JP3015550U - 多条蒟蒻 - Google Patents

多条蒟蒻

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JP3015550U
JP3015550U JP1995002628U JP262895U JP3015550U JP 3015550 U JP3015550 U JP 3015550U JP 1995002628 U JP1995002628 U JP 1995002628U JP 262895 U JP262895 U JP 262895U JP 3015550 U JP3015550 U JP 3015550U
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昭弘 織田
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ハタノヤ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 外観も食感もこれまでの蒟蒻とは異なる多条
蒟蒻の提供。 【構成】 近接して形成された小孔から押し出される糸
状蒟蒻2と、隣接する小孔を連通する薄い連通路から押
し出される肉薄の連結蒟蒻4とを一体に連結された状態
で押し出して、表面に糸状蒟蒻による突条部5とそれよ
りも一段窪んだ連結蒟蒻4による薄条部6とを形成した
多条蒟蒻。又、外周面が線接触するように形成された小
孔から押し出される糸状蒟蒻と、両小孔の接触部に形成
された薄い連通路から押し出される肉薄の連結蒟蒻とを
一体に連結された状態で押し出して、表面に糸状蒟蒻に
よる突条部とそれよりも一段窪んだ連結蒟蒻による薄条
部とを形成した多条蒟蒻。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案の多条蒟蒻は従来の蒟蒻とは形状も食感も異なり、従来の蒟蒻と同様に 生でも、煮ても食べることができ、各種料理に利用できるものである。
【0002】
【従来の技術】
蒟蒻は古くからあり、その種類としては板条蒟蒻、糸蒟蒻等がある。これら蒟 蒻は低カロリーであるため近年は若者に好まれて食されている。この若者の好み を反映してか、最近はカップに入れた柔らかいゼリー状の蒟蒻が販売されている 。この蒟蒻は従来の板条蒟蒻とか糸蒟蒻とは全く異なるタイプの目新しいもので ある。しかし、これ以外には目新しい蒟蒻は殆ど無く、基本的形状は旧態依然と して従来の板条蒟蒻とか糸蒟蒻と変わらず、外観も食感も代わり映えしない。
【0003】 そこで最近は食感や味が従来のものと異なる蒟蒻の開発が進められている。新 しく開発された蒟蒻の一例としては図5(a)(b)に示す様に肉厚の板材Aに 多数の小孔Bが形成されたノズルCを使用し、その小孔Bから押し出した太さ3 mm以下の糸状蒟蒻Dを即横幅方向へ一体化して、図5(c)に示す様に表面の 長手方向に多数の凹条Eと凸条Fが形成され、凸条部分の肉厚部が3mm以下で あり、凹条部を半透明の薄肉にしたものがある(例えば実公平7−3915号公 報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図5(c)の蒟蒻は見た目も、食感も従来からの蒟蒻とは異なるが、ノズルC の多数の小孔Bが独立して離れているため、それから押し出される糸状蒟蒻が横 幅方向へ十分に広がらずに糸状蒟蒻同士の接触が不十分になり、一体化しにくい とか、分離し易いという難点があった。
