JP3015218B2 - インク容器 - Google Patents

インク容器

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JP3015218B2
JP3015218B2 JP693393A JP693393A JP3015218B2 JP 3015218 B2 JP3015218 B2 JP 3015218B2 JP 693393 A JP693393 A JP 693393A JP 693393 A JP693393 A JP 693393A JP 3015218 B2 JP3015218 B2 JP 3015218B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体インクを用いて記
録を行なう記録手段に供給されるインクを収容したイン
ク容器に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでに、液体インクを用いて記録を
行なう記録装置に搭載されるインク容器は、そのインク
保持手段としてスポンジ等の吸収体が用いられているも
のが主流となっている。
【0003】これらのインク保持手段としてスポンジ等
の吸収体を用いたインク容器は、該容器からのインク漏
れ等に対する信頼性、インク吐出装置部(記録ヘッド)
へのインク供給の安定性に優れ、又非常に簡単な構造が
可能で低コストでこれらの機能を実現することができ
る。
【0004】また、現在までは、インク吐出装置部及び
インク容器部はインク吐出記録部とインク容器部が一体
であるカートリッジ方式のものが主流であり、これらの
インクジェットカートリッジはメンテナンスフリーのユ
ーザー交換型であるという利点と、インク吐出記録部と
インク容器部が一体であるためインクジェットカートリ
ッジを用いるプリンターの小型化も容易に可能とした。
【0005】しかし近年は、環境の問題や記録ヘッド自
体の長寿命化されてきたことに鑑みてインクを使い切っ
たらインク容器部だけを交換するインク吐出記録部とイ
ンク容器部が容易に分離できるユーザー分離交換型のイ
ンクジェットカートリッジが考案されている。
【0006】このようなインク容器部が容易に分離でき
るユーザー分離交換型の場合、前記一体型のものに比べ
ユーザーがインクがなくなったときのみインク容器を交
換すればいいだけとなるため更にインク容器を小さくす
ることができるためより小型のプリンタを提供すること
ができるようになる。
【0007】これらのインク容器内にスポンジ等の多孔
質体でインクを保持するような容器構造では、インクの
保持力とインクの安定供給を維持するために、スポンジ
等の多孔質体で適度に負圧を発生させかつインク容器自
体が大気と連通するための大気連通口を配する必要があ
る。
【0008】図1及び図2、図3に従来の記録ヘッド部
とインクタンク部とを一体化した状態のインクジェット
カートリッジの基本構成を示す。
【0009】図1は従来のインク吐出装置部103とイ
ンク容器101とを一体化したインクジェットカートリ
ッジの斜視図であり、図2は、図1X−Y線で示した破
線部分での切断面を示す。
【0010】図2において、インク容器101はその内
部にインクを保持するスポンジ等の吸収体102を収容
しており、インク吐出装置部103の結合突起部104
がはめ込まれるように開口しているインク取り出し口部
105と、吸収体102内のインクの消費にともない吸
収体102のインクが大気に速やかに置換されるように
インク容器101に大気を取り込む大気連通口106が
配置されている。
【0011】インク容器101とインク吐出装置部10
3との結合部の密閉性はゴム部材111により確保され
ている。
【0012】吸収体102はインク容器101のインク
取り出し口部105の配置されている面に垂直な側壁1
07にて圧縮され、そのインク保持力を規制されてい
る。
【0013】又、吸収体102はインク吐出装置部10
3の結合突起部104によりその接触部が圧縮されてお
り、そのメニスカス力は他の前記側壁107にて圧縮さ
れている部分よりも大きく設定されている。これにより
吸収体102内のインクはインク消費にともないとぎれ
ることなくインク取り出し口部105に移動し、インク
使用途中でのインク切れを防ぐ。
【0014】又インク吐出装置部103の結合突起部1
04の吸収体102と接触する部分にはフィルタ108
が取りつけられており、インク容器内のゴミ等の不純物
がインク吐出装置部103に流入するのを防止する。
【0015】フィルタ108より取り出されたインクは
流路109内を流れインク吐出口110に供給され、図
示しないインク吐出手段によって矢印a方向に飛翔し紙
等の被記録体に着弾する。
【0016】図3は図1及び図2で示したインクジェッ
トカートリッジの大気連通口106を配する面側から見
た平面図である。
【0017】大気連通口106は樹脂材料等でインク容
器を構成する場合の成型方法の都合から別部品で構成さ
れている。
【0018】
【発明が解決しようとしている課題】図1乃至図3で示
したような従来のインクジェットカートリッジでは、イ
ンク吐出装置部103の結合突起部104によって圧縮
される部分の吸収体は結合突起部104の押入により圧
縮され、インク容器101の側壁107により規制され
た付近の吸収体の圧縮によるメニスカス力よりも大きな
メニスカス力を持ち、これにより吸収体102ないのイ
ンクはインク消費に伴いとぎれることなくインク取り出
