JP3015449U - ボディ用たわし - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボディ用たわし自身に、絹繊維を微粉末にし
たシルクパウダーを混入することによって汚れを有効に
除去するとともに、シルクパウダーの作用で荒れた肌を
抑えてシルクのようにきめ細かな肌を得ることのできる
実用的で美容効果の高いボディ用たわしを提供すること
を可能とする。 【構成】 ゴム、ウレタンフォーム等の柔軟で弾力性の
ある発泡性材料からなり且つ一定厚さの薄板状弾性板体
に、絹繊維を微粉末にしたシルクパウダーを弾性板体の
層中及び表面に配置するように混入し、このシルクパウ
ダー入り弾性板体を、スポンジ芯体の表面又は表裏両面
に貼着してなることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、顔や手足、ボディ等を洗ったり、マッサージの目的で各部位を摩擦 するようにこすり付け、或いは汗押え等に使用するボディ用たわしに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、風呂等でボディウオッシャー用として或いは垢すり用等に使用されるボ ディ用たわしで、スポンジフォームやへちま製のものは古くから一般に知られて いた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記のような従来のボディ用たわしは、硬いものがあったり、きめが荒いため にひどい汚れを落したり、垢こすりとしては有効であるが、荒れた肌を抑えて滑 らかにするような美容効果を期待することはできなかった。

【０００４】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、ボディ用たわし自身に絹繊維を微粉末にしたシルク パウダーを混入することによって汚れを有効に除去するとともに、シルクパウダ ーの作用で荒れた肌を抑えてシルクのようにきめ細かな肌を得ることのできる実 用的で美容効果の高いボディ用たわしを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案におけるボディ用たわしは、ゴム、ウレタ ンフォーム等の柔軟で弾力性のある発泡性材料からなり且つ一定厚さの薄板状弾 性板体１に、絹繊維を微粉末にしたシルクパウダー２を弾性板体の層中及び表面 に配置するように混入し、このシルクパウダー入り弾性板体１を、スポンジ芯体 ３の表面又は表裏両面に貼着してなるものである。

【０００６】 また、前記シルクパウダー入り弾性板体１を中間にしてその両面にスポンジ体 ４．５を貼着することもできる。

【０００７】

【実施例】

本考案の好ましい実施例を図面を参照して説明する。

【０００８】 図１〜２において、弾性板体１はゴム又はウレタンフォーム、或いはその他同 様の材料で柔軟性があって、きめが細かく、弾力性のある発泡材料からなる。こ の弾性板体を厚さ２〜３ミリメートル程度の薄いシート状に形成する。

【０００９】 シルクパウダー２は、絹繊維をミクロン単位の微粉末に粉砕して、この微粉末 のシルクパウダーを弾性板体１となる材料に発泡剤とともに混入混練して成形材 料となし、これを成型機にかけると、発泡性のある弾性板体が得られるものであ る。

【００１０】 弾性材料に対するシルクパウダーの割合いは、弾性板体材料１キログラムに対 してシルクパウダーは、１００グラム程度とする。

【００１１】 上記のようにして得られた弾性板体１はきめの細かい滑らかな外観を呈してい るが、その内部の層中及び全表面にシルクパウダー２が無数に配置されたものと なる。

【００１２】 スポンジ芯体３は、弾性板体１に対して数倍の厚さを有する如く形成される。 このスポンジ芯体３はポリウレタンのような発泡樹脂からなり、吸水性保水性が あり、弾力性に富み、きめはそれ程細かくないものが使用される。このスポンジ 芯体３の表面に弾性板体１を貼着して一体化させる。図２は弾性板体１をスポン ジ芯体３の一つの表面（片面）にのみに貼着したものであるが、図１に示すよう にスポンジ芯体３の両面に弾性板体１．１を貼着してもよい。

【００１３】 また、図３に示すように、弾性板体１を中間にしてその両面にスポンジ体４． ５を貼着することもできる。従って、この場合はシルクパウダー２を配置した弾 性板体１の表裏両面はスポンジ体４．５によって隠蔽されるが、スポンジ体４． ５が気泡の荒い吸水性大のスポンジであるために、シルクパウダーの効果がスポ ンジ体の気泡層中を通して表面に波及する上に、周側面はその全部が露出してい るので、それ程の影響はない。

【００１４】

【作用】

ボディ用たわしを手にもって、顔や手足、或いはボディに直に当てがってこす り付けるようにする。すると弾性板体１に混入したシルクパウダー２のシルク作 用で皮膚に接しゅうするため皮膚がなめらかになる。ボディ用たわしを湯水に漬 け、又はシャンプーを利かせると、スポンジの吸水・保水作用とともに、スポン ジの磨き作用で汚れを早く除去しながら皮膚の表面の荒れを防いでシルクのよう になめらかにする働らきをする。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は上記のように、ゴム、ウレタンフォーム等の柔軟で弾力性のある発泡 性材料からなり且つ一定厚さの薄板状弾性板体１に、絹繊維を微粉末にしたシル クパウダー２を弾性板体の層中及び表面に配置するように混入し、このシルクパ ウダー入り弾性板体１を、スポンジ芯体３の表面又は表裏両面に貼着してなるも のであるから、柔らかくきめの細かいスポンジ状の弾性板体が直かに又は間接的 に皮膚に触れてこすり付けるだけでシルクパウダーが皮膚に作用して肌の荒れを 抑えてなめらかにする働らきを有するものであり、シルクパウダーを混入配置し た弾性板体に比べて嵩の大きいスポンジ体との併用で持ち易くなる為にボディた わしとしての使用が容易となる。また、シルクパウダーは弾性板体の層中に混入 されているために、消耗が少なく、特に請求項２のようにすることにより一層消 耗を抑えて持続性を確保しうるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るボディ用たわしの斜視図である。

【図２】ボディ用たわしの一部を拡大した断面図であ
る。

【図３】本考案ボディ用たわしの他の実施例の側面図で
ある。

【符号の説明】

１ 弾性板体 ２ シルクパウダー ３ スポンジ芯体 ４．５ スポンジ体

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【手続補正書】

【提出日】平成７年２月２７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項２

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゴム、ウレタンフォーム等の柔軟で弾力
   性のある発泡性材料からなり且つ一定厚さの薄板状弾性
   板体１に、絹繊維を微粉末にしたシルクパウダー２を弾
   性板体の層中及び表面に配置するように混入し、このシ
   ルクパウダー入り弾性板体１を、スポンジ芯体３の表面
   又は表裏両面に貼着してなることを特徴とするボディ用
   たわし。
2. 【請求項２】 前記シルクパウダー入り弾性板体１を中
   間にしてその両面にスポンジ体４．５を貼着してなるこ
   とを特徴とするボディ用たわし。