JP3015518B2 - ハンディマッサージ機 - Google Patents

ハンディマッサージ機

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JP3015518B2
JP3015518B2 JP3180551A JP18055191A JP3015518B2 JP 3015518 B2 JP3015518 B2 JP 3015518B2 JP 3180551 A JP3180551 A JP 3180551A JP 18055191 A JP18055191 A JP 18055191A JP 3015518 B2 JP3015518 B2 JP 3015518B2
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敏郎 上堂薗
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハンディマッサージ機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のハンディマッサージ機としては、
モータの回転によりたたきヘッドを付勢してたたきマッ
サージを行なう構成のものと、断続吸引駆動されるソレ
ノイドによりたたきヘッドを急激に断続付勢してたたき
マッサージを行なう構成のものとがある。
【0003】そして、モータを利用したハンディマッサ
ージ機は、モータの回転数を上げてもモータが発熱、燃
焼し使用不能となることはないため、たたきの周期を短
くすることができる。
【0004】また、ソレノイドを利用したハンディマッ
サージ機は、ソレノイドを吸引駆動するための電力の供
給周期を長くすれば、たたきの周期を長くすることがで
きる。なお、この場合、たたきヘッドのたたく強さは変
わらない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のモータを利用したハンディマッサージ機は、たたき
の周期を長くするためにはモータの回転数を下げなけれ
ばならず、回転数を下げるとたたく力が弱くなり、強い
たたきマッサージを行なうことができないという問題が
ある。また、ソレノイドを利用したハンディマッサージ
機の場合、たたきの周期を短くすると電力の供給周期が
短くなるため、ソレノイドのコイルが発熱し、これによ
りハンディマッサージ機が燃焼し使用不能となることが
ある。
【0006】本発明は、たたきの周期が長くなっても強
いたたきマッサージを行なうことのできるモータを利用
したハンディマッサージ機を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータと、こ
のモータの回転運動を直線運動に変える回転―直線運動
変換部材と、この回転―直線運動変換部材に連繋して直
線運動をすることによりたたきマッサージを行うたたき
ヘッドとを備え、前記回転―直線運動変換部材は、前記
モータと連動して回転する回転軸と、この回転軸に嵌合
して一方向の回転力のみを伝達する一方向クラッチと、
この一方向クラッチを嵌入して前記モータからの一方向
の回転力のみが伝達される偏心カムと、この偏心カムに
一端部が連結され他端部には前記たたきヘッドが連繋さ
れるリンクと、このリンクを常時たたきヘッドが突出す
る方向に付勢するバネとよりなり、このバネにより前記
リンクを介して前記偏心カムに与えられる前記一方向の
モーメントが、前記回転軸と一方向クラッチの係合力よ
り大きくなった時点で前記バネを開放するようにしたも
のである。
【0008】
【作用】かかる構成により、モータの回転は、一方向ク
ラッチ、偏心カム、リンク等により直線往復運動に変換
されて、たたきヘッドに伝達されるが、この運動中、リ
ンクを常時たたきヘッドが突出する方向に付勢するバネ
により、前記偏心カムにモーメントが与えられる。そし
てこのモーメントの方向が、前記回転軸の一方向クラッ
チと係合する回転方向と同方向に作用する際、その大き
さが、回転軸と一方向クラッチの係合力より大きくなっ
た時点で、クラッチが回転軸に対して空転して、前記バ
ネの力によりリンクを介してたたきヘッドを一揆に突出
させる。従って強い叩きを行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例に係るハンディ
マッサージ機の要部断面図である。同図において、1は
ハンディマッサージ機本体(以下本体という)であり、
