JP2519947Y2 - 標識コーン用補助標識具 - Google Patents

標識コーン用補助標識具

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JP2519947Y2
JP2519947Y2 JP1992056481U JP5648192U JP2519947Y2 JP 2519947 Y2 JP2519947 Y2 JP 2519947Y2 JP 1992056481 U JP1992056481 U JP 1992056481U JP 5648192 U JP5648192 U JP 5648192U JP 2519947 Y2 JP2519947 Y2 JP 2519947Y2
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忠 黒川
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クロカワ工芸株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ロードコーンあるい
はセフティーコーンなどと呼ばれる道路用標識コーンに
付設して、通行人や自動車の誘導あるいは注意喚起に用
いられる補助標識具に関する。
【0002】
【従来の技術】道路工事現場や交通事故現場等におい
て、工事区域や立入り禁止区域を示すために複数個の標
識コーンを路上に起立状態に並べて設置することが広く
行われている。
【0003】しかるに、上記のような工事現場や事故現
場等においては、同時に何らかの方向を、例えば通行人
や車輌の安全な誘導のために標示したいことがある。
【0004】従来、このような要請に対しては、別途立
て看板による方向指示標識を設置することもあるが、一
々これを別途用意しなければならないことに加えて、限
られた場所では設置が困難であったり、邪魔になること
も多い。
【0005】そこで、標識コーンに付設して何らかの方
向標示を行う手段として、従来、実開昭60−1621
19号公報、実開昭64−28413号公報に示される
ような手段が提案されている。前者は、標識コーンの胴
周に予めスリット状の挿入孔を設けたものとし、これに
方向標示板を挿通して設置するものであり、後者は断面
L字状の標示板の垂下部に矢印等の方向指示表示を設け
る一方、水平部に取付孔を穿設したものとして、該取付
孔を標示コーンに嵌め合わせることにより標示コーンに
装着するようになされたものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の付設標識手段は、いずれも標識コーンの高さの中間
部ないし下部に矢印標識が設けられるものであり、顕示
性に劣り、とくに遠方からの視認性に劣る欠点があっ
た。のみならず、前者の挿入式のものでは、スリット状
挿入孔を有する専用の標識コーンを必要とし、汎用性に
劣る欠点があり、また後者のL形標識板によるものにあ
っては、取付状態時における安定性が悪く、風力等によ
って標識板がコーン周りに回動し指示方向を誤表示する
危険もあり、いずれも実用性能において未だ十分な満足
度が得られるものではなかった。
【0007】この考案は、上記のような従来技術の背景
のもとにおいて、標識コーンへの着脱を容易にでき、外
部顕示性が高く、かつ付設装着時において安定性が良好
であり、しかも運搬に嵩張らず、交通パトロールカー等
に常備携行するのに適した標識コーン用補助標識具を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、標識コーン
の頂部に被せ嵌めて装着し、その上端に矢印標示等の標
識手段を上方突出状態に設けるようにしたものである。
【0009】而して、この考案は、標識コーン(B)の
頂部に被嵌装着される対応円錐形状の套嵌取付部(1)
と、該取付部の頂端に一体に付設された板状標示部材
(2)とを具備し、前記套嵌取付部(1)が軟質合成樹
脂シートにより扁平化変形可能に形成されると共に、そ
の取付支持状態を強固なものとするべく、該標示部材
(2)の下端に1対の弾性帯状板からなる支持脚部材
(7)(7)が標示部材の下端を延長して開脚状にかつ
一体に延設され、その少なくとも1つが套嵌取付部
(1)の内面に固着されたものとなされてなることを特
徴とする標識コーン用補助標識具を基本的な要旨とす
る。好適な実施において、上記標示部材(2)は風抜き
用透孔(4)を有する矢印標示板が用いられる。また、
標識コーン(B)への装着時における安定性を一層向上
