JP3015822U - 指圧器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、足裏への指圧を効果に行い得る指
圧器具に関する。 【構成】 本考案の指圧器具は、突面２を有するベース
本体１と、このベース本体に設けられた数本のコイルば
ね３と、この数本のコイルばねのコイル部に貫設される
横棒４と、前記数本のコイルばねの揺動側３３に設けら
れた一対の作動台５と、前記数本のコイルばねのコイル
部を隠蔽するカバー６と、で構成される。数本のコイル
ばね３は、左右捲きコイルばね３ｂ、３ａで構成され
る。 【効果】 歩行するが如く、かつリズム感をもって指圧
ができる。各人の好みのスピード、リズム感で線バネを
踏み又は開放により指圧ができる。軽量・小型であり、
簡易かつ手軽に移動できる。安価である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、足裏への指圧を効果に行い得る指圧器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、足裏への指圧をなす簡易な器具として竹踏み式の指圧器具があり、床面 に載置されたほぼ半筒状の竹踏み台に両足を載せて立上がる。その後、歩行する 要領で、竹踏み台から交互に足を離し、幾分ではあるがリズム感をもって指圧を 楽しむ構成となっている。尚、その他電動式の指圧装置があり、回転ローラを介 して指圧する構成となっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記竹踏み式の指圧器具は、極めて簡単で、何人も簡便に利用でき特徴を有す る反面、その使用方法が単調であることから、あきやすいこと、及び継続的な使 用に適さないこと、等の課題がある。また単に自分の体重による指圧効果であり 、十分な効果が達成されないこと、単に歩行と同様な動作にとどまり、反撥力利 用によるリズム感は到底期待できないこと、更には足腰に障害等がある人には適 さないこと、等の課題がある。

【０００４】 また電動式の指圧装置は、ローラ上に両足を載せるのみでなく便利である反面 、単調かつ人任せによる刺激にとどまり指圧効果が期待できないこと、人によっ ては違和感があり快適な使用ができないこと、等の課題がある。又装置であるこ とから簡単に移動又は持ち運びできない課題がある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そこで、また本考案は、各人の好みによりリズム感をもって使用でき、かつ十 分な指圧効果が期待できる構成をするために、下記の構成を採用する。

【０００６】 本考案の指圧器具は、 ベース本体と、 このベース本体に設けられた数本のコイルばねと、 この数本のコイルばねの揺動側に設けられた一対の作動台と、 で構成される。

【０００７】 また本考案は、作動台が足で踏み込んだ際に横ぶれすることなく、正しく上下 方向に揺動し、安心して使用できることを目的として、下記の構成を採用する。

【０００８】 本考案の指圧器具は、 ベース本体と、 このベース本体に設けられた数本のコイルばねと、 この数本のコイルばねのコイル部に貫設される横棒と、 前記数本のコイルばねの揺動側に設けられた一対の作動台と、 前記数本のコイルばねのコイル部を隠蔽するカバーと、 で構成される。

【０００９】

【作用】

次に本考案の作用を説明する。

【００１０】 まず、図２に示す例は、足踏み式に使用する場合を想定しており、ベース本体 を床面等に設置した後、両作動台にそれぞれ両足を載せて立上り、例えば、柱、 壁、タンス等の支持物に両手をかけ、前記立上り姿勢を確保した後、歩行する要 領で一方の作動台を踏み込む、この踏み込みにより足裏のつぼを刺激する。また 他方の作動台をそのままとするか又は他方の作動台から軽く足を上げる。その後 は、他方の作動台を踏み込むと同時に、踏み込んでいた一方の作動台の足を軽く 上げると、一方の作動台はコイルばねの反撥力により原位置に復帰するとともに 、この復帰に伴って瞬間的に足裏のつぼを刺激する。前述の踏み込みの際、本考 案の如く、二本一組のコイルばねを右捲きコイルばねと左捲きコイルばねとの組 合せにすることによって、前記作動台が正しく上下方向に揺動する。これにより 、例えば、作動台が衝突せず使用できる利点、又は横ぶれして足がすべる危険性 がなくなること、器具に余分の荷重がかからず耐久性が向上すること、等の利点 がある。以上で説明した操作（動作）を繰り返して足のつぼを刺激する。尚、作 動台に凹凸、凹条、凸条を設ける構成、又は凹凸等を着脱式に設ける構成、等の 場合も有り得る。

