JP3015466B2 - 通気フィルター付き紙巻きタバコ - Google Patents
通気フィルター付き紙巻きタバコInfo
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- A24D1/00—Cigars; Cigarettes
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- A24D3/17—Filters specially adapted for simulated smoking devices
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- A24D1/00—Cigars; Cigarettes
- A24D1/04—Cigars; Cigarettes with mouthpieces or filter-tips
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- A24D3/00—Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
- A24D3/02—Manufacture of tobacco smoke filters
- A24D3/0275—Manufacture of tobacco smoke filters for filters with special features
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- A24D—CIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
- A24D3/00—Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
- A24D3/04—Tobacco smoke filters characterised by their shape or structure
Landscapes
- Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、フィルター付き紙巻きタバコ（シガレッ
ト）に関し、特に請求項１の上位概念項（前置部）に従
う、通気フィルター付き紙巻きタバコに関する。即ち、
本発明は、特に、全体で高いフィルター捕集性能を有す
る多重フィルターを具備する通気フィルター付き紙巻き
タバコであって、 該フィルターは、それ自身空気不透過性であるが特定の
区間に通気孔を有し、かつタバコ棒状束の始端部分をも
包み囲む、被覆により覆われ、 該タバコ棒状束は、高いニコチン含有量を有する、風味
活性化ないし膨張処理されたタバコを含む、タバコ混合
物を有し、 前記構成の前記紙巻きタバコは、各々の一服において、
ほぼ一定の風味産物を提供する通気フィルター付き紙巻
きタバコに関する。
ト）に関し、特に請求項１の上位概念項（前置部）に従
う、通気フィルター付き紙巻きタバコに関する。即ち、
本発明は、特に、全体で高いフィルター捕集性能を有す
る多重フィルターを具備する通気フィルター付き紙巻き
タバコであって、 該フィルターは、それ自身空気不透過性であるが特定の
区間に通気孔を有し、かつタバコ棒状束の始端部分をも
包み囲む、被覆により覆われ、 該タバコ棒状束は、高いニコチン含有量を有する、風味
活性化ないし膨張処理されたタバコを含む、タバコ混合
物を有し、 前記構成の前記紙巻きタバコは、各々の一服において、
ほぼ一定の風味産物を提供する通気フィルター付き紙巻
きタバコに関する。
［技術的背景］ ドイツ特許公開公報（DE−OS）第32 28 950号は、２
〜５％のニコチン含有量を有する比例的に体積活性化さ
れた（即ち膨張した）タバコ混合物を有する通気フィル
ター付き紙巻きタバコを開示する。該紙巻きタバコは、
多くとも35％のフィルター効率である低効率フィルター
を有する。前記開示の実施例に従う凝縮値は、７と17mg
の「タール」値、即ち凝縮物の値である。
〜５％のニコチン含有量を有する比例的に体積活性化さ
れた（即ち膨張した）タバコ混合物を有する通気フィル
ター付き紙巻きタバコを開示する。該紙巻きタバコは、
多くとも35％のフィルター効率である低効率フィルター
を有する。前記開示の実施例に従う凝縮値は、７と17mg
の「タール」値、即ち凝縮物の値である。
ドイツ特許公開公報第36 38 801号は、各々の一服な
いし−吸引（Zug）において、本質的に均一な風味を有
する通気フィルター付き紙巻きタバコを開示する。該効
果は、主流の煙の煙含有量の増加に伴い通気する空気の
透過性が増加する、特定のフィルター材料を用いること
により達成される。
いし−吸引（Zug）において、本質的に均一な風味を有
する通気フィルター付き紙巻きタバコを開示する。該効
果は、主流の煙の煙含有量の増加に伴い通気する空気の
透過性が増加する、特定のフィルター材料を用いること
により達成される。
欧州特許公開公報第0,283,672号（EP−A2−0,283,67
2）は、ニコチン及びレブリン酸、又はレブリン酸ニコ
チンを有する紙巻きタバコの飲用を開示する。この公報
により製造された通気フィルター付き紙巻きタバコの凝
縮値は7mg「タール」値未満である。
2）は、ニコチン及びレブリン酸、又はレブリン酸ニコ
チンを有する紙巻きタバコの飲用を開示する。この公報
により製造された通気フィルター付き紙巻きタバコの凝
縮値は7mg「タール」値未満である。
更に、凝縮物値（Ｋ）及びニコチン値（Ｎ）が各々1m
g（Ｋ）及び0.1mg（Ｎ）程度又はそれ未満である通気フ
ィルター付き紙巻きタバコは公知ないしは、本出願日に
おいて市販されている。これは、例えば、凝縮値0.5mg
以下である「NOW」（レイノルズ社）（Fa.REYNOLDS/USA
製）紙巻きタバコ、更に「Less than 1mg TAR,0.1mg NI
COTINE」と値が示された「DUNHILL ULTIMATE LIGHTS」
（ロートマン社）（Fa.Rothmans製）紙巻きタバコがあ
る。しかしながら、この種の紙巻きタバコは、多数の使