【0005】 本考案の目的は外観も食感も、これまでの蒟蒻とは異なる多条蒟蒻を実現する ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のうち請求項1の多条蒟蒻は、図4(a)に示す様に近接して形成され た二以上の小孔1から押し出される図1(a)の糸状蒟蒻2と、図4(a)に示 す様に隣接する小孔1を連通する薄い連通路3から押し出される図1(a)の肉 薄の連結蒟蒻4とを一体に連結された状態で押し出して、図1(a)の表面に糸 状蒟蒻2による突条部5とそれよりも一段窪んだ連結蒟蒻4による薄条部6とを 形成してなるものである。
【0007】 本考案のうち請求項2の多条蒟蒻は、図4(f)に示す様に外周面が線接触す るように形成された二以上の小孔1から押し出される図2(c)の糸状蒟蒻2と 、図4(f)に示す様に線接触する両小孔1の接触部に両小孔1を連通するよう に形成された薄い連通路3から押し出される図2(c)の肉薄の連結蒟蒻4とを 一体に連結された状態で押し出して、図2(c)のように表面に糸状蒟蒻2によ る突条部5とそれよりも一段窪んだ連結蒟蒻4による薄条部6とを形成してなる ものである。
【0008】 本考案のうち請求項3の多条蒟蒻は、図3(d)に示す様に糸状蒟蒻2が直径 3mm以下であり、薄条部6を半透明となるように薄くしたものである。
【0009】 本考案のうち請求項4の多条蒟蒻は、請求項1乃至請求項3記載のいずれかの 多条蒟蒻が、図1(a)、図3(a)に示す様に糸状蒟蒻2が連結蒟蒻4により 横方向に連結されてなるものである。
【0010】 本考案のうち請求項5の多条蒟蒻は、請求項1乃至請求項4記載のいずれかの 多条蒟蒻における糸状蒟蒻2が、図1(d)に示す様に連結蒟蒻4により筒状に 連結されてなるものである。
【0011】 本考案のうち請求項6の多条蒟蒻は、請求項1乃至請求項5記載のいずれかの 多条蒟蒻における糸状蒟蒻2が、図1(b)に示す様に連結蒟蒻4により棒状に 連結されてなるものである。
【0012】 本考案のうち請求項7の多条蒟蒻は、請求項1乃至請求項6記載のいずれかの 多条蒟蒻における糸状蒟蒻2の端面形状が、図1(a)、図2(a)(b)に示 す様に丸型又は角型に形成されてなるものである。
【0013】 本考案のうち請求項8の多条蒟蒻は、請求項1乃至請求項7記載のいずれかの 多条蒟蒻において、連結蒟蒻4で連結される二本以上の糸状蒟蒻2の端面形状を 図1(a)、図2(a)(b)に示す様に同一にするか又は図3(a)〜(c) に示す様に異なるものとしたものである。
【0014】
【作用】
本考案のうち請求項1の多条蒟蒻では、二以上の小孔1から押し出される糸状 蒟蒻2と、隣接する小孔1を連通する薄い連通路3から押し出される肉薄の連結 蒟蒻4とが一体に連結された状態で押し出されるため、糸状蒟蒻2と連結蒟蒻4 との連結が確実になる。また、表面に糸状蒟蒻2による突条部5とそれよりも一 段窪んだ連結蒟蒻4による薄条部6とが形成されてなるため縞模様の様に見え、 従来からの板蒟蒻とか糸蒟蒻とは見た目が異なり、更には表面に連結蒟蒻4によ る薄条部6があるため、その薄条部6から蒟蒻のアクが抜け易くなり、また煮物 にしたときはその薄条部6から味がしみ込み易くなる。しかも表面には糸状蒟蒻 2による突条部5があるため、食べたときに糸状蒟蒻2と同様に歯ごたえのある 食感となる。
【0015】 本考案のうち請求項2の多条蒟蒻では、外周面が線接触するように形成された 小孔1から押し出される糸状蒟蒻2と、線接触する両小孔1の接触部に両小孔1 を連通するように形成された薄い連通路3から押し出される肉薄の連結蒟蒻4と が一体に連結された状態で押し出されるので、請求項1の場合と同様に糸状蒟蒻 2と連結蒟蒻4との連結が確実になる。更には表面に連結蒟蒻4による薄条部6 があるため、その薄条部6から蒟蒻のアクが抜け易くなり、また煮物にしたとき はその薄条部6から味がしみ込み易くなる。しかも表面には糸状蒟蒻2による突 条部5があるため、食べたときに糸状蒟蒻2と同様に歯ごたえのある食感となる 。
