JP3014828U - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JP3014828U
JP3014828U JP1995001802U JP180295U JP3014828U JP 3014828 U JP3014828 U JP 3014828U JP 1995001802 U JP1995001802 U JP 1995001802U JP 180295 U JP180295 U JP 180295U JP 3014828 U JP3014828 U JP 3014828U
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JP
Japan
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inner cylinder
main shaft
seat
coil spring
cylinder
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JP1995001802U
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English (en)
Inventor
喜広 細川
Original Assignee
メーコー工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 座部の高さが所望に調節可能であると同時
に、該座部が水平面内で回転自在でありかつ該座部が常
に正面を向くように付勢された使い勝手のよい椅子を提
供する。 【構成】 中空状の外筒1を鉛直に樹立し、該外筒の上
端開口より該外筒1内に円筒状の内筒3を上下動可能に
挿通し、該外筒1の外側部と該内筒3の外側部とをガス
スプリング6を介して連結し、該ガススプリング6を伸
縮動自在とする操作レバー9を設けると共に、座部30
を支持する主軸15を内筒3中に垂下し、該内筒3の内
部にはコイルバネ22および環状カム12,23とから
なり前記座部30を該コイルバネ22の弾性により常に
正面に向かせる正面復元機構を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、座部の高さが所望に調節可能であると同時に、該座部が水平面内で 回転自在でありかつ該座部が常に正面を向くように付勢されている椅子の構造に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
事務用椅子等において、中空状の支柱内にガススプリングが設けられ、座部下 に設けられたハンドルレバーを操作することにより該ガススプリングを伸縮動自 在として座部の高さをワンタッチで所望に調節できるようにしたものは広く知ら れている。
【0003】 一方、支柱の上端に座部を水平面内で回転自在なるように支持すると共に、該 座部が無負荷時には常に正面を向くようにバネによつて付勢する正面復元機構を 備えた椅子は、例えばパチンコ遊技場におけるパチンコ台前に遊技者がプレイ中 に着座するための椅子として従来から知られている。
【0004】 また、同じくパチンコ遊技場に設置される椅子として、座部を前後にスライド 可能に支持するスライド機構を備えた椅子も知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の椅子では座部の正面復元機構を備え、しかもガススプリング使 用による高さ調節の操作性を向上させようとすると、両機構が干渉し、構成が極 めて複雑となり製作コストが高くなるなどの問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決しようとするもので、中空状の外筒を鉛直に樹立し、 該外周の上端開口より該外筒内に円筒状の内筒を上下動可能に挿通し、該外筒の 外側部と該内筒の外側部とをガススプリングを介して連結し、該ガススプリング を伸縮動自在とする操作レバーを設けると共に、座部を支持する主軸を内筒中に 垂下し、該内筒の内部にはコイルバネおよび環状カムとからなり前記座部を該コ イルバネの弾性により常に正面に向かせる正面復元機構を設けたことを特徴とす る。 また本考案は、上記椅子において、主軸の上端に座部を前後にスライド可能に 支持するスライド機構を設けたことを特徴とする。 さらに本考案は、上記正面復元機構が、内筒の上端部内に環状固定カムを固設 し、座部を支持する主軸を該内筒の上端から該環状固定カム中に貫挿して該内筒 内に垂下させると共に、該主軸を該環状固定カムの上部に設けられたスラスト軸 受により回転自在に支持し、該主軸の下端にバネ受を設けて該主軸に外挿したコ イルバネの下端を該バネ受に受止させ、該コイルバネの上端には該主軸と伴回り し得る環状回転カムを軸方向に摺動可能に設け、該コイルバネの弾性により該環 状回転カムを前記環状固定カムに圧接してなるものであることを特徴とする。
【0007】
【作用】
ガススプリングを外筒と内筒の外側部に設けたので、該ガススプリングに干渉 されずに内筒内に正面復元機構を設けることができる。 スライド機構もガススプリングや正面復元機構に干渉されることなく主軸上端 の座部との連結部分に設けられる。 正面復元機構は内筒内にコイルバネおよび環状カム等のすべての構成部品を収 容できる。