用者により、風味を増加するよう改良の必要があると批
判されている。このことは、一方でこの種のタバコの比
較的小さな市場占有率から推論されることができ、又他
方で内部喫煙者試験により確かめられる。
g（Ｋ）及び0.1mg（Ｎ）程度又はそれ未満である通気フ
ィルター付き紙巻きタバコは公知ないしは、本出願日に
おいて市販されている。これは、例えば、凝縮値0.5mg
以下である「NOW」（レイノルズ社）（Fa.REYNOLDS/USA
製）紙巻きタバコ、更に「Less than 1mg TAR,0.1mg NI
COTINE」と値が示された「DUNHILL ULTIMATE LIGHTS」
（ロートマン社）（Fa.Rothmans製）紙巻きタバコがあ
る。しかしながら、この種の紙巻きタバコは、多数の使
用者により、風味を増加するよう改良の必要があると批
判されている。このことは、一方でこの種のタバコの比
較的小さな市場占有率から推論されることができ、又他
方で内部喫煙者試験により確かめられる。
［目的］ 本発明の目的は、従来公知のものとの比較において、
各々の一服において実質的に一定である高品質な風味産
物の持続を保証するが、全体で極めて低い凝縮物値及び
ニコチン値を有し、同時に主流の煙の及び副流ないし側
部流（二次流）の煙の両方の好ましくない煙の成分全て
を最小に削減する、ウルトラライト・フィルター付き紙
巻きタバコを提供することである。更に、本発明のフィ
ルター付き紙巻きタバコは、複雑なフィルター技術を特
に必要としない慣用的な安価な供給材料を使用する。
各々の一服において実質的に一定である高品質な風味産
物の持続を保証するが、全体で極めて低い凝縮物値及び
ニコチン値を有し、同時に主流の煙の及び副流ないし側
部流（二次流）の煙の両方の好ましくない煙の成分全て
を最小に削減する、ウルトラライト・フィルター付き紙
巻きタバコを提供することである。更に、本発明のフィ
ルター付き紙巻きタバコは、複雑なフィルター技術を特
に必要としない慣用的な安価な供給材料を使用する。
［解決手段］ 前記目的を達成するための解決手段は、請求項１の特
徴における手段により、本発明に従って達成される。即
ち、本発明の通気フィルター付き紙巻きタバコは、さら
に以下のａ）〜ｄ）の組合せを有することを特徴とす
る： ａ）タバコ混合物は葉身タバコを含み、 主要な部分（好ましくは全体の部分又は最終的な混合
物）が、公知の膨張手段の一つ（好ましくはINCOM法）
により処理されており、 該葉身タバコを含むタバコ混合物の全体としての充填能
（即ち密度の逆数）が、4.5cm3/g〜7.5cm3/gの範囲まで
増加されており、 純粋な葉身タバコ（Lamina−Tabak）の充填能が、5cm
3/g〜8cm3/gの範囲内に増加されており、 葉身タバコは、該葉身タバコの乾燥重量の1.0〜8.0％
（好ましくは1.5〜6.0％）のニコチン含有量を有し、 全体としてのタバコ混合物のニコチン含有量が、該タ
バコ混合物の乾燥重量の2.5％〜５％（好ましくは3.5％
程度）であること、 ｂ）紙巻きタバコ棒状束は200mg/cm3以下（好ましくは1
25〜175mg/cm3）の充填密度を有すること、 ｃ）前記フィルターの紙巻きタバコ棒状束側の吸引抵抗
は吸い口側の吸引抵抗よりも高い多重フィルターであっ
て、 全体のフィルター吸着率が60〜99％（好ましくは80％
〜99％）の範囲内であり（但し全量吸着の場合を100％
とする）、 前記フィルターの前記被覆が、主流の煙中の付加空気
の割合を50〜95重量％とする（好ましくは60％〜95％、
特に好ましくは70％〜95％）通気孔を有する、 多重フィルターであること ｄ）（好ましくはアメリカンブレンド風味の）主流の煙
は、 6.0〜7.5（好ましくは7.0）の煙pH値、 Ｋ≦3mg/シガレット（好ましくはＫ≦1mg/シガレッ
ト）、及びＮ≦0.6mg/シガレット（好ましくはＮ≦0.1m
g/シガレット）の、低い凝縮物値（Ｋ）及びニコチン値
（Ｎ）、及び 10以下（好ましくは５以下）の主流の煙のK/N比率を
有すること。特に好ましい実施態様は後述のとおり従属
請求項に示される。
徴における手段により、本発明に従って達成される。即
ち、本発明の通気フィルター付き紙巻きタバコは、さら
に以下のａ）〜ｄ）の組合せを有することを特徴とす
る： ａ）タバコ混合物は葉身タバコを含み、 主要な部分（好ましくは全体の部分又は最終的な混合
物）が、公知の膨張手段の一つ（好ましくはINCOM法）
により処理されており、 該葉身タバコを含むタバコ混合物の全体としての充填能
（即ち密度の逆数）が、4.5cm3/g〜7.5cm3/gの範囲まで
増加されており、 純粋な葉身タバコ（Lamina−Tabak）の充填能が、5cm
3/g〜8cm3/gの範囲内に増加されており、 葉身タバコは、該葉身タバコの乾燥重量の1.0〜8.0％
（好ましくは1.5〜6.0％）のニコチン含有量を有し、 全体としてのタバコ混合物のニコチン含有量が、該タ
バコ混合物の乾燥重量の2.5％〜５％（好ましくは3.5％
程度）であること、 ｂ）紙巻きタバコ棒状束は200mg/cm3以下（好ましくは1
25〜175mg/cm3）の充填密度を有すること、 ｃ）前記フィルターの紙巻きタバコ棒状束側の吸引抵抗
は吸い口側の吸引抵抗よりも高い多重フィルターであっ
て、 全体のフィルター吸着率が60〜99％（好ましくは80％
〜99％）の範囲内であり（但し全量吸着の場合を100％
とする）、 前記フィルターの前記被覆が、主流の煙中の付加空気
の割合を50〜95重量％とする（好ましくは60％〜95％、
特に好ましくは70％〜95％）通気孔を有する、 多重フィルターであること ｄ）（好ましくはアメリカンブレンド風味の）主流の煙
は、 6.0〜7.5（好ましくは7.0）の煙pH値、 Ｋ≦3mg/シガレット（好ましくはＫ≦1mg/シガレッ
ト）、及びＮ≦0.6mg/シガレット（好ましくはＮ≦0.1m
g/シガレット）の、低い凝縮物値（Ｋ）及びニコチン値
（Ｎ）、及び 10以下（好ましくは５以下）の主流の煙のK/N比率を
有すること。特に好ましい実施態様は後述のとおり従属
請求項に示される。