【0016】 本考案のうち請求項3の多条蒟蒻では、糸状蒟蒻2が直径3mm以下であるた め食感がよく、薄条部6が半透明であるため縞模様の様に見え、従来からの板蒟 蒻とか糸蒟蒻とは見た目が違う斬新なものとなる。
【0017】 本考案のうち請求項4の多条蒟蒻では、糸状蒟蒻2が連結蒟蒻4により横方向 に連結されてなるので、薄いシート状になり、薄く切断しなくともそのまま刺身 蒟蒻として食したり、料理に使用したりすることができる。
【0018】 本考案のうち請求項5の多条蒟蒻では、糸状蒟蒻2が連結蒟蒻4により筒状に 連結されてなるので、竹輪のような形状をした蒟蒻となり、その中に他の食品を 充填したり、それより細い筒状の蒟蒻を差込んだりすることができる。
【0019】 本考案のうち請求項6の多条蒟蒻では、糸状蒟蒻2が連結蒟蒻4により棒状に 連結されてなるので、糸状蒟蒻2の本数を変えることにより多条蒟蒻の太さを用 途に合わせて任意に変えることができる。
【0020】 本考案のうち請求項7の多条蒟蒻では、糸状蒟蒻2の端面形状が丸型又は角型 に形成されてなるので、用途や好みに合わせて任意に変えることができる。
【0021】 本考案のうち請求項8の多条蒟蒻では、二本以上の糸状蒟蒻2の端面形状を同 一又は異なるものとしたので、同一のものにすれば形状が揃って整然とした外観 になり、異なるものにすれば変化に富んだものとなる。
【0022】
【実施例1】 本考案の多条蒟蒻の第1の実施例を図1(a)、図4(a)に基づいて詳細に 説明する。図1(a)に示す多条蒟蒻10は図4(a)に示す多数の小孔1から 押し出される糸状蒟蒻2と、隣接する小孔1を連通する薄い連通路3から押し出 される肉薄の連結蒟蒻4とを糸状蒟蒻2の直径方向に一体に連結された状態で押 し出して、表面に糸状蒟蒻2による突条部5とそれよりも一段窪んだ連結蒟蒻4 による薄条部6とを形成したものである。
【0023】 図1(a)における糸状蒟蒻2は端面形状が円形であり、複数本の糸状蒟蒻2 が連結蒟蒻4により横方向に一列に連結されている。連結蒟蒻4は糸状蒟蒻2の 長手方向全長に形成され、糸状蒟蒻2の全長を連結するようにしてある。糸状蒟 蒻2の本数は図示したものより多くしても少なくしてもよい。
【0024】 糸状蒟蒻2は食感とか外観等の面から直径3mm以下にするのが望ましい。薄 条部6は半透明に透けて見える様にできるだけ薄くするのが望ましく、例えば図 3(d)に示す様に0.5mm以下が望ましい。また薄条部6の無さは長過ぎる とその部分から曲り易くなって多条蒟蒻10の形状が不安定になるので、曲りに くくなる様にできるだけ短い方が好ましく、例えば1mm以下が望ましい。
【0025】
【実施例2】 本考案の多条蒟蒻の第2の実施例を図1(b)、図4(b)に基づいて詳細に 説明する。図1(b)に示す多条蒟蒻10は図4(b)に示す多数の小孔1から 押し出される糸状蒟蒻2と、隣接する小孔1を連通する薄い連通路3から押し出 される肉薄の連結蒟蒻4とを一体に連結された状態で押し出して棒状に成形し、 図1(b)に示す様にその表面に糸状蒟蒻2による突条部5と、それよりも一段 窪んだ連結蒟蒻4による薄条部6とを形成したものである。この場合も糸状蒟蒻 2は端面形状が円形、連結蒟蒻4は薄肉に形成されている。また、それらの直径 、厚さ等は実施例1の場合と同様にする。糸状蒟蒻2の本数は任意に選択でき、 その本数を多くすれば多条蒟蒻10が太くなり、少なくすれば細くなる。
【0026】
【実施例3】 本考案の多条蒟蒻の第3の実施例を図1(c)、図4(c)に基づいて詳細に 説明する。図1(c)に示す多条蒟蒻10は千鳥配列の糸状蒟蒻2と連結蒟蒻4 とを一体に連結された状態で押し出して、表面に糸状蒟蒻2による突条部5と、 それよりも一段窪んだ連結蒟蒻4による薄条部6とを形成したものである。この 場合は図4(c)に示す様に千鳥配列にした多数の小孔1を薄い連通路3で連通 したノズルを使用し、その小孔1と薄い連通路3とから蒟蒻糊を押し出して成形 する。