【0008】
【実施例】
次に本考案の実施例を図1〜図6に従い説明する。図中1は床面に固着された 水平な基盤2により鉛直に樹立された中空状の外筒、3は該外筒1の上端開口よ り該外筒1内に上下動可能に挿通された円筒状の内筒である。4は該内筒3の上 下動時の摩擦抵抗を軽減するため該外筒1の上端開口部内に設けられた樹脂製の ブシュである。また、5は該内筒3の上下動可能なる範囲を制限すると共に内筒 3の回転を防ぐため該内筒3の下端部に固着され外筒1の一側壁に形成された長 孔27に遊嵌するストッパピンである。
【0009】 6は外筒1の下部外側に突設された取付金具7により垂直に支持されたガスス プリングで、該ガススプリング6の伸縮ロッド28を内筒3の外側に固設された ブラケット8に係止することにより、該ガススプリング6を介して外筒1と内筒 3とを連結している。なお、9は取付金具7の支軸10に枢着された足踏式の操 作レバーで、該操作レバー9の内端部がガススプリング6のプッシュ釦11に相 対している。
【0010】 しかして、内筒3内には以下に構造を説明する正面復元機構が設けられる。即 ち、内筒3の上端開口内に環状固定カム12をビス13により回転不能に固設し 、該環状固定カム12の上端面にスラスト軸受14を設け、主軸15を該内筒3 の上端から該環状固定カム中に貫挿し、該主軸15の外周に一体に形成された鍔 部16をスラスト軸受14上に支持することにより該主軸15を回転自在に支持 する。なお、環状固定カム12は下面に図5に示したように半周毎に巻方向が異 なる螺旋面からなるカム面12a,12bが形成され両カム面12a,12bの 交点に頂部17および谷部18が形成されたものである。
【0011】 主軸15の略下半分は両側面に切欠面19を形成することにより異形断面状に 形成されている。また、主軸15の下端面にボルト20を螺子止しバネ受21が 固着されている。そして、主軸15に外挿したコイルバネ22の下端を該バネ受 21上に受止させている。
【0012】 23は主軸15の外周に軸方向に摺動可能に設けられた環状回転カムで、該環 状回転カム23には内周面に前記切欠面19に摺接し回転を伝達し得る異形断面 状の透孔24が形成されている。このため該環状回転カム23は該主軸15と伴 回り可能に前記コイルバネ22の上端に支持されている。そして該コイルバネ2 2の弾性により環状回転カム23の上面のカム面23a,23bを前記環状固定 カム12のカム面12a,12bに圧接させている。該カム面23a,23bは カム面12a,12bと同様に半周毎に巻方向を異ならしめた螺旋面からなるも ので、該両カム面23a,23bの交点に頂部25および谷部26が形成されて いる。このため無負荷時にはコイルバネ22の弾性により環状回転カム23の頂 部25は環状固定カム12の谷部18に相対し、谷部26は頂部17に相対して 安定している。
【0013】 次に座部30を主軸15の上端に前後にスライド可能に支持するスライド機構 を説明する。主軸15の上端部31を二股状に形成し、該上端部31に支持体3 2を固設する。支持体32は角筒箱状を呈しその上部両側縁にデルリン等の軽摩 擦係数の合成樹脂からなるシュー33が設けられている。34は下面両側縁に該 シュー33が摺動し得る溝状のレール部38が形成され前後にスライド可能に設 けられた受板である。また、35は一端を該受板34の後縁部に掛止し、他端を 支持体32内に通し該支持体32の前縁に係止することにより、該受板34と支 持体32との間に張設したコイル状の引張バネで、該引張バネ35の弾性により 該受板34を前方に付勢している。そして該受板34上にボルト36により座部 30を固着している。37は座部30に一体的に形成された背凭である。
【0014】 このように構成した椅子では、引張バネ35の弾性により座部30が常に前方 に付勢され、非使用時には該座部30をレール部38に沿って前方にスライドさ せるので、パチンコ遊技場に設置された場合は通路を広く保つことができる。ま た遊技者がパチンコ機に向って着座すれば、その人の体形、或いは好みによって 自由に座部を前後動できる。
【0015】 また、該座部30は主軸15を支点として水平面内で左右いずれにも回転する ことができ、そのとき主軸15の回転に伴ない環状回転カム23が回転するため カム面23a,23bはカム面12a,12bから反力を受け、環状回転カム2 3はコイルバネ22をその弾性に抗して収縮させる。このため外力が無くなるか 、あるいは小さくなってコイルバネ22の弾性ほうが勝てば、カム面23a,2 3bとカム面12a,12bの圧接によって生じる主軸15を回転させようとす るトルクのほうが勝って、座部30を正面向に戻すように働く。このため席を立 とうとして座部30を後向に回転させても、尻が座部30から離れ外力が無くな ればコイルバネ22の弾性により座部30は自然と正面を向くようになる。