本発明に従う組み合わせの結果として、例えば、気相
の及び粒子相の両方の好ましくない煙成分全てを最小の
値に削減することができる。更に、喫煙者が望む、ニコ
チンを含む、風味物及び芳香物が、ライトタバコの喫煙
者を十分に満足させる程度にまで、極めて驚くべき方法
が利用できる。平均的な当業者が予期し得ない本効果へ
の寄与（客観的には：値レベル、例えば、Ｋ≦1mg/N≦
0.1mg、主観的には：十分に満足し得る風味量）は、再
び予見できない態様において、ほぼ一定量の「風味凝縮
物」が第一の一服から産出されることであり、これは、
各々の一服において産生された凝縮物の量が一服の回数
に対してプロットされた図１に示される。この紛れもな
い事実は、従来のウルトラライトタバコに欠如してお
り、これらのタバコの人気が低い理由であろう。
の及び粒子相の両方の好ましくない煙成分全てを最小の
値に削減することができる。更に、喫煙者が望む、ニコ
チンを含む、風味物及び芳香物が、ライトタバコの喫煙
者を十分に満足させる程度にまで、極めて驚くべき方法
が利用できる。平均的な当業者が予期し得ない本効果へ
の寄与（客観的には：値レベル、例えば、Ｋ≦1mg/N≦
0.1mg、主観的には：十分に満足し得る風味量）は、再
び予見できない態様において、ほぼ一定量の「風味凝縮
物」が第一の一服から産出されることであり、これは、
各々の一服において産生された凝縮物の量が一服の回数
に対してプロットされた図１に示される。この紛れもな
い事実は、従来のウルトラライトタバコに欠如してお
り、これらのタバコの人気が低い理由であろう。
上述の驚くべき効果は、それ自体が従来のものである
既定の捕集性能（ないし吸着性能（Retentionsleistun
g）を有するフィルターと共に、好ましくはいわゆるイ
ンコム（INCOM）法（ドイツ特許公開公報第2903 300号
及びドイツ特許公開公報第34 14 625号の本出願人の特
許明細書に従う膨張法）により丹念に得られる高度に体
積活性化（膨張）されたタバコの使用により部分的に達
成されることが憶測される。図１で示されるように、各
々の一服中におおよそ一定量の凝縮物の供給が得られ
る。
既定の捕集性能（ないし吸着性能（Retentionsleistun
g）を有するフィルターと共に、好ましくはいわゆるイ
ンコム（INCOM）法（ドイツ特許公開公報第2903 300号
及びドイツ特許公開公報第34 14 625号の本出願人の特
許明細書に従う膨張法）により丹念に得られる高度に体
積活性化（膨張）されたタバコの使用により部分的に達
成されることが憶測される。図１で示されるように、各
々の一服中におおよそ一定量の凝縮物の供給が得られ
る。
インコム法の手段により体積活性化されたタバコは、
他の公知の方法では及ばない、特にタバコ繊維組織のセ
ル構造を有することを特徴とする。他の方法で体積活性
化された多くのタバコにおいては、セル構造が相当に損
なわれ、これと同時に、芳香の及びニコチンのかなりの
損失が時折起こり得る。これは、インコム法において
は、全く起こらない。この事に関しては、関連する芳香
物、ニコチン、及び第二級アルカロイドが、最もよく
「遊離される」。即ちそれらは、特に、ごく少ない量の
空気でさえ又は主流の煙によって、容易に移動され得
る。
他の公知の方法では及ばない、特にタバコ繊維組織のセ
ル構造を有することを特徴とする。他の方法で体積活性
化された多くのタバコにおいては、セル構造が相当に損
なわれ、これと同時に、芳香の及びニコチンのかなりの
損失が時折起こり得る。これは、インコム法において
は、全く起こらない。この事に関しては、関連する芳香
物、ニコチン、及び第二級アルカロイドが、最もよく
「遊離される」。即ちそれらは、特に、ごく少ない量の
空気でさえ又は主流の煙によって、容易に移動され得
る。
とりわけインコムタバコの比較的効果的な芳香及びニ
コチンの移動性（Mobilitaet）が、本発明に従う高度な
通気性を有する紙巻きタバコ内のグローコーン（Glutke
gel）を通して吸われる極めて少量の空気量の点で有利
な効果を有することが推定される。従来のタバコと著し
く異なり、本発明に従う紙巻きタバコの紙巻きタバコ棒
状束（繊維束ないしストランド）の低い充填密度及び比
較的低い吸引抵抗により規定され、その紙巻きタバコ棒
状束は驚くほど強固でくずれることはない、極めて低い
棒状束保持性（Strangretention）は、ウルトラライト
紙巻きタバコとしては異常に高い風味量を維持するのに
寄与する。
コチンの移動性（Mobilitaet）が、本発明に従う高度な
通気性を有する紙巻きタバコ内のグローコーン（Glutke
gel）を通して吸われる極めて少量の空気量の点で有利
な効果を有することが推定される。従来のタバコと著し
く異なり、本発明に従う紙巻きタバコの紙巻きタバコ棒
状束（繊維束ないしストランド）の低い充填密度及び比
較的低い吸引抵抗により規定され、その紙巻きタバコ棒
状束は驚くほど強固でくずれることはない、極めて低い
棒状束保持性（Strangretention）は、ウルトラライト
紙巻きタバコとしては異常に高い風味量を維持するのに
寄与する。
最後に、低価格でのこの予期せぬ高い風味量は、流入
する物質量に対比して、捕集性能若しくはフィルター内
に捕集される物質量（凝縮物及びニコチン）により規定
される本発明の一部分たる、全体として高捕集性能を有
する多重フィルターの使用により促進される。マルチフ
ィルター（Multifilter）又は組合せフィルター（コン
ビフィルターKombifilter）とも呼ばれる多重フィルタ
ーは、少なくとも２つの異なったフィルター部分、又は
適当であればお互い所定の距離離れて配されたフィルタ
ー部分（中空室フィルターHohlkammerfilter）、ないし
お互い異なるフィルター材料からなることにより、異な
る煙含有物を異なる程度に捕集し、これにより特に積極
的な風味効果となるよう改良された高い通気性とあいま
って、お互いの「風味（geschmacklich）」を調和的に
働かせる、フィルター部分からなる。
する物質量に対比して、捕集性能若しくはフィルター内
に捕集される物質量（凝縮物及びニコチン）により規定