【0027】
【実施例4】 本考案の多条蒟蒻の第4の実施例を図1(d)、図4(d)に基づいて詳細に 説明する。図1(c)に示す多条蒟蒻10は図4(c)に示す小孔1から押し出 される糸状蒟蒻2と、隣接する小孔1を連通する薄い連通路3から押し出される 肉薄の連結蒟蒻4とを一体に連結された状態で押し出して円筒状に成形し、その 表面に糸状蒟蒻2による突条部5と、それよりも一段窪んだ連結蒟蒻4による薄 条部6とを形成したものである。この場合も糸状蒟蒻2は端面形状が円形、連結 蒟蒻4は薄肉に形成されている。また、それらの直径、厚さ等は実施例1の場合 と同様に選定する。糸状蒟蒻2の本数は任意に選択できる。その本数を多くすれ ば多条蒟蒻10の径が大きくなり、少なくすれば小さくなる。
【0028】
【実施例5】 本考案の多条蒟蒻の第5の実施例を図2(a)に基づいて詳細に説明する。こ れは基本的構造は図1(a)に示すものと同じであり、異なるのは糸状蒟蒻2の 形状を正方形にしたことである。
【0029】
【実施例6】 本考案の多条蒟蒻の第6の実施例を図2(b)に基づいて詳細に説明する。こ れは基本的構造は図1(a)に示すものと同じであり、異なるのは糸状蒟蒻2の 形状を六角形にしたことである。
【0030】
【実施例7】 本考案の多条蒟蒻の第7の実施例を図2(c)に基づいて詳細に説明する。こ れは多数本の糸状蒟蒻2の間の連結蒟蒻4の幅を極端に短くして、糸状蒟蒻2の 間隔を図1の場合よりも詰めて配列したものである。この場合は例えば図4(f )に示す様なノズルを使用する。このノズルは数本のパイプ11を外周面が接触 するように配置してそのパイプ11の内部空間を小孔1とし、そのパイプ11の 接触部に薄い連通路3を形成して隣接する小孔1を連通させたものである。この ノズルの小孔1と薄い連通路3とから蒟蒻糊を押し出して図2(c)の多条蒟蒻 10を成形してある。
【0031】
【実施例8】 本考案の多条蒟蒻の第8の実施例を図3(a)に基づいて詳細に説明する。こ れは多数本の糸状蒟蒻2を連結蒟蒻4で連結して横に一列に配列し、連結された 糸状蒟蒻2の端面形状を異なるものにしたものである。この場合、糸状蒟蒻2の 配列は図示したものと別にすることができる。また糸状蒟蒻2の端面形状も図示 したものとは異なるものであってもよい。
【0032】
【実施例9】 本考案の多条蒟蒻の第9の実施例を図3(b)に基づいて詳細に説明する。こ れは中心に八角形の糸状蒟蒻2を配置し、その外周に端面形状が円形の糸状蒟蒻 2を連結蒟蒻4で連結して配置したものである。この場合、糸状蒟蒻2の外径を 外周の糸状蒟蒻2の外径より大きくしてあり、中心の糸状蒟蒻2の直形を3mm 以下にしてある。
【0033】
【実施例10】 本考案の多条蒟蒻の第10の実施例を図3(c)に基づいて詳細に説明する。 これは中心に五角形の糸状蒟蒻2を配置し、その外周に端面三角形の糸状蒟蒻2 を配置し連結蒟蒻4で連結したものである。
【0034】 本考案の多条蒟蒻の成形に使用されるノズルとしては各種のものが使用される 。その一例として図4(a)に示すものは数mm程度の肉厚の板材12に多数の 小孔1を間隔を開けて横一列に配列し、その小孔1を連通路3で連結し、これを 縦方向に4段配列したものである。この場合、上下の小孔1を千鳥配列にして板 材が縦方向に長くならないようにしてある。
【0035】 ノズルの他例として図4(b)に示すものは数mm程度の肉厚の板材12に多 数の小孔1を間隔を開けて縦横に配列し、隣接する小孔1を連通路3で連結した ものである。
【0036】 ノズルの他例として図4(e)に示すものは内径3mm以下のパイプ11を間 隔をあけて横一列に配列し、隣接するパイプ11を薄い連通路3で連通したもの である。
