JP3015049U - 靴の静電気アース装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、一面に電導材を付着させ、その
反面に接着剤をつけそれぞれの面にカバーテープをかぶ
せ、さらにその一端に紐の輪を設けたテープでつくった
靴の静電気アース装置に関するものである。 【構成】 テープ基材（１）の一面に電導材を付着さ
せ、電導材面（２）を設け、電導材面（２）の上面にカ
バーテープ（３）を貼る。テープ基材（１）の反面に接
着剤を塗布し接着材面（４）を設け、接着材面（４）の
上面にカバーテープ（５）を貼る。テープ基材（１）の
一端に適当な紐の輪を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この実用新案は一面に電導材を付着させ、その反面に接着剤をつけ、それ ぞれの面にカバーテープを貼りさらに一端に紐の輪を設けたテープでつくっ た靴の静電気アース装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、靴はその底が、ゴム製等の絶縁体であり、人体に発生した静電気は 地表にアースできず、帯電した人体の一部、手などが鉄製のドアー又は自動 車等に触れた時に、非常な高電圧でスパークし、激しい痛みをともなうこと がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題点】

本考案はそのような現象を取り除き、人体から静電気を地表にアースでき るような装置を開発しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いま、その構成を図面について説明すると、 （イ）テープ基材（１）の一面に電導材を付着させ、電導材面（２）を設け る。 （ロ）電導材面（２）の上面にカバーテープ（３）を貼る。 （ハ）テープ基材（１）の反面に接着剤を塗布し接着材面（４）を設ける。 （ニ）接着材面（４）の上面にカバーテープ（５）を貼る。 （ホ）テープ基材（１）の一端に適当な紐の輪をつくる。

【０００５】

【作 用】

本考案は、以上の構造であるからこれを使用する時は、カバーテープ（５ ）を剥し接着材面（４）を靴の踵部の側面の接地部位から貼り上げ、靴の内 部に折り曲げ、人体の踵が当る部位まで貼りつける。この踵部位の相当長の カバーテープ（３）を剥して、踵と電導材面（２）が靴を穿くと接し、電導 材面（２）を通じて、電気回路が、人体と大地とにできあがる。又この回路 を遮断する場合は、テープ基材（２）の一端についている紐を引張って、こ の装置を取外す。

【０００６】

【実施例】

なお、本考案のテープ基材（２）の代りに、相当の薄さをもち、折り曲げ の容易な板状電導材を直接用いてもよい。

【０００７】

【考案の効果】

このようにして、静電気を帯びた人体は、電気的に大地と接触して絶えず 電気を人体から逃し、その電気を人体に貯えることによる様々な有害な現象 を防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図

【図２】本考案の断面図

【図３】本考案の使用断面図

【図４】本考案の使用側面図

【符号の説明】

（１）はテープ基材 （２）は電導材面 （３），
（５）カバーテープ （４）は接着材面 （６）は紐

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】一面に電導材を付着させ、その反面に接着
   剤をつけ、それぞれの面にカバーテープを貼りさらに一
   端に紐の輪を設けたテープでつくった靴の静電気アース
   装置