される本発明の一部分たる、全体として高捕集性能を有
する多重フィルターの使用により促進される。マルチフ
ィルター（Multifilter）又は組合せフィルター（コン
ビフィルターKombifilter）とも呼ばれる多重フィルタ
ーは、少なくとも２つの異なったフィルター部分、又は
適当であればお互い所定の距離離れて配されたフィルタ
ー部分（中空室フィルターHohlkammerfilter）、ないし
お互い異なるフィルター材料からなることにより、異な
る煙含有物を異なる程度に捕集し、これにより特に積極
的な風味効果となるよう改良された高い通気性とあいま
って、お互いの「風味（geschmacklich）」を調和的に
働かせる、フィルター部分からなる。
従来、高捕集性能を有するフィルターを持たないウル
トラライトの範囲の紙巻きタバコにおいては、受け入れ
難い高い必要吸引力即ち吸引抵抗があり、一方、同じ範
囲のフィルター紙巻きタバコで、受け入れられ得る吸引
抵抗であり「暖かい空気」を十分に得られる高い通気性
を有するフィルターにおいては、主流の煙は低い風味量
であり、このことは、本発明に従う紙巻きタバコにおけ
る予期し得ない手段において的確に回避される。
トラライトの範囲の紙巻きタバコにおいては、受け入れ
難い高い必要吸引力即ち吸引抵抗があり、一方、同じ範
囲のフィルター紙巻きタバコで、受け入れられ得る吸引
抵抗であり「暖かい空気」を十分に得られる高い通気性
を有するフィルターにおいては、主流の煙は低い風味量
であり、このことは、本発明に従う紙巻きタバコにおけ
る予期し得ない手段において的確に回避される。
本発明に従う紙巻きタバコのタバコ添加量は、結果的
に従来の紙巻きタバコより少なく、また結果として、相
当に削減された二次流の煙となることはもちろんであ
る。この要求される結果は、例えばドイツ特許公開公報
第38 02 645号及びドイツ特許公開公報第38 02 646号の
本出願人の明細書に従う紙巻きタバコ紙のような、副流
ないし側部流（二次流）の煙を削減する市販の又は特定
の紙巻きタバコ紙の使用により増強され、また相対的に
小さな大きさの紙巻きタバコ形態によっても増強され
る。特有の実施例は、その極めて低い主流の煙と副流の
煙との放出の量であり、「伝統的な（klassischen）」
紙巻きタバコの外観を守りながら、概して従来の「無煙
の紙巻きタバコ代用物」に似ていながら高価な付加的な
材料やこれらの複雑な製造技術を必要としない喫煙物を
提供する。
に従来の紙巻きタバコより少なく、また結果として、相
当に削減された二次流の煙となることはもちろんであ
る。この要求される結果は、例えばドイツ特許公開公報
第38 02 645号及びドイツ特許公開公報第38 02 646号の
本出願人の明細書に従う紙巻きタバコ紙のような、副流
ないし側部流（二次流）の煙を削減する市販の又は特定
の紙巻きタバコ紙の使用により増強され、また相対的に
小さな大きさの紙巻きタバコ形態によっても増強され
る。特有の実施例は、その極めて低い主流の煙と副流の
煙との放出の量であり、「伝統的な（klassischen）」
紙巻きタバコの外観を守りながら、概して従来の「無煙
の紙巻きタバコ代用物」に似ていながら高価な付加的な
材料やこれらの複雑な製造技術を必要としない喫煙物を
提供する。
本タバコ混合物は、好ましくは全体として膨張法に従
う。前記混合物の体積が大きくなる結果、最初の体積と
比較して、タバコ混合物の「充填能」（密度の逆数ない
し嵩比cm3/g）の相対的な増加を引き起こす。しかしな
がら、この方法において、葉の画分又は損傷していない
セル材料を含むタバコが、膨張ないしは体積活性化され
る。このため、混ぜ合わせてあるとしても、従来の再構
成タバコ（Folientabak、reconstituted tobacco）では
ない。膨張し得る葉身タバコ（Laminatabak、leaf toba
cco）と膨張し得ない再構成タバコとからなる全体の混
合物の（計算による）「膨張」の結果として、綿密に混
ぜ合わされた細かく刻まれたタバコ部分は、機械的及び
温度的な処理の両方に共に晒される。これはおそらく、
再構成タバコから葉身タバコへ、又は高ニコチン含有量
の葉身タバコから低ニコチン含有量の葉身タバコへのニ
コチンの時間依存の移動を促進するため、前記タバコ混
合物内の均一なニコチン分散が達成されるからである。
この手順は、より高価になるが、紙巻きタバコの喫煙の
間における均一な主流の煙の風味効果を及ぼす。しかし
ながら、例えば葉身タバコのように、タバコ混合物の一
部のみを膨張過程に晒すことができ、使用される混合物
の非膨張画分は、従来のタバコそのもの又は、例えばリ
ブ・カット（Rippenschnitt）のような「技術的な」タ
バコからなり得る。後者は、例えば、風味において、そ
れ自身、更には要求される全体の風味の印象に寄与する
包装体及び風味物質の付加のような、本発明に従う紙巻
きタバコの刺激性を調節するのに役立つ。最後に、包装
体及び／又は風味物質の、全体のタバコ混合物又はその
一部分への添加は、膨張過程前又は後に行うことができ
る。完成されたタバコ混合物は、その後、要求される多
重フィルターを含んで、本発明に従うフィルター付き紙
巻きタバコへと、従来の紙巻きタバコ機械で従来の方法
で製造される。
う。前記混合物の体積が大きくなる結果、最初の体積と
比較して、タバコ混合物の「充填能」（密度の逆数ない
し嵩比cm3/g）の相対的な増加を引き起こす。しかしな
がら、この方法において、葉の画分又は損傷していない
セル材料を含むタバコが、膨張ないしは体積活性化され
る。このため、混ぜ合わせてあるとしても、従来の再構
成タバコ（Folientabak、reconstituted tobacco）では
ない。膨張し得る葉身タバコ（Laminatabak、leaf toba
cco）と膨張し得ない再構成タバコとからなる全体の混
合物の（計算による）「膨張」の結果として、綿密に混
ぜ合わされた細かく刻まれたタバコ部分は、機械的及び
温度的な処理の両方に共に晒される。これはおそらく、
再構成タバコから葉身タバコへ、又は高ニコチン含有量