し口部105に移動し、インク使用途中でのインク切れ
を防ぐようになっている必要がある。
【0019】ところが、ここで問題とするべき事は、図
中の大気連通口106付近の構造である。
【0020】該大気連通口部の内部構造は、通常インク
が連通口内部に入っても外部に漏れ出さないように、例
えば大気連通口106のように内部に空間を設け複数の
部屋に仕切るなどして複雑な構造を取る事が多く、通常
はインク容器の内部にまで侵入した構造となる。
【0021】プリンターの小型化に対してインク容器を
小さく設定する場合には、インク容器自体が小さくなる
のに対し吸収体をなるべく大きくし、その内部になるべ
く多くのインクを充填する必要があるが、この場合大気
連通口のタンク容器内側の面がスポンジ等の多孔質体に
直接触れ、さらに吸収体の112の部分が大気連通口部
材に局部的に強く圧縮される事になる。
【0022】そのため、大気連通口部材付近の吸収体の
112の部分のメニスカス力がインク容器101の側壁
107により規制された付近の吸収体の圧縮によるメニ
スカス力、及び、インク吐出装置部103の結合突起部
104によって圧縮される部分の吸収体のメニスカス力
より大きくなり、インク消費に伴うインク残渣分布に偏
りが生ずる結果となる。
【0023】即ち、大気連通口部材付近にインクが残り
易くなってしまい、インク容器内のインク使用効率が落
ちてしまう結果となる。
【0024】また、インクが大気連通口付近に偏る事か
ら、物流時等に高温下に置かれた場合や、低温から高温
までの温度サイクルが繰り返された場合にインクが連通
口に侵入し易くなりインクモレになる場合があるという
課題を有していた。
【0025】本発明は、前述の課題を解決するもので、
効率のよいインク保持を達成するインク容器を提供する
ことを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の目的を
達成するために提案されたものであり、吸収体が内蔵さ
れて記録手段に供給されるインクが収納されるインク容
器において、前記インク容器は、容器内方に突出して前
記吸収体に接触した状態に構成される大気連通部を備え
るとともに、内方に突出した前記大気連通部の端面と略
同一面となる内面を構成する切り欠き構造を有すること
を特徴とする。
【0027】本発明のインク容器は、インク容器を特に
小さく設定する場合に有効で、インク容器自体が小さく
なるのに対し吸収体をなるべく大きくし、その内部にな
るべく多くのインクを充填する必要がある。この場合大
気連通口のタンク容器内側の端面がスポンジ等の多孔質
体に直接触れたり、あるいは吸収体が大気連通口部で局
部的に強く圧縮されるような事態を、大気連通口が配さ
れた面と同一の面に大気連通部の端面と略同一面となる
内面を構成する切り欠き構造を配する事で、大気連通口
周囲付近に圧接し易かった吸収体に対して無理な圧接力
が加わることが抑制でき、大気連通口付近に効率良いイ
ンク保持力を設定することができる。
【0028】また、大気連通口付近の吸収体に対するイ
ンクの集中状態が解消できるため、物流時等に高温下に
置かれた場合や、低温から高温までの温度サイクルが繰
り返された場合のインクモレを防止できる。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照し本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0030】図4は本発明の第1の実施例の分離可能な
インク吐出装置部203とインク容器201とを一体状
態としたインクジェットカートリッジの構成を示す斜視
図であり、図5は図4で示したx−y破線部分での接断
面を示す。
【0031】図6は、図4及び図5で示したインクカー
トリッジの大気連通口を配する面側から見た図である。
【0032】図5において、インク容器201はその内
部にインクを保持するスポンジ等の吸収体202を収容
しており、インク吐出装置部203の結合突起部204
がはめ込まれるように開口しているインク取り出し口部
205と、吸収体202内のインクの消費にともない吸
収体202のインクが大気に速やかに置換されるように
インク容器201に大気を取り込む大気連通口206が
配置されている。
【0033】インク容器201とインク吐出装置部20
3との結合部の密閉性はゴム部211により確保されて
いる。
【0034】吸収体202はインク容器201のインク
取り出し口部205の配置されている面に垂直な側壁2
07にて圧縮され、そのインク保持力を規制されてい
る。
【0035】又、吸収体202はインク吐出装置部20
3の結合突起部204によりその接触部が圧縮されてお
り、そのメニスカス力は他の前記側壁207にて圧縮さ
れている部分よりも大きく設定されている。これにより
吸収体202内のインクはインク消費にともないとぎれ
ることなくインク取り出し口部205に移動し、インク
使用途中でのインク切れを防ぐ。
【0036】又インク吐出装置部203の結合突起部2
04の吸収体202と接触する部分にはフィルタ208
が取りつけられており、インク容器内のゴミ等の不純物
がインク吐出装置部203に流入するのを防止する。
【0037】フィルタ08より取り出されたインクは流
路209内を流れインク吐出口210に供給され、図示
しないインク吐出手段によって矢印a方向に飛翔し紙等
の被記録体に着弾する。
【0038】また、インク容器の大気連通口206の配
する面には、図示したように大気連通口206の下部に