【0037】 ノズルの他例として図4(f)に示すものは内径3mm以下のパイプ11を外 周面が接触するように配置してそのパイプ11の内部空間を小孔1とし、パイプ 11の接触部に薄い連通路3を形成して隣接する小孔1を連通させてなるもので ある。
【0038】 本考案の多条蒟蒻は所望の長さに切断し、それを所望枚数或は所望本数づつ樹 脂製の袋に包装して販売したり、包装せずに販売したり、その他の任意の状態で 販売することができる。
【0039】
【考案の効果】
本考案のうち請求項1の多条蒟蒻は次の様な効果がある。 .糸状蒟蒻2と肉薄の連結蒟蒻4とが一体に連結した状態で押し出されるた め糸状蒟蒻2と連結蒟蒻4との連結が確実になる。 .糸状蒟蒻2と肉薄の連結蒟蒻4とが一体に連結された状態で押し出される ため糸状蒟蒻2と連結蒟蒻4の押し出し速度を速くしても糸状蒟蒻2と肉薄の連 結蒟蒻4とが連結しないといったことがない。このため作業性が向上する。 .表面に糸状蒟蒻2による突条部5とそれよりも一段窪んだ連結蒟蒻4によ る薄条部6とが形成されてなるため、突条部5と連結蒟蒻4の繰返しが縞模様の 様に見え、従来からの板蒟蒻とか糸蒟蒻とは見た目が異なる斬新な間隔の蒟蒻に なる。 .表面に連結蒟蒻4による薄条部6があるため、その薄条部6から蒟蒻のア クが抜け易くなり、また煮物にしたときはその薄条部6から味がしみ込み易くな り、調理がし易くなる。 .表面に糸状蒟蒻2による突条部5があるため、食べたときに糸状蒟蒻2と 同様に歯ごたえのある食感となる。
【0040】 本考案のうち請求項2の多条蒟蒻は次の様な効果がある。 .外周面が線接触するように形成された小孔1から押し出される糸状蒟蒻2 と、小孔1の接触部に両小孔1を連通するように形成された連通路3から押し出 される肉薄の連結蒟蒻4とが、糸状蒟蒻2の直径方向に一体に連結して押し出さ れるので、糸状蒟蒻2と連結蒟蒻4とが押出時から一体であり、連結が不十分に なることもない。 .請求項1の場合と同様に表面に連結蒟蒻4による薄条部6があるため、そ の薄条部6から蒟蒻のアクが抜け易くなり、また煮物にしたときはその薄条部6 から味がしみ込み易くなる。また、糸状蒟蒻2による突条部5があるため食べた ときに糸状蒟蒻2と同様に歯ごたえのある食感となる。
【0041】 本考案のうち請求項3の多条蒟蒻は糸状蒟蒻2が直径3mm以下であるため食 感がよく、薄条部6が半透明であるため縞模様の様に見え、従来からの板蒟蒻と か糸蒟蒻とは異なる斬新なものとなる。
【0042】 本考案のうち請求項4の多条蒟蒻は糸状蒟蒻2が連結蒟蒻4により横方向に連 結されてなるので、薄いシート状になり、薄く切断しなくともそのまま刺身にし たり料理に使用したりすることができる。
【0043】 本考案のうち請求項5の多条蒟蒻は糸状蒟蒻2が連結蒟蒻4により筒状に連結 されてなるので、その中空部内に他の食品を充填したり、それより細い筒状の蒟 蒻を差込んだりして、複合食品を作ることもができる。
【0044】 本考案のうち請求項6の多条蒟蒻は糸状蒟蒻2が連結蒟蒻4により棒状に連結 されてなるので、これまでの蒟蒻とは見た目が全く異なる蒟蒻となる。
【0045】 本考案のうち請求項7の多条蒟蒻は糸状蒟蒻2の端面形状を丸型又は角型に形 成してなるので、その形状を料理の用途や好みに合わせて任意に選択することが できる。
【0046】 本考案のうち請求項8の多条蒟蒻は二本以上の糸状蒟蒻2の端面形状を同一又 は異なるものとしたので、その端面形状を料理の用途に合わせて任意に選択する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は本考案の多条蒟蒻の異なる例
を示す斜視図、(c)、(d)は本考案の多条蒟蒻の異