の葉身タバコから低ニコチン含有量の葉身タバコへのニ
コチンの時間依存の移動を促進するため、前記タバコ混
合物内の均一なニコチン分散が達成されるからである。
この手順は、より高価になるが、紙巻きタバコの喫煙の
間における均一な主流の煙の風味効果を及ぼす。しかし
ながら、例えば葉身タバコのように、タバコ混合物の一
部のみを膨張過程に晒すことができ、使用される混合物
の非膨張画分は、従来のタバコそのもの又は、例えばリ
ブ・カット（Rippenschnitt）のような「技術的な」タ
バコからなり得る。後者は、例えば、風味において、そ
れ自身、更には要求される全体の風味の印象に寄与する
包装体及び風味物質の付加のような、本発明に従う紙巻
きタバコの刺激性を調節するのに役立つ。最後に、包装
体及び／又は風味物質の、全体のタバコ混合物又はその
一部分への添加は、膨張過程前又は後に行うことができ
る。完成されたタバコ混合物は、その後、要求される多
重フィルターを含んで、本発明に従うフィルター付き紙
巻きタバコへと、従来の紙巻きタバコ機械で従来の方法
で製造される。
前記タバコ混合物の一つの実施例において、製品の条
件は同様であるが、再構成タバコの使用は完全に避けら
れるため、この場合、全体の最終タバコ混合物は膨張処
理（体積活性化）され得る。この場合、６重量％ニコチ
ンまでの、特別の場合には８重量％ニコチンまでの天然
のタバコの葉が使用し得る。
件は同様であるが、再構成タバコの使用は完全に避けら
れるため、この場合、全体の最終タバコ混合物は膨張処
理（体積活性化）され得る。この場合、６重量％ニコチ
ンまでの、特別の場合には８重量％ニコチンまでの天然
のタバコの葉が使用し得る。
本発明の好ましい実施の形態を以下に概略示す。
タバコ混合物が再構成タバコを含み、葉身タバコが、
該葉身タバコの乾燥重量で1.0〜2.5％（好ましくは1.5
〜2.0％）のニコチン含有量を有し、再構成タバコが、
該再構成タバコの乾燥重量で５〜10％（好ましくは8.5
％）のニコチン含有量を有し、該再構成タバコは、該再
構成タバコの乾燥重量で３〜10％の範囲でタバコ特有の
組み込まれた果実酸（好ましくはリンゴ酸）を有する。
該葉身タバコの乾燥重量で1.0〜2.5％（好ましくは1.5
〜2.0％）のニコチン含有量を有し、再構成タバコが、
該再構成タバコの乾燥重量で５〜10％（好ましくは8.5
％）のニコチン含有量を有し、該再構成タバコは、該再
構成タバコの乾燥重量で３〜10％の範囲でタバコ特有の
組み込まれた果実酸（好ましくはリンゴ酸）を有する。
巻き紙は10〜60コレスタ（CORESTA）（好ましくは40
コレスタ）の多孔度を有する。
コレスタ）の多孔度を有する。
巻き紙は10コレスタ以下の多孔度を有し、副流の煙を
削減することが好ましい。
削減することが好ましい。
タバコ混合物全体が、膨張処理されていることが好ま
しい。
しい。
葉身タバコ又はタバコ混合物の主要な部分のみが膨張
処理され、その後に、残部として、タバコリブ（Tabakr
ippen）も含み得る前記再構成タバコ又は前記タバコ混
合物が混合されることが好ましい。
処理され、その後に、残部として、タバコリブ（Tabakr
ippen）も含み得る前記再構成タバコ又は前記タバコ混
合物が混合されることが好ましい。
多重フィルターが、中空室を備えた中空室付通気フィ
ルター（Hohlkammer−Filter）として構成され、周囲を
囲む孔帯（好ましくはレーザー孔）が中空室の外周に伸
長している。
ルター（Hohlkammer−Filter）として構成され、周囲を
囲む孔帯（好ましくはレーザー孔）が中空室の外周に伸
長している。
紙巻きタバコは、直径7.8〜8.1mm、長さ80〜100mmの
従来の形態でもよい。
従来の形態でもよい。
紙巻きタバコは、直径４〜7.7mm、長さ30−79mmの従
来より小さい大きさの形態とすることができる。
来より小さい大きさの形態とすることができる。
本発明は次の実施例により、より詳細に説明される。
実施例Ａ からなるアメリカン・ブレンド特性で、3.4重量％の平
均ニコチン含有量であるタバコ混合物であって、インコ
ム法により処理して、おおよそ60％の充填能（Fuellfae
higkeit）における増加をともなう全体（即ち混合した
後）として活性化（膨張処理）されたタバコ混合物か
ら、460mgのタバコの添加重量で、紙巻きタバコ紙を含
む全体の重量が500mgであるタバコ棒状束を製造した
（直径7.9mm、長さ59mm）。これらの紙巻きタバコ棒状
束の充填密度は160mg/cm3であり、紙巻きタバコの堅さ
（ドイツ特許公開公報第3929 155号に従う方法により測
定）は、2.25mm侵入深さ（Eindringtiefe）であった。
紙巻きタバコ紙の多孔度（Porositaet）は、約40コレス
タ（CORESTA）であった。
均ニコチン含有量であるタバコ混合物であって、インコ
ム法により処理して、おおよそ60％の充填能（Fuellfae
higkeit）における増加をともなう全体（即ち混合した
後）として活性化（膨張処理）されたタバコ混合物か
ら、460mgのタバコの添加重量で、紙巻きタバコ紙を含
む全体の重量が500mgであるタバコ棒状束を製造した
（直径7.9mm、長さ59mm）。これらの紙巻きタバコ棒状
束の充填密度は160mg/cm3であり、紙巻きタバコの堅さ
（ドイツ特許公開公報第3929 155号に従う方法により測
定）は、2.25mm侵入深さ（Eindringtiefe）であった。
紙巻きタバコ紙の多孔度（Porositaet）は、約40コレス
タ（CORESTA）であった。
これらの棒状束は、二重フィルター（ペーパー／アセ
テート（PAPIER/ACETAT））が設けられ、従来法により
非多孔の包囲紙で処理してフィルター付き紙巻きタバコ
に形成される。ここで、ペーパーは、市販のセルロース
−織物フィルター（cellulose−web）を表し、アセテー
トは、従来のセルロース−酢酸（cellulose−acetate）
繊維フィルターを表す。棒状束側に配された12mm長のペ
ーパーフィルター部分の吸引抵抗は175daPaであり、13m
m長の吸い口側のアセテートフィルター部分の吸引抵抗