切り欠き212を有しており大気連通口206の下部の
インク容器内部の空間が排除されている。
【0039】この切り欠き部212の構造により、従来
問題となっていた大気連通口に過剰に吸収体が圧接され
る事が防止できる。
【0040】即ち、大気連通口206のインク容器内部
に突起した部分が切り欠き212によって吸収体が大気
連通口206に当たる部分付近のを接触面積を広げて吸
収体の圧縮部位を散乱し局部的な吸収体の過剰な圧縮を
防止出来た。
【0041】この切り欠き部212をインク容器201
の大気連通口206の配する面に設ける事によって小さ
なインク容器内に最大限インクを充填でき、しかも、イ
ンク消費に伴うインク残渣分布に偏りが生ずる事も防止
でき、インク容器内のインク使用効率が落ちてしまう事
を防止できた。
【0042】また、従来のインクが大気連通口付近に偏
る事から、物流時等に高温下に置かれた場合や、低温か
ら高温までの温度サイクルが繰り返された場合にインク
が連通口に侵入し易くなりインクモレになる場合がある
という欠点も防止できた。
【0043】図7乃至図9に切り欠き部の他の例を示
す。
【0044】これらの図7乃至図9は、インクカートリ
ッジの大気連通口を配する面側から見た図である。
【0045】図7乃至図9において312、412、5
12はインク容器401、501、601のそれぞれの
大気連通口406、506、606を配する面に設けら
れた切り欠きである。
【0046】図7には、図6で設けた切り欠き部がその
まま横に広くなった構成である。
【0047】図8には、図6で設けた切り欠き部がイン
ク容器中央に配された構成である。
【0048】図9には、図6で設けた切り欠き部がイン
ク容器の大気連通口から遠い位置に配された構成であ
る。
【0049】本実施例により、図4乃至図6で示される
インク容器と同様な効果があった。
【0050】即ち、図7乃至図9に示される大気連通口
306、406、506のインク容器内部に突起した部
分が切り欠き312、412、512によって吸収体が
大気連通口306、406、506に当たる部分付近の
を接触面積を広げて吸収体の圧縮部位を散乱し局部的な
吸収体の過剰な圧縮を防止出来た。
【0051】この切り欠き部312、412、512を
インク容器301、401、501の大気連通口30
6、406、506の配する面に設ける事によって小さ
なインク容器内に最大限インクを充填でき、しかも、イ
ンク消費に伴うインク残渣分布に偏りが生ずる事も防止
でき、インク容器内のインク使用効率が落ちてしまう事
を防止できた。
【0052】また、従来のインクが大気連通口付近に偏
る事から、物流時等に高温下に置かれた場合や、低温か
ら高温までの温度サイクルが繰り返された場合にインク
が連通口に侵入し易くなりインクモレになる場合がある
という欠点も防止できた。
【0053】図10乃至図12にさらに他の実施例を示
す。
【0054】図10乃至図12で示される例は、大気連
通口606、706、806がインク容器の中央にあ
る。
【0055】図10乃至図12において、612、71
2、812はインク容器601、701、801のそれ
ぞれの大気連通口606、706、806を配する面に
設けられた切り欠きである。
【0056】これらを配する事によって、図4乃至図6
及び図7乃至図9で示されるインク容器と同様の効果が
あった。
【0057】以上実施例で説明したが、本実施例では、
大気連通口のインク容器内部への付き出し量と同じ寸法
のインク容器内部への切り欠き部の侵入量としたが、も
ちろん本発明の効果が現れる範囲での量関係であって良
く、付き出し量の多少の大小は本発明の範囲に含まれ
る。
【0058】また、本実施例では、インク容器とインク
吐出装置部が分かれて構成されているものを示したが、
もちろんインク容器とインク吐出装置部が一体に構成さ
れているインクジェットカートリッジでも同様の効果が
あり望ましい。
【0059】図13(A)乃至(C)は、さらに他の例
を示すインクジェットカートリッジのインク容器の態様
を模式的に示す斜視図である。
【0060】各図で示されるインク容器は、記録装置の
キャリッジに対して上下を逆転して搭載することが可能
なインク容器であり、このインク容器部と接続され記録
ヘッドにインクの供給を行うためのインク供給口(不図
示)と、インク容器内部を外気に連通させるための大気
連通口(不図示)とが配されている。そしてさらに、イ
ンク容器を記録装置から取りはずすときの滑り止めの役
目を果たす爪部1002と、記録装置への搭載時に記録
装置側の凸部と係合するための切り欠き部1001とが
インク容器の上下逆転に対応するように2ケ所に設けら
れている。
【0061】図13(A)は、上述の切り欠き部がイン
ク容器の側壁より内側に配置されており、インク容器の
後端面と底面とに相当する2つの面にわたって切り欠か
れて形成されており、記録装置への搭載時に記録装置側
の凸部を外部から保護することができる。
【0062】図13(B)(C)は、インク容器の側壁
が配されていない場合を示しており、図13(B)は、
インク容器の後端面と底面と側面とに相当する3つの面
にわたって切り欠かれて形成されており、図13(C)
は、インク容器の後端面と底面と天面と側面とに相当す
る4つの面にわたって切り欠かれて形成されており、上
述のような保護の効果はないがインク容器の製造を容易
にすることができる。
【0063】尚、インク容器に設けられた切り欠き部
は、記録装置に備えられたキャリッジに対してインク容