するため、前記支持脚部材(7)(7)の内面および/
または套嵌取付部(1)の下部内周面に滑り止め材
(8)(9)が取付けられる。
【0010】更にまた、套嵌取付部(1)は、巻きスカ
ート状に胴周の一部を分離自在なものとし、非使用時に
は平坦状に展開しておくことができるものとしても良
い。
【0011】
【実施例】以下、この考案の好適な一実施例を図面に基
いて説明する。
【0012】図1〜3はこの考案に係る補助標識具
(A)を標識コーン(B)に装着した使用状態を示して
いる。
【0013】補助標識具(A)は、標識コーン(B)の
頂部に上からキャップ状に被せ嵌めてそれに装着される
套嵌取付部(1)と、その頂部に取付けられた標示部材
(2)とを主要構成部材として具備する。
【0014】套嵌取付部(1)は腰のややしっかりした
軟質塩化ビニル等の軟質合成樹脂シートからなるもので
あり、図5に見られるように扇形状に裁断した該シート
の両側縁部を重ね合わせ好ましくは接着剤を併用して止
鋲(11)で止着接結することにより、標識コーン(B)
の頂部形状に対応する円錐形状につくられている。従っ
て、全体に柔軟性を有し、必要に応じて不使用時には図
4に示すように扁平状に押し潰して折り畳み状態とし、
全体をコンパクト化しうるものとなされている。かつ該
套嵌取付部(1)は一般的には赤色のものとなされる。
そして、その外周面には、たとえば螺旋形に連続する態
様に帯状の再帰反射層(3)が設けられている。
【0015】標示部材(2)は、この実施例において硬
質合成樹脂製の矢印標示板からなる。即ち合成樹脂板を
もって矢印形状に形成したものであり、その面の中間部
には適宜1ないし複数個の風抜き用透孔(4)が穿設さ
れ、風の通りを良くして標識具が風で倒れる危惧を軽減
しうるものとなされている。この透孔(4)は、更に数
を増やしても良いし、網目状の大きなものに形成しても
良い。なお標示部材(2)は、両面の地色が例えば白色
であり、周縁部及び透孔(4)の周りに赤色の光再帰反
射層(5)が設けられ、夜間視認性を高めたものとなさ
れている。
【0016】套嵌取付部(1)と標示部材(2)とは、
前者の上端を延長して設けられた1対の矩形舌片(6)
(6)間に標示部材(2)の下縁部を挾んで接着するこ
とにより相互に一体化されている。しかしながら、これ
だけでは標示板(2)の支持力に劣るため、該標示板
(2)の下端から一体に延長して1対の弾性帯状板から
なる支持脚部材(7)(7)が設けられ、これらがそれ
ぞれ套嵌取付部(1)の内面に接着剤等をもって固着さ
れたものとなされている。かつ該支持脚部材(7)
(7)の内方側面には、合成ゴム製等の滑り止め材
(8)が貼着して設けられている。従って、両支持脚部
材(7)(7)は開脚状態を呈し、標識コーン(B)へ
の装着時には図2に示すように弾性変形を伴って該コー
ンを両脚部材間に挾み込み、前記滑り止め材(8)によ
る摩擦力とも相俟って補助標識具(A)の取付状態を一
層安定に保ち得るものとなされている。
【0017】更にまた、套嵌取付部(1)の下部内周面
には、スポンジ製の環状滑り止め材(9)が取付けら
れ、装着時においてコーン(B)の外周面に弾力的に圧
接し、補助標識具(A)の回り止めの役目を果して、該
標識具の取付状態の安定性を一層向上しうるものとなさ
れている。
【0018】上記の補助標識具(A)は、工事現場や事
故現場等において、路上に並べて設置される標識コーン
(B)中の所要のものを選んで、その頂部に套嵌取付部
(1)を押し嵌めることによって装着使用される。この
使用状態時においては、図1に示すように標示部材
(2)が標識コーン(B)の上端から更に上方に突出し
た状態に設置される。従って、遠方からでも目立ち易
く、視認性に優れ、図示実施例のような矢印標示板を用
いるときは、通行人、車輌等の安全かつ確実な誘導に貢
献しうる。
【0019】一方、非使用時にあっては、套嵌取付部
(1)を図4に示すようにそれ自体の弾性変形を利用し
て扁平状に折畳むことができる。従って、標示部材
(2)を含む全体を扁平化してコンパクト化することが
でき、車輌のトランク等に収納して携行輸送するのに有
利である。
【0020】なお、図示実施例において、標示部材
(2)に矢印標示板を用いたものを示したが、該標示部
材(2)は他の標示手段、例えば立入り禁止標示板、再
帰反射板等に置換して構成しても良い。
【0021】また、套嵌取付部(1)は、図5に示すよ
うに胴周の一部を分離して展開状態のものに製作し、使
用時にその両側縁部を面ファスナー、ボタン等の止着手
段(12a )(12b )で分離可能に止着接結して円錐形状