は15daPaである。レーザー処理して形成したレーザー孔
によるフィルターの通気は、DIN6565に従って、77重量
％付加空気（Beiluft）の通気度であった。
テート（PAPIER/ACETAT））が設けられ、従来法により
非多孔の包囲紙で処理してフィルター付き紙巻きタバコ
に形成される。ここで、ペーパーは、市販のセルロース
−織物フィルター（cellulose−web）を表し、アセテー
トは、従来のセルロース−酢酸（cellulose−acetate）
繊維フィルターを表す。棒状束側に配された12mm長のペ
ーパーフィルター部分の吸引抵抗は175daPaであり、13m
m長の吸い口側のアセテートフィルター部分の吸引抵抗
は15daPaである。レーザー処理して形成したレーザー孔
によるフィルターの通気は、DIN6565に従って、77重量
％付加空気（Beiluft）の通気度であった。
本紙巻きタバコA1の煙データ（DIN−ISO 3402,4387,1
0315,10362−１に従う測定）は表１に示される。煙のpH
値は、ハリス等により開示された方法により測定された
（32nbTob.Chem.Res.Conf.,1978）。
0315,10362−１に従う測定）は表１に示される。煙のpH
値は、ハリス等により開示された方法により測定された
（32nbTob.Chem.Res.Conf.,1978）。
表１は、紙巻きタバコA1とフィルターのみが異なるが
その他A1と同様に製造された紙巻きタバコA2,A3の対応
する値も示している。これらの例もまた、12mm長の棒状
束側のペーパーフィルター部分及び13mm長の吸い口側の
アセテートフィルター部分が用いられたが、各々の場合
において、異なった吸引抵抗と、通気度の異なった値
と、を有している。
その他A1と同様に製造された紙巻きタバコA2,A3の対応
する値も示している。これらの例もまた、12mm長の棒状
束側のペーパーフィルター部分及び13mm長の吸い口側の
アセテートフィルター部分が用いられたが、各々の場合
において、異なった吸引抵抗と、通気度の異なった値
と、を有している。
全ての３つの紙巻きタバコの感覚上の結果は、1mg以
上のＫ値を有する従来のウルトラライト紙巻きタバコと
少なくとも同等で、より好ましい傾向さえある結果とな
った。なお、凝縮物の値（Ｋ）は乾燥値である（以下同
じ）。
上のＫ値を有する従来のウルトラライト紙巻きタバコと
少なくとも同等で、より好ましい傾向さえある結果とな
った。なお、凝縮物の値（Ｋ）は乾燥値である（以下同
じ）。
実施例Ｂ からなるアメリカン・ブレンド特性で、3.6重量％の平
均ニコチン含有量であるタバコ混合物であって、インコ
ム法により処理して、おおよそ55％の充填能における増
加をともなう全体（即ち混合した後）として活性化（膨
張処理）されたタバコ混合物から、450mgのタバコの充
填量で、紙巻きタバコ紙を含む全体の重量が490mgであ
るタバコ棒状束（直径7.9mm、長さ59mm）を製造した。
これらの紙巻きタバコ棒状束の充填密度は155mg/cm3で
あり、紙巻きタバコの堅さ（トイツ特許公開公報第39 2
9 155号に従う方法により測定）は、2.4mm侵入深さ（Ei
ndringtiefe）であった。紙巻きタバコ紙の多孔度は、4
0コレスタ（CORESTA）であった。
均ニコチン含有量であるタバコ混合物であって、インコ
ム法により処理して、おおよそ55％の充填能における増
加をともなう全体（即ち混合した後）として活性化（膨
張処理）されたタバコ混合物から、450mgのタバコの充
填量で、紙巻きタバコ紙を含む全体の重量が490mgであ
るタバコ棒状束（直径7.9mm、長さ59mm）を製造した。
これらの紙巻きタバコ棒状束の充填密度は155mg/cm3で
あり、紙巻きタバコの堅さ（トイツ特許公開公報第39 2
9 155号に従う方法により測定）は、2.4mm侵入深さ（Ei
ndringtiefe）であった。紙巻きタバコ紙の多孔度は、4
0コレスタ（CORESTA）であった。
これらの棒状束には、二重フィルター（ペーパー／ア
セテート）が設けられ、従来法により非多孔の包囲紙で
処理して、特に実施例Ａと同様に、即ち棒状束側に配さ
れた12mm長のペーパーフィルター部分と吸い口側に配さ
れた13mm長のアセテートフィルター部分とを備えたレー
ザー孔のあいたフィルター付き紙巻きタバコに形成され
る。
セテート）が設けられ、従来法により非多孔の包囲紙で
処理して、特に実施例Ａと同様に、即ち棒状束側に配さ
れた12mm長のペーパーフィルター部分と吸い口側に配さ
れた13mm長のアセテートフィルター部分とを備えたレー
ザー孔のあいたフィルター付き紙巻きタバコに形成され
る。
表２は、フィルター部分の吸引抵抗と通気度とにおい
てお互い異なる３つの紙巻きタバコB1,B2,B3の煙のデー
タを示す。
てお互い異なる３つの紙巻きタバコB1,B2,B3の煙のデー
タを示す。
これら３つの紙巻きタバコの感覚上の結果は、1mg以
上のＫ値を有する従来のウルトラライト紙巻きタバコと
全般的に同等であり、実施例Ｂに従う紙巻きタバコは、
一般の従来のウルトラライト紙巻きタバコより強く（よ
り刺激的）さえ感じる。
上のＫ値を有する従来のウルトラライト紙巻きタバコと
全般的に同等であり、実施例Ｂに従う紙巻きタバコは、
一般の従来のウルトラライト紙巻きタバコより強く（よ
り刺激的）さえ感じる。
実施例Ｃ の天然物からなるアメリカン・ブレンド特性で、3.5重
量％の平均ニコチン含有量であるタバコ混合物であっ
て、インコム法により処理して、おおよそ60％の充填能
における増合をともなう全体（即ち混合した後）として
活性化（膨張処理）されたタバコ混合物から、420mgの
タバコの充填量で、紙巻きタバコ紙を含む全体の重量が
460mgであるタバコ棒状束（直径7.9mm、長さ59mm）を製
造した。これらの紙巻きタバコ棒状束の充填密度は145m
g/cm3であり、紙巻きタバコの堅さ（ドイツ特許公開公
報第39 29 155号に従う方法により測定）は、2.4mm侵入
深さ（Eindringtiefe）であった。紙巻きタバコ紙の多
孔度は、40コレスタ（CORESTA）であった。