器を装着する際の位置あるいは相対向きを規定するガイ
ド部材の機能をもはたすものである。
【0064】この場合、キャリッジにはインク容器の切
り欠き部に対応して凸状部が設けられている。
【0065】このようにインク容器装着のためのガイド
部材として機能させることでインク容器の確実な装着と
相対位置決めを行なえ、誤装着が防止できる。
【0066】
【発明の効果】本発明のインク容器は、インク容器を特
に小さく設定する場合に有効で、インク容器自体が小さ
くなるのに対し吸収体をなるべく大きくし、その内部に
なるべく多くのインクを充填する必要がある。この場合
大気連通口のタンク容器内側の端面がスポンジ等の多孔
質体に直接触れたり、あるいは吸収体が大気連通口部で
局部的に強く圧縮されるような事態を、大気連通口が配
された面と同一の面に大気連通部の端面と略同一面とな
る内面を構成する切り欠き構造を配する事で、大気連通
口周囲付近に圧接し易かった吸収体に対して無理な圧接
力が加わることが抑制でき、大気連通口付近に効率良い
インク保持力を設定することができる。
【0067】また、大気連通口付近の吸収体に対するイ
ンクの集中状態が解消できるため、物流時等に高温下に
置かれた場合や、低温から高温までの温度サイクルが繰
り返された場合のインクモレを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示す斜視図である。
【図2】従来例を示す断面図。
【図3】従来例を示す図。
【図4】本発明の第一実施例を示す斜視図。
【図5】本発明の第一実施例を示す断面図。
【図6】本発明の第一実施例を示す図。
【図7】本発明が適用される他の実施例を示す図。
【図8】本発明が適用される別の実施例を示す図。
【図9】本発明が適用されるさらに他の実施例を示す
図。
【図10】本発明が適用されるさらに別の実施例を示す
図。
【図11】本発明が適用されるさらに又他の実施例を示
す図。
【図12】本発明が適用されるさらにまた別の実施例を
示す図。
【図13】(A)乃至(C)は本発明が適用される実施
例の別の形態を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 一浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 氏田 敏彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 渡邉 顕二郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 長田 虎近 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小▲瀧▼ 靖夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佃 圭一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐藤 陽平 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−101971(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B65D 77/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収体が内蔵されて記録手段に供給され
    るインクが収納されるインク容器において、 前記インク容器は、容器内方に突出して前記吸収体に接
    触した状態に構成される大気連通部を備えるとともに、
    内方に突出した前記大気連通部の端面と略同一面となる
    内面を構成する切り欠き構造を有することを特徴とする
    インク容器。
  2. 【請求項2】 前記切り欠き構造は、記録装置に備えら
    れたキャリッジに対してインク容器を装着する際の相対
    向きを規定するガイド部材として兼用されることを特徴
    とする請求項1記載のインク容器。
  3. 【請求項3】 前記大気連通部と前記切り欠き構造とは
    前記インク容器の同一面に配されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のインク容器。
  4. 【請求項4】 前記インク容器は、前記記録手段にイン
    クを供給するためのインク供給部を有しており、前記大
    気連通部は前記インク供給部の設けられた面に対向した
    面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    インク容器。
  5. 【請求項5】 前記切り欠き構造は、前記インク容器の
    2面に渡って切り欠かれて構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のインク容器。
  6. 【請求項6】 前記切り欠き構造は、前記インク容器の
    3面に渡って切り欠かれて構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のインク容器。
  7. 【請求項7】 前記切り欠き構造は、前記インク容器の
    4面に渡って切り欠かれて構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のインク容器。
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