できない場所のために素材の異 なる表示シートを準備することは種々の管理上、繁雑である。

【０００４】 本考案は上記のような従来の難点を解消し、いずれの場所でも取り付けること ができる緊急用表示シートを提供したものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記のような従来の難点を解消するために、任意の寸法及び形状に切 断したシート状マグネット周縁角部に丸みを形成し、かつ角部又は縁部に沿った 位置に紐状体取付用貫通孔を設けたものである。

【０００６】

【作 用】

上記のようにシート状マグネットに紐体取付用貫通孔を設けたので、磁性体壁 面にはマグネットの吸着力で貼着し、マグネットの吸着できない場所はロープや ワイヤー等の紐状体で取り付けることができ、取付場所に応じた使い分けにより 、いずれの場所でも迅速に取り付けることができるようにしたものである。

【０００７】

【実施例】

図１は本考案による緊急用表示シートの平面図である。１は表示シートの表面 で、形抜き文字の貼着や印刷あるいは手書き等の手段によって必要事項を表示し ている。２は表示シートの角部で、丸みがつけられている。３は表示シートの角 部近傍及び側縁近傍に設けた貫通孔である。表示シートが小面積の場合は角部近 傍にのみ貫通孔を設け、側縁近傍に設けなくても良い。貫通孔３にはハトメ等の 補強部品を取り付ける。

【０００８】 緊急配備用の自動車側面や緊急現場の磁性体壁面に貼着する場合はマグネット の吸着力で固定することができ、磁性体壁面のない場合は貫通孔３にロープ等の 紐状体を通して釘、フック、柱状物等に結び付けて表示する。また、安定した貼 着場所がない場合でも、磁力によって上縁に沿って吸着し、あるいは紐で吊り下 げたり、一方の端を吸着し他方を紐状体で固定する等、取付け場所に応じた取り 付け手段を駆使することにより表示することができる。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は上記のような構成及び作用を有するので、壁面の有無や磁石面の有無 にかかわらず緊急用表示シートを必要な場所で何処にでも迅速に表示することが できる。また、本考案による表示シートは巻回して搬送することができ、紙や布 に比べ丈夫で破れにくいので、木製やプラスチックス板のように広いまま搬送す るものに比べ取り扱いが容易で作業上も安全である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による緊急用表示シートの平面図であ
る。

【符号の説明】

１ 表面 ２ 角部 ３ 貫通孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 任意の寸法及び形状に切断したシート状
   マグネットの周縁角部に丸みを形成し、かつ角部又は縁
   部に沿った位置に紐状体取付用貫通孔を設けたことを特
   徴とする緊急用表示シート。