に形成しうるものとしても良い。この場合、保管、携行
輸送時等において、套嵌取付部(1)を平坦な展開状態
となしうるので、コンパクト化の要請に対して一層有利
に対応しうる。もっともこの場合には、支持脚部材
(7)(7)は、少なくともその一方を套嵌取付部
(1)に固着したものとすることができないので、該支
持脚部材(7)は一つだけを套嵌取付部内面に接着固着
し、他方の支持脚部材(7)は套嵌取付部(1)から遊
離させておくものとする。
【0022】また、補助標識具(A)の使用時における
強風の影響やいたずらによる回転、引抜き取外しを防止
するため、板ばねとかバンド部材、吸盤等を用いて套嵌
取付部(1)を標識コーン(B)に一層強固に結合させ
るものとしても良い。更には長期間の使用時等にはビス
等で両者を固定するものとすることもある。
【0023】
【考案の効果】この考案は上述の次第で、標識コーンに
対する着脱が容易であり、かつ装着使用時において標示
部材がコーンの上方に突出状態に位置するため、顕示効
果、外部視認性に優れたものとすることができる。しか
も、標識コーンの頂部形状に対応する円錐形状の套嵌取
付部をもって該コーンに被嵌装着するものであるから、
取付状態を安定に保つことができ、風等の影響による不
慮の回転、抜脱のおそれが少ない。更に、套嵌取付部が
軟質材料をもって構成されていることにより、不使用時
には全体を扁平化することができ、嵩張らないので車輌
のトランク等に収納して携行運搬するのに有利である。
また、標示部材の下端を延長して1対の弾性帯状板から
なる支持脚が開脚状にかつ一体に延設され、その少なく
とも1つが前記套嵌取付部の内面に固着されたものとな
されているから、標識コーンへの装着時に上記支持脚部
材が弾性変形を伴って該コーンを両脚部材間に挾み込
み、補助標識具(A)の支持力を強化しその取付状態を
安定に保ち得る。
【0024】請求項2の矢印標示板を用いるときは、方
向指示標識を標識コーンを利用して付設しうることで、
工事現場用、事故現場用等に便利に使用しうる汎用性の
高いものとすることができる。
【0025】請求項3〜においては、滑り止め材の付
設により、標示部材の支持力の強化、不本意な回り止
め、抜脱防止等の効果を助長しうる。
【0026】更に請求項によれば、不使用時に套嵌取
付部を展開しうることで一層保管輸送に便利なものとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例に係る補助標識具の使用状態
を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線の断面図である。
【図3】図2のIII −III 線の断面図である。
【図4】套嵌取付部を扁平化した状態の斜視図である。
【図5】この考案の他の実施例を示す展開状態の平面図
である。
【符号の説明】
A…補助標識具 B…標識コーン 1…套嵌取付部 2…標示部材 4…風抜き用透孔 7…支持脚部材 8、9…滑り止め部材

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標識コーン(B)の頂部に被嵌装着され
    る対応円錐形状の套嵌取付部(1)と、該取付部の頂端
    に一体に付設された板状標示部材(2)とを具備し、前
    記套嵌取付部(1)が軟質合成樹脂シートにより扁平化
    変形可能に形成されると共に、標示部材(2)の下端を
    延長して1対の弾性帯状板からなる支持脚部材(7)
    (7)が開脚状に延設され、該支持脚部材(7)(7)
    の少なくとも一つが前記套嵌取付部(1)の内面に固着
    されてなることを特徴とする標識コーン用補助標識具。
  2. 【請求項2】 標示部材(2)が矢印標示板からなり、
    板面に1ないし複数個の風抜き用透孔(4)が形成され
    てなる請求項1記載の標識コーン用補助標識具。
  3. 【請求項3】 支持脚部材(7)(7)の内方側面に滑
    り止め材(8)が貼着されてなる請求項1または2に記
    載の標識コーン用補助標識具。
  4. 【請求項4】 套嵌取付部(1)の下部内周面に滑り止
    め材(9)が取付けられてなる請求項1ないし3のいず
    れか1に記載の標識コーン用補助標識具。
  5. 【請求項5】 套嵌取付部(1)が、胴周の一部を分離
    して展開可能に形成されてなる請求項1ないし4のいず
    れか1に記載の標識コーン用補助標識具。
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