JPH0648199U - 静電気除去シート - Google Patents

静電気除去シート

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Publication number
JPH0648199U
JPH0648199U JP8998992U JP8998992U JPH0648199U JP H0648199 U JPH0648199 U JP H0648199U JP 8998992 U JP8998992 U JP 8998992U JP 8998992 U JP8998992 U JP 8998992U JP H0648199 U JPH0648199 U JP H0648199U
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JP
Japan
Prior art keywords
static electricity
sheet
dielectric constant
high dielectric
conductor
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Pending
Application number
JP8998992U
Other languages
English (en)
Inventor
章夫 鈴木
Original Assignee
小糸樹脂株式会社
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0648199U publication Critical patent/JPH0648199U/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】張り付け場所が厚手のクロスや塗料などの絶縁
体で被覆されている場合にも、静電気を除去できる。 【構成】静電気除去シート10は、高誘電率シート20
と、網状導体30とから成る。網状導体30は、横線3
1と縦線32とを格子状に組み合わせて構成される。横
線31と縦線32とは、塩化ビニル材で被覆される。網
状導体30は、高誘電率シート20に張り付けられる。
静電気除去シート10は、金属製ドアに張り付けられ
る。静電気は、網状導体30からコロナ放電により金属
製ドア1の導体部へと逃げ、除電できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、静電気除去シートに関する。静電気除去シートは、例えば、ドアの ノブ付近に張り付けておき、ノブに触れる前に指で触れることにより、乾燥した 室内でノブに触れたとき静電気による不快な電撃が生じるのを防止するために用 いるものである。
【0002】
【従来の技術】
乾燥した室内などでは、カーペットを歩行する人は静電気によりプラスに帯電 し、ドアのノブはマイナスに帯電する。この帯電した人がノブに触れると、静電 気による不快な電撃が生じる。従来の静電気除去シートは、高誘電率シートから 成っており、ドアのノブ付近に張り付けておき、指で触れたとき、人体に帯電し た静電気を金属製のドアへと通して除電するようになっている。こうして、ノブ に触れる前に静電気除去シートに触れることで、静電気による不快な電撃を防止 することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の静電気除去シートでは、金属製ドアなどの張り付け場所 が厚手のクロスや塗料などの絶縁体で被覆されている場合には、ドアを通して接 地することができないため、静電気の除去ができないという問題点があった。
【0004】 本考案は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、張り付け場所 が厚手のクロスや塗料などの絶縁体で被覆されている場合にも、静電気を除去す ることができる静電気除去シートを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の本考案に係る静電気除去シートは、 高誘電率シートに網状導体を張り付けたことを特徴とする。
【0006】 高誘電率シートは、静電気を効果的に除去するために、比誘電率が10以上の 材質のものが好ましい。また、高誘電率シートの厚さは、静電気を除去するには 薄いほど良い。高誘電率シートは、例えば、高誘電率ゴムシートや、高誘電率ゴ ムシートを導電性シートに張り付けたものや、高誘電率塗料を導電性シートに塗 布したものから成る。高誘電率シートは、いかなる形状を有していてもよい。
【0007】 高誘電率シートの組成は、例えば、クロロブレンゴム100重量部、ジ(ブト キシエトキシエチル)アジペート12〜20重量部、チタン30〜130重量部 、スズコートチタン5〜20重量部(またはホワイトカーボン30重量部)、お よびクレー0〜65重量部から成る。
【0008】 網状導体は、例えば、導電性ゴムや、導電性プラスチック、金属、炭素繊維な どから成る。網状導体を高誘電率シートに張り付ける材料は、例えば、導電性接 着剤や、導電性の両面接着テープから成る。
【0009】 網状導体は、高誘電率シートの全面に張り付けられていても、その一部に張り 付けられていてもよい。また、張り付けられる網状導体は、1個であっても、複 数個であってもよい。
【0010】 高誘電率シートの網状導体が張り付けられた側の面には、ドアなどへの張り付 けを容易にするため、接着剤が塗布されたり、両面接着テープが張り付けられた りしていることが好ましい。
【0011】 請求項2の本考案に係る静電気除去シートは、請求項1記載の静電気除去シー トにおいて、 前記導体は金属製であって、ゴムまたはプラスチックにより被覆されているこ とを特徴とする。
【0012】
【作用】
請求項1の本考案に係る静電気除去シートは、金属製ドアなどの張り付け場所 に張り付けられる。その張り付け場所が厚手のクロスや塗料などの絶縁体で被覆 されている場合にも、静電気が帯電した人や物が高誘電率シートに触れると、静 電気は高誘電率シートから網状導体へと流れ、網状導体からコロナ放電により張 り付け場所の導体部へと逃げる。網状導体は、コロナ放電を生じやすく、張り付 け場所を傷つけることなく除電することができる。
【0013】 請求項2の本考案に係る静電気除去シートでは、ゴムまたはプラスチックが網 状導体を被覆して、網状導体がさびるのを防止し、耐久性を高める。
