JP2005063729A - 静電気被災防止マット - Google Patents

Abstract

【課題】 合成樹脂繊維衣服が溢れた現代で、車への乗降車時や絨毯敷き部屋の生活では静電気の放電被災に遭遇する機会が非常に多くなっている。特に車の運転時は座席のシートと運転者の衣服で摩擦が起きて、静電気が発生し、降車時に地面と車体との電位差で大きな感電ショックを体験する。
【解決手段】 車内の敷きマットや室内のドアマットを２重構造とし、上面マットを導電処理したもの、下面シートに放電配線をしたものとする事によって上面マットのクリーニングの容易さと静電気の被災防止の同時解決が図れる。
原理は運転者が着ている服と車の座席シートとの摩擦によって生じた静電気を、降車時にマットに置いた片方の足と地面に降り立つもう片方の足との間に電流が流れ、静電気の電位は導電マットから放電シートを通じて車体と地面の電位差をなくし、降り立った時の手は車体に触れても静電気は感じなくなる原理である。
【選択図】 図１

Description

本発明は、静電気の放電被災を防止する床敷きマットに関するものである。

車からの降車時やホテルなどの宿泊時に被災する静電気の被災軽減には、キーホルダー型や装飾品型の装置は存在したが、床敷きマットは埃や汚れを吸い込む目的から繊維状の絶縁材料で作られる事が多く、更に、汚れた時のクリーニング作業のためにマットそのものに放電の配線を施す事が困難であった。

解決しようとする課題は、汚れた床敷きマットのクリーニング処理のし易さと静電気の放電被災を和らげることの両立にあり、人体に蓄えられた静電気を車のドアや部屋のドア取っ手に触れる前に、人体とドアの金属部分を同電位にさせる事にあった。

本発明は、床敷きマット本体の材料として一部又は全部を導電性の材料を取り入れ、その導電性マットに密着させて配置するもう１種類の放電用のシートを通して静電気を放電させる２重構造に特徴にある。

本発明の床敷きマットは従来品と変わらないクリーニングなどのリネン性を保ちながら、嫌な静電気被災を防止できる利点がある。

車で使用する場合には導電シートから車体に通電する場合、配線をシガレットライターのアース端子から配線する事や大型のワニ口クリップ端末で車内の椅子などの固定ネジに通線することで容易に行えた。

図１は本発明の床敷きマットである。
車内での使用では、絶縁性の椅子シートと運転手の衣服によって摩擦静電気が発生し、運転手は降車時に地面に着いた足を通して静電気は無くなるが車には静電気が残ったままになります。そこで降車した後に運転手が車体に触れることによって被災する事となるのです。

解決する方法は運転手が降車時に車内に残した片方の足と、車外の地面に着いた足との間に静電気を流して放電させ、手に集中する被災を無くす事である。

車での利用では下面の放電シートを１種類の設置で利用し、上面の導電マットをファッション性や多様性に合わせ、数種類使い分けた独自の流通を図る事が出来る、又、ホテルや旅館などの宿泊設備ではマットのリネンやレンタル業務でも利用することができる。

車内での静電気除去マットの実施方法を示した説明図である。（実施例１） 室内での静電気除去マットの実施方法を示した説明図である。（実施例２）

符号の説明

１ 導電マット
２ 放電シート
３ 車体アース用配線
４ シガレットライター端子への配線
５ 放電用アース線
６ ドア枠
７ ドア取っ手

Claims (4)

1. 静電気人体被災を防止する目的で、導電性の床敷きマットと車体やドア枠等に放電させるためにアースされた放電シートを、互いに接する状態の２重構造で使用することを特徴とした、静電気被災防止マット。
2. 静電気被災防止マットの材質を金属や導電性繊維などを使用せず、導電フィルムや導電テープ、導電ピンなどを取り付けて使用する事を特徴とした、請求項１の静電気被災防止マット。
3. 請求項１の２重構造の静電気被災防止マットで、放電させる放電シートの通線を車のシガレットライターのコンセントを利用して車体に結線する事を特徴とした静電気被災防止マット。
4. 請求項１の静電気被災防止を目的に使用することを前提とし、導電性の床敷きマットと放電シートのみの単独提供を行う事を特徴とした導電性の床敷きマット。
   

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