なる例を示す端面図。
【図2】(a)、(b)、(c)は本考案の多条蒟蒻の
異なる例を示す斜視図。
【図3】(a)、(b)、(c)は本考案の多条蒟蒻の
異なる例を示す斜視図、(d)は本考案の多条蒟蒻の寸
法説明図。
【図4】(a)〜(f)は本考案の多条蒟蒻を押出す小
孔及び連通部の異なる例を示す端面図。
【図5】(a)は従来の蒟蒻押出し用ノズルの正面図、
(b)は同ノズルから蒟蒻を押し出す状態を示す断面
図、(c)は同図(b)のようにして成形された蒟蒻の
端面図。
【符号の説明】
1は小孔 2は糸状蒟蒻 3は連通路 4は連結蒟蒻 5は突条部 6は薄条部

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】近接して形成された二以上の小孔(1)か
    ら押し出される糸状蒟蒻(2)と、隣接する小孔(1)
    を連通する薄い連通路(3)から押し出される肉薄の連
    結蒟蒻(4)とを一体に連結された状態で押し出して、
    表面に糸状蒟蒻(2)による突条部(5)とそれよりも
    一段窪んだ連結蒟蒻(4)による薄条部(6)とを形成
    してなることを特徴とする多条蒟蒻。
  2. 【請求項2】外周面が線接触するように形成された二以
    上の小孔(1)から押し出される糸状蒟蒻(2)と、線
    接触する両小孔(1)の接触部に両小孔(1)を連通す
    るように形成された薄い連通路(3)から押し出される
    肉薄の連結蒟蒻(4)とを一体に連結された状態で押し
    出して、表面に糸状蒟蒻(2)による突条部(5)とそ
    れよりも一段窪んだ連結蒟蒻(4)による薄条部(6)
    とを形成してなることを特徴とする多条蒟蒻。
  3. 【請求項3】糸状蒟蒻(2)が直径3mm以下であり、
    薄条部(6)が半透明となるように薄く形成されてなる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のいずれか
    の多条蒟蒻。
  4. 【請求項4】糸状蒟蒻(2)が連結蒟蒻(4)により横
    方向に連結されてなることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3記載のいずれかの多条蒟蒻。
  5. 【請求項5】糸状蒟蒻(2)が連結蒟蒻(4)により筒
    状に連結されてなることを特徴とする請求項1乃至請求
    項4記載のいずれかの多条蒟蒻。
  6. 【請求項6】糸状蒟蒻(2)が連結蒟蒻(4)により棒
    状に連結されてなることを特徴とする請求項1乃至請求
    項5記載のいずれかの多条蒟蒻。
  7. 【請求項7】糸状蒟蒻(2)の端面形状が、丸型又は角
    型であることを特徴とする請求項1乃至請求項6記載の
    いずれかの多条蒟蒻。
  8. 【請求項8】連結蒟蒻(4)で連結される二本以上の糸
    状蒟蒻(2)の端面形状が、同一又は異なるものである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7記載のいずれか
    の多条蒟蒻。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0246589B2 (ja) * 1977-10-21 1990-10-16 Gupii Jannjatsuku

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JPH0246589B2 (ja) * 1977-10-21 1990-10-16 Gupii Jannjatsuku

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