硬質プラスチック等からなる2本の円筒状のものを略T
時型に組み合わせた形状を有している。
【0011】2は後述するたたきヘッドと振動ヘッドを
作動させるためのモータであり、このモータ2はアルミ
ニウム等からなるハウジング3にネジ3aにより固定さ
れている。なお、このモータ2とハウジング3は本体1
に突出したリブ4により位置決めされている。
【0012】5はモータ2の出力軸2aに固着している
ウォーム、6はこのウォーム5に噛み合わされているウ
ォームホイールである。7はモータ2の回転に連動して
回転する回転軸であり、この回転軸7はウォームホイー
ル6を軸の所定の位置に固定すると共に、ハウジング3
に圧着されている含油性の軸受3bにより支持されてい
る。
【0013】また、この回転軸7は、図2に示すリンク
機構と連結している。同図において、8は偏心した偏心
孔8aを有する偏心カム、9は回転軸7と嵌合して一方
向の回転力のみを伝達するワンウエークラッチ(以下ク
ラッチという)であり、このクラッチ9は偏心カム8の
偏心孔8aに圧入され、モータ2からの一方向の回転力
を偏心カムに伝達している。
【0014】10は根元に偏心カム8が摺動可能に係合
され、直線運動するリンクであり、このリンク10の内
径面には、例えば樹脂系の滑りの良い軸受10aが圧着
固定されている。11aは偏心カム8の位置決めをする
止めリング、11bは回転軸7の抜け止めリングであ
る。
【0015】また、図1において、12はリンク10と
圧縮コイルバネ13を押えるバネ押え14を連結するピ
ン、15は硬質プラスチック等から形成されるたたきヘ
ッド、16はたたきヘッド15とバネ押え14とを連結
する駆動軸であり、ハウジング3に圧接された含油性の
軸受3cに挿通され、摺動可能な状態となっている。
【0016】17は振動ヘッド、18は本体1の下端部
に連結された硬質プラスチック等からなる例えば円筒状
の把持部、19は電源のオンオフ及びハンディマッサー
ジ機のたたきモード又は振動モードのモード切替えを行
なうスイッチ、20は電源コードである。
【0017】次に、このように構成されたハンディマッ
サージ機のたたきモードにおける動作について説明す
る。
【0018】使用者のスイッチ19操作により電源がO
Nとなり、たたきモードが選択されると、モータ2が回
転し、このモータ2の回転は出力軸2a、ウォーム5及
びウォームホイール6を介して回転軸7に伝わり、この
回転軸7は、図2の矢印に示すように例えば反時計方向
に回転する。
【0019】そして、この回転軸7の回転力はクラッチ
9を介して偏心カム8に伝わり、この偏心カム8の回転
に伴ってリンク10の内径面が偏心カム8の外周面を摺
動することにより、リンク10が直線運動を行なうよう
になる。なお、クラッチ9は回転軸7の反時計回りの一
方向の回転力のみを偏心カム8に伝達するようにセット
されている。
【0020】この時のリンク10と偏心カム8の動きを
図3を用いて説明する。なお、同図において、Fは圧縮
コイルバネ13により生じるバネ圧を示しており、この
バネ圧Fはリンク10をハンディマッサージ機外の方向
へ移動させる方向に働いている。
【0021】今、電源がONとなり、回転軸7が回転を
始めたとき偏心カム8の偏心孔8aは(a)に示すよう
に、偏心孔8aがたたきヘッド15に最も近い状態にあ
るとする。なお、この時たたきヘッド15は最も本体1
側に近づいている位置、即ち一番引っ込んだ位置にあ
る。
【0022】そして、回転軸7がクラッチ9に嵌合した
状態で回転するにつれて、偏心カム8も矢印方向に回転
するが、偏心孔8aが(a)に示す位置から離れるにつ
れ、圧縮コイルバネ13のバネ圧Fにより生じるモーメ
ントがリンク10を介して偏心カム8に働く。
【0023】このモーメントは始めは小さいが、偏心カ
ム8の回転に従って次第に大きくなり、やがて偏心カム
8は例えば(b)に示す位置に到達すると、回転軸7と
クラッチ9との係合力よりもバネ圧Fによる矢印に示す
モーメントMの方が大きくなる。この瞬間、バネ圧Fに
よりリンク10はハンディマッサージ機機外の方向に移
動する。
【0024】この際、偏心カム8はこのリンク10の移
動に伴って回転し、瞬間的に(c)に示すような、偏心
孔8aがたたきヘッド15に最も遠い状態となる位置に
移動する。なお、この時たたきヘッド15は最も本体1
側から離れている位置、即ち一番飛び出したたたきマッ
サージを行なう位置にある。
【0025】そして、この時の偏心カム8の回転速度