量％の平均ニコチン含有量であるタバコ混合物であっ
て、インコム法により処理して、おおよそ60％の充填能
における増合をともなう全体（即ち混合した後）として
活性化（膨張処理）されたタバコ混合物から、420mgの
タバコの充填量で、紙巻きタバコ紙を含む全体の重量が
460mgであるタバコ棒状束（直径7.9mm、長さ59mm）を製
造した。これらの紙巻きタバコ棒状束の充填密度は145m
g/cm3であり、紙巻きタバコの堅さ（ドイツ特許公開公
報第39 29 155号に従う方法により測定）は、2.4mm侵入
深さ（Eindringtiefe）であった。紙巻きタバコ紙の多
孔度は、40コレスタ（CORESTA）であった。
これらの棒状束は、二重フィルター（ペーパー／アセ
テート）が施され、従来法により非多孔の包囲紙で処理
して、実施例Ａと同様に、即ち棒状束側に配された12mm
長のペーパーフィルター部分と吸い口側に配された13mm
長のアセテートフィルター部分とを備えたレーザー孔の
あいたフィルター付き紙巻きタバコに形成された。
テート）が施され、従来法により非多孔の包囲紙で処理
して、実施例Ａと同様に、即ち棒状束側に配された12mm
長のペーパーフィルター部分と吸い口側に配された13mm
長のアセテートフィルター部分とを備えたレーザー孔の
あいたフィルター付き紙巻きタバコに形成された。
表３は、実施例Ｃに従う紙巻きタバコの煙のデータを
示す。
示す。
これらの紙巻きタバコの感覚上の結果は、４〜7mgの
Ｋ値を有し、これに相当するニコチン値を有する従来の
ライト紙巻きタバコと全体的に驚くほど類似しており、
実施例Ｃに従う紙巻きタバコは、従来のライト紙巻きタ
バコのいくつかより強く（より刺激的）さえ感じるよう
である。
Ｋ値を有し、これに相当するニコチン値を有する従来の
ライト紙巻きタバコと全体的に驚くほど類似しており、
実施例Ｃに従う紙巻きタバコは、従来のライト紙巻きタ
バコのいくつかより強く（より刺激的）さえ感じるよう
である。
なお実施例Ａ〜Ｃの葉巻きタバコの全体のフィルター
吸着率は、60〜99％の範囲内にある。
吸着率は、60〜99％の範囲内にある。
フロントページの続き (72)発明者 ザイデル、ヘンニンヒ ドイツ連邦共和国、Ｄ―21358 メヒテ ルセン、イン デア マルシュ 18 (72)発明者 ツィーン、クラウス−ディーター ドイツ連邦共和国、Ｄ―25421 ピンネ ベルク、フンネンバルク 19 (72)発明者 ベッテルス、エリカ ドイツ連邦共和国、Ｄ―22609 ハンブ ルク、ヘルマン―レンナー―シュトラー セ ３ (72)発明者 ヴィルナー、ヨアヒム ドイツ連邦共和国、Ｄ―25451 クヴィ ックボルン、フリートラントシュトラー セ １ (56)参考文献 特開 平３−151869（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−151868（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−117774（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−117773（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−280261（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−287473（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−116670（ＪＰ，Ａ) 米国特許5033484（ＵＳ，Ａ) 米国特許5058608（ＵＳ，Ａ) 米国特許5056537（ＵＳ，Ａ) 欧州公開255114（ＥＰ，Ａ２) 独国特許出願公開2738930（ＤＥ，Ａ １) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A24D 1/00 - 1/04 A24D 3/04
Claims (9)
- 【請求項１】多重フィルターを具備する通気フィルター
付き紙巻きタバコであって、該フィルターは、それ自身
空気不透過性であるが特定の区間に通気孔を有し、かつ
タバコ棒状束の吸口側端部分をも包み囲む、被覆により
覆われ、 該タバコ棒状束は、高いニコチン含有量を有する、膨張
処理されたタバコを含む、タバコ混合物を有し、 前記構成の前記紙巻きタバコは、一服の各々において、
ほぼ一定の風味産物を提供し、以下のａ）〜ｄ）の組合
せを有することを特徴とする通気フィルター付き紙巻き
タバコ： ａ）前記タバコ混合物は葉身タバコを含み、主要な部分
が、公知の膨張手段の一つにより処理されており、 該葉身タバコを含むタバコ混合物の全体としての充填能
が、4.0cm3/g〜7.5cm3/gの範囲内に増加されており、 純粋な葉身タバコの充填能が、5cm3/g〜8cm3/gの範囲内
に増加されており、 葉身タバコは、該葉身タバコの乾燥重量の1.0〜8.0％の
ニコチン含有量を有し、 全体としてのタバコ混合物のニコチン含有量が、該タバ
コ混合物の乾燥重量の2.5％〜５％であること、 ｂ）紙巻きタバコ棒状束は200mg/cm3以下の充填密度を
有すること、 ｃ）前記フィルターの前記紙巻きタバコ棒状束側の吸引
抵抗は吸い口側の吸引抵抗よりも高い多重フィルターで
あって、 全体のフィルター吸着率が60％〜99％の範囲内であり、 前記フィルターの前記被覆が、主流の煙中の付加空気の
割合を50〜95重量％とする通気孔を有する多重フィルタ
ーであること、 ｄ）主流の煙は、 6.0〜7.5の煙pH値、 Ｋ≦3mg/シガレット及びＮ≦0.6mg/シガレットの、低い
凝縮物値（Ｋ）及びニコチン値（Ｎ）、及び 10以下の主流の煙のK/N比率を有すること。 - 【請求項２】タバコ混合物が再構成タバコを含み、葉身
タバコが、該葉身タバコの乾燥重量で1.0〜2.5％のニコ
チン含有量を有し、再構成タバコが、該再構成タバコの
乾燥重量で５〜10％のニコチン含有量を有し、該再構成
タバコは、該再構成タバコの乾燥重量で３〜10％の範囲
でタバコ特有の組み込まれた果実酸を有することを特徴