【0014】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。 図1および図2は、本考案の一実施例を示している。 図1に示すように、静電気除去シート10は、高誘電率シート20と、網状導 体30とから成っている。
【0015】 高誘電率シート20は、横75ミリ、縦70ミリの四角形状で、厚さは約1ミ リである。高誘電率シート20の組成は、クロロブレンゴム100重量部、ジ( ブトキシエトキシエチル)アジペート20重量部、チタン130重量部、スズコ ートチタン20重量部、クレー40重量部から成る。この高誘電率シート20の 比誘電率は、70である。
【0016】 高誘電率シート20の裏側21には、ドアなどに張り付けるため、接着剤が塗 布されている。図2に示すように、高誘電率シート20の表側22には、指で触 れるよう指示する標示と、指示文とが表示されている。
【0017】 網状導体30は、全体が横10ミリ、縦10ミリの四角形状で、太さが約0. 2ミリの銅製の横線31と縦線32とを格子状に組み合わせて構成されている。 格子の網目は、横1〜2ミリ、縦1〜2ミリの正方形状である。横線31と縦線 32とは、塩化ビニル材で被覆されている。
【0018】 網状導体30は、導電性接着剤により高誘電率シート20の中央部に張り付け られている。
【0019】 次に、作用を説明する。 図2に示すように、静電気除去シート10は、金属製ドア1のノブ2の付近に 張り付けられる。金属製ドア1は、厚手のクロスや塗料などの絶縁体で被覆され ている。
【0020】 冬の乾燥したホテルの室内でカーペットの上を歩いたりすると、歩行による摩 擦や衣擦れなどで約千〜1万ボルトの静電気が帯電する。一方、ドア1のノブ2 は、マイナスに帯電する。歩行者が3千ボルト以上の静電気を帯電させたままノ ブ2に触れると、火花放電により不快な電撃を生じることとなる。
【0021】 そこで、ノブ2に触れる前に、図2に示すように、静電気が帯電した人が高誘 電率シート20に触れると、静電気は高誘電率シート20から網状導体30へと 流れ、クロスなどの絶縁体が絶縁破壊を起こして、静電気は網状導体30からコ ロナ放電により張り付け場所である金属製ドア1の導体部へと逃げる。網状導体 30は、コロナ放電を生じやすく、金属製ドア1を被覆するクロスなどを傷つけ ることなく除電することができる。
【0022】 このように、簡単に静電気を除去することができ、静電気除去シート10に触 れた後は、ノブ2に触っても不快な電撃が生じない。なお、静電気除去シート1 0は、0.2〜0.3秒の瞬時の接触時間で完全に除電することができる。
【0023】 また、静電気除去シート10は、網状導体30が塩化ビニル材により被覆され ているため、網状導体30がさびるのを防止し、耐久性を高めることができる。
【0024】
【考案の効果】
本考案に係る静電気除去シートによれば、張り付け場所が厚手のクロスや塗料 などの絶縁体で被覆されている場合にも、網状導体を有するため、コロナ放電に より張り付け場所の導体部へと静電気を逃がして静電気を除去することができ、 導体部が露出した場所だけでなく適用範囲を広げることができる。
【0025】 請求項2の本考案に係る静電気除去シートでは、網状導体がゴムまたはプラス チックにより被覆されているため、網状導体がさびるのを防止し、耐久性を高め ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の静電気除去シートの裏側を
示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例の静電気除去シートの使用状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 静電気除去シート 20 高誘電率シート 30 網状導体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高誘電率シートに網状導体を張り付けたこ
    とを特徴とする静電気除去シート。
  2. 【請求項2】前記網状導体は金属製であって、ゴムまた
    はプラスチックにより被覆されていることを特徴とする
    請求項1記載の静電気除去シート。
JP8998992U 1992-12-05 1992-12-05 静電気除去シート Pending JPH0648199U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8998992U JPH0648199U (ja) 1992-12-05 1992-12-05 静電気除去シート

Applications Claiming Priority (1)

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JP8998992U JPH0648199U (ja) 1992-12-05 1992-12-05 静電気除去シート

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JPH0648199U true JPH0648199U (ja) 1994-06-28

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ID=13986054

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JP8998992U Pending JPH0648199U (ja) 1992-12-05 1992-12-05 静電気除去シート

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5720760A (en) * 1980-07-11 1982-02-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Electrostatic recording device
JPS58146677A (ja) * 1982-02-13 1983-09-01 フイヒテル・ウント・ザツクス・アクチエンゲゼルシヤフト 自動車用中央施錠装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS58146677A (ja) * 1982-02-13 1983-09-01 フイヒテル・ウント・ザツクス・アクチエンゲゼルシヤフト 自動車用中央施錠装置

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