【0016】 また、操作レバー9を足で踏みプッシュ釦11を押さえることによりガススプ リング6内の充填ガスの移動が自由となり該ガススプリング6に内蔵されたスプ リングの張力により伸縮ロッド28を伸長させるので、内筒3,座部30を上昇 させる。このため座部30に腰掛けて操作レバー9を踏むことにより体重により 座部30を所望の高さに調節し操作レバー9から足を離すことでその高さが保持 できる。そして、該ガススプリング6中のガスの弾性により座部30に加わる荷 重を緩衝しクッション性,座りごこちを向上させる。
【0017】 一方、図7に示した本考案の別の実施例は、外筒1内と内筒3とを連結してい るガススプリング6の操作レバー9をガススプリング6の上端部に設け、座部3 0に腰掛けた人が操作レバー9を手で操作できるようにしたものであり、その他 の構成は上記実施例と同様である。なお、これら外筒1,内筒3,ガススプリン グ6および受板34,引張バネ35等は外観を保つために必要に応じカバー(図 示せず)により覆われる。
【0018】
【考案の効果】
このように本考案の椅子は座部の正面復元機構を備えると同時に、ガススプリ ングによる座部の高さがワンタッチで自由に調節できるようになるので、特にパ チンコ遊技場等における使い勝手を向上させる有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る椅子の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1の椅子の要部の縦断面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図1の椅子の正面復元機構の分解斜視図。
【図5】環状固定カムのカム面を表わす斜視図。
【図6】図2のB−B線断面図。
【図7】本考案の別の実施例を示す椅子の要部の側面
図。
【符号の説明】
1 外筒 3 内筒 6 ガススプリング 7 取付金具 9 操作レバー 12 環状固定カム 12a,12b カム面 14 スラスト軸受 15 主軸 16 鍔部 19 切欠面 21 バネ受 22 コイルバネ 23 環状回転カム 23a,23b カム面 28 伸縮ロッド 30 座部 32 支持体 33 シュー 34 受板 35 引張バネ 38 レール部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状の外筒を鉛直に樹立し、該外筒の
    上端開口より該外筒内に円筒状の内筒を上下動可能に挿
    通し、該外筒の外側部と該内筒の外側部とをガススプリ
    ングを介して連結し、該ガススプリングを伸縮動自在と
    する操作レバーを設けると共に、座部を支持する主軸を
    内筒中に垂下し、該内筒の内部にはコイルバネおよび環
    状カムとからなり前記座部を該コイルバネの弾性により
    常に正面に向かせる正面復元機構を設けてなることを特
    徴とする椅子。
  2. 【請求項2】 主軸の上端に座部を前後にスライド可能
    に支持するスライド機構を設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の椅子。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の正面復元機構は、内筒
    の上端部内に環状固定カムを固設し、座部を支持する主
    軸を該内筒の上端から該環状固定カム中に貫挿して該内
    筒内に垂下させると共に、該主軸を該環状固定カムの上
    部に設けられたスラスト軸受により回転自在に支持し、
    該主軸の下端にバネ受を設けて該主軸に外挿したコイル
    バネの下端を該バネ受に受止させ、該コイルバネの上端
    には該主軸と伴回りし得る環状回転カムを軸方向に摺動
    可能に設け、該コイルバネの弾性により該環状回転カム
    を前記環状固定カムに圧接してなるものであることを特
    徴とする椅子。
JP1995001802U 1995-02-16 1995-02-16 椅 子 Expired - Lifetime JP3014828U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101386853B1 (ko) * 2011-11-22 2014-04-17 내쇼날씨엔디 주식회사 장애인용 관람석 의자
CN106426093A (zh) * 2016-10-14 2017-02-22 哈尔滨工业大学 基于空间凸轮的紧凑型扭转复位机构
JP2020178826A (ja) * 2019-04-24 2020-11-05 タカノ株式会社 作業用昇降椅子

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CN106426093B (zh) * 2016-10-14 2020-01-14 哈尔滨工业大学 基于空间凸轮的紧凑型扭转复位机构
JP2020178826A (ja) * 2019-04-24 2020-11-05 タカノ株式会社 作業用昇降椅子
JP7233293B2 (ja) 2019-04-24 2023-03-06 タカノ株式会社 作業用昇降椅子

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