とする請求項１に記載の通気フィルター付き紙巻きタバ
コ。 - 【請求項３】前記紙巻きタバコの巻き紙が10〜60コレス
タの多孔度を有することを特徴とする請求項１又は２に
記載の通気フィルター付き紙巻きタバコ。 - 【請求項４】前記紙巻きタバコの巻き紙は10コレスタ以
下の多孔度を有し、副流の煙を削減する紙であることを
特徴とする請求項１又は２に記載の通気フィルター付き
紙巻きタバコ。 - 【請求項５】前記タバコ混合物全体が、膨張処理されて
いることを特徴とする請求項１〜４のいずれか一に記載
の通気フィルター付き紙巻きタバコ。 - 【請求項６】葉身タバコ又は前記混合物の主要な部分の
みが膨張処理され、その後に、残部として、タバコリブ
も含み得る前記再構成タバコ又は前記タバコ混合物が混
合されて構成されることを特徴とする請求項１〜４のい
ずれか一に記載の通気フィルター付き紙巻きタバコ。 - 【請求項７】前記多重フィルターが、中空室を備えた中
空室付通気フィルターとして構成され、周囲を囲む孔帯
が前記中空室の外周に伸長していることを特徴とする請
求項１〜６のいずれか一に記載の通気フィルター付き紙
巻きタバコ。 - 【請求項８】前記紙巻きタバコが、直径7.8〜8.1mm、長
さ80〜100mmの従来の形態であることを特徴とする請求
項１〜７のいずれか一に記載の通気フィルター付き紙巻
きタバコ。 - 【請求項９】前記紙巻きタバコが、直径４〜7.7mm、長
さ30〜79mmであることを特徴とする請求項１〜７のいず
れか一に記載の通気フィルター付き紙巻きタバコ。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4332019.8 | 1993-09-16 | ||
| DE4332019A DE4332019C2 (de) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | Ventilierte Filtercigarette |
| PCT/EP1994/003051 WO1995007633A1 (de) | 1993-09-16 | 1994-09-14 | Ventilierte filtercigarette |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09500281A JPH09500281A (ja) | 1997-01-14 |
| JP3015466B2 true JP3015466B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=6498185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7508980A Expired - Lifetime JP3015466B2 (ja) | 1993-09-16 | 1994-09-14 | 通気フィルター付き紙巻きタバコ |
Country Status (24)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0719098B1 (ja) |
| JP (1) | JP3015466B2 (ja) |
| KR (1) | KR100301739B1 (ja) |
| CN (1) | CN1064528C (ja) |
| AT (1) | ATE177911T1 (ja) |
| BG (1) | BG62314B1 (ja) |
| CZ (1) | CZ292107B6 (ja) |
| DE (2) | DE4332019C2 (ja) |
| DK (1) | DK0719098T3 (ja) |
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| ES (1) | ES2129669T3 (ja) |
| FI (1) | FI961226A (ja) |
| GR (1) | GR3030170T3 (ja) |
| HK (1) | HK1012874A1 (ja) |
| HU (1) | HU215714B (ja) |
| LV (1) | LV11519B (ja) |
| MD (1) | MD1535C2 (ja) |
| NO (1) | NO302152B1 (ja) |
| PL (1) | PL174834B1 (ja) |
| RO (1) | RO114730B1 (ja) |
| RU (1) | RU2116040C1 (ja) |
| SK (1) | SK281669B6 (ja) |
| UA (1) | UA29485C2 (ja) |
| WO (1) | WO1995007633A1 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| PL1889550T3 (pl) | 2006-08-04 | 2010-01-29 | Philip Morris Products Sa | Wieloskładnikowy filtr dający wielosmakowe wzbogacenie |
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| TW200936065A (en) * | 2008-01-23 | 2009-09-01 | Filtrona Int Ltd | Tobacco smoke filter |
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| CN101843360B (zh) * | 2009-03-24 | 2012-10-10 | 湖北中烟工业有限责任公司 | 同时降低卷烟焦油和co的烟叶激光打孔方法 |
| KR101230582B1 (ko) * | 2010-09-10 | 2013-02-06 | 주식회사 케이티앤지 | 담배 섬유를 이용한 궐련지 및 이를 포함하는 담배 |
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