【００１１】 次に図５に示す例は、足当て式に使用する場合を想定しており、ベース本体の 厚みと突面を利用して本器具を、例えば、畳と壁、タンス等の支持物、又はベッ トの床面と柵、当て物等の支持物との間に立掛けた後、仰向けに寝る。そして、 その両足をやや縮めて両作動台に接触させる。その後は、前述の足踏み式の場合 とほぼ同様に使用されるが、この使用方法では血行が瞬時によくなり、十分な指 圧効果が期待できること、全ての人が簡易かつ手軽に使用できること、又はリハ ビリ等にも役立つこと、等の有益性がある。

【００１２】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面を参照として説明する。

【００１３】 １は突面２を有するベース本体で、このベース本体には数本のコイルばね３、 ３、３、３（以下３とする。）が設けられている。例えば、このコイルばね３に 設けたコイル部３１をベース本体１に架承した横棒４に捲装し、その一端の固定 側３２をベース本体１に固定し、その他端の揺動側３３を揺動自在（昇降自在） に構成する。そして当該コイルばね３の好ましい構成を説明すると、図３、図４ の如く、右捲きコイルばね３ａと左捲きコイルばね３ｂとの組合せで一組とする 。この左右捲きコイルばね３ｂ、３ａの組合せにより、当該コイルばね３の横ぶ れを防止すること、及び荷重をほぼ均等に受け、当該コイルばね３の弾性疲労を なくして耐久性な使用が確保されること、等の利点がある。またこのコイルばね ３の揺動側３３には作動台５が設けられており、この一例では、二本のコイルば ね３を一組として作動台５が設けられている。図中６はコイルばね３を隠蔽する カバーである。尚、図示しないが、ベース本体に設けた検知器を利用して、この カバー６にコイルばね３の作動回数を表示する表示器を設けること、水準器、時 計等の他の器機を設けること、更には広告等の各文字を設けることもできる。

【００１４】 尚、図中Ｈは足、Ｈ’は足裏、Ａは床面、Ｂは畳、Ｃは壁をそれぞれ示す。ま たコイルばね３に替え、例えば、渦巻きばね等の他のばねにすることもできる。

【００１５】

【考案の効果】

本器具は、以上のような構成であるので、歩行するが如く、かつリズム感をも って足を上下する動作により、十分な指圧効果が期待できる。各人の好みのスピ ード、リズム感でコイルばねを踏み込み又は開放によって、指圧効果が達成され る。また簡易な構造でかつ小型であり、軽量化、小型化が達成されること、簡易 かつ手軽に移動できること、安価であること、等の実用面での効果を有する。

【００１６】 また本器具は、足踏み式、足当て式等種々の使用方法が可能であり、重宝する こと、何人も違和感なく使用できること、障害を持つ人も使用できること、又は リハビリ等機能回復にも役立つこと、等の卓効がある。

【００１７】 更に本器具は、作動台を左右捲きコイルばねにより装置する構成であるので、 作動台が横ぶれすることがなく安定して上下動作ができること、及びこれにより 足がすべったり、衝突することなく安心して使用できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本器具の一例を示す斜視図である。

【図２】図１の使用状態の一例を示す側面図である。

【図３】作動台とコイルばねとの関係を示す斜視図であ
る。

【図４】作動台とコイルばねとの関係を示す拡大平面図
である。

【図５】本器具の他の一例を示す側面図である。

【符号の説明】

１ ベース本体 ２ 突面 ３ コイルばね ３ａ 右捲きコイルばね ３ｂ 左捲きコイルばね ３１ コイル部 ３２ 固定側 ３３ 揺動側 ４ 横棒 ５ 作動台 ６ カバー Ａ 床面 Ｂ 畳 Ｃ 壁 Ｈ 足 Ｈ’ 足裏

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ベース本体と、 このベース本体に設けられた数本のコイルばねと、 この数本のコイルばねの揺動側に設けられた一対の作動
   台と、 で構成される指圧器具。
2. 【請求項２】 ベース本体と、 このベース本体に設けられた数本のコイルばねと、 この数本のコイルばねのコイル部に貫設される横棒と、 前記数本のコイルばねの揺動側に設けられた一対の作動
   台と、 前記数本のコイルばねのコイル部を隠蔽するカバーと、 で構成される指圧器具。
3. 【請求項３】 上記数本のコイルばねを二本一組とし、
   当該一組のコイルばねを右捲きコイルばねと左捲きコイ
   ルばねとの組合せで構成する請求項１又は請求項２記載
   の指圧器具。