は、バネ圧Fの大きさに比例する。今このバネ圧Fが、
この時の偏心カム8の回転速度が回転軸7の回転速度よ
りも大きくなるような大きさのものであるとすると、ク
ラッチ9は空転することとなり、偏心カム8はバネ圧F
により回転軸7の回転速度よりも速い速度で回転するこ
とになる。
【0026】このリンク10の(b)から(c)への移
動に連動して、バネ圧Fによりたたきヘッド15が回転
軸7の回転速度よりも速い速度で突出し、バネ圧Fに応
じたたたきマッサージを行なうこととなる。
【0027】偏心カム8は(c)に示す位置に到達する
と、モーメントは作用しなくなるため、回転軸7が再び
クラッチ9に係合し、偏心カム8は反時計方向に回転す
る。その後、偏心カム8が例えば(d)に示す位置に到
達したとする。
【0028】この時、バネ圧Fにより偏心カム8を
(c)に示す位置に戻すようにモーメントMが働くが、
この時のモーメントの方向は矢印に示すように、回転軸
7がクラッチ9に係合した状態となるように働く。これ
により、回転軸7はクラッチ9と係合したままとなり、
偏心カム8は回転軸7の回転に従って回転し、(a)に
示す位置に戻る。
【0029】このような運動を繰り返すことにより、ク
ラッチ9を使用しない場合よりも、バネ圧Fにより強い
たたき感が得られる。また、この時のたたきの強さは、
バネのバネ圧Fを変化させることにより強くできる。
【0030】なお、クラッチ9は、モータ2の一方向の
回転時にたたきヘッド15を駆動させてたたきマッサー
ジを行うためのものであるが、モータ2の反対方向の回
転時は、偏心カム8は回転せず、たたきヘッド15によ
るマッサージは行われない。この反対方向の回転時は、
振動ヘッド17の方が駆動するように、モータ2から振
動ヘッド17への動力伝達経路に、反対方向の回転時に
動力を伝達するクラッチを介在させることは容易にでき
る。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、モータの
回転運動を直線運動に変換する回転―直線運動変換部材
に用いられる一方向クラッチを利用して、たたきヘッド
にモータの回転速度とは無関係のバネによる突出運動を
行わせているので、モータの回転速度を遅くしてたたき
周期が長くなっても、強いたたきマッサージを行うこと
ができる。さらに機構的には、バネの力を蓄積してたた
きヘッドにこの蓄積力を一揆に伝達させるための特別な
機構を必要とせず、簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るハンディマッサージ機
の要部断面図。
【図2】上記ハンディマッサージ機のリンク機構分解斜
視図。
【図3】上記ハンディマッサージ機のたたきモードにお
けるリンクと偏心カムの動きを表わす図。
【符号の説明】
1 ハンディマッサージ機本体 2 モータ 7 回転軸 8 偏心カム 8a 偏心孔 9 ワンウエークラッチ(一方向クラッチ) 10 リンク 13 圧縮コイルバネ 14 バネ押え 15 たたきヘッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、このモータの回転運動を直線
    運動に変える回転―直線運動変換部材と、該回転―直線
    運動変換部材に連繋して直線運動をすることによりたた
    きマッサージを行うたたきヘッドとを備え、前記回転―
    直線運動変換部材は、前記モータと連動して回転する回
    転軸と、この回転軸に嵌合して一方向の回転力のみを伝
    達する一方向クラッチと、この一方向クラッチを嵌入し
    て前記モータからの一方向の回転力のみが伝達される偏
    心カムと、この偏心カムに一端部が連結され他端部には
    前記たたきヘッドが連繋されるリンクと、該リンクを常
    時たたきヘッドが突出する方向に付勢するバネとよりな
    り、前記バネにより前記リンクを介して前記偏心カムに
    与えられる前記一方向のモーメントが、前記回転軸と一
    方向クラッチの係合力より大きくなった時点で前記バネ
    を開放するようにしたハンディマッサージ機。
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CN107587299A (zh) * 2016-07-07 2018-01-16 深圳创新设计研究院有限公司 手持洗衣装置

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